• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

キューブコロコロのブログ一覧

2017年11月13日 イイね!

名?迷列車 ?・・豊橋鉄道(元・名鉄)7300系

名?迷列車 ?・・豊橋鉄道(元・名鉄)7300系えー、
最近雨が降るごとに、
季節が確実に冬に向かっている今日この頃、
皆さん如何お過ごしでしょうか?



さて、久々の記事ですが、クルマのブログのくせに、
またも鉄道ネタですが、今回は、知る人ぞ知る、
鉄道車両のお話です。

みん友さんの方で以前記事を掲載されていまして、
別のみん友さんからもお話を聞いていた車両で、

大阪府・河内長野市のとある場所に置かれている鉄道車両です。

その車両は・・・




豊橋鉄道に在籍していた、元・豊橋鉄道7300系です。

在籍時は2両編成で組まれていた11編成目の車両で、
モ・7311号車と思われます。

この車両は元々、名鉄7300系という車両です。

ウィキペさんの抜粋ですが、名鉄7300系は、1971年に製造された車両で
下回りはそれまで在籍していた旧型車の
名鉄3800系、800系の足回り等、機器を流用、
しかしながら車体は名鉄7000系・パノラマ・カーとほぼ同格・同デザインの車体で、
展望車ではなかったものの、2ドア、固定窓、空調完備、オール転換クロスシートを完備。

吊り掛け駆動の旧型台車に、カルダン駆動の特急車と同じ車体を搭載するという
珍しい車両だったようで、南海の車両や近鉄の車両に少数ながら
よく似たものがあったようですが、

空調完備、固定窓、オールクロスのシートなど、
完全特急車体に吊り掛け駆動車になっていたのは、この名鉄7300系と、

近鉄の橿原、京都線用の特急としてデビューした、近鉄18000系


●近鉄18000系

だけというかなり希少な車両だったそうです。

ただ、特急用に製作されたものの、
7300系の顔つきがパノラマカーではなく切妻顔であったことや
装飾も7000系よりも劣ることから「パノラマもどき」、
「吊り掛けパノラマ」などと揶揄されることもあったそうです。

1997年、名鉄の子会社の豊橋鉄道の渥美線の電圧が1500Vに昇圧されたのを機に、
渥美線では車両の置き換えが生じ、
名鉄では7000系や7700系等の後継の高性能車の増備も進んでいたこともあって
活躍の場を失いかけていた7300系に白羽の矢が立ち、
予備2両を残して全車が豊橋鉄道に移籍します。

ここで、豊橋鉄道・渥美線に在籍していたそれまでの600V対応の車両の中に
カルダン駆動の車両もあって、
それが旧型の吊り掛け駆動の7300系に置き換えられるという珍現象が起きました。

しかし、7300系で置き換えなくてはならなかった理由の一つが
車両の冷房化という事もあったようです。

渥美線の車両は7300系の置き換えで全車冷房車、
固定窓のオール転クロシート車になり、
これまでの15分間隔から12分間隔での増発運転も期待されていましたが、
思わぬ誤算が起きました。

7300系は元々特急運用のための高速運転向けの吊り掛け車両で、
起動加速度が遅い上に、
片開き2ドア、転クロシートが災いしてラッシュ時には乗降に手間取ることもあって
遅延が多発し、結局、元の15分間隔の運転に戻されることになってしまいました。

結果、わずか3年で運用を離脱、全車が2002年に廃車になってしまいました。

この時、大井川鉄道が7300系の1編成を要望していたそうで、
大井川鉄道に譲渡される流れにもなりましたが、
諸事情の都合で結局それは叶いませんでした。

その7300系の代わりに大井川鉄道が投入したのが、
私の地元を走る、近鉄南大阪・吉野線を走る特急、

16000系の第3編成だったといわれています。


●近鉄16000系

豊橋鉄道は、7300系全車をなんと無償で譲渡するという大盤振る舞いで
希望者を募ったとか。

そのうちの1両がこの河内長野市にある、
元豊橋鉄道(名鉄)・モ7311号車なのかもしれません。

以前は何かに載せられ、結構高い所に展示されていましたが、
今は下に降ろされています。

傍には、ネット情報ではハンガリー製と思われる
外国製のSLもありました。

余談ですが、静態保存されている場所のすぐ近くには、南海高野線が走っています。


Posted at 2017/11/13 18:18:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道車両 | 趣味
2016年01月12日 イイね!

