2018年07月19日
・今朝は早く目が覚めたので外気ファン全開で夜の冷たさを室内に入れてからベランダのパネルの反転を行ったのだが、汗がダラダラ出て仕方なかった。気温23度なら涼しいはずだし重作業でもないのにこの汗っておかしない?と思ったのが、その後朝風呂浴びて体はやっぱり冷たい事に気がつく。また、ここ数日の暑さで汗ダラダラやってから、若干暑さに耐性がついた気がする。ここからの推測だが、人間の暑いと思っている部分と実際に熱い部分と冷却システムは統合管理がされてないのではないかと。
まず熱いと思っているのは理想的にはコア温度だろうが、実際は皮膚感覚が80%じゃないだろうか。で、皮膚を外側から冷やせば冷やすほど相対的に外気が暑く感じられて不快になるという逆転現象が起きているような気がする。ちょうど冬山の遭難で服を脱ぎ出す矛盾脱衣みたいな感じで。その矛盾脱衣のメカニズムと同じ話になるが、ヒトは暑さには比較的強く発汗と皮膚表面への血流増加で血液を冷やしてコア温度を下げようとする。ところが暑いから冷却すると皮膚は血流が悪くなり放熱出来なくなる。するとコア温度が上がって脳幹は暑い暑いと言い出す。かと言って冷却しないと皮膚が不快・・・
で、解決方法は3つ考えられる。まず皮膚の不快を超えて汗ダラダラ状態にして血流を外に向かわせると、ある程度の時間は耐えられる。消毒の時にゴア着込んでも覚悟を決めてれば案外平気なのがコレだと思うが、コア温度自体はガンガン上がるので逆転が中和されるまでの短期決戦だし、体温上昇で後でダメージがくるし、皮膚も汗で不快になる。
次は皮膚放熱に依存しない血液冷却を行う方法で、腋や股、首筋など皮膚が薄く動脈が通っている場所に冷却剤を触れさせると気持ち悪くなるぐらい冷やす事が出来る。が、これは動く事が出来なくなる。また首筋冷却は商品開発などもされているので試した人も多いだろうが、冷却剤でも首に何か巻くというのは不快だし、それが湿っていると尚更である。熱中症からの緊急回復とか寝る直前なんかはいいかも。あと、意外だが手足先端は血流操作の体温調整に使われているので、手足を冷やすとか温めるというのはかなり有効。
最後は風呂に入る事、皮膚感覚とコア温度の差を無くし、汗を流してくれる。風呂上がりはあれだけ汗がダラダラ流れるのに、扇風機でさらっと乾いてその後は快適になるし。夏はシャワーという人も本当は風呂に入った方がいいというのはこういう事じゃなかろうか。
でも、寝る前ならこれらを組み合わせて運動してから風呂入って、上がったら体冷やして眠るでいいんだが、活動時にはそういう訳にはいかないんだよなぁ。やせて脂肪減らして血流放熱を良くするとかが理想なんだろうし、そのために寝る前運動がいいのだろうが、こうも熱いと体力残らんよね。
・保冷剤は沢山買ったが、これで体を冷やすのは仕事しながらだと難しい。首筋は動かすのに邪魔だし空調服とバッティングする。結局皮膚が薄くて太い血管が通っている場所は一番動く場所の内側だから仕方ないか・・・と思っていたら意外な場所が一番体感出来る事を発見した。そこはどこかと言うと頭頂部だ。びっくりするぐらい熱感細胞が多い感じで、それだけ冷やしている感じもする。逆に首筋に関してはいくつか説が入り乱れている。まず後ろ側を冷やす説だが、ここに体温を感じる細胞があって、冷やすと逆に脂肪を分解して発熱させるという話がある他、延髄の温間感覚を麻痺させているだけという話も。もう一つは首の横の頸動脈を冷やす説で、こっちは血管を冷やす系。案外感覚的には鈍いが冷えてはいるのだろう。ただ左右あるのが悩ましい。一番熱に弱い頭部の血流を冷やしてくれるのは嬉しいが。で、どうせ冷やすなら頭って皮膚は薄いし神経は多いしいけるんじゃね?と思ったらその通りだった。そもそも頭部は冬でも放熱の10%はあると言われていて熱が出入りしやすいし、額は汗がダラダラ出て不快になりやすいので、ここを冷やすといいのは予想通りだった。ただ額は固定が難しいし、頭部は私のように丸刈りに近くないと辛いかも知れない。頭に上手く固定出来ればいいんだが。
