2018年07月09日
・仕事、袋掛けするつもりが他の事をやっていて出来なかった。で、やっていた事は一つは潅水チューブにフィルターの取り付けをやったのだが、これはダメだった。ほんとガッカリなんだけど、これフィルターを作った人がバカなんだよ(何度もそういう事言っちゃダメなんだけどさ)。25㎜の中に入れるフィルターで濾過面積はかなりあるんだよ。ところがフィルターエンドの径がチューブの径と一緒なので、ゴミが流されてエンドに溜まるとチューブを塞いでしまうんだ。これじゃ無駄に長い意味ないじゃーん!と突っ込んでしまった。ゴミはほんの僅かでも流れ込むと詰まりま。当たり前だけどフィルター径がチューブより充分に小さければ間を通って水が流れるのにね。これは自分でも改造可能だと思われるので明日やってみる予定、エンド部分を紐でちょっと細く縛ればいいはず。
あとは時期的な問題で環状剥皮をピオーネと巨峰で行った。ピオーネは伐採予定なのでダメージは無視できるし、巨峰は木が暴れまくるので肥大にはもう遅いけど剥皮。ピオーネは片枝のがあり、環状にならなかったのだが、よく片腕のブドウの方が色づきがいいという事との関係を感じた。巨峰の方はモズの巣のすぐ近くだったのでさんざ警戒音で鳴かれたけれど、巣に近いと逆に鳴かれないのが面白い。ちゃんと注意を引く方向を分かっていて、警戒音にも妙なさえずりを入れてくる。ああ、巣立ちが楽しみだ。
ミツバチは今日も元気に飛び回っている。そして暑さ対策で羽根で送風しているのが見られた。以前のたむろしている奴らではなく、本当に巣門にとりついて送風している。これは最終的にはミツバチの負担になるので、もう少し暑さをしのげるような被覆や断熱をした方がいいらしいいのだが、ミツバチは巣を視覚的にも覚えているので、ヘタに変えてしまうと不機嫌になるだろうな。やはり二重壁の巣に挑戦するか・・・
あとは昼間に道路に何かが転がっていて対向車線のバスがよけるために大きく減速回避していたので見たら、なんかの工具金物だった。刻印はROYAL M200 あとなんかある。物としては分割フランジ金具?分厚い金属で15kgぐらいはあるかな?車が踏んだらパンクするか事故になるし金物が吹っ飛んでも危ない。歩道側によっけようかと思ったが、自転車が当たれば危ないし、さらに外側に置くと畑なんで見えないし地主さんからゴミ捨てたように言われるのも困る。という事で警察に拾得物として届けてきたが、買えば軽く数万はするだろうが、関係ない人にはゴミみたいな物で微妙な感じだった。むしろ路上に落ちてて危険だからで市か役所?でもあいつら仕事しないからなぁ。とりあえずかわいい婦警さんに対応してもらえたので無駄仕事はチャラかな、権利も放棄してきたし。
・昼過ぎに卵が届いたので早速孵卵器に入れて見るが、案の定9個しか入らない。幸い転卵は出来ているようだし、あと数㎜あれば12個までは入りそうなんだが、何故か保証分としてかなり余分に入っていたのでもうべつの方法に挑戦する事にした。それは熱帯魚ヒーターをクーラーボックスに入れて加温するという、接ぎ木と同じやりかたなのだが、やってみるとかなり問題があった。それに今更だが孵化について調べて見て科学的な情報を知って勉強になった。最大の勉強は買い物の間違いな訳だが。買ったのは考えられる限り最悪の商品だったから。