さらば、国鉄型381系特急型電車・・日本初の振り子式電車

さらば、国鉄型381系特急型電車・・日本初の振り子式電車皆さん、こんにちは!










正月も明け、普段の日常に戻った中、
いつも正月ボケな私ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?


さて、去年の10月30日を以って、
京阪神地区から、ある特急車両が姿を消しました。

それが、国鉄381系直流電車です。


●国鉄381系電車
 (画像は381系通勤ライナー「はんわライナー」:2011年3月廃止)

この381系電車は、振り子式機構を備えた車両です。
ウィキペさんと被る所もありますが、
381系の歴史を・・

日本の山岳地帯の鉄道がカーブの多い線形を余儀なくされていた中で、
当時の国鉄が都市圏から山岳地帯の交通輸送でスピードアップが図れず
バスなどの交通手段に対向するために、

当時非電化区間だった山岳地帯を電化区間に改良していく中で
カーブの多い山岳地帯をスピードを落とさずに高速通過できる車両の開発を検討し、
カーブを曲がるとき、カーブの遠心力に対して反対側に車体を傾ける事で
遠心力を軽減して高速通過を実現できる自然振り子式の車両を投入することを
決定しました。

自然振子式とは、車体内側と台車の両脇の間に「コロ」と言われる装置を装着することで、
カーブにさしかかると車体の傾斜に応じて
カーブの内側に車体が台車以上に傾斜するというもので
遠心力の影響を軽減するものです。

1970年、交直流の両電源に対応した、自然振子式機構を備えた
試験車両「591系」を試験投入し、日本各地の山岳地帯で、
走行試験を重ねました。

そのデータをもとに開発されたのが381系です。

外観こそ、当時の国鉄型特急電車のデザインを世襲していたものの、
他の設備などが当時の国鉄車両の様に
共通設計、部品の共通化が出来ない部分が殆どで
車両の低重心化のため、
設備配置、下回り、車体などを全く最初から設計するというてのかかりよう、
ボディも軽量化の為にアルミ合金が採用されていて、高価格な車両でした。
車体の傾斜角ですが、最大で5度とされました。

車体はアルミながら塗装は当時の特急色に合わせた塗装がされていました。

車体は通常の車両よりも傾斜をつけてカーブを曲がる為、
鉄道法規で定められている車両限界に抵触しないように
車体の下方部分が通常の車両よりもかなり絞られており、
正面から見ると、車体が少し台形のようになっているのも特徴です。


●国鉄型485系改JR西日本183系特急電車
 (国鉄型特急電車の一般的スタイル)


●国鉄型381系特急電車


1972年に落成し、1973年に、当時中央西線の電化に合わせて走行区間が電化された
名古屋~長野(内1往復は名古屋経由大阪発着)を結ぶ特急「しなの」
381系0番台が営業運転に投入されました。

結果それまで気動車運用だった「しなの」よりもスピードアップが実現できた反面、
思わぬ弊害が生じてしまいました。

それは、

自然振子式構造特有の現象ですが、カーブに差し掛かると、
徐々に車体が傾き始めますが、ある程度傾斜角度を超えると
車体がコロの作用で急に設定されていた最大の傾斜角度まで傾き始め、

不自然な揺れが生じ、また、その時の走行方向に対する縦方向への荷重が乗客に加わる為
列車酔いを誘発する事態が多発してしまったそうです。

乗客のみならず、運転士も列車酔いに見舞われたため、
常に酔い止めを常備し、

乗客に対しても車掌が酔い止めを常備し、
後にはバスや飛行機では当たり前のエチケット袋までが
鉄道車両では唯一座席に用意されるという前代未聞の事態がおこってしまいました。

さて、いろいろあったこの381系ですが、特急「しなの」に投入されたのが、
併結などを考慮し当時の国鉄型特急に装備されていた、
全面貫通扉を装着していた381系0番台という車両でした。

その後1978年、紀勢本線の和歌山~新宮間が電化したのを受けて、
天王寺~新宮間が完全電化になり、
当時気動車で運行されていた特急「くろしお」にも
海岸線を走り、カーブの多い線形を有することから
この381系が投入されました。


●381系・特急「くろしお」(JR西日本更新色)


