2016年11月17日
・スーパーLLCは水洗いしたブロックの残存する水による影響はどうするんだろうか調べてみたが、「結局スーパーLLCって何がスーパーかわからんな」状態だった。スーパーLLCは不凍成分を減らして防錆成分を増やしてあるのだそうで、7年10万キロ保障とか、さらに長いのもある。報告を見ると、スーパーLLCであってもブロックやラジエター内部の劣化によるゴミの発生はあるので、それらを捨てるために水洗いすると出てくる。しかし、水を全量抜いてLLCを入れるのは大変困難。実際はラジエター部分だけでの交換になっているし、そうするとスーパーLLCとしての性能も下がるのでメーカーも交換したスーパーLLCに長寿命は認めておらず、4年程度と言った所。これだと通常のLLC(普通は2年交換だが、実際は4年ぐらい平気)と大差ない。これを逆から読むと「スーパーLLCは新車にだけ入れて意味があるけれど、二度目以降はスーパーLLCをラジエターだけ交換して普通の寿命で乗るか、水洗いして普通のLLCにするかになる。その時の寿命は水洗いメリットとスーパーLLCメリットが相殺してあんまり変わらない」という事になる。もっと分かりやすく言うと、車検で交換するなら通常LLCで問題ない」という感じかな。もしディーラー整備にだすなら、問答無用でスーパーLLCのラジエター交換になってるだろうし、DIYでやるなら水洗い普通LLCで間違いない。その水洗いとかの手間がスーパーLLC入れたはずだがなら省けると考えて価格差をどう捉えるかだろうか。
・農機具整備だと整備手帳がない。いや、車でも整備手帳なんて書いてなかったけど、みんからがその代わりになっていた。頻繁に使うからそれで忘れないのだけれど、農機具はそうでもない。2,3年に一度だと「いつだっけな?」って事になりかねない。で、昔からよくあるのはテーププリンターを本体に貼り付ける管理方法で、中古車で何度か見た。私はあれをテプラだと呼んでいたのだが、パンチャーでエンボスするタイプは正確には「ダイモ」だそうで、もっと薄くてファイルやバインダーに貼り付けるタイプを「テプラ」と呼ぶみたい(商標だが)。
テプラとダイモの優劣だが、テプラの方が高機能で耐久性は問題なく入手性や張りやすさは優れるが、防汚性まで含めた耐久性は不明。そこまで使う可能性はまずないけれど。一方ダイモは電源がいらず手でぱちぱちやればいいので作業性がすぐれ、数字とアルファベット程度なら問題ない。テープ自体の強度はとても高く、劣化で読めなくなる事は考えづらいぐらいだけれど、活字パンチャーの方がどんどん劣化してくる問題はある。活版の劣化である。ただ、どちらも古くなってからはがすのた面倒か。テプラは綺麗に剥がれなくても上張りできるが、ダイモはエンボスになるので上張りは出来ない。テプラは私も仕事で使っていたが、便利な反面コストがかかる。他に使う予定があれば別だが。農機具は整備はアワーメーターという物を使う。これは定格RPMで何時間回したかを示すメーターで、時々死んでるのもあるけれど、時間3桁と年・月、オイルかLLCかだけだから。
・SSの整備では丸山のいい加減さに笑った。こいつら何年SS作ってるんだろうかと。バッテリーガードやステーの取り付けの腐れ加減は前も書いたけれど、今日発見したのはまずエンジンフードの穴。丸山はエンジンフードにノブボルトを突っ込んである。ご丁寧に周囲に溝まで掘って、一番高い場所にある。すると何がおこるかと言うと薬液がフードの穴からエンジンにかかってしまうのだ。最初からここが薬液まみれだったので、以前のユーザーがこぼしたのだと思っていたけれど、何のことはない丸山の設計不良である。さらに言うと、ここがボルトというのも大問題で、ボンネットあけるのにボルトを何周もさせないといけないし、外れるとガタガタ煩いし、穴にちゃんと嵌らない。正直、同じメーカーの20年前の製品はゴムバンド止めだったため、穴からの薬液漏れも止める手間もなかったので、設計が新車の見てくれだけ気にしてしまっているのだろう。まあ、同じ価格クラスのが存在しないので正確には分からんけど。他にも水タンクの蓋が古い奴はヒンジ、こいつはねじ込みとか言うのもアホすぎる。こんな大きいサイズはネジだと絶対入らないから、最悪でも切り欠き方式だろうに。まあ、おかげで楽している分もあるのだけれど、それは製品の良し悪しとは全然別の話しだ。
他は液圧調整バルブのメンテをしたけれど、全バラにしても結局何が悪いのか分からなかった。液圧が2.5kgで止まるのに、0キロまでも落ちない現象。あとノブがめちゃくちゃ重かった。てっきりセラミック玉が痛んで漏水しているのだろうと思ったが、そんな汚れてなかった。しかし、薬液リターンからは最高圧でも液が噴出していたので、ポンプがダメになっているわけではない。分解したら、グリスが劣化してガチガチになって摩擦抵抗が非常に大きくなっていた。スプリングも圧力弁も全部が劣化グリスで固着していて、これで「下げようと思っても動かない」「上げようと思っても動かない」だったのなら、一発で解消なんだが、テストするとまた不凍液入れなおす必要があるので来年だな。
