2013年03月27日
・今日もデラのトップジンM塗り、目算通り今日で全部終わり、若干時間が出来たのでスチューベン園も同じ事が出来た。面積は1/3ぐらいだが、1時間で終わるスチューベン園は仕立てが全く違うのが生きてる。でも今年はほぼ成園になると思っていたのだが、棚下の主枝にかなりトラカミキリが入っているのを発見。全部殺したと思うけれど、見落としや二年枝への侵入があればごっそりもってかれるよ。デラ園でもかなりの侵入が見られたし、草生栽培やるとこの手の虫は多くなるのかな?だとしたら致命的だ。
・SSのエンジンの水漏れ箇所も分かったので修理しないといけない。こいつはLLCが劣化して凍って、フリーズプラグが抜け出しているのが問題なんだと思う。フリーズプラグというのはブロックの冷却水路に通じている穴を塞いでいるキャップの事で、名前の通り凍った時にブロックが割れる前に抜けて水圧を落とす安全装置みたいな役割がある。とは言うが、そもそもLLC凍らせたらどうなるか分からず、単に中子を抜いた穴をキャップで閉じてそういう名前にしてあるだけのような気もする。なにしろ、本当にそういう目的にするなら、もっとメンテ性がいい所につけてよね・・・って所に付いているのが多いから。
・今日は冷えたので、昨日に引き続き薪ストーブに火を入れてお湯を沸かしたり味噌汁暖めてから、その前で食事、今年はこのストーブには大変お世話になったが、燃料はむしろもっと増えた感じで、来期動かすとしたら、もっともっと運転させないと消費がおいつかない気がする。贅沢な悩みだ。燃料に関しては今年やってみて分かった事は一に乾燥二に乾燥、三、四がなくて五に乾燥、って感じだった。中には燃えづらい樹種もあったが、そんでも乾燥しづらい事が原因みたいな感じで、乾いていれば燃える(桑が燃えづらかった。あれ、ほとんど柳みたいなモンだからね)。あと、斧で割るような太い奴は日持ちはいいが調理のような高い火力を取り出すのは苦手、むしろ細い小枝の方が使い勝手は良い。とくに30分も焚けば大概暖かくなるので、それまでは細い枝がよく、太いの入れると3時間ぐらいゆっくり熾火にしておく使い方になる。ストッカーはまあまあ開いてきたので、今年の分を入れればなんとか入るかな?でも、それを切ったり運んだりするのが面倒だ。
・フロントフォークに関する考察をちょっと前したが、オーリンズの正立フォークが出た時の記事を発見し、考え方が間違ってなかった事を再確認した。あの時もオーリンズのフォークがアウターにスライドメタルを配置していると書いたが、もっとすごい事が分かった。なんとスライドメタルが合計3個使われているのだそうだ。正立式の弱点としてフォークの支持点が短いという事があり、それが倒立に比べて剛性が不足する原因になっているそうだが、それをメタルの増設で対応したというのだ。で、訂正だが、インナーにつけるメタルはメタルで使っていた。つまり中間のメタル視点で言えばアウターで支持していると言えるって程度だな。実際は中間のメタルはほとんど直で上のメタルと並んでいるので、上のメタルの幅が広いと言う感じかも知れない。理由もインナーとの摩擦の方が少ないからでは無かったという訳。でもアウターの精度をもの凄い上げてあるとは書いてある。ついでにスプリングも鏡面だそうだ。
・近所の爺さんで畑仲間がカブ90に乗っているのだが、バッテリーが弱っているとかレッグシールドが割れているとか愚痴ってたので、ネットで買って交換してやる。この人の家のすぐ前にバイク屋はあるのだが、先代はそこそこ真面目に仕事していたようだが、今の人は爺さん曰くパチンコばっかりで仕事しないそうで、頼んでも仕事してくれないそうだ。実際外から見てもゴミの山で終わっている店だし、そこで真面目に仕事しても生きていけるだけの稼ぎは出ないだろうけど、それで仕事が減って負の連鎖に陥っている感じ。で、はじめてのカブのバッテリー交換とシールド交換しました。最初サイドボックスあけても両方ともバッテリーが見あたらなくて「あれ?どこだ?」となったのですが、実はヒューズボックスの奥がバッテリーケースなんですね。なんでリレーを奥にしてバッテリーを手前にしなかったのか・・・交換は互換サイズだったのでボルトオンです。ウィンカーも明るくなって爺さん大喜び。
レッグシールドの方は社外品でどっかスカスカした感じでしたし、ネジ穴などはずれてますが、無理矢理取り付ける事は可能です。ちょっと歪んでいる気もするけど、前のは外してたらパキパキ割れたので、まあこんなモンじゃないかと。部品は両方で2000円ぐらいだったので、無料にしときました。爺さん、次はジャイロが欲しいとか言ってたナァ。確かに転倒はしなくなるだろうけど・
