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暇人ぶぅのブログ一覧

2013年03月08日 イイね!

公務員天国とメガソーラー

 ・先日はワイン品種の穂木を植原葡萄園に送って苗をつくってもらう。先ほど連絡が来て、とりあえず継げるそうで一安心。結構弱い芽が多かったから、辛そうだったんだよね。あと普通の苗も届いた。何故かカベルネソーベニヨンの台木がグロアールだった。選択出来なかったので、種苗店が注文でそういう接ぎ木を作って残っていたという事なんだろうけど。

 ・台木というのは葡萄根アブラムシ、フィロキセラ耐性がある硬い根っこを持つラブルスカ系の葡萄を使う。ラブルスカでも野生ので、いわゆるデラやナイヤは台木にはしない。この原種は3つ、リパリアかルペストリスかベルランディエリで、ルペストリスとベルランディエリの交配のテレキ5BBが日本だとデファクトスタンダード。グロアールってのはルペストリス・グロアール・ド・モンペリエってルペストリスの原種の事である。最近見直されているが、原種だから改良など受けてない訳で、それほどメジャーな台木ではない。乾燥にも弱いし、誰が作ったんだか・・・

 ・そして青年就農給付金の中間面接に出てきた。今回は市役所と改良普及センターで、改良普及センターの人とばかりしゃべっていた。というのは改良普及センターだけ農地に来たってのもあるが、そもそも市役所は聞く事が何にも分からないので黙っていたし、ある程度聞く内容は絞られていたのだろうと思う。で、肝心の内容は「予定より売り上げが低いが大丈夫か」って話題がほとんどだった。あとは規模拡大の話しで、これは後で述べるがある事案がまた再燃しているのだ。
  売り上げが予定より少ないのは私もうすうすは感じていたが、じゃあそれが酷い問題だと思っているかと言うと全然思ってなかったので、結構意外な事聞くナー程度の感じ。というのは、農家だって売り上げ目標に近い物は持つわけだが、その前に葡萄の樹と相談して、こんぐらいならOKという手応えを得てやっている。だから、品質が改善されていればとりあえず成功であり、その意味で私の昨年の収穫は自分の中ではそこそこ満足している。それが金にならん原因としては、全体的な豊作で市場価格が低かった事や、収量がまだ一般的な園ほど取れてないという事に起因する。で、収量が少ないのは、収穫時のロスが多いケースと最初から少ないケースがあり、前者は病気の発生など失敗なんだが、最初から少ないケースは失敗とは言い切れない。葡萄がそもそも良い房を付けそうもないからそれを落としたら少なくなってしまった訳だから、その年に管理の不行き届きがあった訳じゃない。それまでの蓄積が問題であり、それを知るにはその前の年、前の前の年の影響が出てくる。単年度作物だとそういう言い訳は通じないんだけどね。

 ・あとは地元の葡萄農家さんの手伝い。この人は私よりスキルはあるのだが、地元の農業関係の公共事業もやっているので、自分の園の手が回らないって事でお手伝い。この人だって公共事業をやりたくやっている訳じゃなくて、まあ持ちつ持たれつ、地域のために泣いてやっているので、私も自分の園が終わっている訳ではないがお手伝いに行く訳。ま、色々話せて近況を知るにはいい機会だし、参考にもなるしね。この園の自然樹形なので直接参考にならない部分も多かったけど。

