2016年01月31日
・今日は親類で老人施設にはいっている伯母を見舞いにミライースで1時間ほどの所に行ってきた。昨日はうちの市のうちの地区の奥地でも着氷で倒木が発生して通行止めになり、百人ちょっとが足止め、というか孤立していた。倒木の1,2本ならすぐにチェンソーで切り刻めば動けるのにヘンな話だと思っていたのだが、倒木本数が「不明なほど多い」と新聞に出ていた。今回行ったルートは場所は違うが標高が同じぐらい高くて冷える事で有名な峠越えがあったのだが、行ってみて驚いた。本当に木が氷細工というか飴細工のようにクリスタルで出来上がっていて、朝日に輝いてキランキランしている。そして、重さで折れ曲がっていたり、倒れたり、電線や街灯巻き込んでたりする。幸いその道路は二車線の大型バイパスで路上落下物もなくスムースに流れていたのだが、帰路だと酷い渋滞になっていて通過だけで1時間ほどかかった。
この時の渋滞で感じたのだが、「登坂車線はどういう物か?」という問題。高速道路だと左が走行車線、右が追い越し車線なので、基本的には左を走る。渋滞していると順序が前後するだろうが、まあ並走するにしても左が普通だと思う。一方下道の二車線は左は登坂車線で右が走行車線であり、実質は右が追い越しとは言え、普通は右を走る事になっている。んで、渋滞でも右が混雑して左は空いていたりした。さて、左を走るべきか否か?私は左側車線に渋滞の要因になりうる障害物(倒木等)がある事を警戒して右車線を走ったが、左車線を大きなトラックなどはバンバン通過していったりもした。結果的に左車線に障害勿もなく、事故などもなく、無駄に行列しただけだった訳だが、左車線は登坂車線なので最終的には右車線に合流している訳で、登坂車線すり抜けて右車線の渋滞の原因になっていった人達に恨み言も言いたくもなる。がケースバイケースなのでどっちが正解なんだろうな?とも思った。
フェアでスムースなのは渋滞時に走行車線に並ぶ事だと思う。高速だと基本的には車線規制などは頻繁にはないし、合流でのリスクも少ない。ただ、道路に目一杯車を流すって意味だと二車線を規制するのはもったいない、しかし、合流で自然渋滞しやすいし、トラブルにもなりやすい。皆さんならどっちを走るだろうか?あるいはどういう判断をするだろうか?
・ミライースは燃費計が14kmとかなり寂しい数字を示していたが、今回の移動で22kmまで上昇、もし渋滞がなければ平均でも30近い数字も出たかも知れない。ただ渋滞だとアイドルストップや弱いクリープなどで結構疲れる。軽トラの方が楽だ。またハンドルのアシストがすごい不自然に感じられた。低速だと錆びたベアリングでも回しているようにギシギシというかガクガクしている。騒音も割と気になるし、フロントピラーが寝てて近いのでAピラーの死角が大きい。
そして今更気がついたのだが、ATセレクターのBレンジって何?普通
D Drive
S Second
L Low
あるいはSの上に3とかが入っている事もあるが、Lじゃないの?Lじゃダメなの?って思ったのだ。検索するとプリウスのような回生ブレーキがある車種だとBはBreakとなっており、回生制御でエンジンブレーキも併用するモードとある。ハイブリッドだと普通はエンブレは使わず回生制御でエンブレ代わりにしている(発動機を繋いだままだと運動エネルギーを単純にポンピングロスで捨ててる)とある。しかしミライースはCVTのガソリンエンジンで回生制御はオルタ制御としてはあるだろうが、ハイブリッドではもちろんない。一部では「CVTは固定ギアがないからエンブレを任意で発生させたい時に選べ」とあるが、これはトヨタの一部の理屈である。ステラや他社のCVTモデルにはちゃんとSとか3とかがあるし、坂道制御もあるので勝手にエンブレを強くしたりする。しかしミライースではDはもちろんSでもそういう制御が割り込む様子はなく、放置するとどんどんギア比がロングになってフットブレーキに頼る事になっていた。まあ軽自動車だからそれでフェードするって事はまずないけどね。