この時投入された381系は、当時の状況から、
併結や、分割運転の必要性が薄くなったという事で、
特急「しなの」に装備されていた貫通扉が廃止され、同時に381系100番台と言う
新しい区分で製造、投入されていき、徐々に車両も増備されて
完全に381系で運行されるようになりました。

1982年には、岡山~出雲市を伯備線、山陰本線の一部を経由して走る
特急「やくも」にも「くろしお」と同じ381系100番台が投入されました。

これは紀勢本線同様、走行区間がそれまで非電化区間で、電化され、
山岳地帯を走る為カーブが多い線形を走行していた事もありますが、
当初は、381系ではなく、車両コストの面などがら
上越新幹線開業で過剰になる、関東~信州を走っていた関東地区の
特急電車183系1000番台が投入される予定でした。

しかし、この事態を知った地元が団結して、
当時、島根県内に新設される予定だった車両基地を早期に完了させたこと、
さらに予定よりも上越新幹線の開業が遅くなったことも重なったこと、
走行区間を考慮すると183系電車でのスピードアップが期待出来ない事から、
結果381系が新車で投入されることになったそうです。

その後国鉄が無くなり、1987年にが発足すると、
管轄の関係で、「しなの」はJR東海、「くろしお」、「やくも」はJR西日本に継承されていきました。

JR東海に継承された「しなの」は、1995年に、JR東海の車両、383系に置き換えが始まると、徐々に運用から離脱、
1996年には臨時列車の運行のみになり、2003年には完全に引退して
JR東海の381系は、先に姿を消した初期型の0番台も含め、
完全になくなってしまいました。

一方、JR西日本に継承された381系は車内更新工事やリニューアル、
更には展望付先頭車化改造を受けた車両も登場して、
「スーパーくろしお」、「スーパーやくも」、「ゆったり・やくも」なども設定もされ、
殆どの車両が現役を貫いていました。

ただ、車体の更新工事を受けた「くろしお」や、「やくも」は、それぞれイメージカラーをまとった
更新色に塗色変更され、国鉄時代の特急色は一部を除いて消えてしまいました。

しかしながら、JR西日本の一部の381系は国鉄色に戻され、
2011年3月までホームライナーとして、
大阪~奈良間を走った「大和路ライナー」、天王寺~和歌山間を走った「はんわライナー」にも
使用されていました。

しかし、車両の老朽化には勝てず、
「くろしお」運用では上位種別にあたる283系「オーシャンアロー」、
2012年には、最初に北近畿の特急「こうのとり」で利用されていた287系を381系「くろしお」の置き換えに投入、
この時「オーシャンアロー」、スーパーくろしお」をすべて「くろしお」に統一、
徐々に381系は「くろしお」から運用を離脱していき、
定期運用終了時は、1日5.5往復を残すのみになっていました。

しかし、「くろしお」から離脱していた381系は、国鉄色に戻されて、
北近畿を走る特急「こうのとり」や、「きのさき」、「はしだて」に転用されていきました。

これは、287系登場当初、北近畿地区の特急として投入されたものの、車両の製造数の関係で、
当時、国鉄時代の特急電車、485系を改造してJR西日本183系とした車両も
多く使用していたのですが、

この車両の老朽化による、
置き換えで「くろしお」を離脱していた381系が投入されたためです。


●381系・特急「こうのとり」

さて、381系の振子機能ですが、
振子装置が作動すると、車体が通常の車両よりも傾斜が付き、
集電するためのパンタグラフが架線を押し上げるため、
架線がたわんで、集電不良を起こすことがあるため、
電化工事時に架線を強化してあった区間以外では使用されておらず、

全区間で「振子装置」を使用していた特急「やくも」と違い、
特急「くろしお」は、阪和線内の「鳳」~和歌山間内、
紀勢本線の和歌山~新宮間内の一部でしか振子機能は使用されていなかったそうです。

あいかわらず列車酔いの誘発は止まらなかったようで、
各車両の手洗い場にはエチケット袋が用意されていたそうです。

一部のマニアは、この現象をもじって、「くろしお」を特急「げろしお」と揶揄していました。

また、「こうのとり」、「はしだて」「きのさき」に投入された381系は、
この現象を避けるため、振子機能を最初から封印していたのですが、
一部の乗客の方からは、287系と比べると乗り心地がよくないなどの
意見が相次いだため、結局最大傾斜角を3度として、振子機能を復活させました。



