2015年09月29日
日記色々
・奥地のブドウ園に関して、紹介してくれた人に偶然あったので、実際に案内してもらった。場所は言葉で聞いていた場所であってたし、地元の人なので他の園についても教えてもらえた。問題の水利だが、やっぱり水路を使わないと辛い場所もあるようだが、一応道挟んで用水路はあるので、やってやれない事はないとの事。園の木も大分くたびれていて伐採はやる予定だと聞いているが、そこそこゴミ(古タイヤとか)も転がっているので全部やっていただけるか。入り口の傾斜も結構きついので、やるなら土を盛って傾斜をなるくしないといけない。
一番問題だと思われるのは棚の傷みで、そもそもが道路に沿って作られたため、正確な形ではなく、隅柱が二箇所はないという変則パターン、高さもかなり低いし、何より棚線が大分錆びてきている。主線はまあまだ使えそうだが、子線はいつ折れてもおかしくなく、結び治すのは多分無理。間柱も大分欠損しており、しかも適当な杭なので、入れ直す時は大変だ。他には線の焼きが不安。普通棚線には半鋼線を使うので結構細いのだが、ここのは若干太い。その場合、半鋼線ではない(あるいは張力グレードが低い)物を使っている可能性がある。たとえばステン鋼線なんかの場合、半鋼線より1ランク太い物を使ってるのだが、あんな感じだ。逆に棚は単独棚なので共同棚のようなトラブルはなさそう。
傾斜は1度SSで登ってみるしかないだろうが、登坂ルートに制限はかかりそう。つまり、園の傾斜が緩いルートで登り、下りの列に入る必要がある訳だ。上の段はつまりキャンバー走行をする必要があるので、出来ればユンボで軽く通路を盛り土したい。となると、まず「伐採」「棚を持ち上げ」「ユンボ入れるルートで入れる」「土砂運搬して入り口盛る」「棚線と間柱修正」になるかと思う。うちの方式だと子線は比較的いつでも張り直せるのではあるが。一年目は消毒は最低限なので、これを一年でやる必要はないけど、むしろ他の園の方が再生しやすい所もあったりした。
ところで倉庫や新居についても情報をもらって、ずっと具体的に空き家情報は持っていた。ただ、町会費については想定地区では軒並み6万、某地区では公民館建て替えしたので町会に入ったら即10万とか言う話も聞いた。公民館はうちの町会でも建て直してえらい費用を負担したと思うが(多分4000万ぐらいで各戸20万とか)、正直あれほど不公平で不透明な物もない。今年金暮らしでウハウハしてる老人会の連中だけだろあんなん昼間から入り浸れるの。ましてそれを新規の移住者に求めたら、町会なんか入らないって事になると思うんだが。そうでなくても都会から松本に引っ越してきた人は町会システムが理不尽と感じているようだし、塩尻だと行政がHPで具体的な回答をしているしが、それもかなり行政が町会に遠慮して住民を蔑ろにした無責任な回答だったし。
・仕事は巨峰を2kgで初出荷。実はこれまで巨峰をバラ(パックじゃない奴の事、基本的に品質がパックより高い)で出荷した事がなかった。それはパックとバラでグラム単価が変わらなかった事、研修先もそうだったからというのが大きい。もちろん、バラ品質の巨峰自体は以前から出来てはいたが、割合からすると少なかったかも知れない。しかし、今年の不作っぷりは私から見ても「これバラでええんか?」って房がワイナリーですら並んでいる状況だったし、デラで2kgをほっとんど出荷しなかったのでダンボール箱が邪魔というのがある。さて、具体的に書くとパックが仮に300円で皆掛けで実質380g以上、2kgが1500円だったとしよう。キロ単価はほぼ750円で同じである(若干パックの方が甘いけどね)。しかしパックは上限がないので、500gでも600gでも一パック扱いになってしまう。
たとえば500gの房をパックで出すとキロ単価は600円まで下がる。600gだとなんと500円だ。このサービス分がバラだとちゃんと換金される有効販売量になるのだから、品質がよければバラに入れた方がいい。もう一つは出荷容器のコストだ。大雑把、パックは出荷コストが意外とかかる。10パックでダンボール1枚(大体100円、パック10個(38円ぐらいかな)、パックシート10枚(大体48円)、トレサビシール(忘れた、5円ぐらいのはず)と、191円ほどかかる。仮に4kgだったとしたらキロあたり48円ぐらいかかる。
