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暇人ぶぅのブログ一覧

2014年02月28日 イイね!

新海監督のCM

 ・新海監督がZ会のCMを作ったようなので、動画サイトで見てみた。120秒バージョンとか、よくまあ2分の中にこれだけ面白くない話題を興味深くみせてるもんだと思ったが、もちろんその大部分は監督お得意の超ハイクオリティーな映像が物を言っているのは間違いない。そして、ちょっとその味付けが自分には厳しくなってきたのも感じる。リア充候補は落ちろ!とか思ってしまう(受験生の皆さん、見ていたらごめんなさい。大丈夫です、あなたはブサ男なので受かります!)。

 ・まあね、男の子は家庭に問題がある感じで、多少アクセントあるのよ。女の子も瀬戸内海の島あたりから来たのか、田舎がいい感じで対比になってるかも知れない。それが今時合格者番号の張り出しなんかを見に行って出会うなんて、物語のこの先も想像する作りになってるし、そもそものターゲットは高校生なんだから、ああいうのがいいんだろ。何気に赤ペン先生も登場させてイメージ戦略もするし。でも、そこらへんが上手いからこそ、どこかモヤッとするんだよね、新海監督が単なる綺麗な絵と萌えキャラで青春を書くCM作家みたいになっちゃってて。小綺麗にまとめやがったなと思うし、であれば未来に対してもっと起伏を想像してしまう。

 ・ま、そう思ったのは、例のヤマカンのワキガがそれなりに面白くなってきたのもある。簡単に言うとヤマカン叩きで盛り上がれなくなってきた。ある意味普通の成功談になろうとしていて、興味の対象から外れてつつあるという人も多いだろうけど、早坂という新キャラが出てきて「あれ、これで無能松田と暴力社長(声優が日高のり子なので、日高社長と個人的に読んでる)が外れてWUGがそれなりに成功したら、安直だけどファンがつくんじゃね?」と思ってしまう。ヤマカンが逆境での人間性の発露を言うのはドラマ的には当然の物で、それを意図的に汚くやりすぎているとは思ったけれど、綺麗は汚い、汚いは綺麗でZ会CMとミラーイメージだ。

 ・仕事はナガノパープルがある園で棚が低い所に間柱いれたり、パープル剪定したり、皮剥いたり、仕上げ剪定したり。あれだけ薄く仕上げたつもりでも、こう見るとまだ無駄があるんだよねぇ。パープルは樹形をH型の棚上平行から王型棚下平行に移行させてる。かなり蛾が多いな、この園。あとは、一つかなり前から分かっていた事を解決した。自分で何でも出来る事がいいのか悪いのか・・・思っていたのよりかなりヘビィで身体症状が出たわ。
Posted at 2014/02/28 22:00:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年02月27日 イイね!

雪も溶けてきた

 ・雪も大分溶けてきて、道路はかわいてきた。小雨も降るし、気温がすごい高い。ただ、地面が見えないと出来ない作業が多いので、まだ他の細々した事をやってる。まず一つ目、道路に張り出した崖に倒れてきていた松の倒木を切って運び出し、なんか久々に森に入ったけど、倒木多いなぁ。これ運び出せば数年分の薪なんか簡単じゃないか・・・直径が30cmちょいだったので、チェンソーで切れるのか、切って運べるのか不安だったが、すでに乾いていて松枯れ病の部分もあったので、根本でも1.2m長ぐらいで運べた。普通の感覚だと、このサイズの赤松って堆積が80リットル~100リットルだから、比重が0.5でも40~50kgにもなる。比重0.5は水分含有量が15%ぐらいの数字なので、生木は30%ぐらいと水分で15%も重いので比重は0.6近くになるから、60kgらへんもありうる。そりゃもう荷台に載せるのでも精一杯のはずだが、スカスカのカラカラで余裕だった。発泡スチロールの模型持ってるみたい。とは言え、赤松は油が多いのでとても燃えやすく、私は薪としては好きな方だ。まだ2,3本転がってるので、そこらへんどうするかだな。チェンソーは久々の始動でロープが重かったので、プラグ外してスプレーオイル挿したら軽くなって始動も一発だった。不安な場合にはいい方法かも。

