2008年01月13日
ワゴンRとライフ試乗
・訳あってディーラーで試乗してきた。なんか今ディーラーもやる気ないと言うか、売れない所は商売っけむき出しで客が引くし、売れる所はそっけない。私はディーラーに行く時は小汚い格好をしていくのもあるのかも知れない。なんで100万程度の買い物で着飾って行くのか?ってのがあるので。ただ、自分の自動車の基準もずいぶん緩くなってしまって、結局何乗ってもいいようになってしまった気がする。そんなラフなインプレだが、やっぱり違う物でもある。
ワゴンRスティングレー:ノーマルのワゴンRの顔はFMC後嫌いだったのだが、スティングレーが間を救っている。でも、この顔つけるとゼストとかにも似てくるなぁ。CVT+NAだが、ほとんどトルコンを介してないフィーリングなのに割と加速感は良い。タコの下1/3位でも40km位まではさほど不安は感じない。
しかし、そこから先でいっきにキツクなる。60km出すのにアクセルってこんな踏み込むのか。ダイハツのCVTが出足を犠牲にして先で変速幅があるのに対して、スズキの設定は出足重視に感じる。後で調べたらさほど重いって事もなかったので、不思議だ。まあなれない車を夜道でそんな加速させたくもないけど。
ボディー剛性はかなり高く感じた。特にフロント回りは私のアルトの頃とまったく設計が違うLアームなのでブレーキのトー変化もなく、普通車以上に良く止まるだろう。ブレーキタッチもソリッドすぎずソフトすぎず、扱いやすい。ハンドリングはたぶん不要なロールを警戒したんだろうけど、剛性の割りに鈍いと言うか、時間差をおいてモーションをゆったりと起こす。ともかく接地感が抜群に良いので安心してられるし、操作をやりやすい。スズキの軽のフィーリングはどこか安っぽい物があったが、この世代のは実用車として王道になっていると感じた。ただ、エンジンはNAならリッターが適当。HIDは暗い。
ライフ:ホンダの軽は高速性能が高いのがトゥデイの頃のウリだったので期待していたのだが、本当にひどい乗り味だった。路面が同じじゃないけれど、常に路面を離れているような不安な挙動を感じる。操作系が軽いのもあるだろうけど、アルトの軽さとは別の不安さがある。エンジンはさすがに回した時にプリプリプリーっと言う小気味良い音がするのは美点だけど、特にパワフルでもなんでもなかった。燃費計があるのと、シート生地が良いのが救いかな。逆に燃費計があるので、セールスに燃費の話を振った時に嘘がつけないのは良い。ふーん、12.3kmか、悪いなぁ。実はライフはワゴンRより30kg以上重いのだ。パワー感はあるが、こいつも60km以上出す気がせんかった。
今日はムーブも見る予定だが、ひとつ気が付いたのは、軽自動車はガワがでかくてボクシーな奴ほど軽い。もちろん設計が新しいのも軽い要素だ。考えてみるに、外装をRを多用して作ると無駄な部材を使う事になるし補強も必要、そして減ったスペースの分クラッシャブルゾーンの補強が必要って事で重くなるんだと思う。たとえばレガシーなんか5枠から3枠になって軽くなっている。まあ、ルーフは絞ってある方がいいけど、ボンネットなんか角い奴の方が軽そうだ(ラパンは駄目だけど)。
もうひとつ総じて思った事だが、意外と今の軽は高速走行には向いてない事。つうか、環境エンジンでトルクが出てないのかも知れない。私はエブリィはスペックと重量から軽自動車ではもっとも遅い部類だと思っていたが、ライフやNAのワゴンRに比べて特に遅いって事は無かった。むしろFRでトラクションかかる分、有利かもしんない。アクセルべたならエブリィだって同じ位走る。
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2008/01/13 13:56:08
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