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妻の購入した、
DS3カブリオレ（イネス・ド・ラ・フレサンジュ)の乗った感じレポートです。
アバルト595Cからの乗り換えなので、
どうしてもアバルトと比べてしまいます。
本来は比べる車ではないのですが・・・
また、
同じエンジン（PureTech1.2L)のNA版を乗せていて
以前所有していたカクタスも比べてしまいますね。
（DS3は同エンジンのターボ版）
というわけで
所有し理解している車間での僕なりの比較感想です。

実はアバルト１５９と比べて、めっちゃトロイかと心配していました。
しかし、そんなことはありませんでした。
街乗り（60 キロ以下）では、
アバルト595のノーマルモードよりはレスポンスは良く、きびきび走ります。
ターボの存在を問い意味で感じさせない。
低回転でのトルクが十分にあり驚きです。
さすがインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2015（1.0-1.4リッター部門）を受賞したエンジンだけの事はあります。


とは言っても、595のスポーツモードのような迫力はありません。
でも買い物の足としては結構楽しいので安心しました。
まあ排気音は静かで物足りないのですが、それを求めてはいけない車でしょう。
なのに夏のエアコンのファンの音はかなりうるさいです（笑）。

この辺の味付けに関しては、
スポーツを売り物のアバルト595と比較ではなく
フィアット５００と比較すべきでしょうが、
素人の僕には
所有して長く乗った車としか比較できませんのでご勘弁ください。

（サーキットトを走る595C。DS3イネスカブリオはこういうことをする車ではありませんね）

ブレーキはおそらく柔らかいパッドなので、
走り初めからカツンとよく効きます。
総じて買い物中心の街乗り車としては楽しさ十分です。
反面、トランクは595Cより容量は大きいのに開口部が小さく
かなり使い勝手は悪いですね。

アバルト595に比べひと回り大きく、後部座席は３人座れますし、
屋根の開口面積は明らかに大きい。
しかし、速度を上げた時の風の巻き込みは595Cより、かなりうまく制御されています。高速道路の動力性能もストレスなく走れます。

(屋根を開けたDs3カブリオレ）

同じエンジン、プラットフォームのNAバージョンだったカクタスは高速での加速性能に不安がありましたが、そういったストレスは感じません。
また妻にとってはETG５よりはアイシン６速の方が安心して乗れそうです。
カクタス売却の理由は、突然のエンストや坂道発進などのストレスでしたから、それがないだけでホットします。

（シトロエン　カクタス）

ダッシュボードのデザインは個性的なカクタスと違って一般的です。
ただ、ピアノブラックの多用や鮮やかなオレンジ塗装の質感などで全体的には十分な個性を発揮しています。

皮のシートの質感はこのクラスとしては良く、座り心地もサスの設定と相まって長距離でも疲れにくいヨーロッパ車の良さを持っています。
ただ面白いことに、スポーツ車のアバルト595cの革シートよりDS3のシートの方がサイドのサポートがしっかりしています。
このあたりは、アバルトの横滑りしやすいシートをフィアットが改善すべきと思いますが・・。

（DS3イネスカブリオのダッシュボード）

サスはハンドル初期応答は良くてスッと鼻先が入ります。
ただ切り込んでいくとFF独特のアンダーがでます。
パワステの重さは595に比べるとかなり軽く、低速でも片手で回せます。

カクタスの方がNAでさらにフロントが軽いだけあって鼻先の軽さを感じさせてくれました。なによりカクタスは同時所有のNDロードスターと比較しても引けを取らない回頭性でしたので・・

路地ではアバルトより圧倒的に小回りが効きますから、狭い道では曲がりやすい。
というより、595は小さいのに小回りがきかなすぎでした（笑）。

（アバルト595c)

直進安定性は良く、乗り心地もスムーズで小ささを感じません。
一方で、路面の段差の突き上げはしっかりきます。
収まりは早いですが、乗り手によっては気になるでしょう。
スポーツ車を乗り継いでいる私たちには、ただただ優しく感じますが・・


ということで、初期感想でした。

しかし率直に言えば、私が書いたこんなことはどうでも良く、
車のデザインや色使いからくるオシャレな感じが、
この車の価値の全て・・
そう思わせてくれる楽しさを持った車と言えるでしょう。

そんなことで、はじめに書いておかないと解らなくなりそうなので、
メモがわりに書きました。

あーだこーだ思いながら車に乗っていると、
どんな車でも楽しいと感じるこの頃です。