 ・さて、上で書いたある問題、それはメガソーラー計画である。以前メガソーラー計画が起きて、実際は誘致に失敗したので、農地の問題はとりあえず解消したと書いたが、別の場所でまたメガソーラーの計画が進行していると聞いた。その時は農業委員会の話しだと、農地転用は許さないから、耕作地をつぶしてのメガソーラーなど無いという返事だった(というか、農水省に問い合わせたらそういう指導が市になされたらしい)。ところが、今度同じ担当の課長が出てきたら、「6ヶ月前はそうだったんですけどねー、個別の案件は他の人には話せないですから、許可は県が下ろしているからそこに聞け」みたいな事を、濡れた犬で見るような目で言われた。役人ってのは自分の言葉をすぐに反故にして、なんの反省もないんだなーと痛感した。今度役人と話す時はボイスレコーダー必須だな。
  で、県に聞いたが、一般論でしか言えない、案件があるかも言えない、ただ農業振興地に指定されていれば(白地、青地とかなんとか)簡単に転用許可は出さないって話しだった。「じゃあ、荒廃農地になったらどうなの?」と聞いたら、別の部署がやっているから分からないとの事。私が心配しているのは、この転用許可は農地法で守られていて基準も最近変わったという事はない。ただ、荒廃農地対策で農地から林地に転換するという事は最近国の方針で良く行われているらしい。
  で、そういう転換をしてしまえば、農業振興地だろうが転換が可能になってしまう訳で、実際ブローカーやディベロッパーの手口は農地をまず耕作させないようにしてから転用しているようなのだ。そして、転換の許認可は農業委員がやっているので、泥棒自ら縄をなえと言っているような物で全く信用出来ない。大体、そういう話しがあるから周辺農家としては転用の圧力がかかると嫌なのでプロジェクトを知りたいと言うのに、該当しなきゃ知らせないってのは全く道理が通らない。犯罪行為でも裏でやってるんか?そうでなくても、個人情報保護法とか役人は手前らが都合のいいようにしか使わないしな。

 ・一方で税金の徴収に関しては補助金の関係で厳しく申請をさせられる。取る方ばっかり熱心で、その熱心さで公共事業や役人の勤務態度を見ないで、この国はもうとるべき方向を間違えたとしか思えない。いや、放置すれば腐る方向にそのまま進んだ感じだ。こんな事を続ければ、どんどん役人ばっかり増えてギリシャのように役人天国になってから、国の財政が火の車になって破綻するんじゃないか?ってもう実質破綻したようなモンだけどな。それに、今定年前後の役人はでもしか先生みたいな「安いけど安定」で役員を選んだようなのだからやる気なんかないし、現在増えているのも同じような層だ。ただ民間が下がりすぎて、それよりマシって感じなだけで。

 ・結構気になるのは、先日も農業の行政機関に行ったら、そこだと女の子も若い人も一杯いるのね。彼らは農業系の学校を卒業したスペシャリストで、大本は農業で仕事をしたいと思っていたと思うの。そういう熱意があった人が、就職先として役所関係を選ぶと、どんどんその場所の悪い空気にさらされて熱意が冷め、安定のために保身するようになる。私の同窓の女の子でも東大の院まで進んで北海道の方で林野庁だかそういうのやっていた人がいるけれど、SNSの日記はどんどんネガティブな方向に行って、最近は音信不通である。という事で「熱意がある若者よ、役人にだけはなるな(あと政治屋もな)!」もっとも、役人てプライベートだといい人が多いんだよね・・・
Posted at 2013/03/08 13:58:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年03月06日 イイね!