381系電車は「やくも」、「こうのとり」、「くろしお」、「はしだて」で運行されてきましたが、

「やくも」以外の車両は殆どが1978年に「くろしお」に投入されたもので車齢もかなり経っており、
今年2015年3月に北陸新幹線開業で、

特急「しらさぎ」で使用されていた
683系2000番台という特急車両が運行区間短縮による減便で過剰になり、
この車両の一部を老朽化した381系の置き換え用に289系として車両形式変更の上、
置き換えに投入することが2015年の始めに決定、

その為、「やくも」運用以外の381系は全車10月30日を以って
定期運用を離脱しました。

また、「くろしお」以外の381系は国鉄時代の特急色で運用されていましたが、
この運用は全国のJRでも唯一定期運用をしていた国鉄特急色の車両だったそうで、
この運用離脱により、完全に定期運用の国鉄色の特急は姿を消したことになるそうです。

これにより、京阪神地区からは381系が姿を消し、
岡山~出雲市間を走る「やくも」運用のみで残る形になりました。

現在、数本が臨時列車などの運用用に残されていると思われますが、
運用離脱した381系は徐々に解体による廃車が進んでいると思われています。

一部の車両は、「やくも」運用の381系が所属する車両基地に回送されています。

「振子列車」は今でこそ、各JRで、乗り心地が改善された機械制御式の振子車両が
使用されていますが、
日本で初めての振子列車であった381系は、
登場時は、中部、近畿、中国地区でしか乗れなかった車両でした。

私は小学校の時に旅行で白浜に行った時に特急「くろしお」、
中学時代の修学旅行で特急「しなの」、

数年前に「はんわライナー」で3度、381系に乗車しています。
ただ、実際に振子現象を体感したのは、特急「くろしお」の時だけで、
カーブに入ると実際、普通の車両よりも傾斜がきつく感じられましたが、
遠心力による横Gは確かに少なかったのを記憶しています。

元々乗り物酔いは滅多にしないので、この時も列車酔いはしませんでしたが、
うちのオフクロが姉妹旅行で「くろしお」に乗った時は
酔いそうになったといっていました。

いろいろなエピソードを持つ381系ですが、
特急「やくも」に使用されている381系も老朽化が進んでいるため、
いつ381系が運用を離脱してもおかしくない状況ではあると思います。

国鉄型特急が次々に姿を消していくのは仕方ないですが、
日本から国鉄型の車両が姿を消すのはそう遠くない話かもしれません。
Posted at 2016/01/12 09:33:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道車両 | 趣味
2013年11月19日 イイね!

この画像の答え

この画像の答え皆さんこんにちは!

何とか生きている今日この頃、
皆さん如何お過ごしでしょうか?




さて、先日のこの記事の画像の問題ですが・・・



この車両の形式名ですが、

正解は・・・



115系という国鉄型の近郊型通勤電車の中間車、モハ114、115形3500番台ユニットです。

画像はモハ114形3500番台です。

この画像の車両は、JR西日本・岡山電車区に所属する、115系の編成の1つのグループ、
K編成と言う4両編成グループの中間車両で、
K編成の115系の、中間車2両は、元は117系300番台という電車の中間電動車で、
115系に転用するために電気系統、制御装置などを改造、
その為、モハ114、115系形・3500番台という番号が付与されています。

この中間電動車は、2両で1つの動力ユニットとなっています。


●JR西日本・117系300番台


●117系300番台の車内


●117系300番台の電動車の1つ、モハ116形

このモハ116形が岡山電車区、下関総合車両所・広島支社の一部の115系の中間車、
モハ114形3500番台になったという感じです。

ですので、外観は117系そのまんまで、車内もそのまんま117系になっています。

115系電車は今現在、JR東日本、西日本のみに残っており、
この改造はJR」西日本車のみに見られます。

115系は元々3ドア車ですが、この編成のみ中間車2両が117系の為、2ドアになっており
車内も中間車と先頭、最後尾車で座席形状が違うのも特徴です。

見た感じ117系とウリ2つなんで、117系と間違ってもおかしくは無いです。

では!
Posted at 2013/11/19 11:14:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道車両 | 日記
2013年01月11日 イイね!

