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暇人ぶぅのブログ一覧

2015年12月15日 イイね!

赤がね黄がね白がね

 ・昨晩はマーラーの5番をマゼールで聞いたら良く眠れた。この曲の第一楽章の冒頭はメンデルスゾーンの結婚行進曲にそっくりなのだが、すぐに短調である事に気付かされる。そう、これは葬送行進曲なのだ。別にファンファーレが導入にあるだけなのだけれど、マゼールってこんな情感タップリにためて演奏する人だっただろうか?と思って聴いていた。演奏は早く弾くテクニックが重要なのではなくて、極力ゆっくり弾いても間延びして聞こえない事の方が上なのではないだろうかと思うぐらい、すべての音の行間が濃密に感じられる。それにしてもマーラーは大編成で管が良いので録音で聴き応えする。もはやハイスピード系には属さない古いオンキョウのホーンスピーカーで管がノビノビとびびってるのは快感だ。

 ・やっとタイトルの赤がね・黄がね・白がねについて。正確には赤銅・黄銅・白銅について。管楽器はブラスバンドと言われたりするように、普通銅が素材に使われる。完全な銅そのものというのは使われず真鍮やニッケルを混ぜてある合金なのだが、比較的銅比率が高い物をレッドブラス、亜鉛比率が増えてイエローブラス、そこにニッケル比率が増えて洋白という物になる。身近な金属だと10円玉がレッドブラス、5円玉がイエローブラス、100円玉がホワイトブラス(とは言わないが)である。普通は加工性が良く音色が明るいイエローブラスで作られる事が多く、私が使っていたのもイエローブラスだったが、古い楽器だと真っ赤な楽器も見たのでレッドブラスのもあったのだろうと思う。逆にオシャレな人はホワイトブラスに近い物もあったが、フルサイズ楽器で全部ソレってのはあまり見た覚えがない。小さいトランペットとかは白いのもあるけどね。フルートは同じ白でも大抵は銀合金、時々プラチナもあるとかなんとか。レッドブラスはどんな音なのかと思ったが、より落ち着いた音という話だった。考えるに合金ではなくて機械強度が低く硬度が高いレッドブラスは厚さも必要と思われ、共振が少ない音なのではないだろうかと愚考したりするのだが、同じ物を素材違いで聞き比べなんて出来ないので正確な所は分からない。ただ、日本の楽器でも古いのほどレッドブラスの傾向が強いような印象はある。実際はイエローブラスでも保護塗装があるので、それが取れて変色しているだけかも知れないけど。

 ・三段論法というのは、A=B B=C よってA=Cという理屈である。いつもこの論法を聞く度に思い出すのがフルメタルジャケットのハートマン軍曹の名言

 「海兵隊員は死ぬ! しかし海兵隊は不滅である! よってお前らは不滅だ!」(字幕だと

 「海兵は死ぬ。死ぬために我々は存在する。
だが海兵は永遠である。
つまり―――貴様らも永遠である!」

 海兵=海兵隊 海兵隊=不滅 よって海兵=不滅 

 前段で海兵は死ぬと言う事実を突きつけておいて、一方で三段論法で永遠であるという矛盾した結論を出す。もちろん、ハートマン軍曹殿がおっしゃりたかった事は、大日本帝国兵は死して軍神となり靖国で合おうというのと同じ事だろうし、企業なんかの組織を個人の上に置くという考えと同じである。批判的に見るなら自己同一化を図る事で矛盾は矛盾しなくなるというか、支配者なんかも「朕は国家なり」とか言っちゃうので同じ。ただ、明かな矛盾がある理屈において、すっごい明白で別に理由付けもいらない事実と、三段論法や止揚を経て導き出される屁理屈だと、何故か後者の方が説得力があるように感じてしまう所に三段論法の怖さがある。何故なら、明白な事実は明白であるがゆえに理論的な証明を要しない結果、逆に「証明されえない」という矛盾を抱え込むからだ。これを三段論法で言うなら

 真実=矛盾がない 矛盾がない=理論的である 真実=理論的である(べき) 

もちろん、このレトリックの欠点というかキモは、等記号で結ばれている物は本当は等しくないという事だけだと言っても差し支えない。だからと言って沢山の注釈を等号の間に挟めば矛盾がなくなるって物でもない。