 ・ストーブは今年は割と使っているようで、薪は3立米ぐらいあったのの1立米は使った。灰がもうペール缶目一杯になってしまっている。うちは夕方から6時間ぐらい適当に回すだけなので、年2立米の1tぐらいかな?ちょっと今日失敗してしまったのは、太い奴を割るのが面倒でそのまま時計の文字盤にあたる部分に突っ込んで燃やしてたら、不完全燃料したガスが漏れたか室内が気持ち悪い臭いになってしまった。一酸化炭素か煙成分の何かか分からないが、炎の影になる部分を作るといけないと反省。もっとも、それでもちゃんと燃え尽きたので、燃えないって訳ではないが。なんで綺麗に割らないかと言うと、ブドウや桑と言った低い木というか半ツタ植物は木目がぐざってるので、全然割れないからだ。針葉樹は簡単に割れるので大活躍。

 ・MIG溶接機の電源コードを調達、どうも20Aブレーカー程度しか使えなさそうなので、20A用のソケットとプラグを買ってくる。200Vだと20Aでもロック式だの4本の奴だのあるが、うちは3芯。これ、端子に直でネジで止めていいのかな?それとも丸端子をかしめてから取り付けた方がいいのかな?工事屋に聞いてみよう。溶接機は300V16Aという電源コードだったので(これ、表記上溶接機目一杯のはず)それと同じ容量だと2㎜のコードの奴でも良かったのだけれど、少しでも電圧ドロップを抑えたいし20A目一杯の機械を繋いでも平気なように3.5㎜の26Aだかそこらへん流せる奴を買った。耐圧は250Vで三菱のだ。これで5mほど引っ張ると、ブレーカーのすぐ横にコンセント設置しても屋外のユンボの大抵の部分にはトーチが届くはず。コンセントが結構高くて、ソケット側は非防水ので350円、コンセント側(メス)が非防水で470円、防水だと1100円もする。で、非防水のメスは壁面設置タイプだけで、普通に取り回せる形のはない。電圧的にやばいのか知らないが・・・

 ・陽気がいいので街にワインのみに行ってきた。東御市のワインないかなーと思って「かもしや」に行ったのだが今は品切れ、グラスはなし。という事で、グラスは林のエステート五一のシラーから。最近塩尻周辺ではボターノもそうだが温暖な地域で作られるシラーのワインが作られている。シラーは南フランスのコートドボーヌとオーストラリアのシラーズが有名で、以前私もご相伴にあずかったことがある。本来はもっと黒い、コクがあるワインになるそうだが、これは商業リリースでは初となるワインだそうで、色はやや薄め。しかし本質的には紫ではなくて黒系で、味は確かにシラーのコショウのようなスパイシーさもあり、あんまり重いのが好きではない私はこのぐらいのシラーがエッセンスとしては合う感じ。五一、すごいなー。
  付け合わせはラタトゥイユというトマトでナスとか煮込んだ料理で、冷たいのが意外だったが、ワインとの相性は最高だろ、コレ。あまりにおいしいので、ドメーヌソガのペール・エ・フィス メルロ・カベルネソービニヨンオーディネールをハーフで頼む。こっちは曽我さんちの自社じゃないラインで、樽熟のカベルネとメルローのブレンド・・・なんだが、正直国産ワインコンクール銅と言うけど私には最近きついのが多いなぁと再確認。確かにカベソーの香りもするし、メルローの感じもする。このブレンドだとボルドーのワインを想定して飲む訳だが、ボルドーの大らかさ、ふくよかさ、丸さを想像していると、トゲトゲしくてゴツゴツしていて酸味が目立って、なんか最近の小布施はちょっと理想に走って独善的な味じゃねーかなと思ったりする(失礼)。