キハ189系・・JR西日本の最新気動車

キハ189系・・JR西日本の最新気動車今回は鉄道ネタです。







今は殆どが電化されている鉄道網ですが、
山岳地帯など電化工事が難しい、または電化してもさほど需要の望めない路線は、
非電化のまんまになっていますが、非電化路線の通勤・通学、観光旅客輸送を担うのは
当然今でも気動車になります。

中国地方の山陽~山陰、近畿~姫路~山陰を結ぶ特急には、
智頭急行HOT7000系「スーパーはくと」、


●智頭急行・HOT7000系「スーパーはくと」

そしてJR西日本のキハ187系「スーパーまつかぜ」、「スーパーいなば」、「スーパーおき」、


●キハ187系「スーパーいなば」

そして大阪~姫路~山陰方面へ向かう特急「はまかぜ」などの気動車特急があります。

京都~大阪~姫路経由で島根、鳥取へ向かう特急には
智頭急行とJRの相互乗り入れ特急の「スーパーはくと」と、
JR西日本の、「はまかぜ」がありますが、

「はまかぜ」は、その中で国鉄型の特急気動車キハ181系を使用していましたが、


●右側が、キハ181系「はまかぜ」(更新色)

老朽化と、他の特急のスピードアップ化には勝てず、
その置き換え用に新たに製造されたのが、特急用気動車「キハ189系」です。

詳しくはウィキペさんに譲るとして、営業運転を開始したのが、2010年11月で、
当初の2011年春予定を前倒ししての運転開始になったようです。

エンジンは、キハ187系にも搭載されている、コマツ製のSA6D140H型を、
更に改良し、排ガスで環境に配慮した、SA6D140HE-2型を、1両に2基搭載しています。

このエンジンは、1基450馬力/2100回転を発生し、
1両で900馬力ものパワーを絞り出します。

旅客用で、この1両当たり900馬力もの出力を発生する車両は、
全国でも、他に先ほどのJR西日本・キハ187系と、
JR北海道の特急「スーパー宗谷」や、「スーパーとかち」で使用される特急用気動車・キハ261系
通勤型気動車・キハ201系だけで、

バケモノ・ヘンタイ気動車・・・ゲフンゲフン、
モンスターパワー気動車・四天王の1車種になっています。

基本3両編成で、シーズン時の多客時には、3+3の、6両編成で運行される事もあります。

最高速度は時速130キロで、2両編成時には120キロでの走行になります。

フロントマスクはキハ181系や、キハ82系等のイメージを世襲したものになりますが、
走行区間で、智頭急行線の単線区間の、特急のスピードアップ化に合わせて、
空気抵抗に考慮したデザインを採用しています。

というのも、智頭急行線にはトンネルが多く、智頭急行のHOT7000系は、
トンネルに入るときの空気抵抗を考慮した流線型を採用している為に、
トンネルに入る前に減速を行う必要がないのに対し、

同じ智頭急行線を利用している、岡山~山陰を走る、
JRの特急「スーパーいなば」をはじめ、キハ187系は、
メカにお金をかけすぎて?顔面デザインを簡素化してしまったため、
時速130キロで走行できるにもかかわらず、

トンネルに入る前にはその平面切妻顔の為に
空気抵抗による、顔面への影響を避けるために、
時速85キロ近くまで減速するという事態が起きてしまいました。

そこで、同じ智頭急行線を走る、「はまかぜ」に使用されるキハ189系は、
その失敗から、空気抵抗を考慮して、角に丸みを持たせた形になっています。

で、エンジンですが、JR西日本製の気動車のエンジンは、殆どがコマツ製のようで、
その加速時の音は恐ろしいほど重低音なのが特徴です。

以前記事で書いた、JR西日本の検測車両、「キヤ141」も同じエンジンで、
その加速音は独特の不気味さを残すくらいの重低音で、
キハ189系も同じエンジン音になっています。

<object width="420" height="315"></object>

スマホ、携帯からは、パケホ前提でコチラ。

http://youtu.be/ifjO8spOpug

今度キハ189系の加速動画もうぷしたいと思います。

Posted at 2013/01/11 14:18:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道車両 | 趣味
2012年08月24日 イイね!