ミニキャブで奥多摩・

 ・今日はとあるワイナリーの畑の見学に出かけた。東京方面には何度も行っているので、まあその途中ってぐらいのイメージだったのだけれど、かなり遠かった。はじめて横田基地とか通ったけど、別に飛行機飛んでないのな。でも衛兵とか見ると、なんで日本の中に外国の軍隊が治外法権持って居るのか一瞬分からなくなる。まあ、多くの在日米軍の兵卒は自らを安保協定に基づく相互保証のための軍隊なんて思って無くて、太平洋戦争で属国になった日本の占領軍だと思っているんだろうな。で、行きの方はカーナビは知っている道の補助が多かったのだが、まあまあ使えるかな?と言った印象。マイナスとしては「タッチパネルの感度や反応が遅かったり間違ってる」「ルート検索で一発目で高速の使用を選べない」「意味不明な道案内をする」って所か。特に最後の奴は民家の軒先だろって感じの道と2桁国道が交わってると「3キロ先、左折です」とか言ってくるのがうざい。なのにもっと太い道との合流で案内が出ない事もしょっちゅう。
  多分地図判読のアルゴリズムが幹線道路続きが否かを重視するとか、図形的に直角でない交差は鋭角でも注釈入れちゃうとかあるんだと思う。あと自車の方向は分かりづらいですね。ジャイロとかないので方角が分からないのはしょうがないかも知れませんが、最初の一歩をどっちに踏み出せばいいのか分からないのは困る。また地図が粗い。カードは4GBでしたがデーターはせいぜい2GB、もっと少ないかも?って感じで、田舎で拡大すると周辺目標物が何にもなくなって、逆に方角が分からなくなります。ま、ここらへんは分かっていれば大した問題ではありません。やっぱりナビがあると知らない道なんかは非常に助かりますし、音声案内だと画面見ないでも大体分かりますしね。しかしルート検索はあとでとんでもない問題を引き起こしました。
  帰りはかなり多摩の奥地に入ってしまったので、そこから自宅コマンドでルートさせたら奥多摩湖に行けとの支持。え?アホだろ、このナビ、と思いつつ、「まあ久々に峠ルートもいいか」と思って行ったんですよ。奥多摩走るのは15年ぶりぐらいで、当然軽トラははじめてです。大体、夕方5時にあんな所に入っていく人はいないので、結論から言うと5時間近く同じ進行方向に車が一台も一緒しませんでした。つまりね、このナビは道がどんな峠道だろうが等価値なんですよ。距離さえあってりゃ雪があろうが夜間通行止めだろうが案内してしまう。知ってりゃ「そんなナビの言う通りにする奴が悪い」って思えますが、これが全く不案内な道でやられたらナビを奥多摩湖に投げ捨てますよ。
  ま、奥多摩湖まではそうは言ってもそこそこ快適な道なので、下手に混雑する道に戻されるよりは私はマシです。渋滞だって嫌な物だしね。しかし、ナビの指示で走っていたら、何故か雪が残る一車線のメチャクチャ狭い道に迷い込んでしまいました。こういう時にどこに案内しようとしているか確認するのですが、このナビが馬鹿なのは目的地の途中でどこを通るのかが見づらい点です。倍率を上げるとほんと文字が全部消えて日本地図になりやがります。地球儀持って埼玉でもさまよってろ!って感じでわからん。そして普通のナビのように進行ルートをタッチで探っていってもタッチの誤作動が多くて意味なルートすら乗ってない地図にすっ飛びます。まあ、行きで大丈夫だったから、この道でいいだろうと走っていたら、甲府に出るはずが大月に出ました。このひどい道を我慢して走っているのはショートカットになるからだったはずなのに、たかだか大垂水(高尾らへん)を端折るだけだったとは、泣けてきます。念のためグーグルでルート検索やってみましたが、柳沢峠を使うルートに対して、松姫峠を使うルートは20km以上遠回りですし、グーグル先生は利口なのは周辺地点を追加して松姫峠を使わせようとしても自動では選択してくれませんでした。どう考えても411号一本で行った方がマシでしょ・・・という事で、オートルートは使えないですね。知らない道で峠走りそうだったらグーグル先生のお伺いを立ててからの方がいいです。
  まあ、ネタ的には松姫峠という結構不気味な峠道を走れたので良しとしましょう。ここもすれ違ったのは下の部落(全長35kmの最後の6kmぐらい)を抜かすとバイク一台と犬一匹でした。途中で疲れて仮眠取ってたらバイクの音で目が覚めてバイクがすれ違いで行ったのが分かったのですが、あの先は雪が積もっている訳で、ライダーが無事に帰れるとは思えません。てか、ライダーの頭、なかったりして。さらに犬は人里からまだ10km以上離れたトンネルの前の道路のど真ん中に、真っ黒なマスチフっぽいのが突っ立ってました。調子良く下っていたので、フルブレーキで助手席の食い物を全部ダッシュボードにぶちまけながら、なんとかかわす事が出来たのですが、トンネルの光が中ったらやばかったでしょう。しかし、なんでこんな山奥に犬が?万一猟犬が迷子になっていた場合、下手に出ると襲われてしまうので、用心して見たのですが、捨てられたとも見えず迷子っぽくもなく、野良って感じでもなく、なんかばかされている感じでした。そう言えばここらへんは三峯山とか大口崇拝とか山犬様信仰がある所なので、そっちかとも思いましたが、足は明らかに洋犬の足でした。

 ・そんな訳で行きで6時間、帰りで7時間、目的地周辺でも1時間ぐらい乗ったので13~14時間ぐらい軽トラに乗りっぱなしというのは、言うまでもなく疲れました。シートがいいので腰は良かったんだけど、揺られ続ける事が疲れます。エンジンだってレッド近くまで引っ張って使うから振動酷いしね。ほんと3G83ってバランサーなんて付いてるのか?具合が悪い事にハンドルのボスの油が切れたらしく、ハンドル切るとギーギー音が出るし。

