2012年09月06日
・山羊のミルクはまだ搾乳出来るので飲んでます。暑い時期はさすがに山羊もかわいそうだし私も絞るの大変なので一日1回に落として二頭で4リットルぐらいですが、あんまり太ってない個体もいるのは多少気がかり。山羊の乳は春先から初夏にかけては、ちょっとクセというか青い香りもしたのですが、最近のは生でもほぼ無臭ですね。脂肪分も決して多いという感じではないのですが、まろやかな感じがします。このうち1リットルから2リットルは子山羊がまだ飲むので、私の取り分は2リットルあるかないかです。子山羊は本来ならこの時期だともうお乳は飲ませてもらえません。通常90日っちゃ離乳しているので、180日でまだお乳を飲めるなんて幸せ者ですが、喜んでしゃぶりついてくるので、つい与えすぎてしまいます。というかチーズもストックが多すぎるので作るのを休んでいるので、有効活用は子山羊に飲ませるぐらいなんですよね。まあ、あと少し待てば寒い時期になるので、搾乳しても持ちが良くなるかと思います。餌的には不利かも知れませんが、幸い高品質のサイレージを低コストで作る事が可能になりましたし、さらに生で与える事も出来るので、今年は冬場もミルクが飲めるぞー。
・さて、ちょっと気になると言えば、雌子山羊に種付けをするかどうか?です。普通、ザーネン種であれば1回目の繁殖は生まれた年に出来ます。体重の目安は40kgだそうです。試験場での成長データーでも6ヶ月で36kg、12ヶ月で52kgなので、9ヶ月ぐらいすれば繁殖させても大丈夫でしょう。うちの子山羊達の体重は量ってないので分からないですし、40kgあったとすると私が抱えてのれば体重計振り切って結局計れないのではないかと思いますが。まあ12月頃まで待って種付けすれば、確実に体重的には安全なはずですが、そうすると今度出産が5月ぐらいになります。あまり忙しい時期に手間がかかる作業が重なって欲しくないというのが本音です。また真夏に生まれた子は暑さが厳しいと調子が悪くなるという問題があります。逆に2月3月はまだ寒くて、子を離して育てるのはやや心配でしたから、3月後半から4月の出産が一番望ましくあります。逆算すると11月頃の種付けでしょうか。ただ、体重はあってもサイズはまだまだ小さいので、本当にコレに種ツケして大丈夫かな-?という疑問は常にありますね。とは言え2年間無駄飯食わさせるのもなんですし、逆に立派に成長させてから出産させた方が搾乳結果が良いかも知れません。
・問題その2は、そもそも山羊を増やすのはどうかという問題です。現状の8頭でも相当苦しく、種雄以外を全部売り払っても雌4頭になります。大人の雌は今年は2年搾乳に挑戦して種付けをしませんが、それでも子供2頭が恐らく単子出産で6頭になるのは大変です。雄山羊の販売ルートもまだ見えませんし、畑の復旧作業はそこそこ進んでいるので、来年は牧草の供給に問題が出るかも知れません。もし完全に復旧したら、いいとこ8頭が上限じゃないかなー。小屋も手狭で、藁を入れるスペースに雄を入れてますが、出産山羊のスペースと搾乳山羊のスペースを分けると、もう一区画欲しくなります(ただ雄はかなり邪魔な存在なので、離れを造っておきたいという気はします)。あるいはアンモニア処理してビニールで覆ったまま積んでおく方が楽かも知れません。
・搾乳量に関してもかなり問題です。今年はピークは一日8リットルぐらい絞ってました。機械はありますが、これがさらに4リットルぐらい増えると、管理がヤバイ。さらに出来たミルクの活用も個人だと苦しくなります。調べたら、清水牧場チーズ工房さんが佐久から地元の松本市(っても奈川のあっちだぜ~)に来てたので、訪ねるついでに聞いてみるかな。面白い事にヨーロッパでは山羊はこの規模でもチーズ工房として独立してやってる事があって、そういう地チーズは教会バザーとかバザールのチーズ専門店とかで売ってるようです。買った友人曰く「すごいしょっぱかった」とか、保存性重視で伝統的な味のようです。
・そろそろ冬の準備を考える時期になってきた。時計ストーブもぶっ壊れてしまったし、薪になる物は潤沢にあるし(というか処分しなければならないし)、どうするかなー。ロケットストーブも自作したけど、ドラム缶サイズが家の中に収まらないのは明白だしなー。
Posted at 2012/09/06 22:49:36 | |
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