2016年11月02日
・スタッドレスを出してエアをコンプレッサーで入れておいた。ミニキャブのはまだマシだったが、ミライースのがまたしても結構下がっていた。まあミライースのタイヤにミライースの要素はほぼ無いんだけど、見たらアルミホイールでウェイトが100gぐらい貼り付けてあった。デジタイヤかホイールのバランスが悪いんだろうな。
さて、エアを入れ終わって、そろそろコンプレッサーも使わないので、水抜きメンテをしたのだが、エア抜けが悪い。ドレンが詰まりだして腐ってるんだろうなぁと思いつつボルト自体外したら、こいつは水抜きは単なる穴のタイプで、錆びた水がそこそこ出てくる。外したドレンを清掃して、中もさらってからコンプレッサー作動させて水を押し出し、そのまま放置して乾燥させた。その後ドレンにテープ巻いて組み直し。オイル量や汚れも確認してからエア汲み上げテストをしてみた。
4kg 50秒
6kg 80秒
8kg 125秒
2011年に手に入れた時のデーターがある
通算所用タイム 区間タイム
0~1kgf 9秒 9秒
1~2kgf 22秒 13秒
2~3kgf 36秒 14秒
3~4kgf 55秒 19秒
4~5kgf 73秒 18秒
5~6kgf 95秒 22秒
6~7kgf 115秒 20秒
7~7.5kgf 129秒 14秒
2007年の同型機の購入直後のテストも残っていた。
2kg 30秒
4kg 60秒
5kg 75秒
6kg 96秒
7kg 120秒
8kg 150秒
見ての通り、新品の同型機よりトータルで25秒速く、過去と比べても10秒以上速くなっている。というか、2011年時に7.5kgで止まっているのは、プレッシャースイッチの調整前で自然に下がっていたため、標準だと7.8kgで止まるので、実は新品の8kgというのも少しだけサバ読んでる。もう少し分かりやすく並べると
新品 2011 2016
4kg 60秒 55秒 50秒
6kg 96秒 95秒 80秒
7.5kg 129秒
7,8kg 150秒
8kg 125秒
低い回転から上の方まで性能が向上しているのが分かる。実は今日もレギュレーターから若干エアが漏れていた状態なので、もしかしたら更に良いかも知れない。ここから何が分かるかと言うと「慣らし」の差である。この中華コンプレッサーはバラした事があるが、全体的に加工が粗くてシリンダーもザラザラ(クロスハッチにしても)だったし、リードバルブもかみ合わせがイマイチだった気がする。2011年の数値は古いヤツを手に入れたので、ある程度使い込んだ状態だったであろう。2016はそれから軽い頻度で使っていた結果である。まあ入れているオイルとかも違うのだろうけど。お金がある人は高いヤツや樹脂ライナーの物などは比較的慣らしが要らないと思われるけれど、新品がうるさくて遅くても諦める事はない。
それでも5年もかかるのは困る!という人もいるだろう。恐らく時間からすれば塗装の人の半日分ぐらいだったろうと思うけれど、慣らしをする方法も思いついている。何の事はない、ドレンあけたままコンプレッサー回してればいいのである。仮に50回汲み上げぐらいしてたとすれば、2分×50=100分だから、2時間ほど回しとけばいいんじゃないだろうか。責任持てないが、消費電力も負荷がゼロなら1200Wなんて食ってないはずだし。という事で、うちの新しいコンプレッサー(死蔵状態)でやってみる予定。
そうそう、軽く書いたが、エアの汲み上げが速くなるという事はそのまま音が静かになるという事でもある。新品のコンプレッサーはかなり甲高い音が出て回すとうるさかったが、今年あたりは結構静かで、バルブ音や吸気音が目立つだけだった。この音はエアクリ改良で大分下がる。
・集光パネルの塗装もやったが、冬なのと塗料が安物で全然乾かない。アレスコの一番安い物なので、そうじゃないかなとは思ったが、ほんと安っぽい。まあ黒なので乾けばなんでもいいんですけど、平滑になりづらいし遮蔽力は低いし、ノリが悪くて重量物引っ張ると簡単に剥げます。塗料にも良し悪しってあるんだなと。乾いたらベランダに戻します。あと、ベランダ温室はサイドからの気密漏れが温度低下に響くので、サイドを作り直す予定。そうするなら、ビニール10mもいらなかったかなとも。壁面パネルも設置しましたが、2枚だと微妙に余白が出来ました。働き幅が36cmぐらいで全体42cmぐらいなんで、勘合部分がなくても90cmに少し足りないかも。
・今年最後の天然なめこでオロシにだし汁付けて、ソバに卵落として食べると幸せ。鶏肉のトマト煮込みとか、サツマイモとリンゴのヨーグルト和えとか、今年は食がすすむ。ナメコは最近は大きな栽培物もあったので、こっちでオロシ漬けも作って見ます。
・散髪久々にやってスッキリ、毎度不思議なんだけど、どうして髪の毛って伸びるほど頭皮の皮脂がくどくなるのかね?どんだけ綺麗に洗っていても、短髪時のすっきり加減にはかなわない。まだ暖かいので風邪ひかないように気をつけたい。ところで坊主頭にしてすごい事に気がついた。「オーディオの音がすごい綺麗に聞こえる!」これまで誰もこんな事を言ってなかったけれど、改めて考えれば当たり前すぎる事だった。為に坊主にする必要もないし、もじゃもじゃの音楽家も沢山いるから、それがどうしたって話だけど。
・ミライースのルームランプをLED化した、地味すぎて誰も気がつかないだろうと。クランプ金具がここもコストダウンなのか作りがへんな物になっていて作業性悪かった。
・日本ワインとデイリーワインについてちょっと書き足らない事を書いてみる。日本では酒類の消費が低迷する中、ワインだけは伸びている分野である。が、元が低かったので目立っている気もするし、ワインは価格が高いのでメーカーが売る気になってるのもあるとは思うの。さて、日本の品質重視の中小ワイナリーはすべからく「濃縮果汁(果汁と言うが現実にはジャムみたいな物です)を輸入しての国内醸造ワイン」について冷淡というか批判的である。こんな事やってるのは日本だけで、本物のワインではないと。これを国産ワインとうそぶいて売っている事に憤りを感じている(例えばカーブドッチの落合さんあたりが本で述べておられる)。もちろんワイン関係のメディアの人もそうなのだが、濃縮還元ワインを作れる規模の大会社は普通のワインやビールなどもやってる大企業なので、表立て批判している人は少ない。ただ、さすがにアレを国産と呼ぶ事に問題も感じるという事で、有志議員連合の提案で、国産ワインという呼び方はなくなって「日本ワイン」という規格が提案実行されつつある。これは「原料の産地」「発酵場所」の表記を義務づけた物で、もちろん国内が条件なので、「輸入濃縮原料を神奈川で醸造しても該当しなくなるばかりか、長野原料を山梨で醸造しても分かってしまう(これの良し悪しはまた別の時に)。
じゃあ、濃縮果汁の何が悪いのかと言うと、あれジャムを煮詰めてから水で戻して発酵させているんですよ。で、濃縮の過程で煮詰めるので焦げたプラム臭が出る、微妙な香り成分は全部揮発して香りがしない、酵母も全部死ぬなどですね。で、そんな輸入をするのが日本だけというのは、需給の問題です。当たり前ですが、そういう濃縮果汁は安い国で作り輸送コストもかけずに送ってくるので安いですし、工場で醸造するのでこっちも安いです。味も香りも二流になるので、そこにさらに香料や酸味料、着色料を足して日本人好みにして売ります。海外の場合、ワイン消費国であればそもそも国内で醸造して国民の好みに合わせる(実際は国民がその味に慣れている)ので、独自チューニングはいらない。安く作りたい場合は労働力の方を移動させるぐらいなので、濃縮果汁での移動はそんな流行ってないんじゃないかな。まあジュース原料でしょうね。
とまあ、「日本ワイン」と「国産ワイン(濃縮還元)」を説明しましたが、今難しいのはここに「輸入ワイン」がかなり入ってきている事です。以前からイタリア・スペインのテーブルワインが安く入ってきていましたが、最近は関税引き下げもあって他の国からもおっそろしく安くテーブルワインを輸入する事が出来るようになりました。さすがに一本300円とか500円って国内原料では出来ませんし、多分国産ワインでも厳しいかと思われます。そして安いテーブルワインであっても、原料をヘタに弄ってないのと、安い労働力や自然条件とスケールメリット(超巨大タンク、それこそサターンロケットみたいなの並んでます)、最新の技術の導入(重力移動とか)などもあって、味は本物なんです。確かに日本人が慣れ親しんだ飲みやすいワインよりは飲みづらいですが、テーブルワインなのでかしこまったワインほど難しくもない。一時期はワインの需要も低迷してフランスなんか政策的にワイン作っておきながら捨てるというヘンな事も起きていたのですが、中国市場が急速に老酒などからワインにシフトしているので、ボルドーは価格がうなぎ登り、現地でもワイナリー設立が相次ぐなどしており、日本は結構置いてけぼりです。
「とは言え床置き木箱に無造作に並べてあるワインのどれがいいのかわからん!」「飲みやすいワインが分からん!」という声もあるかと思います。テーブルワインは代理店による正規インポーターじゃなくて、適当にバイヤーが買ってるような感じで情報もありませんし、やっぱりハズレも結構ありますし。ちょっと割高にはなりますが、大手スーパーなどがオリジナルブランドで輸入ワインを出しているので、ああいうのは狙い目だと思います(イオンとか)。国で言うとスペインは少しクセがあって飲みづらいかな・・・赤はいいのですが、白は私はイマイチ。オセアニアだとNZは高品質で飲みやすく今後も伸びると思われます。あと南米だとアルゼンチンです。チリじゃないの?って言われそうですが、チリももちろんいいですよ。ただ、チリは国策でワイン輸出に力を入れて品質向上もすさまじく、コスパワインじゃなくてクオリティーワインの国になっていまして、ざっぱボルドーの5000円クラスがチリの2000円クラスで「安い!」という感じなので、デイリーワインかと言うとちょい違う。アルゼンチンは為替政策で輸出ワインが全然伸びてませんでしたが、最近やっと近代化したのと、NZとオーストラリアの関係と同様、極地に近い分フレッシュなワインになりやすいので、白や軽い赤では良いかと思われます。
個人的には日本人が好きな甘口はやっぱりドイツだと思います。価格も先進国が作っているとは思えないほど安いですし、砂糖で作った甘さと葡萄の甘さの違いも感じます。テーブルワインは輸入されてませんが、QbAクラスはほんと割安・・・なんですが、最近の温暖化と辛口ブームで、以前のような飲みやすい甘口は減ってまして、どれもフックが効いてます。それがワインってもんだろ!って人はいいんですが・・・また、それゆえ「先」がないのも問題ではあります。実際私もドイツワインが好きって言いつつ、最近あけたドイツワインはワイン会のぐらいです。食事に合わせづらい甘口ワインの宿命で、濃厚方向にいかない。すっごいニッチな所で「酸味こそドイツワインの牙城」って人もおられますが、あれに慣れると他のワインが眠すぎて帰ってこられない。
Posted at 2016/11/03 23:20:40 | |
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