NA6CEヒーターコアから水漏れ→NBヒーターユニット移植～後編～

～前編から続く～

取り外した古いヒーターユニットを分解し、ヒーターコアを取り出してみたところ、予想どうりコアからの水漏れが確認できました。作業前は、僕はパイプとコアを継いでいるゴムホース部分がキャップ交換による圧力上昇に耐えられなかったんではないかと思っていましたが、ばらしてみるとホース部分は無事で、コア本体側の不具合でした。

ヒーターユニットの中にも漏れたクーラントがたまった形跡があり、間違いなく取り外す前から継続的に水漏れが起こっていたと確認できました。

せっかくヒーターコアを取り外したのでこの時でないと交換が難しいヒーターパイプがバルクヘッドを貫通している部分についているゴムのグロメットを新品に交換しました。後で気がついたのですが、ヒーターユニットを取り外していて、エバポレーターが丸見えの状態になっていたにもかかわらず、エバポレーターを家庭用エアコン洗浄スプレーで掃除するのを忘れたのは失敗でした。

取り付けるNBヒーターユニットの作動部分に、これでもかというほどシリコングリスを塗りつけました(笑)。後で垂れてきたら、また拭かないと…(汗)。

いよいよNBヒーターユニットを取り付けます。取り外しの時にクーラーユニットをずらせてあるので、そのままでパイプを通せました。その後、クーラーユニット、ヒーターユニットなどを固定し、それぞれのダクトの接続部分をつなぎました。

新品にしたグロメットを通ってエンジンルーム内に突き出したヒーターパイプに、ヒーターホースを接続します。

ダッシュボードを元に戻した後、クーラントを入れてエア抜きをして作業終了となります。クーラントはこの前換えてからまだ新しいので、抜いたものを再利用しました。ゴミが入るのもいやだったのでキッチンペーパーで濾しながら入れました。エア抜きの最後の方はなかなかエアが抜けず時間が掛かりますが、今回、一旦キャップをつけてしまって、強めにバックで発進、停止したり、前進で同じようにGをかけてやると、きれいにエアが抜けることが分かりました。