2018年07月07日
・今日も雨だったりダラダラしつつ昼頃から畑に。ちょっと前に長靴の中に入ったゴミでキズ付けた足の甲が痛くなっていて、休養中に化膿止め湿布をしなかったのを後悔。昼過ぎに張ったら最初痛覚が戻って来て逆に痛かったぐらい。まずビーバーで加工園のアカザとセイタカアワダチソウの刈り払う。乗用モアで刈った所はオオムギが完全に再生被覆していたので、これらは見られなかったし、歩くのも楽なので、定期的に刈るべきかも知れない。もうカボチャが生っていたのでビーバーで収穫、藁敷いた方がいいかもな。
モズはやはり近寄るだけで警告されるので引き下がるが、あとでカラスが付近から飛び立つのをみたので気が気ではない。あの狭さなら簡単に頭を突っ込む事は出来ないだろうし一羽ならモズ夫婦で追い払える気もするが、カラスの繁殖期は終わっているし奴らは生態系の一員ではない。カラスは野良猫とかと一緒で自然生態系の破壊しかもたらさないだろう。
あとはA園の誘引とマメコガネ駆除、D園の誘引をして袋を軽くかけてて終わった。マメコガネはこれまた結構いたが、ショックなのはシャインの主枝にスカシバが入って一本切らざるを得なかった点だ。まだ転食1回目なので切除は1mぐらいだが、ここの苗の育ちは本当に悪いので結構ショック。D園のシャインも木は多少延びたが房の成長は悪くマメコガネの被害もそこそこ、しかしバケツにぼとぼと入れるほどはいない。ここもモズに警告されるが、恐らく他人の敷地の庭木に営巣しているのだろう。
今回はじめてシャイン用の袋を使ったのだが、これがダメダメだった。袋は口を閉じる針金の留め方が3種類ある。L型、I型、出止め型である。従来から使ってきたグレープ19号などはL型、シャイン20号はI型で、最近はI型が増えている印象なんだが、これはメリットが全く分からない。L型だと口がねを起こしても袋自体は崩れないので折りたたんでいく時にゴチャゴチャにならないのだが、I型は袋の口が切れ込んでいるために綺麗に折りたたむ事がそもそも出来ない。また切り取る事も出来ないので、結ぶ場所がかなり下になってしまって袋のサイズが無駄になるし針金が袋が揺れるだけで緩みかねない。確かに爺様なんかぐっちゃぐちゃにして一周する程度で病気が出てないので、果実袋は雑に締めていいというのならI型でもその役には立つというか、針金が外れないのが逆にメリットかも知れないが、性能的にはL型の方が圧倒的に有利だと思う。そして価格はLもIも変わらないはず。であればシャインのL型のがあるかどうか聞いて取って貰うか、最悪シャインも19Dで袋かけるとかやらざるをえないな。
数の方は3列(半ペタで、線で言えば1.5本)で100枚ちょっとだったので、ここは比較的多いとしても全部で500個ぐらいだろうか?苗園あるあるだが、少ないと思っていたら案外着果している事がある。まあ今年主枝が全部埋まったとしても来年いきなり4000は付けられないので、逆にガッカリするもあるあるだが、あまりに色が薄いのも気になる。窒素が足りない感じがするが、ここで追肥って訳にはいかないからなぁ。
・シャーロックホームズは探偵を引退した後、養蜂家になった。英国では養蜂はそういう高尚な趣味の分野らしく、先日図書館で借りた英国養蜂の本の中に、イギリスでの養蜂の発展の歴史などが載っていて、いわゆるラングストロス以外の単板巣箱も多く載っていた。まあイギリスはスムシも少ないしオオスズメバチも熊もいないだろうし、逆に未利用草原でのヒースやラベンダー蜜などがあっていいのかも知れない。面白い箱としてはWBC(人名の頭文字)巣箱というのがあって、イギリスの従来型(ナショナルタイプ)をすっぽり覆う仕組みになっている百両箱みたいなのがあった。イギリスは夏が短く冬が長いため越冬のために箱を二重構造にして保温や暑さ対策などもするらしい。ここらへんではラングストロスタイプを移動式の屋根枠に置いているのを見るが、あれの進化形とも言えるが管理が面倒なので良し悪しなんだろう、日本では見ない。
