2018年01月31日
温度上昇・小屋屋根修理・
・温室の床の鉄板の上に断熱材を張って放射温度計で計測してみた。まず保温前が25度ぐらい、15㎜のスタイロ一種を張って10分以上放置してから再測定すると40度ぐらいまで上がっていた。が、隣りの断熱材を張ってない鉄板で数値を取って比較していたのだが、そっちも25度だったのが39度ぐらいに上がっている。日昇と共に温度上昇しているので、それで上がっただけに見えるが、触ってみると明らかに断熱材張ってある方が暖かく感じられる。うーん、なんなんだろうな、単純に体温の方が高くて熱が逃げるか逃げないかだけの差なのか?でも加熱してなければ外気はまだ0度付近だから、25度でもかなり違うはずなんだけどなぁ・・・と色々触ったり測定して違いを見つけてみた。
無断熱の鉄板だが、これは床面に対して多少浮いているというか、少ししなって空間が出来る。そういう場所を測定すると書いたように差がない。しかし接触している部分で測定すると34度ぐらいと5度以上温度が低いスポットが存在する。恐らくパネルと下地の空間が空気層になって熱移動を抑えているので温度が下がらないのではないだろうか。じゃあ断熱が無駄だったのか?これは15㎜だとそこまで差が出なかったけれど、一定の効果が出ているか、トータルでは出ているのだろうと思う。
ちなみに、同じ時の集熱パネル(アルミで日照に対して直角に近い、熱的に浮いてる)は70度を超えてる。ここにファンで空気を当て続けて45度ぐらいになってる。このパネルの裏側の鉄板の温度は11度ぐらいとかなり低い(下に断熱材あっても)。ファンを回して温度が上がると日陰でも22度ぐらいになったが、軒下辺りは17度ぐらいの所もある。ビニール側は15度を示したが、透過した側の温度も測ってしまうらしく7度とかそういう数値も出るので信用ならない。おそらく温度は20度前後だろうと思われる。二階小屋裏は10度ぐらいでまぁまぁ。冷え切った部屋に熱を送っている状態なので、その状況で温度ムラがあるだろうと思うし、締めきっておけばもっと高温になってくれると思われる。
太陽の南中時間に改めて測った所、断熱無しが41~43度、断熱アリで49~53度と、10度ぐらいの温度差が認められた。結構すごい差だ。パネルは76度ぐらい。これだけ暖かいと相当な暖房になるけれど、気温は未だ0度ちょいでビニール面から冷えるらしく、ベランダ温度は30度止まりだった。もっと強力な扇風機使えばその限りではないだろうし、床全部断熱したらえらい熱さになりそうだけどな。商品のソーラーウォールでパンチングメタルを使う意味も良く分かる。風を当てるだけだと伝熱が低すぎるのだろう。ある意味、集熱より伝熱の方がネックになる。水冷だと伝熱が大きいけれど、空冷だと風量増やすにも限度があるし。
・台所の断熱材はカットとか工夫して後から入れられるようになった。決して楽ではなかったし、この手の部材に関して根本的な疑問が出来て検索したら、えらい思い違いをしていた事に気がついた。まず最大の問題だった根太間に差し込めない問題は、端面を1/3ほど、長さ面をその3倍ぐらいの角度で切って入れる事に成功した。これならリフォームで断熱材を後から入れる事が出来る。しかし、既存の製品はこういう処理がしてある商品を見ないし、そもそも根太の高さ目一杯の商品も見ない。最初「きっと厚さを根太より薄くして差し込むのだろう、と思った訳だが、良く良く考えていくと端っこが根太より薄ければ落ちてしまう。大引があるから落下はしないだろうが、床との間に隙間があいてしまわないか?となる。もちろん薄い分性能は劣る。うーん、どういう事なんだろうと思いつつ、そこのメーカーのカタログを見ていて、リフォーム用の製品を見たらとんでもない事に気がついた。あれ、これ根太間に入れてない?いやいや、そんな訳ないよね、でも施行写真でも入れてないよね。じゃあなんで根太寸法で切ってるの意味わかんない。と混乱。てか図面が分かりづらい。
以下間違っていたら見当違いな話なんだが、割と根本的な床下断熱リフォームの欠点なので書いておきたい。書いたようにボード系を根太間に詰めるのは非常に困難を伴うし、変型して入れやすいと思われるグラスウール系ボードは色々な欠点があるのでリフォーム用ではあまり流通していない。でも需要があるので、大引間で断熱材を入れる方法がある(みたい)。ぶっちゃけ大引間だけならはるかに楽ですよ、こんな苦労しないで済む。では何故しないかと言えば逆転結露とか空間が出来てしまう事が怖いから。根太間に入れた上で大引間に詰めるんならすっごい分かるンだけど、そういう商品は既存ではない(と思う)。新築時に根太間だけは断熱材を入れてあったという幸運なお宅の断熱強化でなら製品があると言えるというか、なんだけどね。じゃあ根太より薄い断熱材を間に入れてから大引間に入れるのならどうか?根太間に何も無いよりは遥かにマシだとは思うけど、比較したらマシという程度ではないだろうか。という事で結論としては「リフォームで床下やるなら床剥がせ」、それに尽きる。
