2012年12月16日
・やっとうるさい選挙カーもいなくなったが、彼らは議員活動を選挙だと思ってるんじゃないかと思うね。普段の政治活動があればああいうのは不要だと思うんだが、そうもいかない物なのかね。個人的に今回の選挙の裏の焦点はマスコミ対一般国民だと思っている。ネットが明らかにしてくれたのは、どこかの政党が良いという事ではなくて、マスコミ(とネットの動画)が必ずしも信用出来ないという事だった。そして自分はマイノリティーであると自覚する時でもある。それはしょうがない、かな。
ところで最高裁判事に関しては私はすべて×を入れている。そもそもこの合格ノーマルなマーク方式では誰が適任かなんておおかたの人は考えられない。不合格ノーマルで全員落としてからこのやり方のまずさを検証すべきというのが一つ。それじゃあ真面目に審判していた判事に失礼というなら、最高裁が司法の役割を果たしてない事例をちょっと挙げれば事が足りる。例えば一票の格差問題で、「違憲だけど選挙は有効」とか、別にそういう判決を出してもいいけど、その責任を判事が取らなきゃ司法は口先の豪傑になってしまう。
・ペニーオークションもすごいサギだった。入札手数料を目的に手動入札はBOTでつり上げて落札させないとか、斬新な手法だ。で、それじゃ落札者がいなくて疑われるからと有名人に落札実績を偽装させるとか、こいつは天才だから一生監獄に入れておくべきだな。きっと監獄も良くしてくれるはずだ。
・さてMC15、やっと引き上げてきた。潰れているというペダルの意味把握。他はまあ年代考えたら健全な方かなー。ダメになっているタイヤは多分リアがK155で06年製だから確かに終わってはいるだろうが、そもそも空気圧がおかしい感じ。サイドのヒビも空気圧が足りなくてダメになったのではないだろうか?でも空気圧こんな抜けて走ってりゃ分かるよなぁ?VTはフロントの選択が問題でリアはMC15は17インチ化しているので入手は楽。フロントはGT501でまだサイドはバリ山で柔らかい感じだが、製造は2007年なので同時期に交換したのかも知れない。
バッテリーは液まで減っていて典型的なレギュレーターのパンクというVT系の持病が出ている。レギュレーターの流用をする事を考えないといけないけど、前からのオーナー達はどうしていたんだろう?ほとんど乗らないから気にならなかったのか、あるいはバッテリー液が減っているのは累代的な物なのか。改造点としてプラグコードが交換してあってホットワイヤーみたいなのがついている。キャップはNGKだけど、なんだろ、これ。他はほぼノーマル。
引き回した感じだが、250ccで軽い事を期待していたら結構重かった。先日引き上げたRGV250ガンマが乾燥で131kg、VT250F2Hは146kgなので15kgしか違わないのだが、それ以上に重く感じる。ガンマはタイヤがぺったんこなので引き回しは重いが、重心位置が低くマスが集中していて、倒したり起こしたりは軽いし、特にフロントが軽い。逆にVTはV型とは言えフロントにかなり重量がのしかかっている感じで、よく言えばフロントに安定感があるのだが、悪く言うともっさい。高さもかなりあって、軽トラに積んだらミラーが引っかかりアオリを閉じるのも辛かった。ガンマはそれぞれ10cmぐらいは小さい感じ。
唯一軽いナーとおもったのはクラッチ。MC15からは普通のワイヤー式に戻っているが、それもグッド。あとシートのはず仕方が独特で悩んだ。いや、「ここしかカギないから、そこから動くとしたら・・・」って感じでアクション自体は割とすぐに発見したのだが、シートの取り付けがゆがんでいて上手く外れてくれない個体だったので「他になんかアクションがあるのではないか?」と探してしまった。
Posted at 2012/12/16 22:51:03 | |
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2012年12月16日
・今日は用事があって畑の上の山林に入って見たのだが・・・ひでぇ事になってた。最近松本市は松枯れ病対策と称して枯れた松を発見すると伐採してその場でビニールシートにくるんで燻蒸処理をしているのだが、ビニールは半年ではげているし燻蒸剤の空きプラはほおりなげてあるし、明らかにその時に捨てたペットボトルは転がってるし、最悪だった。山林の持ち主が見たら泣くぞ!