・ヤンマーのディーゼルエンジン、ほったらかしでしたが、今日さくっとクランクを外しました。最初メタル胴側から抜こうとしたが抜けず、反対側のカバーを外すと色々タイミング類がずれたらマニュアルないと組み直せないと逡巡していたのですが、分からなければ聞けばいいやと割り切って分解。反対側はちょっと張り付きがありましたが、まあ外れます。で、見ていたら(知っている人には当たり前かも知れませんが)、動力の伝達はすべてギアで、そのかみ合わせ位置はポンチで印がしてあり、ギアには当然キーが入っているので、その通り組めば馬鹿でも直せるようになってました、ありがとう!ヤンマー。クランクにつながるギアはガバナーが付いているギアと普通の動力伝達ギアが二個ついているので、ガバナーの方を外せばメタル胴側にたたき出せます。こっちは圧入とかではない感じですね。メタル胴側で抜けなかったのは、ギアが斜歯なので、かみ合っちゃうからみたい。無理すれば抜けたかも知れないけれど、元の場所に刺さっているか確認出来ないので、やっぱりこっちをあけるのが正解のようだ。
・外したクランクを内燃機屋に持ち込んで注文すべきメタルについて調べて貰う。最初内燃機データーブックみたいなのでNFAD8のクランクピンの径を調べて今の径と比較してオーバーサイズを教えてくれるのかな?と思っていたら、マイクロメーターでちゃっちゃっと測って「50オーバーサイズで」と言う。え?どうしてそういう事が言えるの?と思って聞いたら、こういう事だった。ピンの摩耗というのはTDCとBDCで大きくなるが、サイドは減らないので、サイドの数字を計って上下の数値と比較すると摩耗が分かるんだそうだ。サイドの数字は43㎜で、上下は0.4ほど減っているので、修正くわえて0.5で行けそうという事らしい。ま、ここは肉盛りしてやり直す事も出来るみたいだけどね。
このやり方はもちろん簡易的というか、回転数が低い単気筒の農機具のディーゼルだからという事はあるとは思う。何故なら、厳密に言えばサイドの摩耗だって全く無いって事はないだろうし、ピンのセンターが狂ってしまっている可能性だってあるし、コンロッドと組み合わせてみたら、またメタルクリアランスがおかしくなる事だって考えられる。でも、それらの数字を足しても多分エンジンの要求精度には充分だという事なんだろう。でも念のため新品メタルと新品コンロッドを買ったら、それを持って来てくれとは言われた。仮組してメタル隙間を確認したいんだろう。外したコンロッドだが、かなり重かった。ベアリングは問題ないし、ケース側も汚れなどなく正常だった。むしろ組む時に汚れを入れないかが心配だよ。分解する前にガソリンで洗っておくべきだったな。ガバナーの仕組みも初めて見たが面白かった。このエンジンはタイマーはないようで、単純にカム駆動の燃料ポンプと、ガバナーがつく調整ボルトがあるだけ。逆に言えば噴射量のタイミングや調整は多分出来ない。部品も注文してきたが、農協は個々の職員のお客になっていて組織のお客という感じではないので、課長レベルからはうとましく思われている感じ。だってしょうがないじゃない、農機具の事分からない人が上司だったって、使えないんだもん。
・畑はピオーネの剪定と新しく借りたデラ園のチェック。ピオーネの方はもう諦めが入っているので、そんな熱心にやってないのでいいとして、デラ園の方は見てはいたが正規に契約を結んだのでさっそく入って見てきた。さっそくコンディションチェックだが、棚はステンで張りなおされていて正常、高さ調整だけで行けそうでプラス得点。剪定はおじいちゃんグループが請け負って大急ぎでやったので、かなり雑な部分もあるが、大まかな配枝は及第点。しかし太い木に関しては送り枝やりすぎてとぐろ巻いてるのでプラマイゼロ。で、じいちゃん達には無理な相談なのだが、ものすごいトラカミキリが入っているのね。私はそういう園で嫌と言うほど経験を積んだので排除できない事もないけど、やっぱり漏れがある可能性があり、根絶出来ないだろう。てか、これだけ出ていて園がそれなりに存続していたのが不思議。マイナス評価だな。これ、モスピランあたりをトップジンM溶かすのに使って塗りつけるって出来ないかな?ただのトップジンだったら混和剤は存在するので、やっちゃいけない組み合わせではないと思うのだが。ただ幹への食入昆虫が少ないのは良い。農機具も一通り揃っているが、地面にはいろんな物が転がっていて、その片付けをしないといけない。基本的にはこぶりな園でまあまあ借りて良かったかな?と思っている。
Posted at 2013/03/27 19:21:27 | |
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