ともかく、登坂制御用であるならば、なんでオートで判別しないのか?そうでないなら、Lとか1という一般的な表記に何故しないのか、紛らわしくて嫌だった。だって、Bに入れてへんなギア制御になって事故になったら嫌だし、SでDとBの間の制御にならない理由も分からないし。
少し穿った見方をすると、「登坂制御すると燃費が悪くなるからかも」とも思う。JC08モードなどモード燃費だとDに入れっぱなしで計測するが、登坂制御が入れば当然カタログ燃費が落ちる。となると登坂制御を切りたくなるが、それがないとブレーキがフェードしたり速度が載りすぎたりする。じゃあそれをLでやろうとすると、今度本来のLの機能であるローギア・ハイトルクって訳でもない(要はBはD+登坂制御という認識)。なので、LでもないBというモードを入れたんじゃないかと。
余談だが、伯母は物忘れはかなり激しくなっていたが、施設で快適な暮らしをしている模様、人の認識や行動なんかも別に悪い所はなかったし、家族もよく来てくれるらしい。ただ、ご家族の話だと、こういう施設は方針が色々な所があって、機械的に扱われて老人が嫌がる所とか、施設が家族の来訪を喜ばない所とか、夫婦で入所できる所、出来ない所とか、色々あるらしい。家族の来訪は感染症対策(私らもうがい手洗いマスクをした)は分かるが、入所者間での僻みとか、スタッフが外部の目を嫌うような要素もありそうで、難しい問題だなあと。そして、入所者とスタッフの数が同じという恵まれた所も、逆に見るなら一人の痴呆老人に一人の若者が拘束されているとも言える。年金分を払っているそうなので、別にブラック企業みたいに若者が食い物にされている訳ではないが、産業として見ると老人人口がそのまま介護人口になる訳で、モヤモヤする。せめて合計特殊出生率2.0ぐらいで推移するなら分かるんだけどねぇ。
・ウェイトトレーニングは35kgまで増やしてみた。二日おきな分、ちょっときついぐらいの部位もあるのだが、それだけパンプアップしてトレーニングした実感がある。やっぱりビッグ3(今はベンチは入れてないけど)は消耗がはげしく、特に以前なら筋肉が先に限界に来ていたのに、循環器やスタミナが辛くなる。筋肥大を目的にするなら11~15回程度出来るミドルレプスの負荷が必要な訳だが、そんな長く動いてられない。かと言って高強度トレーニングはまだ安全バーなど無いので怖い。という事で、ビッグ3の間にチマチマしたトレーニングを挟んでスタミナの回復を待ちつつセットを回すって感じになる。
ウェイトは大まかに能力を覚えていて、どれも軒並み半分ぐらいになっている(限界までやってないけど、多分)感じだが、一つだけ全然変わってない部分があった。上腕三頭筋である。もしかしたら肩も若い頃を大差ないかも知れない。農作業で肩を上げている運動が多いからかも知れないが、上腕三頭筋を良く使う実感はないので不思議だ。
・本棚を作ろうとマキタのスライド丸ノコを使う準備をしていたのだが、スライドが妙に重い。このままだとスライドする抵抗で丸ノコが動いて作業が出来ない恐れがあるため、底にあるガイドを分解して清掃してみた。以前ここに木くずが山ほど入って同じような感じになった事があったからだが、ボックスの中は綺麗な物だった。しかし、スライドは重い。なんと組み立て式ガイドが冷えてクリアランスが縮まってしまったようだった。組み立てボルトを緩めてもあまり良く鳴らず、ガイドプレートを逆組して気持ちマシになったので組み直した。製品ってのは温度も様々な状況で使うから大変だ。
この丸ノコには他に2点不具合があった。一つはブレーキが利かない事、もう一つは回転時にすさまじいキーというノイズが出る事だった。折角なのでばらしてみたが、モーターのコアがハウジングから抜けなかったので全バラは出来なかった。ただ、スイッチ自体は反転スイッチも生きていたので、よくあるスイッチ焼けではない事は確認。あとはコアに行ってる配線の断線だろうか?このブレーキって物理ブレーキではなくて、モーターの逆転による電磁ブレーキだが、その電力を空転しているモーターからの回生エネルギーで得ているというのが面白い。具体的な配線は全然分からないんだけど。
