2017年10月06日
・昨日の昼からの雨は朝にはほぼ止んでいたが天気が悪く、よく眠れた。明日も出荷はないのでのんびり出来たけれど、注文分だけは荷造り。我ながらかなり大サービスで出してしまった。
・夏が過ぎて窓をしげしげと見ていたら悲しい事が分かった。ミラーフィルムの退色である。うちはメーカー不明で安売りだったミラーフィルムと、ヤフーで売られているミラーフィルムを使っているのだが、先に貼った安物の方がムラがある退色をしていて気がついた。このムラ、ちょっとベランダの手すりの影の形で二面のガラスで同じように発生していたので、紫外線による退色等であろうと推測出来る。もっと日陰のはずの庇の下が退色してないのが良く分からないのだが、屋根の塗装などによって反射光もかなりあるので、その影響かも知れない。
ミラーフィルムは金属蒸着なため「退色しない」という認識があった。実際カーフィルムでも何度かつかった事があるが、こういうムラの退色は見た事がない。なので安物だから、という可能性もあるが、実はミラーでも段々性能が落ちていくのではないか?あるいは、ミラーの濃い奴は金属+染料での着色で誤魔化しているのではないか?とも思う訳だ。ムラは室内側からは顕著だが外からは軽く反射が違うかな?という程度でさほど気にはならない。厳密に見るには照度計で室内保管の新品と安物、普通の物などで比較してみないと分からないだろう。
あと、プライバシーガラスは退色を実用上感じない。私はミラーが好きなので、単なる着色には興味がなかったのだが、調べた範囲だとあのガラスは着色で金属を使っているという話があった。じゃあミラーかと言うとそうは見えないので、染料が金属系など高耐久性の物を使っているのかも知れない。
・ダイソーのブラックライトペンが話題なので買ってみた。おおー、これほんと面白いな。ブラックライト自体は昔ディスコみたいな所で見たことあって、洗剤の漂白剤が実は蛍光物質塗ってるだけだったという驚くべき事実に驚愕させられたもんだが、もちろん専用の蛍光塗料は日光だと透明なのにUVライトあてるとかなりクッキリと見える。残念なのは、これで特に何か出来るという訳ではない事かな、ほんとネタである。一応エアコンガスの漏れ箇所確認(ガスに蛍光物質混ぜてるらしい)とか、お札の偽造防止とか、見えないチェックマークとかあるらしいので、敢えて仕事に結びつけるなら、箱に発送先の小文字を見えない形で書く事は出来る。でも、箱に小文字なら鉛筆でも特にクレーム等ないしなぁ。
模型だといくつかアイデアがある。一つはガンダム系のサイコフレームの発光表現である。スケールが大きければLEDを内蔵する事で内部発光が出来るが、小スケールや細かい部品の発光、あるいはクリアでない物体の発光ではブラックライトマーカーはいい表現力を持っている。作例も実際いくつか見つかった。ちょっと注意が必要なのは、UVライト自体も色を持っているため、やっぱり色が偏る事だ。自然に見えるのは自然光に近い照明にUVライト混ぜる事だが、自然光はかなり強いのでサイコフレームレベルで光らせるのは困難、画像処理や長時間露光などではかなり綺麗な作例も見られる。
もう一つはアフターバーナーの火炎球表現で、以前からあれどうすれば出来るんだろうと考えていた。パイプに傷を入れれば光ケーブルに近い原理で出来そうだったが、任意のタイミングで光らせる事が出来ない。でもUVライトだけで別途コントロール可能ならそれで出来るように思える。ま、究極は火炎球が流れていく表現で、そっちはまだアイデアが湧かない。パイプを動かすのはさすがに・・・と思うし、発光箇所を任意で動かすのも難しいし、投射で映像重ねるんであればそりゃもう何でも出来るんでしょうけど。
・もう一つダイソーで見つけてびっくりしたのが回転自動印、シャイニースタンプのバッタもんである。先日私も農協出荷印の名前はコレで作って大変便利につかっており、2L、一房、品種印も出来たらなと思っていた。が、これ結構高い。注文すると3000円近くするので、今は昔ながらスタンプ台を使っている。でも、回転自動印はスタンプガイドとしても優秀で印字も綺麗なため、作業効率もかなり高いし出来れば欲しい。仕組み自体は簡単だし、ゴム部分があれば回転自動印に貼り付けて使えそうな感じがするが、ダイソーのはスタンプが黒一色だしサイズが小さいので流用は無理っぽい。大きいのとか赤文字の奴があればいいんだけどな。