・朝、ベランダのパネルを白い面に切り替え、ミラーパネルを窓の前に持って来たら大分涼しさが変わった。また曇りなのも涼しさの原因だろう、やっぱり壁が直で焼けている35度と、曇りで35度だと室内は圧倒的に後者の方が冷気を保っている。とは言え地表温度がだんだん上がりだしていて、夜間も曇りなのですっきり冷えないまま気温にも不穏な影を落としている。
・ミツバチは見るたびに巣に水をかけてやっているが、蜂たちは送風や室外待避に忙しいようだ。今の時期は底の箱は網で区切って通気口にしてあるのだが、そこらへんからも送風しようとしていて賢いもんだなと。それにしても、先日箱を足したばかりなのにこれだけ忙しそうだと1度収穫した方がいいのだろうかとも思う。暑がっている原因の一つはおそらく貯蜜エリアの加熱だろうし。
・巨峰園ではまたモズがテリトリーを主張していた。先日まで巣は空だったので、また新たな巣を作るのか再び産卵するのか分からないが、この暑い中本気かと思う。巨峰園では潅水チューブ(でかいの)引っ張って端っこからどくどくと水をやる。それでも水がすぐ引いてしまうほど乾いているのがすごい。ともあれ、今年の巨峰は着色も伸びも良い。問題は袋掛けやってる時間が足りなくていつ鳥害が発生してもおかしくない点だ。今日も遠くでカラスの鳴き声が聞こえて肝を冷やしている。
・昼はワイナリーのレストランでパスタランチ、ビシソワースが食べたくて頼んだらタマネギのだったが、冷たくて美味しい。ただ、タマネギでもセロリでもジャガイモでも同じ味になるのが難点。あと、昼間新人がいるなと思ったら男の子を雇うらしい。うーん、女性はここのところ定着しないで結婚子育てで抜けてしまっているのだけれど、男性スタッフは久々で職場になじめるのかなぁと。シェフは嬉しいだろうけど、逆に男性でここに長くいると先が困るので、そういう関係の当てがあるのならいいのだけれど。
その後再び袋をかけたりして、Z園の潅水が待てない感じなので水路は本当に雀の涙ほどしか流れてないけれど潅水してみた。機材のチェックという意味もあったので不具合潰しが出来たのは良かった。改善点としてホースの穴あき部分をカットしてポンプのホース出口を逆にして短く配管、口がねも締め直しと針金二重で漏れをなおし、水路の水止めも砂袋を買ってきた(が、これは失敗で、砂利の方が良かった感じ。どのみち土入れたのも何袋が持ってくる)。接続不良部分は長いジョイントを使ったり接着しなおしたりで補修、これでかなり圧をかけても抜けなくなった。園内配管は購入部材を組み合わせて上手い事出来て4線引っ張れたが、インクイーザーが足りなくて1線はそのまま。この状態ですぐに水不足で吸い上げ止まる(アイドル状態でも)で潅水試して見たが、上手い事飛ぶ。水圧を下げまくっているので1m程度だから、簡単に3mぐらい飛ばせるだろうしムラもない。潅水量はチューブ直下はそれなりに湿ったけれど、やっぱり全然足りない(全部で400リットル行っただろうか?)。これは地区の土地改良区とか農業組合の問題なんでアレなんだが、水路への水の割り振りが悪くて常に渇水状態の水路がある一方、下までジャンジャン流れて行ってる所もあるのだが、水門は複雑なので勝手にいじっていい訳でもない。結局水がある時にもう1度ポンプを持っていかなければならないな。
潅水は2時間ぐらい色々かかり、夕方からインクイーザーやら配管パーツの買い出しに出かけ、I園シャインにタンクに揚水してあるのを使ってチューブで潅水して戻って来たら9時だった。疲れはてた。でも偶然防鳥ネットが半額なのを買えたりメリットも多かったかな。
・明日の予定 Z園潅水、G園袋掛け
Posted at 2018/07/19 21:41:02 | |
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