2013年03月20日
・酔っぱらってて書いたか忘れたが、ロメオって品種はイタリア系らしい。なぜドイツからイタリアの苗もらってんだ?と思うが、緯度が日本とイタリアが同じぐらいだからかも知れない。でも気象条件を見ればまた違うんだけど、そういう関係なんだろうね。日本だと勝沼の日川という所のプチヴェルドーとメルロのブレンドが、ちょうど以前飲んだボルドーのちょっと甘い感じで好印象だった。てか、最近の赤ワイン、辛過ぎなんだと思う。2,30年前のボルドーの味と言われていたが、ボルドーでもそのぐらいのバランスだったのに、今いきなり辛口フルボディーの赤からはじめられる人がどれだけいるだろうか?またワイン会を否定はしないけど、数杯飲むと後はだんだん味が分からなくはなってくる。順番に強い感じにはしていくのだけれど、そうすると結局強い奴ほど印象が強くなるインフレになる。ただ、今回はピノのニュイサンジョルジュって所のも出たが、これはピノの印象をすっかり変えるほど強かった。そういうピノもあるけど、一方で同時に出たシャート ラプチ シャルドンヌって所のカベルネ50,メルロー50の奴の方がさらに強く感じてしまったのも事実。
・ま、これに合わせて料理も魚のカルパッチョからソーセージやローストにいくので、メインディッシュと前菜みたいな違いだと思えばいいのかも知れない。前菜とメインディッシュを比較してどうこう言う人はいないし。また今回はデザートがパンナコッタで、ナイアガラの氷結との組み合わせだったが、これまた良かった。甘い物同士だけど、料理とは強い弱いが出なくて、どっちも美味しく食べられた。
・畑は今日はピオーネの剪定と棚線張り直し。ピオーネの方は三年目でこの酷さか・・・とゲンナリして、速く進められる物が進まない。再生が遅い原因は主に2つで、一つは元がはげ上がる現象。これは主枝を急速に伸ばしたツケとも言えるが、初年度では暴れすぎてダメで二年目でコレだとなんと言ったらいいのやら。3年あれば計画密植なら来年には生産年齢になっているはずだが、これじゃ全然進んでない。もう一つは虫害の酷さで、本来虫害が少ないはずの整枝なのに、まだ全然収まってないというか、むしろ酷い。あちこちから樹液がしみ出していたり、枝の中に虫が入っているのを見ると吐き気を催す。皆伐時にそういうのは一掃されると思っていたのだが、少し残したスチューベンが病巣になっていた。あの時スチューベンにも酷く虫が入ったのだが、今思うとあれはスチューベンが病巣だったのではなくて、伐採して他に入る物が無くなってスチューベンに寄生したのが多かったという事ではないだろうか?そう考えると、初期化のための皆伐では文字通り皆切らないと意味がないと思える。
・棚線も修理していて「よくこんなひっどい修理でOK出たな」と言った感じ。棚線ユルユルは放置してなっただけじゃなくて、元がそうだったとしか思えない。主要なアンカーも欠損があって、張り直していて「これ、どういう事だよ?」と疑問に思うやり方多数。実はこの園をやっていた人は死んでいて、その奥さんがオーナーだがかなり長い事来ていない。面積はかなり持って居る人なんだが、無気力というかそうなっている背景には、性質的な物があるみたい。で、その隣接の人があくどい感じの人で、どうも測量をやり直したと言って園を縮小して農地を自分の物にしてしまい、崖なんかもメチャクチャな削りかをしている。その時に棚線を作り替えているのだが、そのあくどい人間が呼んだ業者がやったようで、私の地元の人間という話しだが聞いた事もない名前だった。地元でこんな作業やったら逆に有名で呼ばれなくなるよ。
・ちょっと迂遠な話しになるが、ニコニコニュースで、「人間はだまし騙される事が歴史的に多かったので、今の世代はそういう情報の習得に長けており、利己的な人間を簡単に識別できる能力がある。そういう人間はつまはじきにされるので、世の中上手くやっていけない」という京大の先生の持論展開があった。基本的にそうだと思うし、そうあって欲しいという気持ちで書かれた議論だとも思うが、この理屈が説明しないのは、言ってみればタカが何で絶滅しないのか?という事である。まあ、ハトからするとタカはうざいので村八分にされ、タカはタカ同士で群れる事になりつぶし合いになる、とは言っているし、そういう現象も見ないではないけれど、意外と毒は毒同士良くやっているよなーって事もある。類友という事があって、ブラック企業の親方って皆良く似ているじゃん?そりゃ同族嫌悪になるかも知れないけれど、肉食獣ぐらい異質である思考の人類は、むしろ肉食獣が食物連鎖に普通にいるというだけの話しになる。翻って、この地域の人達も言ってみれば肉食獣とまでは言わないが、そういうハト派から見ると腐りきったモラルや交友関係、利害関係とよろしくやっているんだよね。ま、だから、外部からも半分孤立状態なんだけどさ。
