2016年10月10日
・松本城のプラモが1種類と書いてしまったが、調べたら結構あったので訂正。まず最大手の童友社の物だが、スタンダードとJOYJOYとJOYJOYゴールドが存在する。スタンダードは1070年代の古い金型で流れ出しも多く、乾天守とチリが合ってないとか屋根とのかみ合いが悪いなど、経験者向けの素材という感じ。一層一層くみ上げていくスタイルなのでくみ上げ精度が要求される。JOYJOYはスタンダードとは全然別の金型で2009年頃から出ている。スケールは同じで図面も同じだと思われるが、板取りというかパーツ構成が全然違って壁面を四つ組み合わせから屋根を上から嵌める形になり、元のパーツもくみ上げ精度も上がっているらしい。またジオラマもスタンダードは斜めに取ってあるが、JOYJOYは普通に城と四隅が平行になっている。思うにスタンダードは橋を再現したかったのだろうと思うが、あの橋もノンスケールで評判イマイチだったし、やめたのだろう。JOYJOYゴールドは文字通り屋根を金メッキしたイロモノ、こういうのは金閣寺だけでいいじゃないかな。
他にはプラムというメーカーが1/200と2倍サイズのモデルを出している。値段も5000円ぐらいと手頃で嬉しいが、ジオラマというよりお城だけと言った感じ。2013年モデルなので最新かな。他には木質系とかペーパークラフトも存在する。
あと、1/700ぐらいのスモールスケールが存在するような感じもするのだが、どうも良く分からない。プラモじゃなくて既成モデルか?
さて、モデルについての印象だが、他のお城のプラモってカッコイイのに、松本城は正直カッコ良くない。現物は私はトップレベルにカッコイイと思うのだが、何故だろうか?まず姫路城・名古屋城・大阪城・江戸城あたりの江戸時代の城はそもそもが戦国時代の城より派手で見栄え良く出来ているので見劣りするのはしょうがないかも知れない。胴体が太いというか、松本城は比べちゃうと痩せて見える。
一方で戦国時代の城でも山城ベースはジオラマベースに自然の起伏があるので立体的に見える。松山城・彦根城・小田原城・熊本城あたり。松本城は戦国時代ではあるが平城で防御は堀を何重にも巡らせていたので、起伏がない。堀の表現次第では化けるというか実物は堀から見るのでいいのだが・・・
最後はスケールの問題。JOYJOYシリーズはお城間ではスケールの統一はされておらず、彦根城は1/280、松本城や熊本城は1/350,和歌山城が1/550、姫路城・大阪城あたりは1/800になっている。小さいモデルの方が凝縮感があり、風景省略しても目立たず、しかも広い範囲がモデルに含まれる。松本城も実際は天守周辺には御殿があり城門がある訳だが、それらを含めるとかなり「引き」になってしまうので、天守のみクローズアップした感がある。だから、自作モデラーさんがちょっとジオラマを延長しただけで格段に見栄えが良くなる。
・最近ステラのエンジン音が気になる。オイル交換などでノイズ全体が下がった中で唯一うるさいのがヘッド回りからのメカニカルノイズで、カラカラというかカチカチと言う。今のエンジンってオートタペットじゃないのか?タペットにしたってこんな5万キロ程度で出るものか?と思って調べたら大変な事が分かった。
ステラに使われるEN07系DOHCエンジン(EN07D)はR1、R2,ステラで使われているのだが、これのロッカーアームのニードルローラーが良く故障するらしく対策品が出ているそうだ。ステラより前のR1,R2で多くの報告が見られる。うちのステラもオイル管理が悪かったからスバルだけを責める訳にはいかないが、そうそう壊れる部品でもなく、やっぱりコストダウンで耐久性犠牲にされていたのかなぁと感じる。故障が多いのはカムプロフィールが尖っているインテーク側だそうで、ロッカーアームのシャフトを抜いて交換するので全部やる人が多く、そうするとDOHCでなおかつ四気筒なので8個交換なので結構なお値段になる。排気までやれば16個だ。さらに、SOHCのようなロッカーアームなら支点がカムより上にあるケースが多いので交換が楽そうだが、EN07Dはカムの下についているので、交換にはカム外す必要があるみたい。どうしてこういう面倒な所を壊れる物にするかな。まあ、最悪バルブ開度が不足して調子が悪くなるかうるさくなる程度なので、10万キロというか親が乗れる間は持つとは思うけれど。また効果は限定的だと言われるが、タペットを調整すればある程度静かにはなるらしい。
・ワインメニュー、今日はサンセミ2014、やっぱり2014のサンセミは一皮剝けて洗練度合いがぐっと上がっている。出来がいいシャルドネと見分けが付かない。酸度が高いので温暖化になっても爽やかだし病気に強く多収、なんで難しい品種作ってるのか馬鹿らしくなる。おつまみは毎度のドライイチジクと、パプリカのピクルスだったのだが、ピクルスに関してはあまりにセミヨンと味が似すぎていて、これを食べてからワインを飲むと水でも飲んでいるかのように味覚が無くなるのが気になった。確かに以前にもワインをピクスルの液に使った物があったが、ここまで無感覚にはならなかった。食事を目的にしてマリアージュを考えればアリかも知れないが、ワインを目的に混ぜるとちょっと似すぎている。むしろワイン一口一口を新鮮に楽しめるように対比的マリアージュの方が今回はあっているのではないかと思う。まあ味から言うとチーズとか肉なんだけどな。塩焼き鳥にレモンのつもりで食べると合いそう。
・仕事はデラの園の片付け終わり、蜂を今日も沢山見た。クズブドウを捨てている穴だとオオスズメバチも沢山見る。ブドウを捨てると攻撃されたとばかりに飛び回るので怖いが、実際蜂の頭からブドウをぶつけて埋めているので攻撃するつもりはぶっちゃけある。好物に埋もれて死ぬのは幸せだろうが、オオスズメバチはかなり頑強なので後から這い出してくる感じ。巣は山手の方にあるみたいだ。爆弾でもくくりつけて巣ごと吹っ飛ばしてやりたいな。実際地蜂の巣を探るには捕獲した蜂に目印とか線香とかつけて巣に戻らせてから捕獲しているし、オオスズメバチなら白燐爆弾ぐらい運べるだろうに。蛾とか蚊とか蜂とか今年も大変だったし、こういう昆虫を将来的に根絶させられないものかと空想してしまう。生態系への影響とか考えると、単純根絶じゃなくて無害化品種への置き換えになるんだろうけれど。出荷時間も短くなったし、気温も大分下がってきたし、カキも色づいて落ち始めた。秋もいよいよ深くなる。
Posted at 2016/10/11 05:18:01 | |
トラックバック(0) | 日記