さて、孵卵についての基礎知識から。まとめてから一斉に抱卵という部分には、「最初に産んだ卵は死なないの?」という疑問があるのだが、最大20日ぐらいは孵化する可能性が残されているみたい。ただ7日すぎると孵化率が5%ちょっと下がる感じなので、ベストは一週間以内、許容は二週間ぐらいという話だ。この間は卵の中の胚細胞は分裂を止めて休眠している。それを38度ぐらいで暖めると24時間で再び活性化して分裂をはじめるそうだ。では休眠最適温度はどのぐらいかと言うと、10度以下では低すぎて死亡するので20~22度ぐらいが良い、とは言われているが、科学的な裏付けは発見出来ず、なんなら30度ぐらいでも良いという話もあった。つまり夏の室温の常温でも大丈夫という事になる。考えて見ればニワトリが夏に卵を産んで放置していて発生が始まってしまい孵化しない、というのは無いので、案外常温で平気かも知れない。それに科学的に比較しづらいのは、そこに細菌感染とか他のファクターが関わってくるかも知れない。
さて、それでは抱卵温度はどのぐらいがいいのか?38度というのを紹介したが、そこらへんは鶏の体温から導き出された数字で、しかもニワトリは最初はしっかり抱卵しないという話もあり、発生初期は適当ではあるのだが、欠陥孵卵器にも初期は38度±0.5度で孵化時期に37.5度に落とすみたいな事が書いてある。そんな精密な温度管理できない癖にマニュアルだけは細かいんだけど、信用しづらいな。一応他の情報でも38度まではいいけど39度になると高温すぎるという話が出てくる。そうすると制御がプアな機械で38度を狙うのはかなりリスキーなのが分かる。やっとで38度ぐらい、37.5度狙いでも孵化は問題ないようだし、なんなら36度で孵化させたという話もある。おそらく下限はそこらへんだろうが、そこまで下がったから即中止って事はないかと思う。でも鶏の抱卵はほんと四六時中だからやっぱり温度低下は良く無いのか。で、熱帯魚ヒーター方式だとこれが35度上限で、対流とかセンサー位置で37度ぐらいまで上がる事もあるんだが、やや不安定だった。
もう一つの問題は結露だ。単純にクーラーボックスに熱帯魚ヒーター入れると結露がおこって風呂場状態になる。で卵は呼吸をしているらしく、少しでも呼吸できない部分があると孵化率が極端に下がる。それこそ90%のポテンシャルのが10%以下になる。そして結露させると呼吸出来ないらしいので、大きな袋に入れて湿度はかからないようにしたが、それでは呼吸は出来るのか心配な所である。
次に転卵について。安物は枠を動かして横に倒した卵をゴロゴロ転がす仕組みである。てっきりタイマーで動くのかと思っていたら常時ゆっくり動いていて2時間で往復(一回転)みたいな物だった。うーん、適当。この転卵は卵膜に胚がくっついてしまわないための刺激みたいな物らしく黄身が動けばいいので、ゆっくりでも手で裏返すのでもかまわないし、回数に関しても多いほど孵化率は高いが6時間毎どころか全くやらなかったのでも発生はしているらしく、詳しいデーターが欲しいがそこまでシビアじゃないみたい(つまり、人力で朝昼晩夜回してても孵化率がそこまで低い訳じゃないと)。むしろ温度変化が大きいので人が手で転卵する事が機械転卵より成績が悪いと思われているのかも知れない。黄身の移動は30分かかるそうなので、無計画に一回転させちゃったら転卵の意味はない。
もっと重要な要素は卵の向きがあった。これはゆで卵でも分かる事だが、卵の空気室は鈍角側にあり、あっちが頭になる。孵化する時もかならずあそこをつついて出てくるのであり、逆という事は無い。で、この頭を逆にすると孵化率が25%近く落ちるとあった。うん?転卵の時は横にしているんじゃないの?と思ったが、実は業務用の孵卵器は卵をトレーというかに入れて、それをブランコのようにゆらして転卵させている(個別の事もあるだろうが、連結トレー全体を傾けたりする)。だからひっかかる事も転卵不良もない訳で、その時に頭が上か下かで差が出るわけだ。横という選択肢が無かったのが残念だが、自然界で卵を立てて抱く母鳥はいないので横でも大丈夫だろうとは思うが、転卵中止後に出来れば立てて置いた方がいいだろうし、個別トレー方式の方が正しいようだ。
