2015年12月18日
・2015冬 断熱で役立ってる物ランキング ベスト1 ポリカプラダン窓
受賞理由「ともかく熱が逃げない。以前からプラダンで引き違い窓を作ってはいたが、あれより格段に暖かく感じる」
という事で気密の大切さを痛感しました。今回のポリカプラダンは市販のスロットインの枠にはめて内窓部分にはめ殺しで叩き込んであるので気密はかなり高いのが大きな違いです。まあ、色が白から透明になったので、光線の透過率も違うでしょうが、赤外線と考えると多分マイナスなはず。なのにこの温度なのはすごい。
・太陽電池の方はあれからも意味不明な挙動で良く分からない事に。バッテリーが満充電表示で、実際DC-ACアダプターでも電圧降下はなく、安心して扇風機かけっぱなしで出かけたら止まってた。でもバッテリー表示は高いままだったりする(バッテリー自体は確実に放電しきってアダプターの保護回路で止まっていた。という事で、先日買って置いたバッテリーターミナルを使って接続を強固にした所電圧表示も下がり充電も無事はじまった。何故電圧が騙されたのか良く分からないが、一つ考えられるのは電気抵抗かな。
おそらくコントローラーは電圧と同時に電流も測って、受け入れ電流が減った事で「バッテリーは満腹」と判断しているのではないだろうか。これは単純なトランス式バッテリーチャージャーなんかも定電圧回路にすぎないので、バッテリー側の圧が上がると電流が流れなくなる事で「バッテリーの充電状況」というのをモニター出来るようになっている。今回は接触が悪い事で電流が流れなくなり、電圧は低いけど満腹なんだと判断したのではないかと考えられるが、簡単な説明書にはバッテリー表示は電圧のみ書いてあるので本当の所は良く分からない。確かに夜間などは充電してないので、表示が正常であれば電圧のみを見ているようにも思うが、この機械は多少はモニターして継続的に測定している部分もあるので、夜間は昼間のデーターを引き継いでいるのかもね。
それと関連するのかも知れないが、コントローラーの充電表示も多少おかしい。ソーラーが充分充電している間はチャージランプは点灯するはずだが、未だ点滅だ。点滅は電気が弱い時の表示で、明るさと点滅速度は比例しているので、早いほど電圧が高いんだろうなとは分かる。そして、実際点滅速度は充分早いのだが、点灯には至っていない。ソーラーは屋外ではなくベランダの半分外なので、ビニールが太陽光を遮っているのは確か(多分2割ぐらいは直射より劣るはず)だが、これだけ明るければフルチャージ状態じゃないとおかしいとも思うのだが。
あと、ソーラーセルの背面温度は結構高いのも発見でした。ベランダ気温が28度、太陽熱を吸収する黒鉄板が35度、セルは背面も表面も50度あります。ソーラーセルの能力は温度に影響を受け、カタログ数字は25度と決められています。50度あたりだと85%ぐらいの出力に下がってしまいます。それにしてもこんな高温になるのは何故!?と思いますが、理由は二点あります。
まず色がかなり黒い事、太陽熱エネルギーの25%を電気に変換するとは言え75%はそのまま吸収するので熱になります。実際は波長によって変換効率がセルの構造原理で異なりますが、普通は短波長ほど高エネルギーなので赤外線のような長派ほど変換はしてくれませんし、案外ほとんど熱の違いはないのかも知れません。
もう一つはセルはかなり薄っぺらなので熱容量がありません。実はセルは全面ではなくパネルには隙間があるのですが、裏から見ると光が透過してます。それだけ熱容量がない訳で、高温になっちゃう訳です。それなら鉄板の集熱パネルがそんな低温なのはどうしてなんだ!?って思う訳ですが、この鉄板は外気に接した床に置いてあるので、接触伝熱している物と思われます。当然ながら太陽光の背面は日陰なので23度程度にはなりますが、赤外線放射を今度は行っているはずなので、白い屋根なんか全然温度上がらない事から比べると「暑くなる」ケースもあると思います。
・・・逆に、ソーラーセルの背面を気密して空気を流せば、充分に暖房に使える程度の高温の空気が得られるはずですし、それはセルの冷却にもなって効率も上がるというメリットがあるという事でもあります。という事で扇風機をまずセルに向けて回して冷却する事にしました。同時にベランダの温度も上がってるはずです。本設置では傾斜は屋根に沿わせて気密したいと思います。あー、冬なのに温度が上がるので乾燥して喉が痛いわ(自慢)