一方バラだと安い訳でもなくダンボールが2kgでもたしか100円近くして、紙セロ袋が一枚5円×4房だから20円、クッション材もまあ3円だか5円程度していたはず。125/2=62円ちょいと、「2kg箱は出荷資材が高い」と言える。すでに買い込んでしまった2kg箱を消費したいとかじゃなければメリットが少ない出し方だ。
一番コスパがいいのはバラ詰め5kgのはずで、ダンボールが100円、紙セロが5×11=55円、シールが5円、クッション材が5円として165/5=33円と一番安い。ただ、市場価格は5kg詰めが意外と安かったような気がする。3500円程度だとするとキロ単価は700円ほどだ。ブドウ代そのものが250円安ければ出荷資材の価格差も吹き飛んでしまうわけで、ここらへんは本来は市況見て「どっちで出した方が得か」「出荷能力的にはどっちがいいか」を判断すべきなんだと思う。2kgは4房で詰めなければいけないので、平均500gじゃないと難しい。あと3Lという規格もあるが、これは3房でいいかわり単価が1200円程度とキロ600円ラインになりパックの方がマシに思える。しかし、3Lという事は平均700gなので、それをパックにすると430円ととんでもなく安くなる。これは「700gにもなると大味になって酸っぱいだろう」という市場の先入観のためで、事実それは正しい。デパートで超立派な房が高い値段がついて売られているのは、収穫量を制限して作っているので、3Lと同じ大きさでもちゃんと味は乗ってる。
・猫砂として使ってみるためペレットストーブのペレットを買いに行ってきた。猫砂はペレットを防水加工した物で、海外だと全く同じラインで作っている。夏場の需要が少ない時に器械稼働率上げるためだったかな。有名メーカーのもペレットは輸入、尿シートは国産みたいな感じだったかと思う。価格は4リットルで1000円もする。比重0.3として1kg、0.5で2kg程度だ。薪ペレットは高くても10キロ1000円、今回買ったのは10キロ500円ぐらいだから10倍ぐらい安い。
もちろん問題もあって、撥水加工はされてないので、長期使えばもせる、崩れると言うデメリットが指摘されている。ただ、システムトイレ使って分かったが、猫砂は本当はもっと派手に使い捨てにしたい。糞の処分で一々分離するのは結構面倒なので、もせる前に交換出来るぐらいなら安く購入できるので痛くない。
もう一つの対策としては撥水加工をしてしまうのも手と言えば手ではある。フッ素はちょっと高いのでダメだから、シリコンかワックス系の撥水素材をスプレーとかすれば撥水性が得られるのではないかと思う。ここらへんは日かくてテスト出来たらやってみたい。これは森林組合で売っていて、林業に関して色々面白い話を聞けた。そうそう、征矢野建材、また労災で今度は塗装機械でローラーに指挟んで小指切断だそうだ。先日死者まで出したのにまたかよ!とも思うが、新規立ち上げ工場で対策がキッチリなされてない&労働者も不慣れな人達とかあるんじゃないかと思う。導入機械の限界とかも不明で不具合多発でチェックしてて事故みたいな感じなんかもね。
・コンパネは買い足しに行ったら山が半分になってて、皆さんめざといなぁと。思い切って12枚購入、それでも1万円だ。汚損品の流通あるの?って聞いたら、これはお店でやっちまったそうで、弾力的な価格設定もそこらへんあるみたい。これからもどんどんやっちまってくれていいのよ(ニッコリ)。
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Posted at
2015/09/29 20:38:16
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