以前はうちの畑を通って山林に入りたいので通行許可を取りに来ていたのだが、目印テープは大量に貼り付けて処理後も貼りっぱなしだし、それのクレーム付けても担当者は口先だけで片付けないし、山林の所有者を間違えていると言ってもそっちに連絡はしてないし、市役所の怠慢は目に余る物があった。さらに受けた業者が別の場所で伐採していたので、同じようなサイズの木の伐採いくらぐらいするのか聞いたら一本5万円とか抜かす。しかも切り捨て間伐でだ。そのトラックには食い詰めたヤンキーみたいなのが何人も乗っていて、「これが森林税の有効活用か」と思った。あ、普通はその1/10ぐらいの値段が相場ね。
松本市の耕地林務課というか農林部はまともな人がいなくて大嫌いな所だが、ああいう税金に群がって国や自治体の財政を食い荒らす奴らの方が松のセンザイチュウやキャリアーであるカミキリムシより悪辣じゃないのか。奴らをビニール袋に来るんで燻蒸処理する方が先じゃないかとつくづく思った。真面目な話、この対処療法は全く効果が無いやり方と言わざるを得ず、根本的に松がこんだけ急速に生えれば段階的に枯れるのはしょうがない。問題があるとすればナラガレとかの広葉樹での病気で、ともかく次の森の植生をどうするのかとか考えなければ意味がないのだ。
・スチューベンの出荷したのの入金が今頃来たのだが、値段のすさまじさに泣いた。一箱1500円也。これ、良品じゃなくて秀品での話よ、しかも2kg箱ではなくて400gパック×10、つまり4kgでの話だ。キロ単価にすると400円ぐらいだが、これに出荷手数料とか梱包代とか入ってくるので、実質は1000円に限りなく近い。一房単価50円ぐらいだ・・・1反で1t取りだとして、一房200gだと5000房、1.5tで150gだと1万房、まあその間ぐらいを狙って作るので7000房ぐらいだとすると、35万円。これは加工用ブドウの値段と一緒だ。
農産物、とくに果樹関係は今順番に値崩れを起こしている。最初はみかんで70年代に輸入自由化などを受け生産過剰だったこともあり暴落した。いわゆるこたつでみかんの時代はそこらへん。最近だとリンゴがそうで、ちょっと持ち直しつつあるけれど、傷物などは捨て値同然で流通している。ブドウはこれまで値崩れは言われて来なかったが、ここにきてブドウも価格低迷に陥っているのかも知れない。この順序は簡単に言うなら栽培難易度というか必要コストの順で、みかんやりんごはある意味弱者の切り捨てや一通りのコストカットを経験したと言える。一方ぶどうはこれが初めてではないだろうか?一見すると巨峰やシャインマスカットなど高級な葡萄が頑張っているので、底が抜けてないように見えるが、在来品種の種有りであるナイアガラ・スチューベン・コンコード・キャンベルアーリーあたりはここらでごっそり無くなる恐れがある。つまり、先に品種間格差が拡大して、ついで地域格差が来て、最後に全部値崩れなんではないかと。
・ガンマを確認したけどステダンの取り付け穴はあるがブツは付いてなかった。どういう事?メーカーオプションだったのか、前のオーナーが外したのか?でも最初から付いてなかったっぽいよな。明日はMC15の引き上げで、おいとく場所がねぇぇぇ。とりあえずどっかに隠す?
Posted at 2012/12/16 02:20:07 | |
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2012年12月12日
・最近出てきたアンビルタイプの剪定ハサミと従来の剪定ハサミ、研ぎ比べて見て面白い事を発見した。アンビルタイプのハサミは同じ鋼材でもムチャクチャ硬い焼き入れがしてあった。最初砥石の表面をびびって滑るほどだ。使っていても刃がよく欠けないナーとは思っていたが。なんでそうなのか?
