王子のひつじのブログ一覧

年の初めは遊園地に行こう。


２０１９年がはじまった。今年は日本の年号も変わるという、いよいよ王子と姫の公務も忙しくなっていくだろう。そんなわけで今年最初の公務は東山公園の遊園地の視察である。




快晴だ。

混雑が苦手な執事の強い意向で、９時開園の１５分前には駐車場に到着した。開園までの短い時間にもガラスキの駐車場の広さやアスファルトの状態チェックに余念がない王子。さすがだ。




そして開園。アフリカゾウの尻の乾燥具合をチェックする王子と姫。

今回の主たる目的は遊園地の安全性を王子と姫が自ら遊具で遊ぶことによって確認することである。しかしながら動物園は９時開園だが、遊園地は１０時からということが現地で発覚。執事痛恨のリサーチミスである。

気持ちを切り替え、公立動物園のいきものたちの健康状態を先に確認することになった。




カバの口腔ケアに。




おさるの食欲チェック。




アジアゾウの鼻の具合はいいかな？




ペンギンの水槽の温度は？




キリンのエサの高さも丁度良いようだ。

動物たちはどうやら健康そうだ。王子と姫もホッとひと安心である。




もうすぐ１０時だ。

まだ時間が早いこともあって売店はどこもスキスキである。このチャンスを逃すまいと動いたのはもちろん嫁。ご希望どおりドーナツがゲットされるのだった。さあそれでは遊園地に行きましょう。




最初は観覧車だ。

執事が警備や効率を考えて事前に計画していた順路は、姫の”かんらんしゃー、かんらんしゃー”のひと声によって覆される。デフォルトだ。




はなよりだんご。景色よりドーナツな王子。




はなよりだんご。景色よりおせんべいな姫。

執事の計画はすでに崩壊しているが、少しの時間休憩ができて良かったのかもしれない。あとで気づいたが観覧車内は飲食禁止だったようで、以後気を付けよう。




みつばちマーヤに乗って飛ぶ王子。

上下動のたびにガッコンガッコンいう、なかなかスリリングな遊具である。となりの王子は安全性チェックのためか手放しで振動を体感しているご様子だが、執事は酔いそうで必死に景色の１点を見つめていた。




アンパンマン列車に御搭乗。

これは予定外だが、もちろん姫のご要望。執事の視察計画など、もはやあって無きがごとしである。




人生初のジェットコースターに挑む。

身長年齢制限のある大きなジェットコースターには乗れないため、こじんまりした方に乗ったはいいが、これはこれで意外とスリルがあって楽しい。終始ご満悦な王子と姫は、若干視察を忘れ気味ではしゃぐ。




クールダウンのため蒸気列車で周遊。

どうやら遊園地の安全性はじゅうぶん確保されている様だ。これからもたくさんの子供たちを笑顔にしてくれるであろう、この東山公園の遊園地を誇らしく眺める王子と姫なのであった。


さあ帰ってお昼にしましょうか？王子？姫？




初代ロードスターを流す姫。




トリコロールカラーのワークスＮＳ５００で風を切る王子。


今年最初の公務を終えて気が緩んだのか、おふたりして遠いところに旅立たれてしまった。とくに姫がこの運転してる感を味わえる遊具にドはまりして、なかなか帰ってこない。しまいには大の字で泣きわめく始末である。

よく言えば成長したなぁ、と呑気に実感しつつも、お昼の時間が遅くなるなぁと現実的なことを思う執事であった。