・今日もラジオで武士の経済学って話しをしていたけれど、江戸時代が今の日本の文化の根底であり、それは身分制度社会ではあるけれど、安定していた庶民の暮らしがあったと言っていた。他にも大変興味深い話しがあったけれど、日本は鎖国する事で自国の文化を高めていたのは事実だと思う。明治の文明開化とやらは、自然科学的な発想の転換で日本人に一種の西洋コンプレックスを植え付けたとは思うけれど、文化に関しては逆に日本が世界に対して全く見劣りがしない素晴らしい独自性を持って居る事の証明にもなった。で、その時代の税率と今の税率、通貨比重の違いとか色々あるんだけど、ま、所得に対する課税率で言えば江戸時代の農民の方が「低かった」と言うのが面白かった。実際私も調べて居て雑収入に対する課税は無く、表作の米だけに課税だった事は知っていたが、じゃあ雑穀や製材の分がいくらか知らなかったので、そういう研究結果には驚いた。多分だが、今よりさらに寄り合いや結いの比重が高かった当時は、比率以上に税率が低かったのではないかと思う(もっとも、うちの地域は米の作付け限界集落も多かったので、米以外でも租税を取られていたらしいし、やっぱり生産効率が低いので、生活が楽だったと言う訳ではない)。一方今はほぼ100%貨幣経済で、社会保障費などは上積みと見るべきかも知れないが、なんで身分的支配層がいないのにこの高さなのかは考える必要があるかも知れない。その人は武士の経済学という本や映画の反省点として「そもそもアレでは倹約でその当時の経済レジームの中で乗り切れた成功例を提示したが、根本的な消費の問題点に開眼してない点で、流行りの財テク成功例みたいな例に過ぎなかった」と述べている。江戸時代に対する発言であるが、当然現代の消費の異常性についての反省が無い事を突いているのは明白だ。江戸時代で言えば草履取りとか参勤交代とか、そもそも戦争しないのに武士を大量にやとって彼らの8割は役職がなかったという構造を「既存の社会構造だから」と思っていていいのだろうか?という指摘は、もう今の日本の官僚役人機構や公共工事の無駄遣い、既得権益ビジネスなんかそのまんま当てはまるでしょう。もちろん庶民が正しいとも思わないけど、貧すれば鈍するの言葉通り、このまま日本人が生活に困るほど貧しくなれば、江戸時代に培った道徳心や誇りも失ってしまうのではないかと。
・私はちょうど第二次ベビーブーム、団塊の世代の最後の方で、就職の時にすでにバブルがはじけ、ずっと割食っている世代だとは思っている。ただ、当時は失われた世代、ロストジェネレーションの10年なんて言っていたのだけれど、実際はそのロストジェネレーションが20年を超えてきて、もうこれは一時的な不況とかそういうレベルじゃないぞ、と気がついてきた。もちろん、その間も社会はどんどん発達してきているので、停滞や退行してた訳じゃない。ぶっちゃけ日本という国が発明されてからですら、そんな長い訳じゃないから、今後国債の償還が国内で回らなくなって外国資本が云々となったら、最終手段として国が無くなっちゃってもしょーがないとは思う。きっと本当の共産主義は一度資本主義がそこまで行き詰まらないと来ないだろうし。あ、訳分かんない日記になったな(いつも通りで)。
Posted at 2013/03/20 23:55:34 | |
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2013年03月19日
・新品のスライドメタルを取って触ってみて「これって精度とかどーなってんだろ?」と思うこの頃です。いやね、サスペンションの動きってのはバイクの機能でも重要な物の一つですが、Rサスは割と精度は拘っている製品が多かったり、精度を上げる仕組みがあったりしますが、Fサスはどうなんだろうね?と。これ、なんか工夫の余地ないかな?と。というか、スライドメタルって実際には多少ガタがある設計なんだろうなと思いますが、そのクリアランス管理とかどうなんだろうかと。メタルって外すと大抵の場合テフロンが薄くなったりしてますが、それで作動性が低くなっている感じはしない。地金出ちゃうとダメですが、多少なりとも摩耗する部品なので、逆に言えばそういう精度でいいのだろうかと。あるいは、そのスパンで摩耗するような部品でいいのだろうかと思ったりもします。
・例えば新品のメタルはテフロンが網目状になっていて、おそらくここで油膜を保持するはずです。って事はその時は油でフローティングする訳で、作動性は良さそうですよね。でもインナーのブッシュはオイルの中に浸かっているからそうだとしても、アウターブッシュってあそこにフォークオイルは循環ってほど来ているのでしょうか?まあオイルシールが抜ければ出てくるから、来てはいるんでしょうが。またフォークの作動性はブレーキで沈むような「こじられてストローク」という状況もあるわけで、車輪の位置決めとストロークを同じ物でやるという問題は多くのテレスコフォークだと解決出来てません。
・そういう事を考える人がいるからか、オーリンズの倒立フォークなんかはスライドメタルが両方ともアウター保持だそうです。ま、古いフォークはインナーのメタルはないのもあるそうなので、そんなモンかも知れませんけど、つまりメッキされたインナーチューブの摩擦は元から小さくて、それとテフロンブッシュが触れている方が、摩擦が大きいアルミのアウターとブッシュが触れるより良いんじゃないでしょうか。あと、アウターのブッシュの方が肉が厚く出来るので、強度が高いってのもあると思います。インナーブッシュはインナーチューブを切って(削って)入れているので、あまり厚く出来ません。ここはユーザーにはどうしようもないですけどね。クリアランスは広い方が焼け付きづらいとは言いますが、フォークの場合はどうなんでしょうか?ガタが無い範囲で広い方がこじられない動きでは軽く動きそうですが、どのみちこじられないなら軽く動く訳で、問題はハードに走った時なんだと思います。
・畑仕事はユンボ借りて穴堀り。つうか、最初どぶさらいとか道路の掃除してたら畑の穴堀が中途半端になってしまった。まあユンボ買えば解決するんだろうけど、PC02でも結構頭が厳しい事がある。でもPC03クラスがPC02より格段に大きいという事はなく、むしろPC02が極端に軽く作られているだけのような気もする。PC02は約500kg、PC03は約900kg、サイズはほとんど一緒でPC02はボディーがFRPとか軽くしようとしている。でも表向きPC02も軽トラには積んではいけないので、無理に軽くした意味が分からないが。実際作業をしてみると最初は「ユンボってすげーなー」と思うのだけれど、最後は「ひとすくいが小さいなー」って思うようになる。あと、横転リスクが高いのが問題。PC02はかなり幅が狭く、あゆみが接触するぐらい狭く並べて乗るのだが、狭いという事は横に踏ん張らないという事で、今回やろうと思っていた一箇所はおっかなくてやめた。歩けばなんてことない坂がユンボだと恐怖と危険一杯になるのだ。ガンタンクが廃れた意味を実感するよ。
・最後に某マスターソムリエのワイン会に出てきた。某議員のからみで出席出来たのだけれど、刺激的なワインや頑張っている国産ワインが出て、出席者ともかなり深い話しが出来て、大変有意義なひとときだった。またソムリエにも色々ワインと観光や国内のリースリングの栽培状況など教えてもらえたのだが、まあ厳しい事は厳しいよね。とりあえずカベルネソーベニヨンの1999は力強さと若々しさがあって、この品種はいいと思った。ニッカリという勝沼のも、かなり美味しい。一方で白は長野県を高く評価してもらっていたが、ピノノワールに関しては疑問符を出されていた。
Posted at 2013/03/19 23:37:09 | |
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2013年03月18日
・VTのフロントまわりのOH部品と、リアのドラムブレーキシューが届いた。リアのシューだが、何故かVT250F2H用のパーツ記載が無く、フレームナンバーと品物を書いて注文したら、やっぱりPLの他の奴とは違う品番のが届いた。FGとかのは最後の品番が670なのだが、うちのは406。値段の方は30年前のPLで2100のが3000円ぐらいと1.5倍ぐらいの値段だが、まあベスラのをネットで買ってもそのぐらいなので納得。フォークはスライドメタルとガイドブッシュ(ま、どっちにテフロン張ってあるかが違うだけなんだが)が元が400円ぐらいのが600円ちょっとなので、これまた1.5倍ぐらいと同じぐらい。
・ところがばかっ高くなっていたのがフォークオイルシールセット。VTは単品で出ないのでオイルシールとダストシールがセットで30年前は850円だったのだが、今は1840円になっていた。2倍ちょっとである。アリートなんかは2個で1470円ぐらいからなので、純正が極端に割高という訳ではないが、値上がりが激しい。ま、しばらくは、こいつらと遊ぶ暇もないんだろうけどさ。
・今日はやっと届いたミョウバンを使って毛皮作り・・・というか、その下準備をサボっていたツケで地獄のような思いをした。毛皮って皮から肉をそいで、皮の上にミョウバンや塩で防腐・硬化防止・脱臭などをして、最後に油を染みこませて柔らかくするのね。で、猟師さんが解体の時に大まかには肉を取ってあるので、ひっくり返して置いておけば持つかと思っていたのだけれど、肉が腐ってすさまじい臭いがするようになってしまった。毛側が上だったので肉側は乾いておらず、そぎ落としは出来たんだけど、「こういう作業はすぐにやらないとダメだな」というのを痛感。腐肉の臭いって臭いしついたら取れなくて困る。もちろん、グズグズになっている訳ではなくて、放置すれば薄い肉だからいずれカリカリに乾いちゃうんだろうけど。
・肉のそぎ落としはしかし結構難しいと思っていたのだが、やってみるとそれほど難しくはなかった。コツとしては、皮と引っ張っておいて、裏から球体でRを多少出しておいて、あまり切れない刃物でこそぐようにして引っ張っていくだけである。効率的にやるなら木の台と引っ張る物でも作ればいいだろうし、私は足で引っ張って膝の上でこそいだ。量は100g200gは取れたかな?ここでミョウバンと塩をすり込んで、新聞を載せて巻いていく。これでしばらく放置してから、油を塗るのだそうだ。不乾性油がいいので、魚の脂がいいようだが、青魚の脂なんて見ないので、肝油なんかを使うのが多いみたいだけど、あれ高いんだよね。植物性の不乾性油なら亜麻仁油とかあるんだけど。ミョウバンと塩の量はネットで1kgづつという話しがあったけれど、毛側のサイズの違いか500gづつでこれ以上は無駄と言った感じになったので、それで行く予定。別に何かしみ出してくる訳でもないので、多分再利用も可能だと思う。
・結構失敗したのは、乾いた部分をこそごうと、肉を持ってこそぐと、皮を切ってしまう事が何度もあった。こうなると、毛がごっそり抜けて汚れてしまうし、皮に穴が開いてしまう。今回のは失敗を見越したテストベットで、本番は冬毛が抜け替わった春の有害駆除個体の毛皮。あ、でも冬毛はぬくぬくです。毛皮って個人的にはそれほど思い入れもないので、セレブが着ている贅沢品とか、その生産過程が残酷とか言う話しとかばっかりで、実用品というイメージはありませんでしたが、触ってみると「これでコート作ったら暖かいだろうなー」と思います。特に鹿は皮が薄い割に毛が長いので、それなりに軽くて暖かい物になるかと思います。生きてる鹿はこれ来て真冬の山で暮らしているんだしね。でも、ダウンコートなんかに慣れているので、これを三枚も使ってコートを作れば、そりゃかなり重くてしんどい着物になるとは思います。
・所得税を取られないためにも、今年はしっかり事業に投資しようといろんな道具を調べて居ます。よく考えたら、普通の新規就農者は農機具が全く無いので、それを買えばあっという間に予算消化しているはずなんだよね。私は自分で直したり安い中古を使ったりしているので、一通りあって頭が回らなかった。で、じゃあ予算があれば買いたい物と思って、トラックを見てきたのだが、こっちも震災ですっかり在庫が払底しているみたい。6万キロという走ってないのが70万円ぐらいであったが、他はダンプじゃない1tとか1.5tと言う中途半端なのばっかり。1tのバネットには少し心動かされるけれど、値段とか維持費考えると・・・またダンプも低床じゃない奴だったので、かなり高くて、ここに農具を乗せるのは基本無理っぽい。多分、フロントローダーとかタイヤローダーでも乗せられないのがあるんじゃないかと。かと言って1tのトラックに堆肥とか積んで降ろす時って、人力だとやりたくない(無理)だし、ユンボのアームも2tクラスじゃないと多分引っ張れない。1tのトラックだと色々足りない感じはするが、まあ現実問題これ以上のは完全業務用で、うちだとちょっとオーバーかな。
Posted at 2013/03/18 21:25:30 | |
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2013年03月17日
・昨日は先日から書いてある某団体の総会があった。出席者10団体のうち5名。で、決算書や予算書についてさんざケチつけて書き直させた理事が、訂正した書類についてまたケチをつける・・・というか、最初提出した書類のレイアウトに戻せってな事を言い出して、いい加減下っ端で温厚な私も切れて、総会の後他の理事と事務局に残って貰って会計はやめさせてもらう事を宣言。他の理事も事情が分かっているので「今回のは酷いよね」って事で、無事にやめさせてもらう事は承諾してもらった。ほんと、下手な事務用品代金(コピー代金)とかはいらんけど、忙しい時期にエクセルシートを何度もいじる気にはならんわ。この感覚、どっかで味わったと思ったら、義理の祖母だった。こいつもボケちゃって遺産目当てとかちゃらい友人とかが甘やかすので、リフォームでメチャクチャな事を言い出すので、私の中の死んだ人リストに入れて見てない。老人はこうなったらもうダメだと思っている。
・という事で一つ肩の荷がおりてお仕事。ブドウも全部植え終わり、ピオーネの剪定でとりあえずの作業は終わる。まあ、ここからちゃんと成長するかが問題なんだけどね。さて、植木をする時は大抵の人は水をジャンジャンやってその上に土を盛って植えると思う。これは水突きとか言う方法で、根巻きした植木なんかでは良くやる。水をやる事は水分補給の意味合いももちろんあるのだけれど、本質的には土と根の密着のために泥を流し込んでいると理解している。幼木を植える場合は、本来の根のサイズを持っているので水を過剰にやる必要はないし、休眠期であればなおさら。それに傾斜地に水なんか持って登るのは大変困難だ。そういう山の植樹のような場合は土突きとか言って植えた所を充分に踏みしめてやる。太い木なんかの場合は棒なんかで土を押し込む事もあるそうな。土が固まって良く無さそうだが、根が密着するメリットが大きい。同様に地下水位が上がってきやすくなるって事も多少はあるかもね。
・植えた場所で感じた事は、地形より植生の方が土壌水分の参考になるという事。うちの借りている中で最大傾斜の畑だが、意外とみずっぽい下草が生えていて「ここは土壌水分が多いのではないか?」と思っていた。最大傾斜で尾根筋っぽいので、なんでそうなのかは分からないが、掘ってみたら実際水分が多かった。逆にすぐ隣ではそれほどでもない場所もある。そうなると、畑単位での水分調整が難しくなりコントロールが出来なくなる。そういう事考えると、どんどん平坦地の施設栽培がいいような気もしてくる、特に生食では。
一方加工用、とくにワインの場合はどうだろう?単純に性能を追求するなら、やっぱり同じ方向性になるだろうと思う。でも、そういう工業製品的なアプローチはともすれば画一的な方向になって、それこそチリで作ればいいじゃないかと言う事にならないだろうか?欠点や困難も含めてその土地の味があるのではないか?という疑問が出てくる。とは言え、農薬とか肥料を全く使わない自然農法はブドウでは難しく、結経程度問題ではとも思う。
・子山羊ははじめてロープに繋いでみた。これ、以前他の子山羊でもやって経験したのだが、山羊ってのは繋がれるという概念がほとんどないので、引っ張られている事を極端にいやがるのが多い。引っ張られている=何かに引っかかっている=逃げなくては!と言う本能だろう。だから、繋いであっても足下の草を食べずロープ可動域ギリギリのを食べようとする。そして、色々トラブルも起こしやすい。大抵山羊ってのは一番やってほしくないトラブルを絶対にやらかす家畜である。「わざわざこんな事しないだろう」って事を絶対するので、繋ぐ時には絶対の注意が必要だが、その原因も大まかに言えば山羊が馬鹿だという事に起因し、それには繋ぐという事を山羊に学習してもらう必要があるって訳だ。
Posted at 2013/03/17 19:06:21 | |
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2013年03月16日
・バイク屋に行ったらまだブレーキシューを入荷してなかったので、ついでにフロントフォークのスライダーブッシュとオイルシールも注文してしまったことよ。イイ客だな、俺って。さて、で、VT250Fの仕上がり具合だが、私の中だとまだ7割と言った所で、これでフォークのフルOHをして(前回はオイル交換のみ)、17インチにするなり16インチでローター交換してフロントのホイールベアリングも交換して、スイングアームピボットとステムのグリスアップをして、リアサス交換してセットアップすれば足回りはOK。エンジンは現状高回転でのパワーがちょっと足りない気がするのと、スローがフルパワー化で狂ってるのでセッティングが必要。これはキャブ交換も視野に入れる必要があるので結構面倒だ。
他にVT独特の問題として電装系のトラブルがあるので、それの対策とか劣化してきているヘッドライトのリレー化などがある。レギュレーターのパンクは熱暴走だと分かっているので、ヒートシンク取り付けてレギュレーターとリレーの位置を逆にして、少しでもエキパイから離してやる必要がある。ま、そもそもエキパイの熱が出るのが問題だから、あるいはバンテージ巻きぐらいやるかも知れない。冷却も少しはマシになるしね。でもホンダは二重エキパイなどやっている事もあるので、あんまり差はないかも知れない。外せば分かるんだけど。
・今日は往復200kmほどのツーリングに出かけてきた。南信のワイナリー巡りと、とある物件の下見。さて、ツーリングでのVTだが、良い面もあれば悪い面もあると言った所。良い面としては、まあ動力性能とハンドリングははじめての道の強い味方であり、下道ツーリングでも過不足がなく扱いやすい。60km前後で流れる下道が50km、45kmと下がってくるとビッグバイクはイライラするのだが、VTだと大人しく車列にはまってようかなーと思える。サンバーが前にいても結構気持ちよく走れる・・・てか、坂道で80巡航のサンバーってスバルの軽トラは化け物か!トルクがあるのでシフトはずぼらに走ってもどこからでもそれなりに車体を安定させて引っ張っていってくれる。2ストみたいに発進で渋ったり不安定な燃焼になったりもしない。ただ、振動に関してはフルパワー後にかなり力強い回転になったので、快適性は損なわれた。ハンドルに来る振動は久々の長距離には結構辛い物がある。また2車線道路で他の車が結構飛ばしていると、そこそこ力不足ではある。これまでプロボックスなんかに道を譲ったことはなかったが、2車線道路だと営業バンを先行させたくなる事もある。もちろん、ちゃんとアクセル開ければVTの方が速いんだけど、快適性との兼ね合いだな。風防は伏せてれば一応役に立ってます。
・ハンドリングはもう不安がどこにも無いのが逆に不満というか、どうなんかなーとも思う。今回は国道153号というかなり整備された道路を主に走ったのだが、基本はかなりオーバー気味なのですぐにインについてしまうから、もっと飛ばすべきなんだろうな?って思ったりもするけれど、そんぐらい余裕がある。ブレーキにやや問題があるのでそんな飛ばさなかったけれど、VTのコーナリングスピードはとても速いので、あんまり姿勢作りとか考えないでもそのまま曲がりきれてしまう。一方で、世の中こんな乗りやすいバイクばかりではないので、本当の基礎が身につくようなバイクでもないような気がする。まあ、かなりの傾斜を登りながらでも下りながらでも、こんな安心して寝かせられるバイクはそうはないだろうし、コーナリング中もバイクの上で屈伸したりする余裕はすごいんだが・・・
あと、乗車快適性はボチボチというか、思ってた通りちょっと疲れる。結構サスはハードだが、車体は軽いので、突き上げ感はかなりある。それで底付きして暴れるほどではないんだけれど、舗装が悪いと疲れるのは事実だ。そういう場合、シートにどっかり座るのではなく、中腰になればいいのだが、ホンダのこの頃のが一般にそうらしいが、足を割と曲げて座れるポジションの楽ちんさが、逆に中腰をやりづらくさせているというか、ステップ荷重もちょっと弱い。シートをもう少し上げると膝が楽になるんだがなぁ。でも座面で感じるタイヤの接地感はとても高いので、現状のバランスも捨てがたい所だ。
Posted at 2013/03/16 00:11:55 | |
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バイク | 日記