2016年11月10日
・昨日もらったジャンク修理、まずマキタの9533Lというディスクグラインダーは970Wとか言うハイパワーモデルで、結線して動かしたら反動トルクがすごかった。前からあるやつは500Wクラスなのでパワフルなのは間違いないが、タイルとかでも切らない限りメリットを引き出せないかな?結線は結局保護スリーブ内部で重ね合わせ結線を使った。最近このコネクターというか端子を使う事が増えたが、真っ直ぐに繋げるので便利だ。折り返し接続タイプはケーブルを片手で持って片側はペンチに咥えさせておいて入れられるので楽なんだが、いかんせんケーブルが180度に曲がってしまうのと、保護スリーブがグチャグチャに割れる。重ね合わせと突き合わせだが、長いのが付き合わせだが重ね合わせの方がクランプが早いし抵抗も少ないのではないかと思う。模式図だとケーブルが完全に上下に分かれて繋がっている図になるが、実際は互い違いに無数に差し合う形になる。
試運転でスパーギアのうなりみたいなのがするのでギアボックス分解、やっぱり+ビスなんで舐める。ネジロック塗ってプラスビスとかほんと止めて欲しいので、ここはヘクスに交換、内部はグリスが切れていたのでチキソを少し入れた。ベアリングにガタは見られなかったが、高周波の音は多分これモーター側のベアリングだな。とりあえず許容範囲。
・バッテリーチャージャーはやけに太いバッテリーケーブルだなと思っていたら、セルスタート機能付きだった。が、ケーブルは太いが内部線は2㎜で、おおよそスターターとして使えるとは思えない。というかチャージャースターターは少し弱っているヤツには使えるだろうけど、基本そんなパワーはないので期待しちゃいけないのだろうと思う。ラベルによると30Aとなってるが、ほんと一瞬だと思う。実際電気ヒューズは30Aのガラス管だし。多分12Vシールドバッテリーは始動時には100Aとか150A取り出せるが、ACだと12Vにしても1500/12=125A、実際はへACDC変換と電圧変換入るからずっと低いはず。市販品でも最大で70Aだが、本当にそんな出るのか怪しい。まあ、事前にバッテリーに無理に入れて一瞬70A出せたら、残り30Aはチャージャーで回すみたいな使い方じゃないかと。
そういう無茶な機材なので保護機能が3つもついていたが、幸いどれも落ちて無くて、どれがダメだったのか分からん。12Vバッテリーに充電してみたが、弱いヤツでもぐいぐい入っていく。弱ったバッテリーって充電電流が流れなくなって、満充電になりづらくなるが、3Aのモデルより6Aの方がそこが無理が効いている。逆に言うとストッパーないままコレで入れると多分バッテリーがはぜる。ターミナルクランプはけちって小さいの付けると毎度後悔するので、今回は奮発して普通のサイズのにした。各部重ね合わせスリーブで付けて、一部半田付け。
調べたらセルスターのSB750DXというのは20年ぐらい前のモデルらしく、メーカーの廃盤カタログにすらなかったのだが、同じ頃に買ったSS3はその後ずっと売られていたためか、カタログデーターはちゃんと残っていた。
・あと、テスターのバナナプラグのケーブルがまた折れて接触不良になっていたので、これもハンダ付け修理二度目。プローブってあんなチャチな物なのに、買うと500円はするんだよねぇ。テスターが1000円ぐらいであるので、毎度もやっとする。
・RCAピンケーブルの分解清掃を試みた。結果、出来るのと出来ないのがあったが、それより汚れの方が凄かった。清掃とかやった後で、ピンケーブルの聞き比べをやってみた。考えて見るとピンケーブル何本もあるのに比較を真面目にやった事はなかった。手持ちの中でこれがいい気がするからこれって程度で好きな順にCD→チューナー→カセットみたいな接続。一本好きなのがあったけれど、そいつも行方不明だし(多分色からするとカナレ)。
さて、清掃したのはオーディオテクニカのAT6A32とAT6A48で、48の方はアートリンクというシリーズで現在もあるみたい。48はチタン配合のシースの2芯+シールドで、32は同軸でシールドをコールドにしている。48には方向性が表示されているが、たしかコレ、スピーカーコードにも表示されてたから、いわゆる方向性接続とかではないはず。比較対象はSONYって書かれたシールドされてなさっぽいオーディオケーブル、多分ゲーム機か何かの機材付属品だと思う。比較音源はGガンダムのサントラ ROUND2からトラック11,12,27である。11はウィンドチャイムとハーモニカのブルース、12はスローな行進曲風なブラス、27は超低音のコンバスが入った管弦楽(弦より)である。
SONYだとまず11のハーモニカの高音が耳に突き刺さる。とげとげしいというか、耳障りに響く音で、「1515で再生するとこんなキビキビというか鋭い音だったんだ」と感じる。あとは27の低音の迫力が足りない。音像が全体的に小さくピンポイントな印象を受けた。
次、48はウィンドチャイムの広がり感がすごい。というか48つかう前はここにどんな楽器が使われているかなんて考えた事もなかったほど印象が薄かったが、48ではじめて繊細な広がりがある事が分かった。またハーモニカの音の棘が取れて聞きやすくなった。12のブラスだとアーティキュレーションがはっきりして、演奏者の意図や細かい拍がはっきり感じられる。音像が広がり、左から右までの中間に多くの楽器が並んでいるのが分かる。
32は長さが2mちょっとあるので、他の3倍ぐらい長いが、高音は48ほど緻密ではなくソニーよりは良いと言った感じ。個々の音で言うと48の方がいいのだが、音の質感や存在感、音響全体は32の方が良い。楽器が多い12のブラスのバンド感が出てくる。また27の低音がはっきりして、コンバスという楽器の重さみたいなのが感じられる。
オールマイティーな音楽の質を聞き込むならAT6A48、オーケストラや映画など音の重さを楽しむならAT6A32と言えるかも知れない。ともかくRCAピンケーブルって私の中だとそれほど優先度が高くない要素だっただけに、ここまで違うのかとびっくりしたし、清掃していてかなり緑青や埃などが出てきたので、清掃の重要性も再認識した。
・脱走猫がご帰宅あそばされたので、また風呂。ちょっと臭く、ゴワゴワしだしていたので、フワフワのもちもちになって良かった。いつもは風呂に入れると必死に逃げ出そうとしていたが、寒さのためか慣れてきたのか、大人しくしていた。コタツで乾燥、いつのまにかコタツ猫にもなってた(コタツは以前は嫌いだった)。
・農機具の冬支度で、ポンプの水抜いたり、バッテリー外したり色々。ビーバーで草刈りするので刃を研いだのだが、なかなか尖らない。チップソーって結構研ぎづらいんだなと思った。ただ、畦刈りしてみたら、好調に刈れたので、指で触った感じとはまた違うのかも。ビーバーはなぜか調子が良くて、エンジンも良く回るし刃も切れるしで、ガソリンがほとんど減らないまま水田一周刈れた。良い刃というのは良い仕事の必須条件だ。ご近所もビーバー使ってたが、切れない刃で230㎜を最大パワーで使っているのか、うるさくてうるさくて・・・
Posted at 2016/11/10 21:36:08 | |
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