2014年02月20日
・休載というニュースがちょっと話題になってた。10巻の売り上げが初版4万行かないから打ち切りとかなめとんのかー!なんか別の理由だろ!と思ったり。まあ、その情報は公開してもええって話だったから、なんか見せしめかなんかなんだろうか?これに限らず、なんで絵書いてる漫画家さんが、たんに編集というバックアップ業務におびやかされなきゃならんのかなと思う。よく人間は手足になるより頭になって人を指図して楽したがる物だと言うけれど、私は全然そんな事は思わない。手先の方が好きだ。でも、手先が作ってるのに、頭がその収益の大半を持っていく構造はおかしいと感じている。極論すりゃ資本主義の財産が財産を有無という構造が非人間的だと思ってるぐらい。幸い、ご本人はネットや同人誌で活動すると言ってるからいいんだけど、リアルマネーを使いづらい場所なんだよね、あそこ。将来的にネットで直に書いている人と読者が直結されて編集が淘汰された世界、そういう対等でPtPな関係は一種の理想だと思うんだけど。
・さて、アニメ、サイコパスが非常に良い作品だったのだが、その中で「あー、そういえばそういう分野をちゃんと調べたことなかったな」と思ったのが政治形態、あるいは社会形態の一つ「アナキズム」。日本語訳が「無政府主義」なので、どうも世紀末的な政治形態を考えがちだったが、実際はちゃんと信条があり、ある意味第三のより高度な社会体制なんかも(アニメでの扱いも虚淵さん、アナキズムを一段上に置いてるなと言った感じ)。私は一応既存の政党では日本共産党推しだが、じゃあ政治体制が共産主義になるべきだと考えているかと言うと、あんまりそうは考えていない。日本共産党だって実際は資本主義革命段階を踏んで共産主義を理想に置く形と、かつてのような高踏的な方針ではない。私有財産の否定はさすがに人間の人間的な欲求に著しく反するだろう、俺はやだ。
・社会主義も共産主義の前段階と位置づけられ、かつての日本は資本主義国ながらその実は社会主義国と言われるほど、上手く回っている間は結構いいシステムだった。が、今は資本主義の悪い所と社会主義の悪い所を併せ持つ素敵な国になっちまった。というか、国という集権的な物が出来れば必ず腐るのが特性だと思っている。自浄作用とか言うけれど、おなじ国体が連綿と受け継がれている国は多分無い(天皇が万世一系とか思う人はご自由に)。先日、幸徳秋水の大逆事件の大本が地元の製材所の技術者、宮下による単独犯行だったというのを読んで勉強になったのだが、幸徳秋水とか大杉栄など戦前の活動家は「共産主義者」というくくりではなく「無政府主義者」という分類になっている。軍部や政府が警戒したのは実は共産主義化ではなかったのが面白い。もっとも、先に述べたように、共産主義的な部分から出てきている無政府主義もあるので、両者の立場の違いを理解するのは容易ではないかも知れないが、日本の近代のより民権的な立場の人達が考えていたのは、どうもそこらへんだったんじゃないかな?とさえ思う。
・ビラデストの前準備としてワインをどれ飲むか聞いたらシャルドネを進められたので、3000円ぐらいなら買ってもいいかと思って中島酒店に行ったら月一の休み、かもしやに行ったら研修で休み、ついてない。何人かで飲めるならボトル買って飲みたいけど、一人二人だったらグラスでオーダーした方が安いからなぁ。かもしやは調べたら大西荘が実家だそうで・・・・ ・・・・・ ・・・・うん。
・あとはいつもの住宅レストランに行って昼飯堪能して林業の話題など聞いてきた。竹林整備の話が出ていて、シューターもいいけど、竹ならわっぱで引っ張った方が楽だと言われる、確かに。竹シューターは皆考えるそうだが、すごい勢いでいろんな方向に飛んで言って突き刺さったそうな。だったら、竹そのものが滑るんだから、それを引っ張るというのはまっとうな考えだろう。利用方法も現代農業ネタとかぶるのがあったが、粉末飼料で胃薬的に使うという。
・仕事は青年部の関係の会議、寒かった・・・
Posted at 2014/02/20 22:46:37 | |
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2014年02月20日
・今日は山羊小屋に行ったら、スズメが餓死していた。かなり稲は食われてたんだけど、雪がふると餌がなくなるからなぁ。こういう形で見えない形で大量に野鳥は淘汰されて数が減るんだろうな。とりま、脱穀した古米を山羊にやるので持って来ていたので、それも多少広げておく。バードサンクチュアリのような野鳥の飼い慣らしは良く無いという意見もあるけど、この程度はいいだろ。あと、スズメが減った原因もちょっと考えてしまった。昨今は高性能なコンバインが多いので、刈り残しはほとんどない。つまり落ち穂が少ない訳で、それでスズメの餌が減ったとかも減少に多少は影響しているんじゃないかと。
・下らない給付金がらみの面談を終えて、役人にならないで済んだ自分の幸運を感じて、雪なのでのんびり。図書館でちょこっと本借りて来た。寒さ厳しく、コタツに入りっぱなしだ。さて、借りた本「お値打ちワイン厳選201本」、今更この手の本を読んで何になるかと思ったのだが、著者の一人がワイナートでも活躍されている柳克之さん、もう一人はソムリエの石田さんという方で世界大会でも3位とかハイレベルで面白かった。嬉しかったのは、バリューワインではシャルドネ比率が高いのだけれど、上のクラスではリースリングがかなり評価されていた点、特にアルザスが多いのだけれど、辛口リースリングもいいよね。あとは日本だとドメーヌソガとグレース(中央)が高評価、岩野原も入っているのが素晴らしい。他にもっと大きい会社もある、古参のもある、それらを否定する訳じゃないけど、確かにこの二つは通をうならせる物がある。ただ、曽我は、ほんと我の強さが出ているワインだから、最近ちと辛い。グレースは甲州という絶対的なテーマがあるのが羨ましいよね。
Posted at 2014/02/20 01:10:09 | |
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