バッテリー交換(1回目)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
アバルトでは初めてのバッテリー交換をしたので、初心者の記録として残しておきます。DIYでバッテリーを交換するのは20年ぶりくらいです。当然、メモリーのバックアップなんてしたことはないです、いや昔はそんなのなかったのかな。まあ、メモリーバックアップをしないと諸々リセットされるだけで、アバルトの場合、特にMT車の場合は不調になるようなことはないようですが、今回はせっかく用意したので使ってみようと思います。では早速。
2
用意したものはこんなところです。
・新品のバッテリー
・ラチェットレンチ
・エクステンションバー(200mm以上のもの)
・ソケット13mm
・スパナレンチ10mm
・ウエス、軍手等(ターミナルの絶縁保護、端子、トレーの掃除に)
・メモリーバックアップ(方法や使うかどうかはお好みで)
・カッパーグリース(お好みで)
・マルチメーター(お好みで)
3
新品のバッテリーは充電してから出荷してくれていたようで12.9Vあったのですが、せっかくなのでCTEKで補充電しておきました。補充電直後は13.2Vに。
もう満タンですね。
4
先ずは、下準備です。
念のため窓は全開にしておきました。ドライブレコーダーも電源を抜いておきました。ボンネットを開けて、ドア閉めて3分程待ちます。以降は余計なものが起動しないようにするため、ドアは開けないようにします。
その間にボディーに傷が付かないように、ちょっとカッコつけてフェンダーカバーを掛けておきます。
5
先にバッテリーを固定しているベルトを外しておきます。
ここのナットを緩めて金具を外します。
6
サイズは13mmです。ラチェットレンチに200mm以上のエクステンションを付けてこんな感じで緩めます。
バッテリーの高さが190mmあるのでそれ以上の長さがあると作業しやすいです。
ある程度緩んだら手で回して外します。落とさないように注意しましょう。
7
ナットが外れたら上に引き上げるだけです。この後、ベルトのついた金具はバッテリー交換の邪魔にならないように、カウルトップの上にウエスを敷いて跳ね上げておきます。ナットは落とさないところに。
8
次にメモリーバックアップを繋ぎます。
フック付きの本体をボンネット裏に吊り下げます。
9
プラス端子のカバーを外して、ワニグチクリップを各端子に噛ませます。取説には順序は書いてなかったのですが、①プラス②マイナスの順で繋ぎました。
一応ロック機構がついているのですが、挟むところがないです。ワニグチが大きくて挟む力が弱いです。何かヤバそうです。この後...。
10
いよいよ交換作業です。
バッテリーターミナルは①マイナス②プラスの順に外します。先ずはマイナスから。
マイナスターミナルはクリップ式でレバーを開くと緩んで外れるのですが、このレバーが結構硬いです。
バックアップのワニグチが邪魔です。
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次にプラス側を外します。
プラス側は10mmのナットを緩めて、グリグリと捻りながら持ち上げると外れます。
バルクヘッド?カウルトップ?が少し被っていて、ケーブルも邪魔なのでスパナは短い方が良いです。ラチェットスパナがあると便利ですね。
(ちょっと写真撮り忘れて交換後の写真です。ワニグチはついている思って下さい)
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両方のターミナルが外れたら、あとは上に持ち上げるだけです。マイナス側のケーブルにあまり余裕がなくて引っ掛かるので、持ち上げて少し前にスライドしながら引き抜くイメージで。
このとき悲劇が!!
バックアップ用のワニグチクリップのマイナス側が外れてしまいました。やっぱりね~。このタイプを使う人は気をつけてしっかりとクランプしておきましょう。
トレーは一応ウエスできれいにしておきます。トレーの横に見えているワイヤーはボンネット開閉のロックに繋がっています。復旧の際にバッテリーの下敷きにならないように注意しましょう。下手するとボンネットが開かなくなります。
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外れた純正バッテリーです。
プラス側に若干液漏れの形跡らしき粉が...。もう限界近かったのでしょうかね。
14
そうそう、バッテリーの排気孔ですが純正には孔がないですね。今回調達したBOSCHには両側に排気孔があります。
プラス端子の保護カバーにベントプラグが1個付属しています。どちらかに付けるのかな?
取説によると「排気パイプの付いていない車両は、排気孔をそのままの状態で使用してください。」と書いてあったので、付けないでおきます。ちょっと自信がないので念のため保管しておきます。
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新品のバッテリーに腹巻を移植します。
腹巻は下部の出っ張りを除けるように作られているのでこの向きが正解です。マジックテープは車両後ろ側です。少しローライズになっていますが、この後、車両に搭載して固定ベルトを締める前にもう少し上ハイウエストに持ち上げます。
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外す際と逆の手順で復旧します。新品バッテリーを車両に搭載して、バッテリーターミナルは①プラス②マイナスの順で取り付けます。
ここで、純正の品祖なターミナルが少しでも効率良くなるようにカッパーグリースを塗っておきます。
ターミナルの取り付けが完了したら、メモリーバックアップを外します。
こちらは①マイナス②プラスの順に外します。ややこしいです。
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最後に、プラスターミナルの赤いカバーを被せて、腹巻をハイウエストに整えて、固定ベルトを元に戻せばバッテリー交換は完了です。
黒々としていて新品は良いですね。
取手もついていて、インジケーターも付いていて至れり尽くせりです。
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いよいよ始動といきたいところですが、先輩方の投稿によると何やら儀式があるようです。良く分からないのですが一応実施します。
①端子接続後3分待つ
②ドアを開けて乗り込み、ドアを閉めて3分待つ
(マルチファンクションにABARTHの文字が一旦出て消えます。ECUやマルチファンクションなどのデータ通信をしているようです。)
③キーを挿しイグニッションをONにして1分待つ
(何か意味があるのかは不明)
④イグニッションをOFFにして3分待つ
(何か意味があるのかは不明)
⑤エンジンを始動させる
⑥ハンドルをロックtoロックまで回す
(パワステの学習だそうです)
②は取扱い説明書の6-51にも書いてあります。
⑥はディーラーのサービスの方に聞きました。実施しないとエラーが出ることがあるそうです。
結構長い時間車内でボーっと待機しなくてはいけないので、前もってコーヒーでも持ち込んでいた方が良いですね。
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メモリーバックアップですが、マイナス側が途中で一回外れてしまったのですが、なんとバックアップは成功していました。3秒ルールでセーフ?もうちょっと掛かったかも知れませんが、何はともあれラッキーでした。やはりOBDⅡに接続するタイプが作業性が良さそうですね。次回交換時までに調達しようと思います。
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