他面白かったのはステアリング機構で、これは4WDなので中間にユニバーサルジョイントなり等速ジョイントなりが入っているのだろうと思っていたら、ものっすごいユニークな構造だった。デフからの出力は直で垂直に変換される。中身は多分ベベルギア。で、その垂直に出た力を直で真下のベベルギアが受けて横の力に変換しなしている。ステアリング軸はこの垂直軸になっているのである。最初またへんな構造つくってるなぐらいの感じだったのだが、改めて見ると「これがキモなのか」と感心した。それは超小型4WDのステアリング構造の解決方法だからだ。以前から農作業用の小型4WDなり6WDはステアリング設計が難しかったらしく、少し前までスキッドステアリングが主だったが、この機構で小型化採用出来たのだろう。
さらにもう一つ気がついた。ブレーキの問題である。ギリギリの4WD機構を搭載したため、この手のSSはフロントにブレーキがない・・・というか農機具だとブレーキが後ろしかないのが結構ある。駆動輪でスキッドステアに近い事をする意味もあるのだが、制動力に不安が残る。うちのSSの場合も左右は独立だが、基本連結させて使っている。で、4WD機構を使うと、駆動輪のブレーキは自動的にフロントの制動力になるので、ブレーキ機構が省けるのだ。じゃあリアブレーキ片側かけたら制動力が出ちゃうのか否か。こいつは基本構造はRRで、リアデフからフロントに動力を取っているので、リアの片側を止めるとそのトルク(か回転か)はフロントに流れる仕組みになっている。勝手に増速されるんじゃないかな、これ。
オープンデフによる動力抜け問題に関して。リアデフのどっち側からか動力を取っている場合は、反対側が滑って動力が抜けたら四輪が死んでしまう。パッと見、左後輪から動力出ているっぽいので、右後輪が浮くと危ないかも知れない。あんな重い後輪が浮くはずないと思うが、リジッドアクスルなので浮くかも知れない。フロントは書いたようにどっちか滑ってもフロントだけで動力が抜けてリアは抜けない。どういう状況が危ないかと言うと、フロントが片側脱輪するとか下りで滑る状況で不安定になりかねない。逆に登りに関してはリアが滑りづらいので安泰かな。一見すると負荷が大きい登りで安定するのは良い事に思えるけれど、実際に事故になるのは下りで不安定になっての横転とかだ。エンブレなんかで下がっていると、右リアのグリップが抜けると、一瞬で全部の車輪の制動力が抜けてしまう。おそらく下りの右カーブで、内輪がギャップではねたりすると怖い事になるんじゃないかな。それを防ぐには、下りでは常にフットブレーキで速度調整する事になるだろうか。まあ、耕運機をはじめ下りでクラッチが切れるタイプの道具は恐ろしい。
・バッテリーはパルサーで充電かけてCCAテスター繋いだら、みんな200以上は維持していた。逆にカタログ値の300とかって見た覚えがないな、エラーでカンストしている事はあるけれど。そろそろ面倒で放置していたソーラーへの並列接続して保存状態しておきたい。
・昼間にワイン会予約で酒屋を訪ねたら月一の休業日だった、勘弁してくれぇ・・・駐車場も駅前の30分無料の公共の物は、市長がぼんくらでムチャクチャ小さくしてしまって慢性渋滞、その待ち時間を有料駐車場に入れた方がマシ。幸い商業衰退のあおりで駐車場だけは増えているんだが、こうやって不労所得者がどんどん土地のみで生活するようになって商業圏自分で殺していて笑える。車社会で駅前終焉だなと感じたのは、本屋に行ったら5000円でやっと駐車場代金が無料になるってあたりから。確かにネットの本屋と違い実物を確かめて買える事や、ドマイナーなジャンルの下らない本でも並んでいる事は魅力だが、価格面や利便性ではもうネットの方がいいやって感じだ。酒屋の件もそうだけど、偶然休みとかよくあるからな。
さて、本題は駐車場に車入れて出庫しようとしたら、手前にノロノロと怪しい運転している日産テラノがいた。小柄な婆様が乗っていて、発券機の所で通せんぼ状態で3分ぐらいモタモタ。そろそろ料金切り上げになるから早くして欲しいと思ったら、何故か降りてきて「料金が1万円とか出るの!」とか言われる、知らんがな俺店員じゃないんだし。とりあえずコッチを出庫させてもらおうとしたら、またバックで意味不明な切り戻しなどやって、やっと出られた。が、精算機に婆さんのカードが入ったまま(実際1万円軽く越えてた)し、婆さんはまた駐車場を迷走しているので、そのカードを戻すため再び駐車場入り口まで回って来て説明。確認したら、入庫時間は数時間前なので、あの料金自体はエラーらしいので、インターホンで連絡する事を伝えるが、「以前もあった」とか良くわからん事言っていた。エレキバンあたりで挟んでるとか、車にいれっぱで盗まれてるとかじゃないよな?
