2014年02月17日
・押井がまだ髪が黒い頃の作品、はじめて見たがBGMやSEはこの頃からパトレイバーしてるのな。脚本が練れて無い、というか後で固まっていくパトレイバー像が出来上がってないし、作画的にもイングラムが違うロボットに見えるようなのも多数。未来のはずなのに、泉の実家は風呂は木のドアだし室内に煙突ストーブあるし、おいおいって感じである。さて、「二課の一番長い日」、あれパトレイバー2(劇場版)の下敷きじゃないか。ニワカな私はパトレイバーはTV版と劇場版からはじまっていて、OVAは知らなかった。というか、当時OVA市場はとても小さかったので、小学生とかが見る機会なんて無かった。だから「2」は完全新作で、PKFの話題を絡めた物と言うのを信じていたのだが、よく見ないでも2は二課の一番長い日のプロットから演出からあちこちそっくりである。特に南雲さんの行動やカットね。
・で、正直テンポも作り込みも脚本も今のレベルで見るとちょっとなぁ・・・って感じではあったのだが(もちろん、作画枚数とか設定とか凝ってる部分もあるんだけど)、社会背景に対する態度は興味深かった。普通に過激派が政府転覆を狙ったり、核爆弾で日本の統治体制が変わったりする「幻想」を抱いているというか、一昔前の韓国みたいな不安定な感じがするのだ。でも、押井の顔見て確信したけど、彼らはファッションファシストであり、特に深い思想性とかがある訳ではない。ただ、舞台装置として既存の社会をぶっ壊してみたい、体制に石投げてみたい、そういう鬱屈した物を感じるのだった。まあ、当時の学生運動とかも結局の所、そういう人達がやってたんだろうね。三島由紀夫が自衛隊に蜂起を呼びかけたののパロディーというかおままごとで、押井は小中学生にやって見せたんだろう。まあ89年頃はまだ昭和天皇だったし、皇居にロケット弾打ち込んだり水筒爆弾とかあったし、警察公安が相手にする相手が過激派や体制内部の不穏分子ってのは話が作りやすかったのかもね。
・メカデザ的には基本的な所がおっかしーなーって部分もままある。例えばキャリアカーだが、TV版・漫画版以降ではリフトキャリアーなのだが、初期OVAだとどう見ても牽引トレーラーである。トレーラーだとよっぽど無理しないとリフトアップ出来ない訳だが、リフトアップしている時もある。イングラムではないが、警察訓練レイバーなんかの構造も、マルチチューブラー構造である。これ見た時、トップを狙えの訓練ロボとか思い出したけど、イングラムの構造は私が知る限りフレーム構造なんだが。あとは南雲さんの第一小隊が護衛に出ていたが、これがまた私が知らないレイバーだった。ちょっとハイゴックのような顔した奴で、ある意味イングラムより新しい感じなんだが、何故か報道だと98式ってなってた。あとは立ち食い蕎麦関係のネタが多いな、これは借りてる映画早く見なければならない所。
・大雪から二日目、状況は良いような悪いような感じ。良い点は日向の道路は路面が出ている場所が増えた。昼間は川になって流れているぐらいで、温度高く日光あるからだろうな。逆に流通停止がボディーブローのように効いてきて、スーパーから牛乳、パン、卵、肉が消えた。でもさ、戦争とかTPPとかってこれが恒常的になるかも知れないんだぜ?あとハウスが一個雪で倒壊してた。ハウス魅力的なんだが、こういう異常な雪が降ると辛いよな。
・外に出てやる事がないので部屋掃除、本の整理をして、ある程度捨てようと思いつつ、集めるとコミックが結構出てくる。そして本棚が使いづらい。自作しか解決策がないんだけど、ほんと本棚っていい物がない事が当たり前なへんな世界だ。レイアウトも変えたいけど、PC類はコードが多くて動かす気になれん。
Posted at 2014/02/17 01:11:22 | |
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