・小屋の垂木張りは一応終わった。無駄な事をやってしまって、最初もとの垂木というか梁を外さず打って、後から外した垂木を新しい垂木の下に打ち直して強度を出そうと思ったのだが、この垂木が微妙に膨らんでて正しい寸法ではなく、新しい垂木も結構打ち直すハメに。ただ、一寸五分の垂木だけで一間飛ばすと人間が一応ぶら下がれるだろうけど怖いぐらいしなうので、やっぱり全部に入れた方が良さそう。母屋を増やす案も検討したけれど、そうすると梁を全部抜く事になって、それはそれで強度が出なさそうなのでやめた。
その状態でポリカを仮置きしてみてチェックしたが、二間だから6尺と7尺混ぜて390cmで行けるかと思ったが、ちょい厳しい。軒先10cm同士取って重なり幅を取ると、どうしても7尺二枚にしたくなる(それに重ねる部分に釘が打てないし。横幅は出来れば半割にして余裕を作って建物との隙間を完全に埋めたい所。買い置きがちょうどそれが出来る枚数あるし。あとは壁や筋交い周辺の処理で、今は結構ぐらつくので不安定だ。短い筋交いだと効果が低いのが分かったので、柱を立てつつ長く筋交いを入れてやる必要がある。床はパレットの方が楽だと判断、コンパネも全部止めないでも行けるし。
今はインパクトとドリルの二丁持ちで、ドリルがマキタのニッカド、インパクトがD2のリポなのだが、インパクトが強力な上軽量で、やっぱりリポはいいんだなと思った。インパクトはカムアウトしづらくて90㎜ぐらいのビスでも結構打ち込んでくれるし。昔は7.2Vのニッカドだったので、そりゃあ重くて非力だったが、人力に比べるべくもなく楽だったのだが、今更は使う気がしないな。
・youtube見てたら、自作でバンドソー作ってるおじさんが居て面白かった。自作だけなら前例があるが、その人は本体を木質系材料で作っていた。木工でさらに木工機械を作るという、正しい文明進化を見ている気分。金属の方が加工性など楽な部分もあるのだろうけれど、これいいなぁ。なんとなれば、木工で木工旋盤自作とかも出来そうというか、かつてはロクロ(木地ロクロ)なんて木で作っていたはずなので、当たり前か。実際検索かければ前例は出てくるし、youtubeの集合知はなかなか面白い。
・機械部品と言えば近所に水車に使うようなギアが転がっていて色々考える。ギアの歯というのは当たり前に見えて見過ごしがちな技術である。単純に噛み合うだけ、動力伝達だけで言えば、水車のように棒を車に刺して噛み合わせれば機能するはず。しかし、それだと次ぎのかみ合わせ時にギャップが出来てがたついたり、滑り摩擦が高かったり、伝達トルクが低かったりと問題があるのだろう。いつから今のような複雑な断面形状のギアが出来たんだろう?
・今期アニメは前期に力をためていた(作画崩壊上等の駄作が多かった)ためか、どれも見応えがある。その中でも大本命なのはダリフラだとは思うのだが、設定が似通っている作品が多すぎて辛い、批判的な見方にどうしてもなってしまう。が、以前からこの手の作品に欠如していた問題に立ち向かいそうなので、俄然興味が出てきた。それは「父性の存在」である。
多くのロボットアニメ自体が、視聴者層である少年を主役にした場合、父性や親性が不在になりがちという事が多い。例えばガンダムで言えばアムロ・カミーユ・ジュドーがそう。特にエヴァ以降はそれが非常に顕著になってきていた。今でも印象的だったのはエヴァの劇場版最後でゲンドウがシンジの乗るエヴァに食べられてしまうのだが、そこで毅然とした拒絶に似た態度だったゲンドウが、単に息子であるシンジに親として接する事への恐怖であった事を告白した時、知り合いのファンがブチ切れていた。舞台装置として親がなかなか出て来られない事はまあいいんだが、正しく怒ってくれる合理的な思考の体現としての父性・年上の男性は、どうしても根源的な無条件の愛であるアニマに負けやすい。特にエヴァは父性の代表であるユダヤキリスト教の父(神)に対して、アンチクライスト的なエヴァやリリスを上位に置く物語なため仕方ないのだが、エヴァの摸倣作達は皆、無条件にそれを飲んでしまっているかに見える。いや、そうじゃない努力も見られるんだけどさ。
逆に父性が強いロボアニメは何か?反発するという意味ならコードギアスとかだろうか。逆に教えられているという意味だとGガンダムの東方不敗はロボアニメでも屈指の父性・師匠キャラと言える。ま、今川作品はGロボをはじめ父親と息子娘の関係がテーマになっているか。そしてトップを狙えも初代はやはり若本さんが演じる太田コーチというキャラが居たからこそ、話がキリリと締まっていたと思う。
それ以降のガイナ系はエヴァ・トップ2・フリクリ・キルラキル、どれもオヤジの存在が欠如していて、強い女性が軟弱少年の尻を叩くような話ばかりだ。女性の男性化と言ってもいいかも知れないが、ここでの父性は性別的な話ではないので、ガサツになっても父性が生まれる訳ではない。現時点だとダリフラも完全にそっちの世界っぽい訳だが、一方で強い父性を伺わせる「パパ」というセリフが頻繁に出てくる。実際には言葉も発しない機械人形的な存在なので、それが物語でどういう役割を果たすのかまだ見えない訳だが、「いい加減父性を蔑ろにするばかりのガイナ制作陣は父性に向き合うべき」と言う意味で期待している。
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Posted at
2018/02/01 01:18:24
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