今年も親戚行脚の季節がやってきた。
昨年は嫁の母方の親戚に伺った年末。ことしは嫁の父方の親戚も合わせて一気に三重県3か所を回る親戚行脚の旅を計画。この作戦には嫁のご両親も賛同されたのでみんなで行こうという話で盛り上がった。
去年行った鈴鹿では、王子と同世代、姫にとっては同性のお姉さま(当時7歳)との楽しいひと時が話題となったが、今年はさらに松坂まで足を運ぶわけだ。作戦立案当初から王子と執事は粛々と髪をのばし始めるのだった。
本作戦のキモ。
スペイドに王子と姫、そして大人4人が乗ることは物理的にも法律上も難しいため、ここはジャパンレンタカーの力を借りることに。
さっそく1軒目。
嫁からしたら叔母に当たる方の嫁ぎ先におじゃました。ボケ老人の役を見事に演じる叔父さんと、おやつで餌付けされる王子のシュールなツーショット。
ここの家の長子は自衛官。前に来た時は西の方に赴任と聞いていた。今は東の方に移動になったそうな。その昔は北だったと聞く。さすがお国に仕えし者だけあって勤務地は”日本”である。ちなみに赴任地の地名は国防戦略上の機密、このブログでは言えない。
つづいて2軒目。
ここに来るのは王子1歳のファーストカット以来なので4年ぶりか。そう、父方の本家は床屋さんなのである。現在は嫁と同世代の若頭が家を継ぎ、なかなかオシャレな店構えとなっている。
ちなみに1件目の叔母さんの嫁ぎ先も床屋さん。こちらは後継者も居ないので昭和のままだった。
サクサク刈られる王子。
若頭のプロのバリカン捌きを目の前で鑑賞するという特等席を得た執事は感動しきりである。いっぽうの王子はというと、いつもなら動き回ってたいへんなのだが今回はおとなしく刈られている。同じDNAを持つ者同士で共感しているのか?
王子のリニューアル完了。
元がいい王子なので坊ちゃん風ツーブロックも良くお似合いで。
つづいて執事の部。
礼儀としていちおうお断りはしたものの、この日のためのジョンジョンに伸びまくったベートーベン状態の髪型は言葉には出さなくてもカットしてしてオーラを伝えてしまったようで、あ・うんの呼吸でシャンプーがはじまった。
執事のリニューアルも完了。
さすがの完成度だ。来週から事務所のお姉さま方にモテまくりの予感にニヤニヤが止まらない執事と、サルをヒトに進化させることに成功してご満悦の若頭。
それにしても今日もオシャレで素敵な若頭だが、来るたびに見た目が芸術家風に変遷、いよいよ彫刻家の様になってきたな。
そのころ姫は金魚に夢中だった。
せっかくだから姫のファーストカットもお願いしませんか?と嫁に問うてみてもリアクションが薄い。姫の薄毛がもう少し高密度になるまではカットしたくないというのがオンナゴコロというものだよ、とは芸術家のフォローである。なるほど。
そんなこんなで松坂の、嫁の父方関係の親戚巡りは終了。どこも親世代は高齢だが、みな元気そうでなによりである。そして忙しい中で暖かく迎えて頂き本当にありがたい。
寄り道。
松坂といえば和田金※だ。嫁のご両親が寄るというので次の鈴鹿にお土産かな?と思ったら違って、うちの分やら嫁の姉一家(肉王子3兄弟のところ)の分やらを買ってもらった。突然だったのでわりと驚き真剣に断ってみたものの、”和田金のうし肉”の響きに折れる執事。お義父さんありがとう。
カウンターの奥の調理場を覗く。
一日中肉を切り分けるおじさんはさすがに見飽きているのだろうけれど、王子と執事は美味そうなうし肉にクギ付けだ。
だいぶ遅くなったが3軒目は鈴鹿である。
1年ぶり、お姉さま(現在8歳)との再会をよろこぶ姫。なにやらアンパンマンの本を頂いたようだ。王子にも新幹線の本を頂いたので、お姉さま(現在8歳)には美味しいチョコの粒が入ったクマさんをプレゼントした。
わたし妹が欲しかったと突然カミングアウトするお姉さま(現在8歳)に、なら一緒に帰る?といじわるな質問をしてしまう執事。楽しそうな二人を見ているとちょくちょく来たいなと思う執事なのだった。
すっかり遅くなって鈴鹿では海の幸を御馳走になって帰路についた。何度も言うが、たまにしか顔を出さない我々を暖かく迎えてくれるのが嬉しい1日となった。
そして本日のクルマ評。朝9時に借りたアルファードは、ほぼ計画通りに夜の8時には返却し作戦は無事終了した。重い車体を軽く引っ張るパワーと、10.5km/Lの燃費はロードスターより良く走るいいクルマだった。もちろん静かでスムース、3列目に座った王子と嫁の父上も不満無しとのこと。
将来の王子の御用車候補か?、とも考えてしまう。ガクブルするスペイド。しかし冷静に考るに年に1、2度の大家族移動のために、巨大なワンボックスを日々の買い物から病院通いなどに取り回すのは現実的でないな。我が家には王子のかぼちゃ(スペイド)が合うという結論に至った。
最後は走行距離2万キロちょいで売られずに済んで、ガレージでホッとするスペイドなのであった。
※和田金は松坂牛を食わせる美味いお店。お座敷で食べることも、今回の様に買って帰ることもできる。観光バスでやってくるほど有名で、スタッフ一同でのお出迎えやお見送りは旅館の様。とうぜんベリーエクスペンシブ。
Posted at 2018/11/11 00:17:31 | |
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