普通の片刃の剪定ハサミというのは対象に対して斜めに切れ込む特性がある。そうすると受け刃側に捻れながら切り進む事になるので、やわな刃だと受け刃と噛んでしまう事もある。なので剪定ハサミに「最初は細い枝で慣らしをしてください」とか「太い枝は回して切りましょう」とか書いてあり、研ぐ時にも少しだけ裏面を両刃のように研ぐように指定してある。まあ、研がないでも自然と裏は若干めくれるけど。それでもあまり強く噛むと良く無いので、このタイプは刃の厚さが根本側ではかなり厚くなって極力ねじれないようになっている。以前岡恒の収穫ハサミは研ぎやすさを求めて焼きが甘く鋼材自体が捻れて切れ味が良くないと書いたが、あれと同じ事が起きないようにね。
その点アンビルタイプは刃が対象に真っ直ぐ入る前提なので、横に曲がる力はあまり考えていない。だから刃は薄くても構わないし、横に捻れる力を受けて復元する力なども考慮しないから、焼きをキンキンに入れて尖らせて薄い刃の刃持ちを良くして対応しているんじゃないかと思う。実際片刃の剪定ハサミを折った人は知らないが、両刃のアンビルタイプの大きい奴は根本から折った事がある。かかる力が大きいというのもあるが、焼き入れが余程硬くなければあり得ない壊れ方だ。片刃だとああなる前に反るだろう。
どっちが優れているかというとケースバイケースなのだが、上で優れているように書いたアンビルタイプの弱点を挙げると、まず薄い皮や繊維なんかは残りやすい。片刃は刃が互い違いになって切り進む部分があるので、剪断する力が強いが、アンビルは受け刃にレールがあってそこにちょっとだけ刃が入るだけだ。このレールは樹脂であまりタイトには作ってないので、ロープなんかはそこで逃げてしまって切れない事が多い。また樹脂は変形しやすくて、ここがダメになるとさらに切れなくなるし、ゴミが詰まりやすい。また幹から生えている枝を面一で切る場合、アンビルは受け刃のレールの半分の厚さ分は残してしまう。片刃だともう少し綺麗に切れる気がする(本質的にはそこはノコギリなどじゃないと綺麗にはならないが)。
またハサミとしての使い方ではないのだが、枝に入った虫を殺すために枝を削ぐ時に片刃だとそのままナイフのように使えるが、アンビルタイプは刃先の角度の問題か削ぐ動作は不得意。またアンビルタイプはレールにスライドして切れ込むという動作機構は持っていない(もちろんリンケージで追加する事は出来る)。片刃タイプは素の単純な形の物でも受けと切りの隙間が根本側からどんどん閉じる形状になっているので、仮想的に切っている部分は引き切りになっている。アンビルはそれに比べると斧のような押し切りにより近い。結局の所、一本のハサミで全てを解決は出来ないので、良し悪しと言った所か。例えば1万円の手打ちのハサミを買うぐらいなら、アルス一本とアンビル一本を買った方がいいし、さらに安いハサミ一本とアンビルと太枝切りハサミを揃えた方が更にいい。そこらへんは高いオールラウンドモデルを買うよりジムニーとロードスターを買った方がそれぞれ楽しめるのに似ている。
・昨日は稽古で自由技を沢山かけてもらってカンを取り戻そうとしたら、階段も上れないような様に。膝が抜けるってこの事だな。
Posted at 2012/12/12 17:28:52 | |
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2012年12月10日
・次々と物が壊れるこの頃です。今日はチェンソーの修理から。昨日いきなりブレーキが作動して止まってしまったチェンソーを修理、メンテします。機種は丸山のMCZ352だったかな?上手い人が使うとかなりの性能を発揮して侮れません。チェンソーにはキックバック時にチェーンを止めるブレーキが内蔵されています。それが何らかの理由で誤動作起こしてロックしてしまった場合、どう直すかですね。
・ブレーキはチェーンのスプロケカバー側にあるので整備は楽です。ギアの出力はスプロケの中に同軸で出て、それが遠心クラッチに繋がって、回転が上がるとチェーンが動く仕組みになっています。この遠心クラッチの外側がバンドブレーキを兼ねているという合理的な設計です。スプロケカバー側にはスプリングがあり、バンドブレーキを引っ張って作動させる力を掛けています。一方ハンドガードにはガードを押し戻すスプリングが掛かっていて、その力がバランスしてブレーキを解除しているわけです。このガードの押し戻す力を受ける部品がブレーキバンドから外れてしまい、押し戻せなくなったのが故障の原因でした。
