とら@長野のブログ一覧

以前から興味のあった、YRSさんのドライビングレッスンに初参加。

今までの自分の文化圏(?)とはまったく違うところで、先生も参加者の方々も当然違う。
こういう初めてのところに参加すると、何かと新鮮。

「車の運転」という題材は同じなのに、ホント、いろいろな考え方があるんですね。
究極的には1つに収束するのかもしれないんでしょうが、自分のレベルでは、そこまではわからない。


さて運転について。

1)真円定常円
半径22mの円に並べられたパイロンをなめるように、極力近くをできるだけ速く走る。

最初やることを聞いたとき、ステアの舵角とアクセルはなるべく一定にして走るものかと思いました。
しかし、実際先生のお手本走行を見て、説明を聞くとまったく異なってました。
ステアとアクセルで前後の荷重移動を積極的に起こして、その時の車両姿勢を感じて走るとのこと。

たしかに、自分が最初に思った走り方でこの定常円をやると、フロント外側のタイヤしか使えない。スキール音もフロント外側タイヤからのみで、走り終わったあとにタイヤを触ると、その一本だけしか発熱してない。

そこで、アドバイスを受けながら、なるべくリアタイヤに仕事をさせるべく、ステアやアクセルでフロントの荷重をいなし、リアに荷重を乗せる。
そうするとリアからもスキール音がして、アドバイスを受ける前よりもリア外側タイヤを発熱させ使うことができました。

本当に上手く走ると、フロントもリアも均等に発熱させることができるそうな。

しかし、今まで、そういう頻繁にステアやアクセルで修正するような運転は悪い運転だと思っていて、意図的にそういう操作をしたことはなかったので良い経験になりました。


2)トレイルブレーキング
真っ直ぐ加速して、目印のパイロンでブレーキ踏んで、短い距離で止まる。
これも新鮮でした。良く聞く「親の仇の如くハードブレーキを踏む」がNG。
フロント荷重に合わせてブレーキ操作をする練習でした。

いきなりガツンとブレーキ踏むと、荷重の載ってないフロントが一瞬ロックしてABS作動。また、力を入れたハードブレーキだと、体が固くなって、車からのインフォメーションが感じにくくなり、ペダルの繊細なコントロールができなくなるんですね。

初めに弱いブレーキでフロントに荷重を移し、徐々に大きくなるフロント荷重に合わせ、ブレーキもだんだん強く踏む。

ちょっとでもロックすると、外で見ているヨシダ先生からすかさずFMで指摘される。
また、最後までキッチリと踏めないと、それも見抜かれるんです。

今までは、ブレーキはなるべく一定踏むように練習していたので、なかなかできない。
むずかしい。

3)イーブンスロットル
オーバル形状に設置されたパイロンを、指定された速度で、これも極力パイロン近くを走る。

低い速度ではなんてことないのですが、だんだんスピードアップすると、コーナーで落ちる車速を、いかに落ちないようにアクセル操作するのかが課題。
それとステア操作が、いままの自分にないことで、とっても新鮮でした。

極力パイロンに沿って走ると言うことが、かなり制約になる。
車速を上げると、その分ステア操作するタイミングをだんだん早くし、操作するスピードをゆっくりと。
また、コーナーの頂点を過ぎて15°ぐらいまで、最後の一押しって感じでステアを切り込む。
今までは、頂点が最大舵角で、そこからは戻して加速するものだと思っていたけど、パイロンに沿って走るには、それだと車の向き変えが足らずにアンダーになってしまうんです。

4)オーバル走行
最後に、総括のオーバル走行。

一つ一つの操作が怪しいんですが、組み合わせになると、更に怪しくなってしまう（苦笑
何度かは、良い感じで走れた感触があったものの、1つが出きると、もう1つができなくなってしまう感じで。
特に、最後のタイム読み上げが入ると、総じてオーバースピードの悪い癖が。。。

これはヨシダ先生も言っていた事だけど、タイム読み上げすると、タイムが落ちる人が多いと。
がんばっちゃいけないところで、がんばっちゃうんですよね。

でもまぁ、こういう直線短いオーバルだとエイト速いっすね。
ケイマンが頭1つ抜き出してましたが、エイト二台で熱い戦いができましたｗ


それにしても、YRSさんのレッスンは、車種もいろいろで、練習メニューも基礎をキッチリとわかりやすく教えてくれて、とても楽しく良い勉強ができました。
また何より、いろいろと新鮮な体験ができた。

もう一度、同じメニューのレッスンに参加したいなと、オーバルスクールにも行って見たい。
次はいついけるんだろう？