変電所キラー・・?JRF・EF-200型電気機関車

今日は鉄ネタです。

最近は、「ニコ動」でおなじみ、「ようつべ」にもうぷされている、
あまりにも、迷?要素の多い鉄道車両やネタを面白おかしく解説している。
「迷列車」シリーズにはまっています。

流石、細かく調べておられ、私も知らなかった(私だけが知らなかった)鉄道知識が
いっぱいで、勉強になります。

まあ圧倒的にネタの宝庫はJR西日本、「魔改造」軍団のネタが多いですが、
おかげで、どうして、広島地区に新車が行かないかも、理由がわかりました。

さて、先日も迷列車をあれこれ見ていたら、また一つ疑問が解けたものがありました。

それは、わずか21両と言う少数派の電気機関車、
東海道、山陽地区の貨物輸送増強を担うために製造された、

EF-200型・直流電気機関車です。

ウィキペさんによると、この車両は、バブルの絶頂期、増加する貨物輸送にこたえるため、
また、JR民営化後、国鉄時代から引き継いだ電気機関車軍が
いよいよ老朽化などが目立ちはじめ、一部を置き換えるために

1990年ごろから製造された機関車で、その最大の特徴は、
1600トン級の貨物牽引輸送をこなすことを目的に製造されたことで、
VVVFインバーター制御、総出力6000キロワットと言う、
とんでもないハイパワーを持った電気機関車です。

この頃、同時進行で、東日本、東北向けに、同性能の交直流型、
EF-500型も開発、製造されたそうですが、駆動方式が違い、
EF-500が吊り掛け駆動と言う、電気機関車のオーソドックスなスタイルなのに対し、
EF-200は台車架装と言う新形式を採用。

試作機が1990年に完成し、試験走行が行われ、1992年からは量産体制に入り、
20両が製造され、試作機も含め、21両が営業運転に投入されたそうです。

さて、この機関車の最大の売りは、フルパワー・6000キロワットによる、
1600トン級貨物牽引でしたが、

フルパワーにすると、電気をバカくい、結果、変電所の供給能力を超えてしまい、
その結果、供給能力の低下で電圧が低下し、
同じ変電所から供給を受けるほかの電車が走行不能と言う事態が起きる事が解り、
結局一度もフルパワーを行う事はなかったそうで、
その結果から製造はわずか21両で終了。

また、この頃から、バブルがはじけて、それほど一度に大量輸送をしなければならないほどの
貨物需要は見込めなくなり、よりコストパフォーマンスに優れ、
輸送量に見合った、適正な性能を持つ電気機関車、
EF-210号機・エコパワー・桃太郎が増備されることとなったそうです。

これは同時進行で試験が行われていた、EF-500にも言える事で、
こちちらは、試作機1両のみで製造終了、
こちらも同じく、後継機のEF510型や、EH-500型にバトンを渡す結果になったそうです。

この変電所キラーともいえる、EF-200、500ですが、
500型は2002年に除籍となったのに対し、
EF-200型は、フルパワーに不要な装備、機器類をはずす、
去勢手術・・ゲフン、ゲフン、ディチューンが施され、
今も21両は元気に貨物輸送に就いています。

では、最後に、EF-200の動画と、迷列車で紹介された、EF-200のネタをどうぞ。

携帯の方は、パケット恐ろしいので、パケ放題の方限定で。
タイトルをクリックすると、動画にジャンプします。


●EF-200牽引貨物・通過シーン

<object width="560" height="315"></object>



●迷列車・ハイパワー過ぎた「迷」機関車

<object width="420" height="315"></object>

Posted at 2012/08/24 09:31:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 鉄道車両 | 趣味

プロフィール

「最近の自動車プラモは、結構内容が濃い・・(^^)」
何シテル?   05/08 08:36
クルマ、オートバイ、鉄道、模型が好きです(^^)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/12 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

リンク・クリップ

オカマでGO! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/11 16:12:01
トヨタ博物館の新しい車両。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/26 07:52:57
2008年3月納車の『Z11キューブ・ミュージックルーム』とついにお別れ! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/06/13 12:03:03

愛車一覧

スズキ ソリオハイブリッド スズキ ソリオハイブリッド
前に乗っていたプレオ号の後継車で、2023年末に購入を決定しました。日常の使い勝手、自分 ...
スバル プレオ プレオ号 (スバル プレオ)
デザイン、外観に惹かれて購入。 装備もバンながら充分過ぎるこの車、 バンなのに、CVT ...
日産 キューブ コロ助号 (日産 キューブ)
我が家に来て早3年が経つ、Z11キューブ・コロ助です。 小さいながらも室内空間の広さは素 ...
その他 その他 その他 その他
JR西日本・223系・京阪神~北陸地区・新快速、快速普通、関空紀州路・丹波路快速用の高速 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation