2016年11月06日
・今日、家のポストに廃品回収業者の無料回収という折り込みチラシが挟まれていた。が、漢字は日本のじゃないし、古物商と言うけれど許可県が書いてないし、チラシが張ってあれば持っていくみたいなかなり強引な事が書いてあったので警察に通報してみた。バイクとかで買い取り紙挟んで、そのままなら盗難なんていくらでもあるからね。休日なので古物の担当者がいなくて一般のお巡りが電話に出たので、どうもイマイチ危機感が伝わらなかったのだが、無料回収の中に廃車が入っているのはリサイクル関係で違法なはずだから明日担当に聞いて調査するわーみたいな感じだった。
で、その午後、また電話があり「書いてある古物商番号は県外(許可は都道府県なので、県外番号で営業は違法)」「書いてある電話番号はカタコトの外国人で意思疎通出来ず」「チラシはその外人が昔やっていた物を別の人間が勝手に配っている」「違法取引などがあれば処罰したり刑事事件に出来るけれど、現状は注意が法律の範囲内での対応」という話だった。警察が法律を超えて勝手に取り調べしていい権限を認める気はない、というか実際は時々違法捜査などが判決に影響するニュースがあるのでやってるんだろうけど、明らかに違法な部分があっても顕在化しないとやらねーという、ストーカー事案と同じ空気を感じた。まあ、私も「違法チラシで引っ捕らえろ」とも言えず、「じゃあ違法取引をやって事案にしてから警察呼べばいいんですね(ハート)」と嫌味を言うのが精一杯だった。もちろん相手もしどろもどろで否定してたけど、これは「おとり捜査の教唆に抵触する」って問題なんだろうか。私も自衛策を最大限取るが、もうね、答えは出ていると思うの。「外人見たら泥棒だと思え、移民なんてとんでもない」。てか、逮捕まで自分でやったら、そのまま埋めるわ。
・タイヤ選び、一応2016年11月の4本の価格を送料込みで比較。サイズは155/65-14のサマーラジアルである。
スタンダード ミドル アッパー
ブリジストン ネクストレイ プレイズ レグノ
11000円 2200円 40000円
ヨコハマ エコスES301 ブルーアースAE1
14000円 21000円
ダンロップ エナセーブEC203 ルマン4
14000円 20000円
トーヨー ナノエナジー3/TEO+ トランパスLuK
12500円 16000円
ミシュラン エナジーセーバー
19000円
グッドイヤー GTエコステージ
12000円
価格が一番安いのはネクストレイで、スニーカーの後継ですが、気軽感より少しでもクラスレスにした所でしょうか。正直、この価格で利益が出るとは思えないんですが、ラベリングもAーcですし、何の拘りも無ければ選びそうですね。というかコレ、ライバル潰しのダンピングじゃないのかという気が「ヨコハマ」見ていると思います。
というのは、ヨコハマが以前なら低価格の定番だったのですが、ハマは価格でも全然勝負になってません。出品数から見てもそう。価格競争は何も生まないので高価格レンジで勝負するようになったのなら分かりますが、ラインナップに新鮮味がなく訴求力がブルーアース以降良く無い。そもそもハマの安物履いて反省した人がうちをはじめ相当いるので、アッパーにシフトする素地がない。これ見てるとファルケンの末期の臭いがします。OEで糊口を凌いでるけど、いずれアジアタイヤに奪われそう。
トーヨーは相変わらず独立系ではお手頃なのにかゆい所に手が届くラインナップの豊富さはすごいですね。TEO、ナノエナジー併売してますし、不祥事さえ無ければトランパスはミニキャブでもいい仕事してくれているので魅力です。ブリジストンとうちは何が違うのかを良くわかってらっしゃる。
グッドイヤーはダンロップの下位ブランドだっけ?前はトウモロコシだか色々混ぜてたような、ホームセンターなど独自ラインだとかなり安いのですが、積極的に選ぶ魅力には欠けます。
ダンロップは車タイヤでこんな頑張ってるとは・・・って感じです。書いてませんが、EC203の前モデルなのかEC202というのも売られてます。うちはステラが203履いてますが、まさにダンロップのタイヤって感じで、OEのシンセラあたりとは別格になりました。価格重視ならEC203は第一候補ですね。
ミドル;アッパークラスだと、ブリジストンが豊富な感じ。このクラス唯一のアッパークラスであるレグノブランドのレガリアというのを投入しています。価格も登場当初は6万ぐらいしていて「いくら良くても買えるか!」って思いましたが、今は4万ぐらいに落ちていました。その下にもプレイズやエコピアがあります。
ダンロップはルマンがもう4なんですね。キープコンセプトの正常進化なのだおろうと思います。方向性としてミドルは少し運動性能アピールな気はしますね、プレイズとか。
トーヨーのトランパスLuKは立ち位置はレグノの軽トールワゴンなので、これがステラなら問答無用でこれにします。実はチューニングの方向性はプレイズとも似ているので、プレイズの人も一考の余地はあるかも。
ミシュランはこのランクにこれ一本って感じですね。ルマンやプレイズよりはスタンダードよりだけど、結構高い。安売り競争はしないって事でしょうし、他のタイヤが多かれ少なかれ個性とハイテクをウリにする中で、ベーシックはこのぐらいだろ!って拘りを感じます。それをハイスタンダードと見るか、舶来至上主義と見るか、そもそも軽に舶来タイヤどうなのよって所でしょうか。
価格比較のため行きつけのガススタで見積もったら、ネクストリークラスで5万円ぐらいでした。交換費用や処分費込み込みなのですが、本体だけで3万ちょっと。そう考えると自前交換なら工賃分浮いてるんだから、本体価格に思いっきり振った方がお得なのかなぁ。ミライースはエコカーですが、ブルーアースA34の反省から、あんまりプアなタイヤを履かせると能力の低さが露呈するのは分かっています。かと言ってスポーティーさや高過重設定だとはねて乗り心地が悪い。ラグジュアリー系だとレグノ一択ですがいかんせん高い。プレイズ、トランパス、ルマン、エナジーセーバーだとトーヨー・ミシュランではありますが、価格でトーヨーがリードかな。
・バリューワインを最近飲んでないので、試しにハーフ一本買ってみた。メルシャン扱いのチリのコンチャイ・トロ社のフロンテラの白である。ハーフで400円だからフルボトルでも1000円以下、ネットショップでは600円ぐらいからある。ハーフなのは、万一外れた時に辛いからだったが、そんなの杞憂だった!開けた時から立ち上る鮮烈な香りは「ザ・シャルドネ!」って感じで、冷涼な気候を思わせる冷たくて爽やかな物だ。グラスの縁にはわずかに樽の香もする気がするが、あっさりとしてくどくはない。味は酸味が豊かだが、トゲトゲしくはなく、果実味があって親しみやすい。正直、ここまでレベルが高いのか・・・と国産ワインとの価格差を計算してしまった。もし、このシャルドネと同じ味を日本で造ったとしたら、恐らく日本ワインコンクールの銅賞あたりは確実だろう。価格も2500円は当然してもおかしくない。もちろん、日本でもバリューワインでこれに匹敵する物もありますけどね、一例だと岩ノ原の深雪花の白あたりは2100円ぐらいだけど、これに方向性などかなり近い気がする。あと山辺ワイナリーだとシュールリーがこれまた2100円かな。もちろん、高ければ3000円ぐらいしても許せる味だ。フロンテラを日常ワインにするってのは、そのぐらい贅沢な事だと言える。ともかく、デイリーとして嫌味がないのに、シャルドネの手本のような綺麗な味に整えられている。敢えて言えば、ワイン初心者には少し辛口に感じられるだろうし、南国系が好きな人には酸味が強いかも知れない。ワインショップでもヘタなワインを置くぐらいなら、全部コンチャイトロでええと思える。
コンチャイトロはチリで最古の古いで最大手のワイナリーで、私も赤系では信頼出来る所だと分かっている。最大手のすごい所はフルレンジって事で、下(日本では)はこのフロンテラからミドルにはカッシルデルディアブロ(悪魔の蔵)、上はドンメルチョー(創業者の名前)とかいろいろある。見れば分かるが、赤のアイテムの方が多いしラインナップ上は赤だ。しかし、シャルドネもこんな美味しいのかとため息が出てしまった。作為的な所が無くて、素材が余程優れているんだろうなと感じる。
・潜在植生と合理的林業の限界について。林業家じゃないので僭越だけれど、潜在植生の話が出たので最近思う事など。潜在植生というのは顕在(今見えている)植生の後ろに、過去原生林が広がっていた時に何が植わっていたかを指す言葉である。背景には「人為的な影響を排除した場合に自然がいきつく極相が一つある」という考えがある。戦後植林や自然発生した赤松の単一林などに生じる各種問題が言われ出してから、特に注目されているのだが、この理論は一定の合理性があるにせよ、ちょっと極端な盲信などもあり面倒になってきている気もする。紹介者の代表格の宮脇さんが有名だが、実は彼の考えもまた時代とともに変化しているので、原理主義者とすら話がかみあってない気もする。
・ドイツ式潜在植生の考え方は林業的に見るならこれもう「適地適作」という方向が近い。川筋にはニレだのクルミ、尾根は赤松、日陰は杉桧、山裾の里山はクヌギコナラでええやん?全部杉桧なんアホちゃう?その程度じゃなかろうか。元のヨーロッパでは長年の森林伐採などで原生林が何なのか全く分からなくなって放置しても再生しないし、自然環境すら変わってしまったというのがあるのかも。
で、日本では開発ブームでの自然破壊への反省から原生林に戻すのが正しいという原理主義と、開発する側がイメージが良い植林事業と、採算が取れない林業が伐採後に放置する手法と、都市型林業とでも言うべき緑地化や公園として「潜在植生」という言葉がもてはやされるようになった。それぞれ合理的な部分が多いと思うけれど、反対から見れば疑問もある。ただ、人間活動を一定量許容するためにはベターな方法でもある。しかし、原理主義が今度林業にまで原生林市場主義を持ち込んだり、これを錦の御旗に無駄な植林しているという指摘もあちこちで見られるようになってきている。ま、有名税みたいな所もあるかも。
反対する意見としては、「日本で人工林としてちゃんと手入れして何千年と使ってきている吉野とかある」「潜在植生至上主義になると顕在として価値がある木材全否定」「手入れしないで済むという言葉にいささか語弊がある」「里山二次林文化など人間との相互関係の自然は別の意味がある」などなど。別に宮脇さんも全部タブノキにしろとか、タブの「単一林にしろ」って言ってる訳じゃなくて、ちゃんと多様性は考えているんだけどね。さらに二次林や極端に言えば観葉植物的な物にしても、宮脇さんは以前は徹底的に嫌っていたようだけど、後に都市型緑化でそれ全否定するのは若すぎたと反省している。でも、造林業者がマツを持ち込む事にはいろんな意味で反対しているし、私もマツ植える業者の魂胆が嫌いだ。なのでマツ植える馬鹿はほぼ居ないが、じゃあ雑木林風の庭木が出来るのか?それで食える仕事が後から発生するのかと言うと、非情にお寒いのが日本の造園業だと思う。雑木を綺麗な形、サイズで維持するノウハウが造園業者には欠けているし、不況下でそうする家庭も少なく、植えっぱなしで木を売る仕事になってるよね、アレ。
潜在植生の反証をあげておこう。まず一つは北海道の緑化である。北海道は林野庁が原生林切ってパルプにするという暴挙を繰り返した結果、海岸線があれて土壌流出が激しくなり海が汚れて漁業が壊滅した場所がある。で、再び植林をした訳だが、自然条件が厳しすぎて再生しなかった。蛸壺の中で初期生育させるような手法も試したはずだが、たしかハイマツなど原生林ではなかった植生でまず低層木を復活させ、後に護岸林を復旧させていたはず。つまり、潜在植生に駆け足でいけない、自然の遷移を必要とする、自然自体が林の消失で変化してしまった場所もあるという事だ。例えばヨーロッパにしてもあれ潜在植生が本当なら勝手に再生するはずだが、イギリスなんてずっとはげ山だろ?あそこにオーク植えても食べられてしまうだろうし。
・さて、もう一つ「ドイツ式合理主義の失敗」について面白い話を。先日のケヤキ単一林の失敗を書いた。東大秩父演習リ林に大血川ケヤキ林というのがあり、ケヤキの植樹による単一・優性林を造ったが、ケヤキの良材生産に繋がって無い話である。ケヤキは日本建築ではなくてはならない高級建材であり、希少性もあり林業で生産出来ればいいと誰もが思う。で、「植えない森作り」の中で大内さんが面白い話を紹介していたのだが、このケヤキが単一林だと暴れる問題は日本では結構前から分かっていたみたいで、その対策として混交林にする事が分かっていた。混交林で生育競争にさらされると、幹が直通した良材になるのだそうで、それを「ヤブケヤキ」(藪の中のケヤキ)と呼んでいたそうだ。「良材の生産」は林業の話であって、自然保護的な植生観察とは別の話ではあるが。
さて、その東大演習林のケヤキだが、1930年代にすでに論文が書かれている。私が見たのはせいぜい30年生だったと思う。論文は1990年頃のもあったので、恐らく演習林が出来た直後に実験をはじめ、現在も色々やっているのだろうと思う。ここの創立は本田静六という明治のたたき上げエリートが深く関わっていて、ここの山林の元の持ち主である。さらにさかのぼると秩父銅山事件も出てくるのが面白い。大雑把、貯蓄と投資で得た富で奥秩父に山を買い、足尾鉱毒事件の委員に選ばれ、後にその林を母校であり教授していた東大に売ったとある。なんか色々考えさせられるわ。
・地元ワイナリーのワイン祭りで、また出店カーが3台も来ていて、経営センスの無さに呆れた。まあ買ったんだけど、ほんとアホすぎて嫌になる。なんで自前で出店風ブースを設立しておきながら、それを活用するどころか無意味する事をやるのか!?ブースのレギュラーメニューだけでは物足りないと分かっているなら、レストランから事前におつまみメニューを拡充しておけばいいだけの話なのに。おつまみも少なそうだったし、今年は飛び入り参加もやらないみたいなので、多分来年はもうやらんじゃないかな。来た人は日曜午後で12、3ぐらいだろうから、会場からすれば適当な人数だと思うけれど。
という事でレストランで普通の食事しながら参加者で知り合いに挨拶、その後外でワインセットをベランダで飲んで宣伝してきました。まあ、実際宣伝になってるかわからんけど。リンゴのパウンドケーキに関しては、聞いた所「原料は紅玉で先にソテーしてキャラメリゼしてから使っている」との事です、やっぱりかけてる手間が味にでてたわ。
新酒も再び試飲して色々感じました。まず辛口が以前より辛くなりました。感覚としては以前の中辛と辛口の間が今の辛口ですね。新酒祭りまでは醸造期間が短いので発酵を終わらせるポイントが違うんじゃないのかという一つ、香りより味を優先させた結果、甘さはいらないと判断したのかも知れません。ナイアに関しては正直ベストが辛口ではなく中辛という意見があちこちから出ているみたいで、私も酸味に対して甘さがなさ過ぎるとちょっとバランス悪い気がするし、以前からの味はそっちです。
一方でコンコードの辛口はキリリとして赤なのでタンニンのバランスがあり、本格的な味になっていていいかも知れません。
・玄関の鍵が届いたので交換、全部のパーツもあったけれど、錠の部分だけ最低限の交換ですみました。基本設計が古いので両側キーじゃないとか、回転ロックの感触が分かりづらいとかありますが、これで外側からロック出来て便利になりました。13000円とか払わないで良かった。
・昨日のドライブで一つ気がついた事があります。それは搭乗者の静電気、まだそんなパチパチする季節でも、化繊セーターの時期でもないのに、車から静電気ショックがありました。外側に静電気捨ててるんじゃないのかよーとも思ったんですが、考えられるとしたら車内への静電気放出問題?リアガラスは車内側にアルミテープ張ってあるから、静電気が車内に放電されている可能性は感じる。でも、車内全体があったら、結局静電気が逃げてないって事だし、ほんとはどうなんだろう?静電気予防には水分があるといいようだけど、それで対策出来るんだろうか。
Posted at 2016/11/07 17:24:41 | |
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