2014年01月16日
ジッポライター
・薪ストーブの点火には普段はチャッカマンのようなライターを使っているが、圧電素子が結構ポンコツで付かない事もある。その点フリントロックの100円ライターは扱いづらいが寒くても着火性能はそこそこ。ターボライターは裸火でないとなかなか紙に火が付かないって問題がある。で、ジッポライターもあるので使おうとしたが、やっぱりガスがすっから。オイルももう空っぽで、ともかくこいつはオイルが自然に抜けていってしまうのね。またオイルを買うのもばからしいので、流用情報を調べると白ガスは使えるらしい(というかナフサ生成物でジッポオイルも同じ)。しかし白ガスもまた高いという問題を抱えているし、入手性が悪い。単価は安いが、1ボトルが大きいので多分使い切らない。では赤ガスはどうか?
・調べると赤ガスでも使えるという話はあるが、臭いが出るのでタバコの着火には向かないというのと、不純物が多いので黒煙が出る、着火性能がイマイチってな話だった。ま、ダメもとで使ってみたら、まさしくその通り。オクタン価はこういう開放燃焼では意味が違うと思うのだが、やっぱり着火しないし揮発もそれほどしない感じ。ただ、燃え出すと炎は赤く大きくなる。昔、タンタンの冒険で二人組の刑事がガススタでそんな事をやっていたのだが、元が軍用でどこでも使える事がウリだったそうだから、当たり前かも知れない。あんなの、要は小型たいまつというかアルコールランプみたいな物だから、やろうと思えば灯油やアルコールでも使えるかも知れない。フリントロックで火が付けば、だが。というか、ランタンとかも灯油だし、灯油の方が着火温度は低いんだっけか?次ぎやってみよう。
・次、青く燃える松ぼっくりについて。やっぱり炎色反応で金属を混ぜているらしい。色々あって、私は銅かな?と思ったが、他にもホウ素だのマグネシウムだのあるらし。マグネシウムの粉末って怖いけどな。多分だが、赤系は燃焼させても色が分からないし、青系の炎色反応が出る金属なんじゃないだろうか?
・木村さんの奇蹟のリンゴの別の切り口での本を読了、「リンゴの絆」という本だ。「けやぐ」と言う木村さんを支えてくれた友人達の話が出てくる。自動車屋さんとレストランのシェフで、あと弘前大学の教授が研究の話を少し書いている。話自体はまあ同じ話なので割愛。木村さんが自然栽培の講演を多数しているのは、それらが他の人に真似される事でちゃんと技術として利用出来る事というのはなるほど。実際自然農法の開祖は福岡さんって有名な人がいるのだが、この人の方法は家庭菜園規模以上にしづらいって欠点がある。収量的にも品質的にも慣行と同等を目指しつつ農薬と肥料を使わないって事なんだろうけど、ほんと大変だよね。
・ビラデストワイナリーの「里山ビジネス」読了、とても面白かった。これまでワイナリー関係の本はあくまで農夫や醸造技術者と言った現場の人の視点が多かったが、今回はもっと包括的な経営者的な視点で語られてる。中には人任せに感じる部分もないではないが、ビジネスとしてワイナリーを経営する意義みたいな部分が一番のコアかな。もちろん、収益を出すって部分も大きいだろうけど。ワインそのものの話はほとんど出て来なかったし、ここの切り口は直接の参考にはしづらいが、皆考えている事ではある。中に「役人が口出しするとすべてダメになる」って話があって、これはほんとそう、あなたが言っていいのか?って部分もあるんだけど(原産地呼称法の責任者の一人だから)、もうまさにそうだよ。「中山間地でビジネスの成功例が出来ると、その客の多くが黒服の視察のツアーだが、それを見て模倣して成功したとか言う話は聞かない。研修のための研修で無駄」とか「熱意がある個人がリスクしょって事業をやるのに対し、役人は公平をたてに支援しないし、最大公約数という悪平等な事しかやらない」ってね。いやー、痛快だわ。
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Posted at
2014/01/16 01:44:50
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