
前回のブログで、メカブトンのインチダウンを宣言しました。
納車されてから約3ヶ月、通勤に北海道旅行1回、ビートルツーリング1回を経て5500キロを走破。
車は勿論、タイヤも既にしっかり一皮剥けたのに、どうしても純正の
19インチアルミにピレリチュンチュラートP7(235/40R19)
が気にくわず、禁断のインチダウンを敢行しました。
私はこうは言ってもかなり無頓着であり鈍感であります。
だからではないですが、安いアジアンタイヤでも、運転していてひとつでも気持ちよい部分があれば積極的に指名買いして履いています。
ナンカンだったりARTだったりは、充分価格以上のパフォーマンスを体感出来ていました。
今回ザ・ビートル2.0Rライン マイスターに標準で履いていた
ピレリチュンチュラートP7
は、5000キロ近く乗っても私を満足させる部分が何一つなく、何となく疲れました。
言い過ぎかもしれませんが、このタイヤなら有名なアジアンタイヤを履いたほうが気持ちいいかも。
・サイドウォールの堅さが不自然で、サスの動きと同調しない。
・ロードノイズがとにかくうるさい、ジリジリザーザーと言うノイズと振動が常時伝わってくる。
・路面のインフォメーションが伝わりにくく、グリップ感が全くない。
・好みのラインをトレースしようとすると、動きに変な癖を感じる。
・全体的に乗り味がエコタイヤっぽく、山道を気持ち良く走しろうと言う気持ちになれない。
・バネ下が重く感じて、サスの動きが軽くない(これは、19インチのアルミの影響がデカイ)。
・雨は全くグリップしません、リアが暴れて困りました。
愚痴をこぼせばきりがありませんが、これがコストダウンの影響なのか、中国資本になった弊害なのか、今のピレリに落胆したのは嘘ではありません。
私たちの世代は、国産タイヤと言えばポテンザかアドバン、外国産ならピレリブランドが大人気でしたし憧れでした。
そのイメージは今も変わりません。
…なので、今回インチダウンするにあたり、もう一度当時の憧れだったピレリを履く事にしました。
18インチで選択したのは、流石にチュンチュラートはイヤだったので、ピレリのプレミアムコンフォートシリーズ
P-Zero nero GT 235/45ZR18
です。
アジアンタイヤよりも、少しだけ贅沢しましたが、今回はハズレを引きたくなかったので、まあこのあたりの価格帯がベストでしょう。
(どちらも結局XL規格なんですがね(笑))
これに以前のゴルフ6に履いていたお気に入りのW444、 7 1/2Jに5mmのスペーサーを咬ませました。
このインチダウンで、バネ下は1本500gはダイエットできます。
今回の嵌めかえは、地元のお店『トライオン』さんにお願いしました。
ここは、初めて利用しますが、珍しく予約なしの飛込み専門店でしかもお姉さんが作業してくれました。
値段は、いつもの嵌めかえ専門店よりやや高いですが、作業は丁寧でしたね。
さて、新しいタイヤとアルミのフィニッシュがこちら!
ん~スパルタンになって格好よいです。
やはり足元を黒くすると車高が高めに見えるから、ローダウンは次のお楽しみですね。
トレッドもこのアルミなら後10mmは出せるので、ローダウンした時に、ロングボルトに15mmスペーサーを挟もうかなぁ?
さてさて、肝心のインプレです。
とにかく静かになりました。
路面の当たりも穏やかで、タイヤのグレードが3ランク以上上がった様な上質な乗り心地になりました。
さらに、19インチの時にあったライントレース時の癖が全く無くなって、ソリッドなハンドリングになりました。
アンダーステアは幾分改善されてますが、カーブ時にステアリングをねじ込む感覚は変わりません。
とにかく走りが上質になったことと、バネ下が軽くなったことは、これでもかと感じました。
それだけで成功でしたね。
まだウエットは未体験ですが、違和感の感じる様な怖いグリップ感ではないと思います。
トレッドパターンも排水性が高そうなので期待してます。
また、高速道路走行はしてませんが、今回はZR規格なのでそれなりのハイペースも楽にこなせると思います。
ひとつ気になるのは、超低速でのギャップを越える時のタイヤそのものの堅さを感じる事です。
サイドウォールでのギャップのいなしは、超低速域では不得意に感じました。
しかし、とにもかくにも、今回はインチダウン正解です。
…と言うより、純正タイヤが如何に悪かったかが、自分なりに解明出来ました。
ただし、この純正タイヤも、19インチでなく、17~18インチで扁平率を上げれば、性格も変わるかもしれません…としておきます。
ワインディング、高速走行のインプレはまた後程!
お楽しみに。
多分…つづく