 ・肝心のワイン畑ですが、想像していたのとかなり違っていてびっくりしました。ある施設が管理しているのですが、実際はそこの利用者が栽培しているのではなくて、雇われたおじいちゃん達がやってました。もう栽培は35年ぐらいになるのですが、まだ全然技術が安定してないようです。「日本では栽培困難なブドウ」が作られている最大の秘密は本当に簡単でした。完熟させないんです。糖度は聞いてびっくりの12度とかで、うちらのボーダーの14を完全に割ってます。実際は16程度のもあるそうですが、絞るとそのぐらいになるんだとか。うちのも果皮の裏側は22から下手すると26ぐらいになりますけど、絞ると結構下がるんですよね。でもワイン用葡萄は生食より水分が少ないので、やっぱり低い事は低いです。この品種の最大の弱点は完熟する前に腐ってしまうという問題(ここは晩腐と灰色カビ病、世界的には貴腐かな)で、糖度が低ければそれらは起こりづらいので、そりゃ大丈夫だろうけどよ・・・ってなります。あとは笠かけをしているので、それもプラスになっているだろうとは思われます。でも収穫は9月まで待てないらしいので、熟期が違うこっちと比べても「それはワイン用じゃないだろ?」ってなる訳です(デラやポートの時期です)。しかし、一方でそれだけならアルザスのリースリングだって同じですが、ここのワインの不思議な点は「リースリングの香り」はしっかりとしている点なんです。私はこれがあるので、ここはしっかり完熟させて収穫しているのだろうと早合点していたのですが・・・・あるいは、リースリングは耐寒性が強いのでドイツで作っているのですが、実際は温暖な地域では早生になるのかも知れません。アルザスはマジで作り方と「寒いのに早く取ってしまう」とかあるのかも。
    
 ・栽培管理は知らなかった事が良かったのかも知れませんが、最新のトレンドを踏んでいるというか、へたな化学万能になってないんですね。何しろボルドーだけ使っていた時期があったり、除草剤や化学肥料も使わず、最近は堆肥もいれず広葉落ち葉を有機物として素でまいていただけ。剪定も我流で、長梢剪定なのに更新かけないから枝が混み合い放題、枝の長さに対する結果母枝の割合はかなり低いです。そして35年生とは思えないぐらい細い木です。巨峰なら5年生ぐらいでしょうか。かなり密度が高い密植をしてます。私は一応最近の栽培の方法は説明しましたが、ある意味この栽培方法は一つの完成形だとも思います。

 ・まず農薬の使用が少ない点、特にボルドーを使っていた点。棚線が腐るぐらいボルドー一辺倒だったようですが、それで栽培出来ていたんだからいいんじゃないかと。確かに安定してない時があって今の化学農薬に切り替えたそうですが、それでも私からすると少ない方です。とくに殺虫剤が少なく、ストロビンはよく使ってます。ストロビンは耐性菌がありますが、ボルドーは出ませんからね。ボルドーは樹勢も強くする(耐病性があがる)ので、自己免疫力の強化みたいな物があります。殺虫剤が少ないのは他にブドウ作っている人がいないのが影響しているみたいで、これは産地形成されるとある程度仕方ない問題でしょうか。

 ・肥料も例えばフランスでは土を持ち込むぐらいで厩肥(動物の糞)を使うのは嫌う所が多いです。また除草剤は言うまでもないですが良く無い。そして落ち葉を入れるというのは、最近の事例で林床の有用菌を持ち込んで耐病性が上がったという報告がいくつかあります。どうも酵母などが入っているらしく、病原菌と栄養競争するみたい。また窒素が少なく炭素を多く入れる農法もありますから、ブドウには最適なやり方でしょう。一方で地質は肥沃すぎる嫌いがあり、水分も他から流入するのでかなり過湿であり、そこで栽培が成功している事の方がびっくりです。

