2018年07月06日
・今日も雨が降ってくれたのでお休み、大雨の地域の人には悪いのだけれど、ここらへんは6月雨量が例年の半分以下とからっからだったので助かった。なんと61㎜しか降ってない。今の降り始めからの雨量がすでに100㎜は越えたので、6月の雨のだらしなさが分かろうと言う物だ。とは言えデラの人達は粒抜きが甘いと弾けるリスクが増大中なので、やっぱりやめて良かったかなと。さて、雨の中水田のチェックと百舌のチェックをしてきた。水田はいわゆる「ちょっと水路見てくる」はうちはまず関係ないというか、水路の上流が大雨増水に備えて取水を止めたので水路は止まっているし、雨でそれなりに湛水していたので良かった。
百舌の方は残念な事にカッコウに托卵された方の親が抱卵放棄していて、割ってみたら孵化直前で嘴で卵に穴をあけはじめた所で死んでいるのばかりだった。改めてカッコウ憎い所だが、自然界だと異種の雛を襲う事はもちろん、親鳥も襲われるし同種ですら縄張り争いやメス争いで雛を殺す事が良くある。とある研究だと産卵された卵のうち、成鳥になるのは1割というデーターもあった。1割だと再生産出来なさそうだが、親鳥の寿命が2年ぐらいとして合計特殊出生率がちょうど2ぐらいという事らしい。もちろん、ニワトリやアヒルみたいに雄が子育てしないならば、雄はもっと少数でいいので特殊出生率は1に近くてもいい・・・って今更思ったんだけど、少子化ってそういう事だったのか?カッコウもなんだかんだ言って絶滅しないで数千年か下手したら万年単位で生きてるんだろうし、人類がケチつける事じゃないのかもね。直接的な害で言えばヒヨドリとかムクドリとかの方がはるかに大きい事は大きい訳だし。
・雨のお陰で大粒種の粒が目に見えて伸び出した感じもする。やはり潅水を全体に行う事は養分吸収などでも多大なメリットである。病害リスクもあがるが、害虫の被害はコガネ虫やダニ、チョウ目でも減るだろうし。そうそう、ミツバチだが、ちょっとテッパンがかかったからか、かなり死んでいるのが見えて心が痛い。ほんとミツバチは農薬に敏感だ。チョウ目とかあれで全滅してくれた試しがないし、甲虫類なんかアディオン使っても結局あんまり減らなかった感すらあるのに。強害雑草同様、有益な昆虫は弱く害虫に限ってしぶといと言える。
潅水チューブにはアイデア商品とでも言うべきフィルターが届いた。本来はポンプ後ろに付ければいいのだが、落水水圧だと使いづらい上、フィルターで50㎜サイズとか買うとあほみたいな値段がするはず。25㎜だと今度それぞれのチューブ手前に付ける必要が出てくる。もちろん、チューブに直で袋をかけるような今回のフィルターは容量は全く無いので清掃が煩雑にはなるが、詰まるよりはマシだし、場合によっては上流にもう少し粗いフィルター付けて対策出来るかも知れない。100メッシュ相当なので目開は0.15であり、0.6㎜穴でも詰まらない事が期待出来る。とりあえず水が比較的綺麗なA園で設置してみて具合を見てからDやBで使ってみるか。
・色々世界が変わりすぎてゆっくり歌丸師匠の追悼をしている余裕もない感じだが、タイの洞窟の少年閉じ込めで二次被害が出た事について調べて見てびっくりした。潜水士が行き帰り5時間かかる洞窟だそうだが、調べたらボンベって一般的な10リットルのタイプでも活動時間は1時間がやっとみたいなのね、深さや活動で上下するらしいけど。往復10時間にもなったら、100リットルも必要で、少年達がいる所にはコンプレッサーはない。恐らく長時間潜るために全部酸素にするとか二酸化炭素除去で捨てるとかやってるんだろうけど、それにしてもすごい事だ。また、酸素がそれだけ少ないのなら避難している場所は大丈夫なんだろうかと思う訳だが、比較的空気の状態がいい=地上との間に穴があるのでは?という希望的観測もあるけれど、一方で送気パイプも設置しているらしい。それの長さが5キロとか言うのが驚きだけど、多分潜りはじめる場所よりずっと手前から送っているんだろうな。少年達の体調悪化も報道されているし、炭坑労働者の生還のような美談で終わるにはかなりの幸運が必要に思われる。水中移動は今回の例から見てももう無理だと見るべきだろうし、トンネルだって数日では無理だろうから、最悪の結果を想定せざるをえないな。