・修理は割と簡単で、カバー内側のネジ(なぜかトルクスとマイナスという組み合わせの特殊なビス、相手がプラなのでマイナスだけで動きます)を外すとスプリングが外せるので、その状態でコネクティングパーツを組み直して、もう一度スプリングを入れてカバーを戻せば完成です。っと、このままでは実はブレーキはかかったままの状態になっています。ハンドガードを引っ張ってブレーキを解除状態にしてやる必要があります。外れた原因ですが、このコネクティングパーツが「ロック状態」なのに「ブレーキバンドが戻っている」と遊びが生じて連結が外れてしまうからのようです。このロック状態に関して専門メーカーは輸送時の安全のためにロック状態で出荷されるという説明をしていますが、分解して感じたのは多分これ組み立てる時の都合じゃないかと。ハンドガードの力とブレーキの力を均衡させて組み込むのは結構大事なのですが、コネクティングパーツを折りたたんだ状態で突っ込んでおけば楽です。さらにブレーキが永続的にロックするので安全装置としてもいいんでしょう。
・あとは刃の目立てをして、チェーンオイルを塗って燃料とチェーンオイルを補充してテンション調整して終了です。ただし、この作業をした後はどうもブレーキのあたりがおかしくなっているらしく、最初ちょっと渋いです。使っていれば良くなりますが、あるいは組み方間違えがあるのかも知れません。このチェンソー、えらい事にガイドバーの先端にスプロケが入っているので先端を使っても比較的よく切れます。安い新ダイワのとか入ってなかったのに。チェンソーは目立てをするとしないで全然切れ味が違うので、定期的な目立てが必要です。その際91GVだと4㎜の丸棒のダイヤモンドヤスリを使うのですが、チェーンオイルですぐに目詰まりするのでパーツクリーナーで洗うと切れ味が保てます。ダイヤモンドヤスリは強く押しつけすぎるとダイヤが脱落するので、軽く回数をこなして目立てします。専用のゲージもありますが、よっぽど不器用で無ければフリーハンドでも充分な感じです。今は全自動のもあるようですが。逆に機械で目立て頑張りすぎると、多分チェーンが減りすぎるんじゃないかな?
・あと、両手剪定ハサミのパーツ組み替えをしました。刃の受けのパーツが変形して皮一枚残るようになっていましたが、以前使っていた同じハサミ(刃が折れた)からそこだけ抜き取って組み直して修理です。このハサミ、生意気にもいじりどめトルクスで組んであったので工具を探すのに苦労しましたが、実はちゃんと工具箱に分類して入れてあったのをヘクスだと思っていただけでした。ただ、実際はトルクスを使うほどのトルクでは締まっておらず、マイナスドライバーで無理矢理回せたようです。というのは、ハサミのリンケージを強いトルクで締めればハサミが開かなくなってしまうので、そもそも微妙な所で調整してあるからです。じゃ、なんでトルクスだったのか?まずいじり止めとかは考えなくてもいいでしょう。私のように同じ製品を使っていてコンバートする人はほとんど居ないでしょうから、そもそも非分解想定です。まあ、締め込み過ぎて渋くなるのを嫌ったかも知れませんが、こいつはそもそも使っていると緩くなるので調整出来た方がいい。残るは軸ボルトとして作られるこの手の汎用ボルトがトルクス化している可能性と、オートメーション化の影響です。
・ハサミの軸というのはほとんど静止荷重がかかる過酷な場所です。良い製品ほどこの要部分には太くて丈夫な軸を入れて面圧を下げて強度を上げてあります。逆に100円ショップのハサミとか要部分が吹っ飛ぶ事が度々ありました。こういう野太い軸を持つボルトは大きな締め付けトルクを薄い座面で受けているので、プラスを大きくするよりヘクスやトルクスになっているのが多いです。じゃあヘクスでも良さそうですが、ぱっと見て感じた点としてネジの精度が低いですね。ヘクスはボルト頭がグザるとどうしようもないので、比較的タイトに作ってあってなおかつメッキか黒コートしてありますが、こいつの他の場所のトルクスはかなり精度が甘そうでした。多分頭の製造価格はトルクスの方が安いんじゃないかなぁ?あと、それに関連して若干ですが遊びというか自由度があります。ヘクスだとレンチにセットして組むと角度の遊びがないので斜めに入れちゃえますが、トルクスだとネジ山の食い込みの方が強そう。きっとオートメーションで組んだりすると、そこらへんの自由度も影響しそうに思います。ヘクスもボールジョイントのがありますが、あれは本来の設計からすると接触点が減っているので正しくないですしね。
・個人的には日本はビス頭に関して遅れているように思います。機能的に考えるとプラスビスなんて不完全な物はさっさと廃れるべきだと思いますし、実際ウィキによると欧米ではトルクスに移行しているようです。プラスが使えるのはせいぜいコーススレッドぐらいまでで、工業製品はトルクスにすべきじゃないかと。そう考えると上のチェンソーの中のネジがマイナスとトルクスというヘンな組み合わせだったのもちょっと分かります。先進国では当然のようにデフォルトはトルクスなので、きっとトルクスを使う前提でそういうビスがあるのでしょう。そうでない哀れな人達用とビス頭がぐざった時用にマイナスが切ってあるのではないかと。まあ、プラスネジだってちゃんと作ってあればそれほど問題ないんでしょうけどね。
Posted at 2012/12/10 18:42:36 | |
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2012年12月10日
・最近うちのPCディスプレイに使っているテレビの電源の入りが悪くなってきた。こいつはダイナコネクティブというイオンで安かったテレビなのだが、当初から電源スイッチの入りは悪かった。最近じゃ電源スイッチを目一杯おして待っていると電源が入るのだが、押しすぎで逆に消えてしまうなどストレスが溜まっていた。まあ、この手の故障は他のリモコンでも修理していたのでさくっと修理する事に。
・この手の問題はリモコンでよく使うボタン部分に何でか知らないが「油分がしみ出し」て「接触が悪くなる」のが原因だ(と今まで思っていた)。油分をシリコンオフなんかで飛ばせばまた使えるようになる(ついでに基盤側も脱脂するといい)、と思っていた。あ、ちなみにこのリモコンは組み立て方法が全部ツメという最悪の奴です。まあネジ使っている奴でもツメは併用しているんだけど、全部ツメだと外すのが非常に面倒。側面の隙間にマイナスドライバー突っ込んでコジルので傷だらけになります。まあ、そこらへんは私の物なので気にしませんけど。
・さて、案の定そこには油が付いていたのでパーツクリーナーで洗って再組み付けしましたが、全然なおりません。というか以前より悪くなった感じです。他のボタンは動くので、この接点だけが問題のようです。そこでテスターで抵抗を計ってみました。基盤側はどこも抵抗はかなり小さくて感度も問題ないので無視出来ます。ラバー側の裏の黒いポッチ部分で抵抗を調べると、正常な部分は大体1.6KΩ~3KΩぐらいありました。意外とここの数字は適当です。通電が確認出来ればOKなんでしょう。ところが電源の部分の黒いポッチはどう計っても抵抗が出ませんでした。つまり絶縁体になっているのです。これは外から見ても全く違いが分からないだけに驚きでした。黒い物が何らかの伝導体だと思っていたのですが、そうではないようです。あるいはシリコンオフで洗ったら取れてしまうような薄い物なのか、あるいは絶縁油だと思っていた物が何らかの伝導体なのか・・・一つだけ言えるのは、こんなに壊れやすい物を性懲りもなく作り続けるメーカーは確信犯という事ぐらいでしょうか。例えばPCのキーボードなんかもっと沢山叩きますが壊れたりはしませんし、よく使うキーなんか接点が二個あったりするのもあります。あるいは、いつもの陰謀論めいた話になりますが、この接点、意図的に壊れるようにしてある可能性も感じます。というのは抵抗の数字を計っていて気がついたのですが、この伝導性のばらつきは場所によってある程度似ているので、製造時に伝導体に変える処理を面に対してラフにやっている事が想像出来ます(つまりチップ埋め込みとか丁寧にポッチ部分を同じ効果が出るようにはやってないという意味)。で、良く使うであろうキーに限ってこの抵抗が高いような感じなんだよね・・・あ、私はテレビとしては使ってないので、基本的に電源スイッチ以外はほとんど触ってないので、疲労はないと思います。
・さて、修理ですが、ネットで「ポッチの部分にアルミテープ貼り付け」という方法があったのでやってみました。アルミテープの伝導性が心配でしたが、ほんとタダのアルミ箔むき出しだったようで抵抗はゼロ。接着も割とよくくっつてくれました。修理の結果は大成功で、びっくりするほど高レスポンスで電源が反応してくれます。まあアルミ泊が中で落ちないように丁寧に扱う必要がありますが、とりあえずもうしばらくは使えそうです。
Posted at 2012/12/10 00:46:16 | |
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