 ・剪定はちょっと考えさせられています。光合成生産物の分配理論で言っても防除や管理の最適化から言っても良くは無い方法です。短梢の一文字の方が楽で良い。それは生食用ブドウだと確実です。一方で、リースリングのような野性味がある品種は本来的には伸びすぎるぐらい樹勢があるみたいで、それをどう抑えて日本で凝縮味のある品種にするか?が課題になります。ここはまず棚栽培って点が一つですね。植栽密度が高いので違いの枝にかかって殺し合っていて、生食でこれやったらどんどん木が枯れるはずなんですが、何故かそうなっていない。黒木部分が適度に樹勢を殺しているのか、新梢が長くても1m、短いのは60cmぐらいで、リースリングの果実重量からするとこのぐらいの方が良さそうな気もします。以前はグリーンハーベストも行っていたようですが、現在は収量が落ち込んでいることや技術指導があって残しているそうです。新梢は10芽ぐらい残して芽欠きで半数にすると言ってましたが、枝を見る限り残っている新梢は10芽に1~3って所です。昨年の収穫が少なかったので減っているのかも知れませんが。

 ・もっと分かりやすく言うなら、剪定の大きな目的は地下の根と地上部との比率(TR比・多分trank/root比)をいじって、根に対して普通は地上部をやや少なくする事で、樹勢を強く見せるって事だと思います。じゃあ剪定しないと作れないかと言うと、単独で植わってて他と日光競合しないなら、案外平気だったりします。果実はちょっと小さくなるけど、出来ます。日本で棚栽培が発達した理由は湿度の影響大きいはずですが、棚だと樹冠を広げられるので樹勢を落ち着かせやすいというのもあります。垣根だとそれが出来なかった(今日本のワイナリーも垣根をやる所が増えましたが、そこを対策しているのはごく少数のようです)。窒素を控えて硬い木に育てて新梢をかなり少なくする栽培が出来ているから、あんないい味になるんじゃないかと。実際昨年は1反5畝ぐらいの畑で800kgぐらいの収量で絞ったら400kgちょっとで、タンクの最低ロットに届かなかったので甲州を混ぜて製品化していましたが、ある意味もったいない。原因はなんであれ、それだけ収量制限が出来たら、普通はプレミアムワインとして売り出せるはずだからです。海外だと良い畑は少なくとも1haで50ヘクトリットルとかの制限があります。これを1反にすると500リットルです。1反5畝で400なんて言ったらたった26ヘクトリットルですからね。普通の日本の畑では1反で1.5t~2tなので、歩留まり6でも100ヘクトリットルは超えます。

 ・障害者の方の雇用はかなり大変そうな印象。部分的に出来るかな?と思ったりもしましたが、彼らはその作業を覚えるのに10年ぐらいかけており、しかも同じような作業だからあれだけ高能率なので、大半の人はそういうレベルにすら達してない。運搬が出来る人がちょっといたらラッキーぐらいで、高度な職能を持ってしまうと逆に外出したがらないそうで。
Posted at 2013/03/06 09:12:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年03月04日 イイね!

タイヤキター!

 ・VTのフロント用のタイヤキター!BT39SSでサーキットのお下がり、ド新品みたいなもんだ、センターは(笑)。BT39は使ったことあったが、SSは初めてで、溶けたあとを見ると確かにハイグリップタイヤのドロドロというかベタベタした溶け方。シリカが多い奴はもっとサラサラした溶け方するし、ツーリング系で同じように走るとバサバサとした感じになる。もっとも、このベタベタのダマはそのタイヤのゴムではなくて、路面についたゴムを抱き込んだ物だという話もあるので、本当のBT39SSのコンパウンドがこれかどうかは分からないところ。持った感じは結構軽くてケースもやわらかく感じるので、割とエア圧には敏感かも。まあ16インチに比べれば扁平率も高いから考え方が違うか。こいつもトレッドとサイドで剛性が変わるようにカーカスがかわっており、サイドは2ナイロン、トレッドは2ナイロン+2アラミドって書いてある。そこまでやってバイアスにしてある意味がちょっと分からないぐらいだ。

 ・明日は長距離移動だ、ナビもあるし多分平気だと思う。まあ人間の方が昨日の稽古でかなりへばってるけどな。今日も体がいう事聞かなくて困るよ。階段でつまづいたりするし。