で、現代式縦型巣箱、これはイギリスのナショナルトラディショナルとか言うのに似ていて、ラングストロスのような横長型ではなく正方形の半分ぐらいのサイズで、そこに巣枠を入れて縦に伸ばす訳で、別の見方をすると重箱式に巣枠を入れたとも言える。日本ミツバチのコロニーに合わせたサイズにしている訳だ。巣枠を入れるメリットは書いたように巣を作る労力を減らし採蜜がしやすく、管理状巣を一枚一枚取り出してチェック出来るという事である。が、本の中では人工巣板だけでなく、西洋ミツバチで見る巣礎や天然巣を巣板に挟む方法も出てくる(まあ、それを永続的に使う訳ではないが)。
では、その方式にデメリットはないのか?これが結構びっくりなんだが、ラングストロス式が一箱15000円ぐらいなのに対し、現代式は4,5万するそうで、待ち箱にはもったいなくて使えないとも書いてある(他にも分封群が入りづらいという話もある)。養蜂を専業にするなら採蜜量が5倍になるならラングストロス式の5倍高くてもメリットはあるのだろうが、そうすると日本ミツバチじゃなくて西洋ミツバチをラングストロスで飼育した方が楽みたいな感じになってしまう。いや、日本ミツバチの方がはるかに飼いやすいのは分かるけど、それでも高いなぁと思う。そして枠とかはそこまで特殊じゃないので、最大のネックは人工巣だと思われる。そこを手に入れられれば別に箱なんて自作でいいんじゃないかと。もちろん巣礎を西洋ミツバチ用の物を使う事で日本ミツバチの巣が再生産的になるならもの凄く安く出来るはずなので、まずはそれを試してみたくもあるが(多分重箱的に継ぎ足せば出来るはず)。新しいのをすぐに突っ込めるなら、遠心分離はゆっくりやればいいだろうし、日本ミツバチの巣もそうそう簡単に壊れるほど弱い感じはしなかったが(特に層が一層なら)、
一方プラでハニカムを量産する方法はないのか?そもそもハニカムは工業的に量産されている物なので、サイズが合えばプラのもある。が、ミツバチ用ほど小さいのはプラでは少ない。アルミだとあるかな。まあプラでも素人が扱える可塑樹脂としてはUV硬化レジンとか二液性のポリエステルとかになるけれど、それで量産して抜けるのかはちょっと分からない。多少の瑕疵はミツバチは補修するそうだけど。ハニカムをシリコンで型取りするなり、粘土なんかに押しつけるなりでメス型を取って、そこに流動性が高いポリエステル流し込んで作るんか?ていうか、ハニカムが高性能と分かってるのに採用例が少ないのは、このコアの製造が面倒だからってのはあるんだろうな。3Dプリンターでもあればガシガシ作れるんだろうが。そういや3D出力サービスあるんだっけか。
うちのミツバチたちは農薬でちょっと被害を受けつつも順調に活動しているというか、雨上がりなのにワンワンと飛び回っていてちょっとびっくり。そして思ったのだが、先日までの若い内勤蜂たちが外勤に切り替わってちょうど活動が活発になったのではないかと。高齢蜂は動きが緩慢だったりしたし、今回死んでいるのも案外高齢蜂の寿命がかなりあるのかも知れない。また、ミツバチのお陰かカボチャの受粉が順調で、今日さっそく1個頂いている。うーん、こういう所にも訪花昆虫はくるから、今後は殺虫剤からアファームは抜くか、開花前に絞るべきだろうな。近所では夏ソバも満開だしヒマワリも大分開花が増えてきたので、しばらくは蜜源には困らなさそう。
・合鴨同時水稲作が面白そうで興味がある。今年チェーンを引っ張ってみて分かったが、多分完全に除草剤を抜かす事は出来ない。ヒエは除草剤も効いてほぼ無いと思うが、コナギが難しかった。鮒も考えたが、回収の水路がちょっと難しそう。ま、何よりアヒルを飼ってみたいというのが一番かな。でもアヒルや合鴨はイタチやカラスによる被害がかなり多いらしく、やめてしまっている所も多いんだよなぁ。
・明日も雨の予報だが、出来ればシャインの袋を全部かけてからパープルの袋掛けをZ園ではじめたい。雨が降ったらB園で摘粒
Posted at 2018/07/07 21:06:38 | |
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