高周波ノイズは耐え難い音で、イヤマフで消音して使っていたが、本体にも良く無いだろうから、ばらしがてらグリスアップしてチェックしていく。これは素直な組み方なのであまり難しい事もなくばらせていく。音はチップソーの近くから出ているので、モーターの付け根付近だと思っていたのだが、中身はリダクションギアを噛ませていたのでモーター直って訳ではなかった。リダクションギアは6203と規格不明のニードルローラーをプラのハウジング側に使った構造で、ニードルはグリスが切れていたっぽいが不都合はなく、ベアリングも分解はしなかったが怪しい所無し。モーター側はこっちも外れなかったのだが、幸いギア側のベアリング(6201 V)がえらい軽く回る。グリスが全く無いとクリアランスが若干広がり粘性抵抗がなくなるのでスカスカと良く回る。ベアリング交換は面倒だったので、とりあえずシール外して中にNNLグリスを入れた所、ベアリングがかなり重くなった。どうやら破損するほどガバガバにはなってなかったようだ。
他にも清掃して組み直した所、ノイズはイヤマフ無しでも使えるレベルまで下がった。またブレーキは直らなかったが、回転抵抗が上がったためか、いつまでもダラダラと回る事は無くなったので良しとしよう。そんな事している内に夜が深くなって寒くなってきてしまって終了。
・バッテリーがダメになってしまった電動ハサミだが、以前からコネクターの特殊ピンのサイズがギボシ端子っぽいなーと思っていた。もし同じなら端子で接続してケーブルを切らないで澄むと思ったら、やっぱり同じサイズだった。という事でコネクターの極性だけ確認してケーブル買ってきた。これで12Vでのテストが出来る。
電気関係だとシロッコファンのケーブルが単線対応のみだったのが困った。確かに空調や照明なんかは差し込み結線なんだけど、そうなるとスイッチが電気工事になってしまって資格など問題なので、寄り線のコンセント+スイッチを考えていた。うーん、ワンタッチコネクターに寄り線使うにはどうしたらいいんだろう?と思ったら、棒端子というのを使うといいそうだ。また一つ勉強になった。
・近所のホームセンターがプレーナー仕上げの荒材を取り扱いはじめた。ちょっと何を言ってるか分からないと思うが、ほんと荒材にプレーナーかけただけみたいな杉板があるのだ。個人的には荒材ような素材でもまともな板になりそうなのも多いので歓迎したいのだが、二点ほど問題が。まず板厚が10㎜になっている。荒材の板は12㎜が多いが、製材すると当然目減りしてしまう。しかし10㎜というのは板の強度としてはいかにも弱く感じられる。プレーナーで仕上げるなら最初から14㎜ぐらいで切って12㎜の板を残してくれないと、飾り板ぐらいにしかならない。もう一つの問題は予想通り値段が高くて一畳相当が2500円ぐらいする。荒材なら1000円ぐらいなので、2.5倍にもなる。12㎜厚のために2割ぐらい材を捨てているのならまだしも、1000円の素材をプレーナーかけて2.5倍は高すぎないだろうか。どうせ自動カンナに2度通すだけだろうに。とは言え、やはり無垢材の板というのは見ていて気持ちいい。赤身というより黒っぽい杉材で目が詰んでいて高級感がある。良い荒材を見繕って適当に片面だけプレーナーかけて壁として使うのはアリのような気がする。
・軽トラはブレーキの整備の後、妙に調子がいい気がする。ブレーキの抵抗がそんなあったとは思いづらいんだが、エンジンの調子も良くなっているかのようだ。
Posted at 2016/01/31 22:28:15 | |
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