 ・「ウスケボーイズ」なんか新刊っぽいコーナーにあったのだが、2010年発刊なのでまさに私が農家として歩き始めた頃に出た本。状況はまあ似たような感じだけど、私のわずか5年ほど先輩の方々がすごいワインをゼロから作っているという事は刺激でもあり、わずかにあせりも感じる。まあ、あせりと言うとちょっと違うし、私はこの手の本が努力や苦労を強調しすぎるのはあまり好ましくは思わないのだが、ワイナリーを作る、あるいは本格ワインにシフトするというのはかなり大変なことではある。長野県は醸造用ブドウの生産は日本一なのに、ワイナリーの数が山梨より少なくて負けてしまっているという問題があり、先日来信州ワインバレー構想なので信州ワインを強くアピールしようとなっている。
  で、ね、実際問題じゃあこれから「ワイナリーの数を増やしましょう」って事になるとは私は思わないの。やっぱり契約栽培の農家の数が増えて供給量が増えることはあっても、ワイン醸造というかなりハードルが高い事業を沢山の人が行えば、すぐに過当競争などでボロが出ると思う。確かにワイナリー自身が持つ自社農園の割合は増えるかも知れないけれど、それにシフトしきっていいのか私は疑問。

 ・まあ、そん中でいくつか嬉しい話。まず垣根仕立てと棚仕立ての正当な評価が試みられている点。文章の最初の方では「垣根でないから駄目」という表現も出てくるが、それは当時の技術での話しである事が後々分かってくる。また試験栽培の品種の中にリースリングが含まれていて、なかなか興味深く思った。そしてタイトルの麻井さんが若い醸造家達に送った言葉の中に「日本人は白に戻ってくる」って話があった点。赤もいいんだけど、今赤が好まれているのは白でいいのが少ないという部分があるのだと思う。
  逆にこれは厳しい意見だなと思ったのは、城戸さんがピノを植えようとしたら麻井さんに「日本にピノは合わないとこれまでの経験で分かっているんだから、無駄な遠回りをしてはいけない」と叱られたというお話。まあ、そんな事言ったらワイン用品種の大半がそうだろ・・・って話になるので程度問題だと思うし、適地ではないという要素もあったと思うが、ピノほどじゃないが難しいといわれる品種(てか実用ではピノより分が悪いのよ)を栽培しようとしていると、これがアイの無知、違った愛の鞭だと分かっていても厳しく感じる。特にピノのように栽培の失敗例が蓄積している品種はいいけど、そもそも栽培にトライしてこなかった品種や情報が制約されている一般農家からすると、データーベースぐらい関係機関が作った上で言ってくれよ、と思う。まあ、醸造家は横の繋がりが強いので、ネットワークの中で企業のノウハウも知るかも知れないが、そういうのは外に出ない。私も仮に栽培が上手く言ったとして、そのデーターを出すのか?と言われると多分悩む。さらに穂木を出すかと言われるともっと悩む。

 ・ユンボ関係は地元の業者さんが、なかなか商売っけが無くて困る。ぼるとかじゃないのだけれど、のんびり修理していてなかなか機械が出てこないのだ。まあ、良心的な修理の技術の蓄積をしているんだろうけど。という事でほかのところを探すことに。一応めどは付いているんだけど、運搬がえらいんだよなぁ。いろいろ考えたら必要な場所に置きっぱなしでいいような気がしてきた。