で、調べたら、シャイニー本体から「ぱたんぽん」という名前で自作用キットが出ているみたい。他に消しゴムスタンプ愛好家の人がダイソーのを流用して自作回転スタンプを造っているのも見つけた。まあ他に特に作りたいスタンプがある訳ではないし、既製品のスタンプがもっと安くてもいいんじゃないかって程度の話になるが。
・近所のモグラよけ風車がいつも景気よく回っている。結構風が強い地域ではあるのだが、市街地ではこんな回らないと思っていた。なんか発電とかさせたくなる。風レンズ付けてダイナモ発電とか面白そうだな。しかし日本の農業分野ではあまり活用されていない風車だが、世界的には製粉や揚水に使われてきた歴史があり、今も観光資源にもなっている。水利はブドウ栽培でも一番のポイントだが、うち周辺は水路があるけどI園H園には水路がない。湧水も今年は枯れてしまっていた。側溝には水はあったので、低い位置ではそれなりの地下水位があると思うのだが、井戸掘ってポンプ埋めてソーラーで発電して動かす(拍動システム)をやるのはかなりコストがかかるんだよなぁと思っていた。拍動システムは揚水は基本的にソーラーではなく別の場所からの水利などを利用していて、潅水のタワーへの揚水だけソーラーだからな。プールタンクへの給水は今年湧水地からのパイプ埋設で出来ていたと思っていたが、パイプに漏れがあるにせよ失敗している。
なので、ここも揚水しておいてから拍動ポンプを使う方法が一番いいのだが、その揚水に風車が使えたらなと想像して世界の揚水ポンプを見て見たら、私が想像していたのと違って面白かった。一番違ったのはポンプの形式で、私はタービンポンプしか使わないので忘れていたが、世界ではピストン式のプランジャーポンプを使っていた。一番分かりやすいのはギッコンポンプである。ほんとあのタダの井戸ポンプのレバーを風車にクランク付けて作動させているだけ。なのでデッドポイントが存在して結構うるさい音を立てていた。ただ動力伝達ロスとか消耗には強そうだ。今の風車は効率よく高回転型なのでトルクが足りないから、減速機を噛ませたりしているらしい。
ポンプは吸水は苦手で送水は得意だし、プランジャーポンプは水量は低くても圧が逃げないメリットがあるから、適度に減速してからロッド連結をして、ポンプ本体は投げ込み式にするとか出来るんではないか。原理的にはどこでも使えそうだが、実際は風車はうるさいとか住環境への影響があるそうなので、そうそう設置出来るもんでもないだろうけどね。
・明日はピオーネの収穫と荷造り、いくつか工作、余裕があればスカイラインミュージアムとかに行きたいけど、土日は混むだろうからなぁ。
Posted at 2017/10/07 20:35:03 | |
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2017年10月06日
・昨日の寝不足は昼寝でも補えなかったようで作業できないまま寝てしまい出荷量予定の1/4でしたすみませんすみません。昼までなんぞ修理とかしつつ脱穀も出来ず。昼からの会議が終わったらすでに雨が降り出していて、今も続いている。もうブドウは裂果などもない時期なので特に困らないのだが、まとまった雨なんてこれ何日ぶりだろう?秋も雨が少なく野沢菜の生育が悪いと周囲の農家さんは嘆いている。
会議で決まった忘新年会の予約を入れたが、実際もうすでに埋まっている所もあったり、それなりに早目にやっている人がいるのが分かる。今回は私の趣味で1箇所入れさせて貰った。
・現代農業の記事があまりにアレなのでメールしたが、今の雑誌社って読者窓口が普通あると思うんだが一般的なメアドしかなかった。読者層からして結構ペーパーメディアの比率が高いのかもしらん。でも、自分で書いていて「結局月刊業界誌に何を望むべきなのか」が分からなくなってきた。
私が問題視しているのは記者があまり現場を分からないまま、理論だけ振り回している農家さんや、逆に基礎もなってないけれど奇抜で目を引く方法だけを、技術体系を無視したまま紹介してしまっている事である。個別農家さんが何をやってても違法じゃなきゃどうでもいいし、途中のプロセスが奇抜でも出来た物が良ければそれでいい(ただし長期的な視線は必要。たとえば環状剥皮毎年とか無理だからね)。突き詰めると単行本や解説本になる訳で、月刊誌まるまる一冊でも無ければ無理だ。それが無理なら長期連載な訳で、シャインマスカットの連載はほんと有益だったが、ブドウ関連は実は他にも連載と銘打っていながら実行されてないのがある。散漫で評判にならず自然消滅したのだろうか。
