飲酒天国？

昨年夏に福岡市の元職員が飲酒運転で子供を3人殺した事件のニュースをやっていたのだけど・・・なんか、司法がおかしな事になってますよ？

検察側は危険運転致死傷と道交法違反(ひき逃げ)で、懲役25年を求刑していたのだけど、福岡地裁は検察に、業務上過失致死傷(前方不注視)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪を予備的訴因として追加するよう命じたらしい。

これはどういうことかを弁護士が解説していたのだけれど、今回の裁判では危険運転致死傷が適用されない可能性が高く、業務上過失致死という罪を付けておかないと、道交法違反しか付かないみたいなことを言っていた。

で、何故に危険運転致死傷が適用されないかというと、実際に摂取した酒量が多かろうが泥酔状態ではなく、呼気を検査した時に酒気帯び程度のアルコール濃度だったからみたい。

加害者の当日呑んだ内容がフリップに書いてあったけど、焼酎をロックで9杯のほか、ソレナリに飲んでたよ～

もしも本当に適用されない場合、言い換えれば司法は「大量にアルコールを摂取してようが、まずは逃げて後で出頭し、そこで酒気帯び程度のアルコール濃度で泥酔状態でなければ、危険運転致死傷にはならない。」と言う判断をした事になるんだろうか？

コレがまかり通ると、自分はソレナリに酒飲んでも殆ど言動は変わらないし、仮に飲酒運転して人を殺してしまっても、まずは逃げて後で出頭すれば、危険運転致死傷ではなく、業務上過失致死傷なんだね。

被害者はやり切れんわな。つぅか、危険運転致死傷を作った意味無いじゃん。苦笑