 ・そろそろファイヤーフォックスのブックマークが投げ込むだけで乱雑になってきたので整理しようと思ったら、すげー具合が悪いことになっていて気持ち悪くなった。なんでファイヤーフォックスはこういう意味不明な改悪をユーザーに押し付けるんだろうか?検索すると整理する方法が出てきたが、そのやり方が意味不明。なんで従来の管理画面のような動きをしないのか?しかも削除がバグで出来なくなる不具合が放置とか、急にファイヤーフォックスが嫌になったよ。アンチMSとしてはIEじゃなくてFFを使ってきたが、グーグルクロームにしようかな。これに限らないが、なんかソフトメーカーってアンチオーソリティーで始まったスタンダードなシステムがいつのまにかユーザー無視の自己満足インターフェイスになっていたりして、お前らなんでみんなそうなる?と思う。たとえばアンチトヨタとして走りのホンダが支持されたのに、なぜかトヨタ化してしまうみたいな(あくまで比喩で具体的にそうだって意味じゃありません)。OSもそうで、もうMSがこれって押し付ければユーザーはそれを使わざるを得ないのだが、正直8の評判はかなり悪い。MSは思いついたようにへんなシステムは作るが、クラシック表示やネット系はほとんど変化しなかったので使いよかったが、さすがに8になったらSEも首をかしげるようになってしまったそうな。
  インターフェイスだって永遠ではないから、新型OSに新型インターフェイスが搭載されるのは分かる。でも直感的な操作により近づいている部分と、そういうのが無理な部分の乖離が酷いし(たとえばネットの設定なんか)、最近のOSはエラー吐いて落ちることは滅多になくなったが、それは通常触れる部分が表層的なだけな気がする。ほんと、Win3.1の頃の方がいろいろ良かったと思う私はきっと懐古主義すぎるんだろうけど、バックグランドプログラムはともかくインターフェイスは3.1といわないでも2000ぐらいのが良かったんでないの?
  もう一つ先日来パソコンからのデーター流出についての番組で気になっていたのだが、そんな脆弱なセキュリティーのOSになんでなっているのかと思う。ぶっちゃけバックグランドプログラムを全部分かるようにしておけば、不正なことをパソコンがやってりゃ分かるのに、なんでかそういう設定はアドミ権限で入っていても出来ない。パソコンって表で従順な顔して、裏だと舌出しているような腹黒さが(OSには)あるよね。

 ・「ルパン三世 魔術王の遺産」クリア。つらかった。キャラゲーってこんなつらいものなのかと思った。ほかの作品が動画で見たら面白そうなので買ってみたのだが、これ作ったゲームデザイナー・監督・脚本・モデリング、どいつも酷いな。最後の方はゲームをするのがこんな苦痛だと初めて知ったよ。





Posted at 2013/03/04 23:15:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年03月03日 イイね!

裏サンデー終わったな・意外と身近に

 ・裏サンデーがやっぱり話数制限とかするそうな。まあ、きっと無理なんだろうなと思っていたので、出版業界がベースだとあの程度なんだろうと思ったり。特にサーバーがアクセス過多で重くなったので、移行だの増設しなければならなくなったとか、「そもそも重くなったのは最近の移行のせいじゃねえか」と分かっていると、サービスの質を下げてユーザーにフラストレーション与えておいて、さらにユーザー置いてけぼりで公開の制限で、さらにコミックを買えってどういうビジネスモデルだよと。当初からどんどん旧来のコミックによってきていたので、そりゃ無理だよねーと思ったり。大体看板作者もウェブから拾ってきたけど、それで本家は更新停滞で、そりゃプロ志向がある人は皆似たような傾向があるんだけど、それで凡人になって戻ってくるのが繰り返されているから、結局裏サンも同じじゃねえかと。ハルハラさんは完全にオーバーワーク状態だし、モブサイコはワンパンマン犠牲にするほど面白いとは到底言えず、世界鬼は完全にグロ売りだけになっちゃったし、ケンガンアシュラぐらいじゃないのか?普通に漫画になってるの。コミック1巻2巻出したあたりで本性出しちゃって、もう駄目だよねぇ。日本はもう製造業は一般レベルでは競争力をなくしており、コンテンツ産業が一つの次世代産業といわれて久しいけれど、コンテンツをどうお金に換えていくか誰も答えを出していない。カスラックのように権利ビジネスでヤクザのようなことをするか、ハルヒのようにオワコン化するまで劣化させるか・・・最近は海外の作者のコミックもちらほら出てきたし、いずれアメコミのように日本のコンテンツも陳腐化が世界においていかれるのではないかと。

 ・地元でバイク乗り2人発見。一人はベテランのトライアラーでいろいろショップなど紹介してもらう。もう一つは趣味の知り合いで、BMW乗りだった。トライアルの練習もしたいけど、今のマシンの中でもっとも機能特化して奇形化しているのがトライアルで、もう最新のコンペマシンはバイクに見えない。やってることもすごいけど、もう公道は走れないよねぇ。かと言って中途半端なトライアルツーリングだったらセローで出来るようになってるんだろうな。




Posted at 2013/03/03 23:27:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年03月03日 イイね!

