2010年12月01日
サムライウェスタン
・気がついたら私は「侍」「侍道2」「忍道戒」とスパイク・アクワイアシリーズは遊んでいる方だが、PSのパワーショベルのシュミレーターになる「パワーショベルに乗ろう」が見つからなかったので、サムライウェスタンを買ってしまっていった。PS2初期の侍が安いのは仕方ないとして、サムライウェスタンはシリーズの中だともっとも人気が無く安かった。以前ウェブのゲームで結構面白そうに思っていたので迷っていたけれど、失敗しても痛くない値段なので購入。結論から言えば相当面白いと思う。
・よく言われるのは侍シリーズの特徴の自由度が低いという問題だが、まあ些細な部分での自由度に幅はあるが、侍シリーズとて大筋のストーリーは決まっている。ノベルゲームのようにそちらの分岐を探すのが面倒という人もいるだろう。殺陣を楽しみたいというコンセプトは良いと思うのだ。また侍シリーズはシームレスバトルで格闘ゲームが始まる感じで、相手が硬いと面倒に思っていたのだが、銃が相手だと基本的にガードは無いので爽快に楽しめる。
敵の出現パターンが酷いというのは、一部の場面で同意せざるを得ないが(ボス戦の雑魚とかキリが無くて消耗戦になる)、レベルを上げていけば基本的に雑魚の攻撃力など知れているので、まあ許せるかな。むしろ、あいつらはシューティングゲームのターゲットみたいな物なので、「あ、また出たな」ぐらいの感じで良いと思う。やりこみ要素も縛りプレーが得点に反映されるなど、長く遊べるようになっている。
・ただ、ボスがとっても強い事があり、結局そのための繰り返しプレーとなってしまうのも事実。ボス戦が楽しいのは良い事だが、イマイチ攻略方法がつかめないのが多く、やられつづけて嫌になってしまうのもあるだろう。特にドナルド・ドナテロウズは侍ファンなら知ってるキャラだが、こいつがサムライウェスタンだとかなり嫌なタイプのキャラ・敵になっていて「こいつ保安官してたら最強じゃね?」と思ってしまう。あ、銃には弱いからダメか。連射の後のスキを後ろから切るか、銃弾をはねかえすしか思いつかない。
・それからストーリーが軽薄というのは、結局アクションメインになってしまったために仕方ないかも。とくにウェスタンだとストーリーそのものは薄味で、キャラがかっこよければOKなんだけど、今回はデモムービーかアクションかという単純な構成で、侍シリーズのようなかっこよさが感じられなかった。特に侍シリーズだと弱い少女を守る淡い恋愛要素が定番だったのだが、あっちのガキんちょは3Dにしても憎たらしい感じなんだよなぁ。登場人物も少ないし、ラルフは「アメリカ人にもいい人はいますよ」的なエクスキュースで出たような無意味なキャラだ。つぼ八のような悪人善人の複雑性や、男気のあるキャラが居ないのは残念。
・ラスボスはまんまなのに力押しで、最初難しいと聞いていたのだけれど、実際にはパタンが簡単ですぐ倒せた。というか、最初は逃げ回って体力回復させてやっていたのだけれど、基本的に敵は無限大だし体力回復されるので、短期決戦になる。ただ、それ意外の方法だと倒せないというのは、どうかとも思う。
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2010/12/01 00:12:27
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