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これもＦ３ですが、こっちはウイングカーです。
ウイングカーを初めて乗ったのですが、運転が難しかった。
難しいのは空力が効いたのに合わせて、足回りを固くしているのが原因です。
例えばＦ１が車重500キロとすると、ダウンフォースが1000キロとすれば、1500キロの車重に合った足回りを作っているのです。
ところがヘアピンなどの低速コーナーでは車重500キロなのに、1500キロのバネとショックが付いています。
ガチガチの足はほとんど動かずと言うか、動かす事が出来なかったので、そりゃもう大変・・・。
低速コーナーではスピンで、中・高速コーナーはそりなりに曲がれます・・・。
特に走り初めの頃はタイヤが暖まらず苦労しました・・・。
何度か走っているうちになんとか習得しましたが・・・。
ラルトを５年乗って、このハヤシも５年乗って私のフォーミュラ生活は終わりました。

これで普通？の車生活に戻れる（笑）

ホンダCBXは車体剛性が無かったが、ドカはステアリング周りの剛性もあって、スピードは出なかったが、区間タイムはCBX同等か良いタイムが出ました。
風の強い日は、CBXは曲率の高いカーブを走る時に向かい風、横風、追い風で、エンジンの面積が広くて風の影響をもろに受けますが、ドカはフェアリングの中に身体をしまえば、あまり抵抗を受けません。
だからドカッティで出掛ける事が多かった。

ドカはひとつ難点がありました。
それはエンジンが掛からない事です。
一発で掛かれば、その日一日は何とも無いのですが、掛からないとなれば「だだっこ」の様です。
キックでしか駆けられないので、何回もピストンの上支点を足で探って、体重を掛けてキックします。
失敗すると、何回かに一回はケッチンを食らってしまいます。
何十回も失敗すると疲労困憊して・・・。
後で判った事ですが、イタリアのおおらかな？作業で接触不良を起こしていたのが判りました。
イタリア品は新品と言っても信用しない事ですね。
必ず疑ってみましょう（笑）

フォーミュラに乗る時に、普段の目の練習にカートを乗ってました。
カートはギアとサスが無い（車体がサスの役目をする）が、スリックタイヤを履いているので、スリックの使い方も勉強になります。
普通のカートは５インチのタイヤですが、私は６インチでウルトラソフトを履いていました。
これは以前Ｆ１の予選用として使われていた耐久性が１０周くらいタイヤですが、グリップ力だけは凄くて走った後に、すぐにカートをスタンドに乗せないと、タイヤと地面が引っ付いてしまうほどのタイヤです。
１０周走ったら首がＧに耐えられなくなって大変でした。
いつもこのタイヤで走ってませんが、あまりに印象が強いのでついつい話したくなります（笑）
エンジンは普通のが100㏄ですが、今は無い135㏄にデッカイスライドバルブが付いていました。
排気量が３割程増えて、パワーは倍くらいあります。
雨の日の走行ではウィリーする感じです。
実際はウィリーはしないのですが、フロントタイヤは曲がるキッカケを作るだけで、ほとんどハンドルを切る事はありません。
まだ車庫にありますが、今後動かすかは不明です・・・。

私の乗ったフラットノーズは正規物で3、3リッターで330馬力のパワーを発揮します。
その頃、既にK01の改造をしてたので、フラットノーズがリトラクタブルライトになって、サイドスカートが付くくらいの改造？で二千何百万もするのが不思議でした。
運転席から見ると、ポルシェ独特のライトが無くなり、そこにはエアアウトレットが付いていました。
ターボの効きも3リッターターボよりも低い回転から効いて、その加給の立ち上がりは速いのがすぐに判った。
ただ３リッターターボも急激なターボの効きが好きな人には・・・。
他の人とは違うポルシェが好きな方は良いかも知れないが、外観が違うだけで一千万も値段が高いのには・・・。
私がフラットノーズの隠れた魅力に気が付かないだけかも知れないが・・・。

ある都合でフラットノーズに３ヶ月くらい乗ったが、カエル飛び？が小さくなったポルシェを毎日の様に走られたが、ローザの様なドリフトをしなかった。
二度目の失敗をする事が怖かったのか、馬鹿な走り方に飽きたのか、いずれにしてもフラットノーズでは200キロのドリフトは・・・。

1960年代でフェラーリ　デイトナとランボルギーニ　ミウラと並び最速の座を争っていたのがギブリでした。
Ｖ８の4、9リッターのハイパワーバージョンがＳＳです。
乗る前はデイトナに乗っていたので、そんなに期待していなかったが、その事が間違っていた事に気付くには時間が掛からなかった・・・。
デイトナがエンジンの回転でグングン加速するのに対して、ギブリはトルクで加速する。
鮮やかなイエローに塗られたボディは、大人しく何処にも奇を狙った所が無い。
外観から受ける印象と違って、アクセル全開時は狂った様な暴力的な加速だ・・・。
デイトナやミウラに並んで世界最速の座を争っていたのは伊達じゃない。
町中のテストだったので、５速全開する事は出来なかったが、その片鱗を垣間見た・・・。