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イイね!
2020年07月26日

サニー フェラーリ250LM 1965(5)

先にお伝えしておきます。


いろいろあって、最近は良くも悪くもプラモデルの進みがいいです。今週もアイデアがどんどんカタチになって行くため、出来栄えは置いておいてお腹いっぱいな内容となっておりまして。いつになく長編です。

あまりご興味のない方はみん友さんと言ってもぜんぜんスルーして頂いてオッケーですので、王子の話も同じなんですけれど、そのあたりは緩く長くお付き合い頂けたら嬉しいかぎりです。


では・・・いってみましょう。






見ての通りで実車との比較。

そもそも58年式FR駆動の250テスタロッサから拝借したエンジンを65年式のミッドシップの250LMに載せようというわけなので、ミッションケース以降の一式ぜんぜん違う。ぜんぜん違う。






まずはミッションケース。プラ板箱組には無理があった。

やむを得ず、Φ5のプラ棒を買ってきて大雑把な雰囲気を出すことには成功した。しかしなんだろうこのモヤモヤ。定額給付金で懐が暖かいとはいえ、たった10cmしか使わなかった残り30cm×5本のプラ棒は一生かかっても使いきれないであろう。




鋳物のリブも造作。

雰囲気重視で0.3mmプラ板を細切りにしてそれらしく貼っていく。あまりにも細いため曲げながらクレオスの流し込みセメントSを流した瞬間に溶けて折れるとはクレオスの溶解力恐るべし。

試しにタミヤの流し込みセメントを使ったところ30秒押さえていても接着しなくて断念。タミヤ流し込み・・・この先使う気がしない。






続いてエンドプレート。

それっぽくケガいて切り抜いたプレートに、これまた新規購入、一生使いきれない量のΦ3のプラ棒から1mmだけスライスしたものを貼っただけ。こちらも放射線状にリブを這わしたり、ボルト再現用にひたすら孔開けしたり。




出来上がったミッションケースがこちら。

拡大して見たら接着剤のカタマリで、遠目に見ても直行・直角・シンメトリックなどデッサンは狂いまくっているわけだけど、執事は一人で感動中。定額給付金の化身であるところのリューターとか、プラ板専用カッターとか、神仏の加護(という名の素晴らしき道具)があれば不器用な執事でもこんなものが作れるなんて嬉しすぎる。






この勢いに乗らない手はない。

お次はリヤのインボードブレーキ一式の造作。だいたい切り出したプラ板をリューターにかましてひたすら円盤を量産する。あとはこちらも雰囲気重視で重ねてしまえばディスクの出来上がりである。

ディスクブレーキなんてジャンクの部品から拝借すればいいと思っていたのだけれど、65年当時の小径でペラペラのディスクブレーキが全然なくて、ここに至る。






悩んだのがキャリパーの鋳物。

これまた独特な形状で拝借も難しく、張り合わせで作ってもバランス良いものが2個作れる自信が無かったので、ヒートプレスしたU字ものから削って再現してみた。






さらに造形を追加した結果がこちら。

U字の鋳物だけでもキャリパーにしか見えないので、それはそれで良いのだけれど、ミッションケースが凝り過ぎた対比で寂しい。少ない実車写真を見ながら油圧ピストンなんだろう部分をそれっぽく再現。

正直な話、この時点でお腹いっぱいになった。95年以降の金型のタミヤが作りたい。今すぐ。




今週最後はこちら。

フィラーキャップをハメたら干渉してカウルが閉じない問題。脳内CAD上では完ぺきだったはず。試しにスペーサーを外してみたらカウルが閉じた。ほらね、計算・・・どおり?

いや閉じたは良いが、無理やり閉じたので今度は開かなくなった。知恵の輪となったカウルを前にしばし途方に暮れる。






ちなみにこの燃タン。

15.00mmを狙って作ったものが、右が14.90mmで、左が15.05mmという出来栄え。プラモデルなんで±0.1mmは誤差で。スケール換算すると誤差0.2mmは実車で4.8mm相当。執事的には、まあいいんじゃないか?という良い出来だった。




それでも干渉は困る。

ざっくり1mmほど燃タンを薄くして干渉をかわす作戦を敢行。この1mmというのは、クレオスの細切りマスキングテープを貼ってネームペンで黒く塗ってはがせばあっという間にガイド線。執事の工作は基本1mm単位である。




上手く干渉をかわしてみせた。

フィラーキャップがずいぶんと奥まってしまったけれど、気にしてはいけない。エンジンカウル側を薄くすればいいなどという無謀な事をすれば絶対割れるに決まっているんだから。

それにしても燃タンの1mmダウンは想像以上に干渉回避に貢献した。




それならばと。

ちょうどフィラーキャップ外径が6.5mmくらい。ネームペンのオシリが7.5mmくらい。ということでヒートプレスしてお皿を作ってみた。




排水ドレンのできあがり。

250LMのエンジンルームを開けるなら一番目に付くのが燃タンだと。その燃タンの造形にこだわるならこのお皿は外せないアイテムなのだ。なんとかイメージしたカタチになってちょっと幸せである。



さて。ここまで読んで頂いた方には感謝を。来週もこんなペースで作れているかはわからないけれど、お付き合い頂ければ嬉しいかぎりである。
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Posted at 2020/07/26 16:56:43

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この記事へのコメント

2020年7月27日 12:01
ブラボー👏
さすが、イイ仕事です😍
コメントへの返答
2020年7月27日 13:47
ゆーじ改さま、ありがとうございます^^

まだまだやらなくちゃいけない事が山積みですが、峠はあと二つ、カウルの分断とワイヤーホイールです。

やるだけやってみます^^
2020年7月27日 21:41
こんばんは。
すごい工作力に脱帽です‼
テクニックを参考にしたいのでお邪魔させていただきますm(__)m
完成が楽しみです(^^♪
コメントへの返答
2020年7月28日 7:03
ラノッテくりおさま、ありがとうございます^^

わたしのも先人たちの見様見真似ですので、お役に立てば幸いです^^ わたしの場合は技術というより道具の勝利ですが^^;

でわまた^^

プロフィール

「3歳と7歳の記念写真。 http://cvw.jp/b/2076566/42939213/
何シテル?   06/09 00:03
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