
今回もZのブログでない点はご容赦を。
通勤で日々スバル車(R2)を乗り回す日々。
「せっかくだからボクサーにAWDでアイサイトな、現代スバル色強めなクルマに乗ってみたい」と思っていたところ、ニッポンレンタカーさんには現行レヴォーグの貸出車がある事を知る。
というわけで丸一日借りてみた。
今回は出来るだけレヴォーグを味わいたかったので、ハイウェイと峠道を織り混ぜながら特に観光もせずに進んでいく。
まずは上信越道を佐久まで、そこから無料高速道路を佐久穂方面へ。

ドライブインで小休憩、後ろに綺麗なNSX。
この時点でオートクルーズとレーンキープアシストを体感。
自然な加減速は勿論のこと、車線保持機能の精緻さに舌を巻く。
舵取りに、もはや腕の力が不要とは…
(腕はステアリングに置いておかないと、ちゃんと叱られる)
どのくらい頼れるのか不明なところもあり、ちょっと緊張しながら機能を使ってみたが大したもの。
高速を下り、広域農道〜長野メルヘン街道に入りドライブインにて休憩。
グレードはGT-EXか?
ベースモデルのアイサイトX搭載版。

予報とは裏腹の陽気。
ブルーベリーソフトが美味かった😋

素晴らしい景色と、なぜか埋まって顔の削られた石像。
不気味である。

標準装備の歩行者保護用エアバッグ

先代とガラリと変わった目つき。
凛々しさと新しさが相まって好み。
ここで一つ発見、インテリキーの解錠が独特なのだ。
普通のインテリキーはドアハンドルの一点を触ることで施錠解錠を行う。
レヴォーグは施錠は同じ「点」操作だが、解錠は「ドアハンドルの裏に指をかざす(ドア開操作)」で行う。これは独特で面白かった。
メルヘン街道からビーナスラインへ抜ける道中でちょっとした展望台に立ち寄る。
遠目に見える中央アルプスか?まだ雪が残る。

標高もあり肌寒いくらい(15℃くらい)

そこそこタイトなカーブの続く峠道、AWDの恐ろしいほどのド安定感。これはFRでは味わえない…
全く姿勢も乱れることなく、スイスイとコーナーをいなしていく…
1.8Lターボもスムーズに吹け、CVTも違和感のない制御。この変速のスムーズさはR2に通じるものがある。

白樺湖を横目に引き続きビーナスライン。
軽井沢での全国ミーティングの前日だったらしく、一生分ロードスターを見かけた気分だ。
オープンで走るにもいい気候。

このままビーナスラインを下り、諏訪まで抜ける。
諏訪湖を眺めながら一旦岡谷まで下道。

長野自動車道みどり湖SAで昼食。
こちら名物の「山賊焼きとそばセット」。
私の知ってる山賊焼と違う…揚がってる…
なんでも「山賊はものを取り上げる」事からもじって鳥を揚げているらしい(※一説)
ニンニク醤油の効いた美味い唐揚げでした。
アイサイトにも慣れてきたところで、長野道ではレーンチェンジアシストを使ってみる。
水どうの藤村Dのレビューでは、ウィンカーレバー操作のみで、クルマが勝手に車線変更をしてくれると聞いていたが…
おお、マジで車線変更してくれている。安全のためゆっくり目だが、他社の通行を妨げないレベルにスムーズ。
一回だけ、ガードレールかオレンジポールに敏感に反応したのか中断したが基本的に問題なく動作していた。
ちなみに…一瞬視線が横を向いたときに、「ちゃんと前見て運転してください」とクルマからお叱りを受けた。面目ない。
今のアイサイト、ドライバーの顔も認識しているのである…それどころか信号の色まで見て、「信号変わったぞ進め」と教えてくれる始末。
………大したもんだ。
さて、善光寺にでも寄ろうかと長野で下りて向かうも…市街の時点でトンデモナイ混雑。
この時午後3時頃、返却時間に間に合わなくなってしまうので、早々に諦めて川中島古戦場を少し歩く。

「戦国無双」で暴れ回ったなあ…
ここからは帰路。全部下道で帰ってみる。
上田、真田を抜けながら一路軽井沢方面へ。
道中は真田氏の資料館など関連施設が多かった。
時間を作って改めて見にきてみたいところ。
軽井沢からはお馴染みなので、R18を群馬方面へ進みながらついでにめがね橋付近へ。
少しだけアグレッシブにワインディングを楽しんでみる。

Sモードにパドルシフトで少し回転を引っ張るも、エンジンが静粛なので穏やかに坂を上っていく。

エンブレはCVTの特性もあり弱め。
また静粛性と振動のなさから、気付けばそこそこスピードに乗ってしまうという危うさも(笑

荷室はワゴンということもあり積載性◎

レヴォーグの剛性の強さを物語っている1ポイント。
リヤドアのアンカーのゴツさといったら…
峠道でも軋みガタツキ一切しないわけだ。

アイコン的コの字ランプ

エッジが多くもうるさすぎず、完成度の高いデザインだと思う。

それから天井が高い(というか思ったよりシートポジションが低い)
しかしアイポイントの低さが気になるかといえばそうでもなく。ピラーの太さなど水平視界の確保が配慮されていると感じた。

大きなタッチパネルの目立つインテリア。
質は…うん、ココは普通!
ただステアリングの作り込みはなかなかで、太めなグリップも馴染めば安定の操作感。

結局10時間近く?400km超を走行。
スバルのGT系って何となくカタい乗り味をイメージしていたが、凄くしなやかな作り。
身近なレガシィ乗りの評判として「こんなに疲れないクルマはない」という声をよく聞いていたが誇張ではなかったらしい。
緊張はともかく、身体が疲れた感が皆無。
時間さえあれば本当にどこへでも行けてしまいそう。
とても良いクルマだった。
(終始助手席で大人しく付き合ってくれた奥サマに感謝🙏)
これまで使ったことのある安全機能といえば加減速のみのアダプティブクルーズコントロールくらいだったので、さらにひと世代先の先進安全機能に触れられて良い経験だった。
この制御の出来の良さ、もっとアピールしても良いんじゃないだろうか…
(渋滞時アシスト機能もあるようだが今回は渋滞に遭遇せず使い所がなかった。「渋滞に遭いたい!」と思ったのは初めてである…)
以上、長文試乗記でした。
いやレヴォーグ欲しいなこれ、正直ベタ褒めになってしまう。STIも試乗してみようっと。