 ・軽減税率について三度書く。欧州だと食料品は非課税だ。軽減税率じゃあない(場所でも違うけど)。こんな政府を支持しつづけているのと同じ国民かと思うと嫌になるよ。なんかもう財務省の麻生が「財源をどうする」とか言ってるのを聞いて「課税がはじまる前からもうお前ら人の財布を自分の物だと思ってるんだな」って思った。まあ財政計画はすでに未来まで決まっているのだろうけどさ。そして新聞が軽減税率の対象と聞いて「知ってた」って思った。TPPと関税の話も私が気がついた後でいくつかのメディアで取り上げられていたが、財務省が「関税を下げれば輸入量が増えるので税収は増える可能性もある」とか訳分からん理屈捏ねてて笑った。0%に何かけても0ですがな。暫定的に15%を5%ぐらいに下げてたとして3倍輸入は増える訳だが、その場合国内の同じ産業は同じ以上のダメージを食ってそっちの税収はゼロになるだろうけどな。

 ・仕事はデラ園の笠紙を全部切り取り、落ちているのは熊手で集めて葉っぱや雑草と一緒に焼いた。比較的乾燥していると思っていたが、火を付けるとなかなか燃えず煙がすごかった。お陰で棚の上を焼いたり延焼する危険もなく、淡々を作業。ただ今年は雑草がまだ根っこは青々としていて抜けず、熊手だと引っ張りづらいので最後はビーバーで草かって終了、乾いた頃に集めて燃やします。

 ・ソーラー温水器を使うようになって温水の蛇口の締まりが悪いのが気になってきた。この蛇口、軽く25年は使っていて、最初冷水側のインナーパーツがダメになってきたので、温水側を入れ替えて使っていた。パッキン部分ではなく、スクリューになっている部分が削れてガタガタになってきていた。今回外してチェックしたら、まず温水水道管のサビが流れてきてパッキンに噛んでいたのが水漏れの直接的な原因っぽかった。スクリューはもう酷くて、山の頂点すら摩耗して薄くなり、それが折れたようで山がノコギリ状になってきていた。もう少し使うと多分ネジがバカになって回しても変化しなくなっていただろう。
  このスクリューみたいなパーツはスピンドルと言うらしく、一応汎用、先端のゴムパーツの固定方法がこれまた汎用スピンドルとうちの製品で違うのでゴムパーツも交換した。普通このパッキンがついている部分はスピンドルを固定されておらず、水圧でどのみち上がるのでスピンドルは押し下げるだけの仕組みであるのだが、寒冷地だと凍結して張り付く恐れがある事から、寒冷地仕様はスピンドルと固定される仕組みになっている(回転はフリーになる)。
  さて、摩耗しきった部品持っていってホームセンターでチェックしたらカクダイの製品が該当したのだが、ネジ山の形がカクダイのは四角い。うちのは減ったにせよ三角の山で「これ付くのかなぁ?」と心配だったが、一応付いた。でもハンドルとのかみ合わせのセレーションの規格やネジの規格が違い、どうも普通のネジではないような感じだ。パケに他社製品と合わない事もありますと書いてあるが、どう考えても蛇口はカクダイなんかは作ってない(というかTOTOとかの方がメジャーっぽ)なので、カクダイ「が」独自規格で邪魔しているような印象なんだが、どうなんだろうか?結局ノブ側も鋳込み金属で熱変形で打ち込む事は出来なかったので、ノブ側をドリルで広げスピンドルには打ち込む形で無理矢理収めた。なのでネジは適当でも緩む心配はない。結果オーライって奴だ。ノブって1500円もするので助かる。ざまあみろカクダイ
  無事お湯が出て安心したと書きたいのだが、今日は久々に多少の日照があってソーラーの能力に期待していたのだが、止水栓が凍結防止ドレンも兼ねていて、蛇口ばらしている間に温水は全部給水側に戻って地中に流れ出た模様 orz. うん、止水栓は水抜きするから仕方ないね、迂闊だった。コックついてるんだから、全部閉じておけば良かったよ。空だきしても別に平気なんだけど、すんごい残念無念。明日からまた雨とか言うし、まあソーラーは長持ちするからいいんだけどさ。

 ・明日は雨だそうなので、家仕事になるかも知れない。干しぶどうは乾燥が途中ですっぱり止まってしまったので、今年は家消費用に真空パックやってるが、ほんと真空パックがやりづらい。内容物が無ければ気密取れるんだろうけど、かなり長く余白を取らないとパックが縮む時に縦ではなく横に曲がるのでシワになってシールされなくなる。かと言って、この曲げる力は大気圧による物なので、中途半端な板を間に入れても改善しないと思うし、逆に板とレーズンの間に空間が出来てしまうか。
Posted at 2015/12/15 21:17:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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