VTで散策

VTで散策 ・先日の峠行きで「リアが勝ちすぎ」という傾向が出たVT、とりあえずリアのプリを1段抜いて走り回ってきた。3段目で、もらったときもこのセットだったのだが、とりあえず傾向はさらによくなった。タイヤが乗りはじめから充分グリップして外回りする感覚もなく、かと言って内側でもなく、ほぼニュートラルステア。とくにアクセルをどんどん開けていった時にグリップの高まりが気持ちいい。エンジンは7000あたりが気持ちよくてよく使ってしまうが、トンネルで聞いたら結構爆音のドパパパパって音しているのな。明らかにマフラーからの音が増した。一方下りでエンジンの存在感がと書いた理由が具体的に分かった。スローが薄い。街乗りでも低い回転、アクセルをあけないところがセットがあっておらず薄い感じがする。スローで調整したいが、前バンクのは書いたように調整ネジぶっこわれだしなぁ・・・これのセット出したらVT最強じゃね?と思うのだが、実際は250の悲しさで750のようにアクセル一つで100km以上という動力性能はないね。ギアがクロスしているので80km以下は本当に速いなーと思うのだけれど。あと、振動や風圧で人間の方が先にへばった。乗ってるときは気がつかないのだけれど、降りたらキーボードがうちづらいとか。

 ・ツインの良さ、VTの良さは、比較的バンクが浅くてもぐいぐい曲がっていく点で、言葉は悪いが中途半端なバンクでも走れる。気を抜いていいわけじゃないが、マルチだと多角形コーナリングしないといけないような微妙なRでも、あんまり気にしないで走れる。昔職場の先輩がCBR900RRかVTR1000Fかで悩んでいて、結局CBRにしたのだけれど、当時はビッグバイクのVツインはそこそこ流行ったのね。TL1000とかVTR1000SPとかSV650とか。TLはスパルタンすぎて乗れる人が限られたがエンジンはビモータとか他のが喜んで流用したはず。VTR1000Fは出た当初は軟弱と言われつつもハンドリングが軽快で中ぐらいの腕の人が乗ってるイメージ、サーキットでの速さを求めてSPやSP2が出たが思ったより遅くて乗りづらいという事でV4のような感じにはならなかった。SV650はカウルモデルはデザインがスズキすぎることを除けば、結構乗りやすくて私はいい印象だった。つまり、レーシーなツインもあるけど、基本的には公道の小さいRで乗りやすいのがツインで、都会で直線番長が楽しい(エンジンが気持ちいい)のはマルチなんだろうね。実際先輩は悩んだ末にCBRにした、ま、CBRはコーナーも十二分に速いので、ツインはただCBRのトップエンドが無い感じになってしまっているのもあるかな。カタログデーター的にはもっと引っ張ってパワーピークがあるはずだけど、乗っててそこにそんなパワーがあるようには到底思えない。

 ・サスセットでちょっと悩むというか疑問なのは、バンクしてGをかけるとリアが結構沈み込んでしまうこと。元からシートが低いVTなので、なんか路面がすごい近くて、それは怖い。なんか路面に挟まれそう。喩えるならオフ車をバンクさせて乗るような感じかな。特に今はシート荷重を重視して直立っぽく乗ってリアに駆動力をかけているので、どんどん沈んでいく気がする。グリップやバンクには不安はまったくないし、フルバンクもしてないのだけれど、なーんか違和感。VTのサスはイメージと違ってかなりハードなので、これが腰砕けって事もないけど、プリ抜いて唯一ここは気になった。

 ・そんなんで軽く市内をツーリングがてらスイートバイキング食べたり、コンサートチケット買ったり。休日の市内は込んでいてすり抜けとか下品な走り方をしてしまった。なんというか、バイク乗るとそういう乗り方をしないといけないような強迫観念にかられる。もうそういう乗り方したくないのに。あと、市街地走るの怖いと思った。視野や感覚が狭まっているので、360度に気を配るのが疲れる。前と後ろだけ気をつけてればいい空いた国道や峠道と違って、どっから何が来るか分からないし。ああ、こうやって周囲から囲まれるのが怖くて逃げちゃうのかな?特にバイクだと私は後ろにつかれるのが嫌だ。車間詰められると、なんか挟まれそうな気がする。



Posted at 2013/03/03 03:44:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
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