まあ、わざわざそんなアドバイスするために戻った訳ではなくて、一番の興味はこんな婆さんが、古いテラノ転がしている事、そして運転がいつ人を轢いても不思議じゃなかったので、流行のひき殺し系高齢者を見て見たかったから。聞いたらテラノはずっとずっと乗っているそうで、大きすぎて運転できてなくね?と話しても「この車は調子いいから買い換えられない、大通りなら問題ないから平気。私もこの車で最後だから、買い換えない」と言っていた。はうぅ・・・これだから高齢者は若者を轢いても罪悪感とかないんだろうよ。
以前なら、高齢者がまだ若い頃買った車を大事に乗り継いでいく事には私は好意的だった。物を大事にして年をとっていくってステキな事だ。テラノもひっさびさに見たので、懐かしさがこみ上げてくる。が、判断もおかしくなり、運転技術も輪を掛けて怪しくなり、他人に危害を与える危険性が高い物を利己的な認知症入った判断で乗り続けるってのは、社会から見たら脅威にしか見えない。クロック数が1Hz/SECどころか、軽く0,3Hzぐらいまで下がっている脳味噌で、ブレーキと思ってアクセル踏み込んだら軽く3秒は暴走するだろう。というか、いつも蠅が止まる速度で走っている状態でアクセル入れたら思考停止する。また、先日の病院内暴走もそうだったが、ただでさえメモリー容量危ない高齢者が、発券機が壊れたとか家族の見舞い付き添いとか、ストレス下でさらにおかしくなる。あれ、事故の記憶がないはホントにリアルな話だと思う。
何が言いたいかと言うと、「リアルで駅前に出ると交通事故リスクも高い」という事。少なくとも買い物に駅前に行くのは意味ない。以前なら「それでも飲酒運転罰則強化などで繁華街などナイトタイムエコノミーにシフトしているから駅前は意味がある」って感じでしたが、最近は若くてまともな人はお酒をほとんど飲まなくなってる、というかいろんな事情で飲めなくなってきている。地方活性化の糸口として良く題材にされるけれど、ああいう手法自体が通じなくなってきている気がする。
・MGS5GZだが、シークレットミッションまでやっと進めたが、段々慣れてきたら「これはこういうゲームなんか」みたいなのが分かって来た。死に戻りしまくって配置覚える感じかな。ある程度はまり出すと、理不尽な発見なども減って、プレーするのが苦ではなくなる。つまり、敵兵というアナログっぽい要素があるので、プレー能力でなんとかなりそうに誤解するが、結局はパズル的な解き方に収斂していく。そして、タイムによる評価などもあり、効率化を進めると、MGSのネタ要素とか遊び要素を切り捨ててしまう。シナリオだけじゃなくてゲーム自体がシリアスな感じかな。MGS3で装備を縛って自分で遊び方を決めるって感じはないし、PWみたいなコレクション要素も薄い。なので、シークレットミッションで集中的にネタと遊びとコレションをやらせてくれる訳だが、与えられたネタ要素はお寒い気がする。よくここまで自分の過去の作品、しかもMGS1限定でパロディー出来るなと。大体、時系列から言うとMGS1は未来だから、写真がある事自体おかしいのだが。声優は杉田さんが一人で頑張っているのが目立つ、他の人がいなかったり亡くなってたりするのでしょうがないが、従来のMGS1では無線に最低3人、外部アドバイザー数名がついているのが普通だったので、外部で平行進行中の物語みたいなのが薄い。まあマザーベースはヒューイとミラーぐらいしかいないからしょうがないが、一番の看板である大塚さんのスネーク自体があまりしゃべらない気がする。ムービーだとしゃべってるし、この時はちゃんとビッグボスのはずなんだけど、なんか影が薄い。
他に気になったのは、カメラ目線の違い。ハードの能力が向上するにつれ、バードビューからクオータービュー、そしてMGS5だとほとんど主観に近い位置まで下げられて、遠景まで含めた見通しはかなり良くなったが、視野は狭くなった。場面が屋内で狭いMGS2だとストレスが溜まったし、操作感などもMGS2っぽいけれど、広い場所の5GZはいい。問題は狭い場所で、MGS2並のストレスを感じる。
Posted at 2016/11/18 19:00:21 | |
トラックバック(0) | 日記