・温水器も無事温度が上がりだしました。ちょっと締めてないボルトやナットがあったので本固定したり、ホースや配管の断熱カバーを取り付け直しました。で、断熱材を張ってて分かったのですが、このソーラー温水器はかなりのヒートブリッジ、つまり熱が逃げる場所があります。一番有名なのは熱圧弁(リリーフバルブ)でしょう。温度が高い場所に刺さっているだけに触るとチンチンに焼けてます。これ、どんだけロスあるんでしょうか。断熱材を単純に巻いてしまうと排熱ベント出来なくなってしまうので、ここも配管資材が必要でした。20Aなので鉄パイプで作ってもいいのですが、そうすると放熱も増えてしまうので、塩ビで組みました。ここは別に常時水圧かける訳でもないので適当で平気ですが、出来ればHI管(高温に耐える奴)の方がいいのかも。とりあえず冬は普通の塩ビで組んでおきます。また、バルブ本体は30Aのサイズのカバーじゃないと収まらない感じです。
他にも基本的にはバルブに取り付けが出来る奴は全部熱が逃げてます。水道管の接続パーツはもちろん、マグネシウム棒が刺さっている部分も熱くなっていて、「どうしてこんな重大な熱の逃げる場所を放置しているんだろう?」と不思議に思います。一応そこらへんはタンクの底なので低温側ではありますが。本体は55㎜のウレタンが入っているそうで熱ロスはかなり押さえられているように感じます(硬質ウレタンの熱伝導率は0.024なのでグラスウール10kgなら110㎜相当)。フォームではなくて現場で発泡させた硬質ウレタンっぽいので、断熱性能はかなり高い感じですが、施工不良があるとどうかは知りません。真空管はびっくりするぐらい温度がありませんね、ここからは熱が逃げてないのを実感出来ます。
豆ですが、断熱カバーは普通10㎜なので、それ以上を求めるなら二重にすることになります。で、15A(13)は外径18㎜らへんで、それに20㎜の断熱材が巻かれるので仕上がりは38㎜です。30Aの断熱カバーは内径38㎜なのでちょうど重ねる事が出来ます。もう一つ豆ですが、よく売られている配管保護テープは接着テープではありません。巻くだけです。昔はあれで巻いている配管も見ましたが・・・あとカバーは発泡樹脂なので多少は変形しますし、そうしないとヒーターとか通せません。明日はバルブ周辺なども断熱したいと思います。
・夕方からは海上自衛隊のコンサートに行ってきた。市芸は小沢の趣味で改装したのか、私は趣味じゃないがオペラホールっぽいのはぽい。座席はハーモニーホールが大きくなったので、なおさら小さく感じる。座席数稼ぎたいのだろうけれど、これ冬場厚着だとギリギリだよねぇ。音楽はちょうど気になってた金管バンドで、歌のおねーさんのボーカルが入る構成。おねーさんが滅茶苦茶パワフルで音域も広く表現力もあってすばらしく、そのためのバックバンドみたいに感じるほどだった。技術はもちろん高かったが、選曲が地味というかバンドマンが好きそうな演奏者向けの高度な楽曲が多かった。軍楽隊っぽい曲としてはエルカミーノレアルとか軍艦行進曲もやったし、個人的にはピアノソロのドビッシューの子供の領分のは良かったけれど、触れ合いコンサートとしてはもう少し軽薄な流行歌の古いのも聴きたかったかなぁ。締めの信濃の国は素晴らしかったが、1番2番はともかく途中からあれ難しい曲だよねぇ。
・仕事は剪定作業とスチューベン園の笠紙拾い、意外とかがんでる作業が疲れるし、センダンの種がささって痛い。軍手なんかもセンダンを処分すると手が毛むくじゃらになるぐらい刺さり、握っても種が邪魔で握れなかったり、軍手同士がくっついたりとイライラする。折角くっつきづらい手袋も買ってあったのに持ってくるの忘れた。
・明日は剪定講習会()、会議と契約2件だそうだ。講習会は具合悪い事にして休もうかな。
Posted at 2015/12/18 23:59:08 | |
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