ただ、奇抜なのだけ抜き出している記事はカタログ的であり、瑛出版とかそーゆー目で見て楽しむ系ならいいんだけど、最近は飽きてきた。先進農家さんに私みたいに技術が足りないけどどうしたらいいのか分からない記者が張り付いて発見をまとめていけば参考になるとは思うのだが、月刊誌で綺麗に2,3ページにまとめるのも難しかもなぁ。
・そうだ、今回の現代農業で「目から鱗」だった記事は「ボルドー液の落とし方」だった。前も書いたがボルドー液は石灰の付着が問題なので酸性の物を使えば落ちる。ちょうど機械メンテの特集の所で「メーカーの洗浄液」を押している記事もあったが、4Lで6000円とかぼったくりもいい所である。確かに下手なの使うと有害なので書けないのもあるんだろうけど、そんなの紹介するなよなと(実は工場でもあれは使わないらしく持ってないし売ってないと言っていた)。
そんな中、「ボルドー消毒した後硫安まいた手だけ綺麗になった」という事で発見された方法は理にかなっている上安価で安全で有益と非常に面白かった。と言っても硫安自体のPhに関しては調べても出て来なかった(PHチェッカーで調べて見ればいいだけの話だが)。あれが酸度矯正に使えるのはアンモニアが飛んで硫酸が残るからであり、化合物自体はアンモニアで中和されているはずだからだ。てか、硫酸単体だったら怖い。ただ、きっと適度に酸性なのか、石灰とアンモニアが反応してアンモニアガスが出て残るのが硫酸なので酸性になって石灰を溶解する・・・のではないかと思う。
何がいいって、塩酸みたいに扱いに注意が少なく、単体で金属にかかっても腐食する度合いが少なく(硫酸銅あたりを使うと金属は一瞬ピカピカになります、酸洗いですね)、多少土壌に落ちても元は肥料だから過度でなければ多分いい(界面活性剤なんかと比べると。副産物の硫酸石灰とは「石膏」の事である)しお値段は爆安で農家なら大抵持ってる。水溶液は人間が触っても有害でもない(それでもLD50は書いてあった。2840mg/kgだそうだ。50kgの人間なら150gぐらい食えば死ねるかもよ! って食えるかッ!)ちょっとうちのSSで使って見ますわ。
・最近の足跡の話2つ。まず一つ目はうちで一番見られているページはぶっちぎりでビーナスラインの事故の話である。あっち周辺で事故があるとPVが上がるのは、ご家族ご友人の方々が検索されている結果なのだろうと思うと胸が痛むし申し訳なく思う(ニュースではなくて)。出来れば事前に読んで安全運転を心がけて欲しいが、先日のように老害センターライン割り特攻とかもあるので、たとえ速度が低くてももらい事故には注意して欲しい。っても私は今年ビーナスは一度も登ってないけどな(笑)。
もう一つはスバコミというスバル公認らしいページの足跡があった事。みんからはプロの窓口として「みんから+」というのがあるのだが、パーツメーカーやショップだけじゃなくメーカー系のも出てきているんだ・・・と驚いた。個人的には六連星のレジンアクセの作り方の記事が気に入ったが、男だとイヤリングとかはないかな。正直、軽自動車やめた現社長になってからのスバルの路線は賛同は出来ないし、スバル自体が金落とす客にフォーカスしてきていて、昔のように「スバリスト」「水平対向オタク」という質実剛健さからは離れているように思うが、まあイベントで未だスバリスト同士で集まったりしているのを見ると微笑ましく思う。って、あれOEのスバル車は参加資格とかいいんかな、いいんだろうけど来ないかもな。昔はメーカーごとの贔屓があり、特にスバルとホンダは一定のファンが存在していたと思うけれど、ホンダでそういう事を言う人は旧車以外ではいなくなった(せいぜいS2000以前)。
・エアキャリー修理、ホームセンターにはろくな継ぎ手がないためMonotaROでちょうどチケットが届いてた事もありこっちで購入、好きな継ぎ手が選びたい放題だった。これでメーターやボタンが壊れていると嫌なのでガススタでエアだけ入れようとしたら、ガススタの奴とスタンドに互換性がなかった。そう言えば、このモデルをはじめ古い奴は皆スタンドの穴にはめる必要があったが、今のは広い傘みたいなのが本体についていて、スタンドに乗せると自然にセンターに落ちてはまる構造に変わっているんだわ。こっちのネジの特殊規格については結局分からなかった。送料無料まで何を買い足すかどうかの方がむしろ面倒だった。常時欲しい物を待機させてないといかんな。
・明日も雨だそうなのでゆっくり寝られるな。そろそろ寒さが厳しいのでコタツ出したり部屋の片付けをしていくか。
Posted at 2017/10/06 21:36:40 | |
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