2013年03月12日
・先日買ったカム式のワイヤークランプが行方不明になった。多木ので一個8000円ぐらいするので、決して安い物じゃない。軽トラの荷台に転がしておいたと思ったが、あやしい場所をすべて探しても出て来ないので、最悪奥多摩で荷台から落っこちたかな?と落胆していた。周辺の農家さんからも棚線の修理を頼まれていたのだが、これ以上待たせるのも悪いと思い旧式のCクランプ持って直しに行った(ちなみに無料)。この人の棚線は何度も切れていて、要は劣化した線を繋いでも引っ張るとまた切れてしまうのね。結び方が良く無くて、力が掛かると切れやすい。そういえば先日直した棚は面白い結び方をしていたのを思いだして、参考にすべくそれを切りに行ったら、そこで無くしたクランプが落ちているのを発見しました。良かった良かった。「情けは人のためならず」というのは何度も経験しているが、本当にそうだなーと改めて思った。
・あとは某団体の会計決算を総会に合わせて打ち合わせ。事務局の人と話して「このままだと恒常的にマイナスになっちゃうから、予算案はこうしようか」って話しをして、今度は理事にその案を持っていったのだが、もうウンザリしてしまった。自分でこう書けと言っていた決算書で、ここ2年同じ書式なのにも関わらず「事務費が細分化されているのが悪い」とか「事業費にこれを入れろ」とか予算と関係ない部分でグダグダと言われる。人を嫌な気分にさせる簡単な方法は、指示を出しといて、その通りにやっているのを間違ってると叱る事だ。大体予算案が通過してる代物を、今頃レイアウト換える訳にいかないじゃないか。まあ、来年度予算で組み替えるけど、そんなの大した手間じゃない。わざわざ理事に聞いているのは、予算が赤字にならないように、収入を増やすか支出を減らすかって話しだ。
で、やっとその話しをするのだが、そもそも決算書や予算書を読めないので、なんか意味不明な指摘を繰り返す。昨年比の数字があると邪魔だとか(普通あんだろ!)、決算書の金額を見て、いつまでも予算額が多いと間違った理解を繰り返す。特に頭大丈夫かと思ったのは、「今年度の予算で収支が回ったんだから、今年の予算も同じで回るからいじるな」という指摘。わけわかんない。来年度は繰越金額が大幅に減るし、そもそも単年度で支払えなかったので、個人のツケにしてある金額がいくつかある。つまり支出はさらに増えるのに、いつまでも「例年は・・・・」と言われると、もうお前が会計やれよと言いたくなる。まあ、結局自分でも何言ってるか分からなくなって、別の理事がOK出したらいいという話しになったのだけれど、この無駄に使った時間と疲労はどうしようもない。事務局は見てすぐ分かる内容なので、私の書き方ではないと思うが・・・
これに限らないけど、日本人はなんか無駄な会議や疑似が好きすぎると思う。先日も農協関係の総会があったのだけれど、前時代的なぐらい形式的で、たった30人(じっしつ15人)の組織で1号議案だの専門部長がどうだの、そんなのいいだろと。多分だけど、こういう仕組みは戦後の民主化の時に、「こういう形式ばったのが民主主義だ」と思い込んでしまったのがあると思うのね。それまでは特権階級の閉鎖的な所が、権威付けてやっていた事を、民主的な組織でもやれば権威が付くと思ったんじゃないかと。でも、実際は根回しや練習が済んでて、あんなの学芸会のお遊戯とかと一緒だ。まあ、会そのものはいい交流の場なんだけどね。
で、別の理事はまあまあ予算の話しは分かってくれたが、赤字になる事について「収入を増やすか支出を減らす」って事に関してはかなり不可解な答えだった。事務局と私としては、支出で削れる物は限られているので、会費を増やして収入を増やす案を考えていたのだが、その理事は「支出が赤になったら特別会計を組んでどこかから借りてくる」「予算をオーバーした部分は自腹」という。私は会計ルールを知らないのだが、特別会計ってそう使うの?私はもう別の会計なんかやりたくないし、誰が貸してくれるんだろうか?また自腹は実質もうそうなんだけど、だったらもう予算とかいらなくね?ともかく、私がもっとも触りたくない金銭関係で、何故か不得意意識がない人達に限ってすごいルーズなのはおかしな気分。皆、どっからか特殊な収入があって平気なんだろーか?
・ブドウの苗を植えてます。もっと早く植えたかったけど、なかなか植栽計画が立たなかった。他にも育成苗が数本あるのだが、ネオマスカットやポートランドなので、ぶっちゃけどこに植えたくもないんだけど、成長はもうすごく良くて、1年で2スパン5mぐらい伸びてたりするので、今年にもすでに棚上を作り尽くせる勢い。最大の要因は土壌水分で、ブドウは乾燥地が良いとは言うが、日本でメジャーな台木であるテレキ5BBにリパリア(川ブドウ)の血が入っていることから分かるように、栄養成長だけ見れば水分が飽和しない範囲で多いほど良い。また、果実をつけた後も、肥大時期にはある程度の水分がコンスタントにないといけない。
・よく名ワイナリーでブドウを深根性に育てて地中深くから水分を吸わせることでミネラリーな味わいにするという事が言われるが、確かに水ストレスで深根性にはなるがそこの根は太い根なので養分は引き上げないし、そもそもの台木の性質で根の深さは異なり、基本的にブドウは根は浅い事が知られている。おおくの樹がそうであるように、地上部の高さと地下の深さは比例し、ブドウの根はとても浅いのだ。施設栽培の根域制限だと深さなんか40cmぐらいだし、それでも計画灌水ではちゃんと結実している。深根性に育てて養分を吸わせないという考え方には賛成だが、そうでないと良果が得られないわけではない。
・今回は比較的湿潤な場所と逆に乾燥した場所にそれぞれ佐藤系巨峰の5BB台を植え、本当に乾燥した場所にカベルネソービニヨンを植えている。なぜかこのカベルネはリパリア・グロアール台なので、台と接ぎ木の性質が真逆な気はするが・・・そして計画灌水とは言わないが、ある程度の灌水施設も作る予定。現代農業に昔出ていた。それにしても傾斜地での植栽は重労働だ。ちょうどラジオでポット苗による植林の話しをしていたが、ブドウもそうなってほしい物だ。
Posted at 2013/03/12 20:54:33 | |
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