・オウム真理教の麻原の処刑が行われたとの報道があった。他の死刑囚も分散して収監しだしていたから処刑の準備はやっていたのだろうが、当時疑惑を向けられていた所から上九一色の強制捜査や逮捕などをリアルタイムで見ていただけに感慨深い。ああ、あの事件もやっと終わったんだなぁと。被害者の方々にしてみれば、あまりに長い時間だっただろうし、司法の結審を待つという理由も分からないではないが、途中から完全に解脱しちゃった教祖だけでも裁判上生かしておく理由はないとして処刑できなかったのだろうかとも思う。教団の無力化とかもあったかも知れないが・・・・
あと、どうでもいい事だが、アルフ(NHKで放送していた所ジョージが吹き替えしていた犬のような宇宙人の毒舌パペット劇)とアレフが紛らわしいのでやめてください。
・城プラモの本は大変面白かった。実際問題城ってプラモ系のアプローチと模型というか建築再現系のアプローチがあって、後者でもっとガチなのがあるとは思うんだが、ああいう定年後の暇人の遊びなんてやってられないからねぇ。でも多くは童友社のキットで、一部クレオスだった。作例は松本城・姫路城・熊本城で入門・発展・上級という感じ。
ただ、模型として見た場合、松本城は結構微妙な感じがした。地元だけに知りすぎているというのもあるのだろうけれど、松本城が国宝天守なのは再築じゃなくて古いからで、ぶっちゃけ他の城に比べるとジオラマとしてやや見劣りがする気がする。松本城は平城としては初期の部類なので、それ以前の山城のような立体的な立地ではない。また大阪城や姫路城のような滅茶苦茶大きなスケールの城でもない。天守だけポツンと作るのならまだしも、ジオラマにすると空間が持たない感じがするのだ。だから作例で植栽や水堀に手を入れている訳だが、なまじ広がりを知っていると「うーん」ってなる。これがより広い面積をカバーしたデラックスシリーズで出てくれたら面白いのにな・・・とも思うが、それはまた難しいのも分かる。
童友社のシリーズは古いスタンダードラインと、新しく簡易なジョイジョイシリーズ、そして一部にスタンダード版の地上部を広げたデラックスシリーズがあるらしい。例えば姫路城とか滅茶苦茶広い訳で、そういう城郭全体を再現してある。松本城もDXにすれば本丸周辺をもう少し再現出来る・・・んだが、現在の本丸は御殿跡が焼失したので更地になった所を芝生にしている(なので、昔学校があった頃はグラウンドになっていた)。DXにしたのに更地・・・というのは寂しいし、さりとて御殿跡の往時の姿は資料などでも残っていない気がする(一応発掘調査で土台の形は分かっているが)。同様に堀の隅には櫓があったはずだが、それも無い。また、それらを再現して戦国時代の姿にすると、逆に月見櫓や辰巳付櫓という天守の後付け部分が無くなってしまう恐れもある。あまり詳しくはないのだが、これ以降の天守は基本平和な江戸時代なのと大砲の発達で戦略的価値が消失した御殿としての城なので両方を兼ねていると思われるが、松本城は軍事拠点の天守と政治拠点の御殿が分離しているのに同じ場所にあって無駄にだだっぴろいのだ。逆に言えばフィギアとか植栽でかざるスペースではあるので、上手な人は拡張してそうやってる。
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Posted at 2018/07/06 22:01:19 | |
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