さて、私の失敗を教訓に正しい孵卵器について訂正したい。まず底加温か上加温かだが、上加温は間違いだと訂正する。上に機械があると全く卵が見えないし蓋をあけるのも大変になる。まして転卵用のバーを一々はめるなんて論外だった。つまり下トレーが正解。そして転卵も個別トレーのブランコが正解、ゴロゴロは信用できない(例えばうずらのような小型なのだと多分360度回転も出ちゃう)。そして温度低下を考えると出来るだけ大きいタイプがいい。確かに落下してはさまる系の事故はありうるが、最終段階では転卵はしてないのでブランコに挟まれる恐れはなかったし、落下防止はなんでも出来る。って孵卵器ソムリエになっても養鶏したい訳じゃないから、一番の間違いは有精卵の発注数なんだろうな。本当は数がある程度減ってくれないと困る(全部育ったら大惨事だ)。まあ、さっそく楽しい勉強にはなっているのはいいんだけど。
ところで孵卵関係の迷信?として「低温で孵化させるとメスが多い」という記述を何カ所かで見た。最初「ほーん、それは好都合」とか思っていたんだが、良く考えたらすでに受精した卵が孵化温度でオスメスに分かれるってなくね?ところが、検索するとは虫類のワニとか亀は孵化時の温度でオスメスに分かれるのだそうだ。性別が遺伝子依存タイプは人間をはじめ多く、その中に雄がXY型(ヘテロ)か逆にメスがXY型か(メスヘテロ)があり、鳥は雌がヘテロだそうだ。つまり鳥に関しては雄の方が基本型とも言える。って事は鳥は遺伝子依存型性別って事だよな?と思うのだが、実は遺伝子を持ちながら温度で発現性別が変わるニホンヤモリのような例があり、また遺伝子型がどうであれホルモン処理でメダカの生物は後天的に変えられる事から、遺伝子型も温度型も結局は発達段階のホルモンによって性別が決められており、そのトリガーが遺伝子か温度かだけの差ではないかとの事。だから鳥のように遺伝子型性別であっても、温度で特定の性を決定するホルモンの量が変わるなら、後天的な性別変化がありうる、という事である。が、ここからは結果論に先に飛びつく事にするのだが「ニワトリの性別変更を温度で出来るんだったらコマーシャル養鶏でさっさとやってるよ!」である。ヒヨコ鑑定士やオスメスマーカーがいらず雄のヒヨコを無駄に孵化させて捨てる手間も道義的リスクもいらない。またホルモン処理で全部メスにするとか出来るのかと言うと、まだそこまでは行ってないらしい。例えばメスのヒヨコをホルモンで雄っぽいのには出来るが、こいつは繁殖能力がなく遺伝子もおかしいらしいし、成長して再びもとの性に戻ったりする鳥もいるみたい。つまりメダカみたいにホルモン処理だけで完全に性転換を安定的には起こせないそうな。
・髪の毛切ったらエアコンが直であたると冷えすぎて頭痛がするほど冷える。でも全体的には滅茶苦茶暑い。湿度が高くて一番辛いタイプの暑さだ、夕方からは今年はじめて時間10㎜を越す強い雨が予告もなく降り出すしもうさんざ。デラの雨よけってあけると降るからほんと腹が立つ、雨乞いじゃないんだよっ!!!
・二式戦闘機、どうしても銀色カラーのが欲しくてもう1個買ったら一番欲しかった47戦隊の物があたった。引き強いなーとも思うが、一方でこんな事で運を使い果たしそうで不安。シルバーは比較的軽い感じというか、形成色が銀色っぽい上の塗装と凝っている。これならランナー切っても目立たないな。
・明日こそ袋掛け、摘粒らへん。会議早く終わればいいな。
Posted at 2018/07/09 23:58:17 | |
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