2013年03月11日
・今日はデラの皮剥き、皮剥きっても果実の皮じゃなくて木の皮です(間違える人はいないだろうけど)。ブドウも成長するにつれて皮の部分が拡大して破れます。コルクって程でもないけど、結構皮が代謝でむけるんですね。これを放置すると生体との間に層が出来て病害虫の巣窟になるので、ある程度の間隔ではがしてやります。まあ、全く剥がさなくても自然に落ちますし、これをはがしたからと言って病気が出なくなるってほどの効果もないので、「やらないよりやった方がいい」程度の作業だとは思います。優先順位は高くはないはずですが、まあ改良普及センターの視察で園に入るついでなので、ちょっとやりました。
・樹皮は品種や状態で違いがあり、デラは比較的薄い物が出来て、細い部分だと細かくひび割れします。巨峰はそれより大降りですが、方向性は似ています。スチューベンはブドウの中では樹皮が硬く鱗状になるのが特徴です。こいつは剥くのは一苦労ですが、実際は病気がそんな出ない品種なので熱心に剥がす必要はない。ナイアガラは逆に皮がつながった長いもろい状態で剥がれます。ポートランドも同じで、軟質というかなんというか。木質部分が少ない感じで、病気の発生も多く、熱心に取りたい所ですがうちにはもうありません。
・あとは畑の清掃なぞですが、凹凸がかなり出てきたのが厄介ですね。この凹凸が出来る原因はいくつかあるのですが、結構あるのが「前の園主さんが剪定枝を掘って埋めた穴」です。枝が腐るとそこが凹んでしまうのです。なんで埋めるかと言うと、病害虫が生き残っているといけないので死滅するまで地中に埋めておく訳ですが、最近は枝はチッパー処理で粉砕して散布してある事もあるので、それほど病気に関して気にしている指導ではないと思います。害虫はまあ確実に処理で死ぬでしょうけど、音も非常にうるさいので私はあの処理は嫌いで、焼いて炭にして散布しています。これもカリウム過多になる恐れがあるのですけど。この穴は単体だと足を取られる程度ですが、雨水が溜まったりするなどの問題もあります。正確には地下水位が低いのが出てくるわけで、従来は水抜き穴になっていたとも言えるのですが。
・山羊は雌は畑に離しています。今年はもう一頭が出産する予定ですが、こいつは出産しそうになってもなかなか産まないので、ちょっと小屋に入れっぱなしにしてましたが、再び外に出してます。お腹大きくなる割に小さいのしか産まないし、気性が荒いので扱いに困る。他のは外でのんびりしてます。子山羊は最近は結構な声で鳴くようになり、ミルクも一回で800ccぐらい飲むようになりました。ベランダだと草がないので、そういう固形物を食べられないのもあるのでしょう。
・そういえば先日の奥多摩ツーリングで松姫峠は途中にダムがありました。多分発電用だと思いますが、真っ暗な中でダムだけは水銀灯で青白く照らされていて、夜間の工場のような不思議な存在感がありました。巨大なんだけど、どこか存在が希薄というか非現実的というか。
・日産三菱合弁会社の軽自動車のデザインが発表されました。まあ、好き好きなので、エルグランドで路地裏に来られるよりはマシなんで、DQNはどんどん乗り換えて欲しいとは思いますけど、デザインに日産が口出しした程度で中身は三菱でしょ?エンジンも3G83でしょ?と思うと手放しに新型キタコレとは言いたくない気分。三菱のみそぎははじまったばかりというか、私の中では絶賛累積中。まあ、日産が作ったからと言って信用するかと言うと別ですが、少なくともリコール部門を三菱から切り離してみない事には・・・でも、最近そういう細かい不安や予兆を排除していくと、世界が狭くなりすぎる気はします。マイナスで評価するのではなくプラスも入れてかないと、自分で世界を狭めてしまう訳です。そのぐらいマイナスばっかり目に入るのは私が悪いんでしょうね、きっと。
「生きていくという事は人に借りをつくっていくことだ」というのはC1ランナーの一節ですが、私は基本的に人に借りた物は忘れても自分が貸した物は忘れるように務めています。そのぐらいで、ちょうど本当の損得勘定はバランスするはず。あの言葉もそもそもバランスではなく恩を忘れるなって事ですからね。物事に自分基準でプラスマイナスがあるのは当たり前で、プラス部分をもっと評価すべきなんです。と、そう考えても、三菱ってメーカーはつぶれた方がいいやろ・・・・ありゃ人じゃなくて企業だしな。
Posted at 2013/03/11 07:17:23 | |
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