2008年12月08日
防錆塗装覚書
・工具入れがサビサビなので再塗装することにした。以前計りを再塗装した時はすぐに水性塗料を使ってしまってえらい目にあった。下地金属があっと言う間に錆びてサビが浮いてきてしまったのだ。水性塗料は色々便利なのだが、こと防錆に限っては問題ありすぎ。また今回はサビを完全には除去出来ないので、
・で、防錆塗装をする事にしたのだが、色々な物があって迷う。大まかに速乾サビ止め、ジンクリッチ系、エポキシ系があった。良く見る赤なのは速乾サビ止めだし、トタンにもアルキド樹脂の入った物があるので買ったのだが、調べてみると結構仕組みが違うらしい。
・速乾サビ止めはどれもアルキド系なので、てっきりアルキド樹脂に防錆能力があるのかと不思議に思っていたが、案の定と言うかアルキド自体にその性能はなく、顔料に防錆能力がある物を使っているようだ。具体的には灰色のは亜鉛、赤のは鉄丹(鉄鉛)らしい。ただ、多くの製品が鉛不使用をうたっているので、本当は何かよく分からない。あとアルキドは塗膜の特性が防錆に向いているんだそうで、逆に言えばコイツである程度塗膜厚を稼がないと意味が薄れるようだ。防錆の原理はアルカリ皮膜だそうだ。
ジンクリッチ系は実は亜鉛なので、上の灰色のも同じ気もするが、ジンクリッチに赤もあったりするので混乱する。イオン化傾向の高さで先に錆びるそうで、通電してないと電位差が生きない。エポキシ系はアルキド樹脂より更に良好な皮膜と言った所だろうか。
・速乾サビ止めの赤を使ってみた感じだと、顔料が多く皮膜と言うより粉末吹きつけのような感じになった。割合、薄く塗れてしまうのだが・・・ただ「速乾」サビ止めとあるものの、ラッカーの上塗りは10時間以上待てとか、かなり使い勝手は悪い。メーカーによっては2時間ぐらいでOKの所もあるので、カンペのがそうだと言うだけだが。上塗りは今回他の小物も含めて全部塗ってやる予定。
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Posted at
2008/12/08 23:37:26
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