 ・あともう一つ回れそうだったので、セロニカ出口でいつも気になっていたヨバナシというバールに行ってみた。まあバールって名前だから想像すべきなんだろうけど、国産ワインはあんまり置いてなくて、井筒の赤白、山辺のコンコ、他はシニアソムリエのチョイスって事だが白やグラスはイタリア、赤のボトルはフランスが多いかな?料理が多い印象。ワインはチェレーザのネロダヴィラという品種のを頼んだが、これが予想外にいい味だった。アフターがすごいフルーティーで黒いワインなんだが飲みやすい。イタリアワインってこんな味だったっっけ?と思った所。料理は看板料理っぽい「牛頬肉の赤ワイン煮込み」で、これ結構時間かかるのだが、丁寧に煮込まれた頬肉が適度なサイズに切り分けられて出てくる。山辺ワイナリーのはおいしいんだがサイズが大きすぎて単独だと味に飽きが出てくるので、このぐらいのお手頃サイズがおつまみ程度には合ってる。味もちょこっとだけ酸味のアタックが効いていてフランス料理って感じも楽しめる。何故かクリームホイップに赤い酸味のある甘い実がふりかけられたのが出てくるんだが、どこか軽い感じもするけど面白い組み合わせだ。
  今回はマッチングはそれほど悪くなかったけれど、場合によってはワインのアドバイスをもらって選んだ方がいいかもなーと思った所だし、どのみちボトルワインが多いかな。私はやっぱりグラス2杯がちょうどいいわ、2,5だとちょい辛い。あと、根本的に牛肉の頬肉煮込みはワインに合う物なんだろうかと考えてしまった。いや、これ否定したらもうワイン好きから絶縁されそうで怖いんだけど、「煮込み」そのものはおいしいしとして、お酒のおつまみって普通ジャーキーとかチーズとか枝豆とかオリーブとか「味が濃い物」「油が強い物」と対比させるじゃないか。でも、頬肉の煮込みって味が薄いし、クリーミーで正直赤と食べると埋没する感がある。もちろん同じ方向でマッチングがいい例もあるが、であればなおさら「違う味」がないと舌が慣れてしまう。だったら、極端に辛い白(シャブリとか)で舌を洗うとか、ガーリックトーストとかフライドポテトみたいなアクセントと合わせた方がいいんじゃなかろか?以上、貧乏人の舌の意見でした。あ、お通しのクリームチーズにナッツかなんか練り込んだのは旨いね、ワインとならどれとも良く合うと思います。





Posted at 2014/02/27 21:10:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年02月26日 イイね!

研修行ってきました

 ・もう予想通りというか、昨日書いた通りだった。良かった点から書くと、さすが原産地呼称法の盟主、玉村さんのワイナリーだけあって、ヴィラデストは素晴らしい場所だった。大雪の被害が大変で、ハウスや施設に被害があったり、雪でブドウが痛まないように除雪するなど通常オープンより一週間時間を取ってはいたが、基本的に非常に恵まれた土地と言う印象。ちょっとした高台の軟傾斜地に整然とブドウが植えられていて、一目で自家農園でワインブドウを生産しているのが分かる。施設は醸造施設とレストランが併設されていて、こぢんまりとした所で、そりゃここに沢山人が来たら混雑しただろうなと言った感じ。

 ・圃場面積は現在5ヘクタールで、最初は20アールだったから大きく増えている。案内してくださった小西さんは、あのウスケさんの最後の弟子で、宝酒造がワイン事業を試み撤退して玉村さんが単独で事業をはじめた時に宝酒造から移ってきたそうで、大変勇気がいったろうなぁと想像。醸造と栽培はスタッフ4名で回していて、時期によって草刈や収穫でアルバイトを雇うそうだが、収穫など時期が確定的でないので人員確保は大変だそうだ。それで年間2万本ぐらい作るそうだが、自社農園が100%ではないのだそうだ。あれ?契約農家さんから仕入れているのか?と思ったら、そういう意味ではなくて、ワイナリーを起業したいとか、自分でワインブドウを作りたいという人達がブドウを持ち込んで委託醸造みたいな形でオリジナルブランドを作っているのだそうで、それが4割だったかな?彼らは通販酒販免許なんかで自前で売りつつ、原料の余剰分は別のワインにしてたりするそうな。

 ・栽培品目は国産ワインコンクールで2007年の金賞を取ったシャルドネはもちろん、ビオディナミのメルロー、難しいと言われるピノノアールも2割だったかかなりある。そしてソーベニヨンブランというボルドー系の白にも取り組んでいるそうだ。メルローはビオ園はちょっと離れた田園の真ん中の園でやっており、ワイナリー周辺の山の園だと虫害があるので難しいけれど、離れた場所では平気だとの事。堆肥は牛糞堆肥で、ビオはボルドーと石灰硫黄合剤らしい。

 ・栽培で目を引くのは仕立て方法がコルドンではなくギヨーだった事、これは毎年主枝を若枝で更新するやり方なので、樹体が大きくなりづらく、樹勢コントロール的に有利なのだろう。植栽密度は1mごとで畝幅は2.5m、新梢長は60cmだと言っておられた。これ、私の感覚からすると「非常に小さい」樹の作り方である。確かにある程度小さい方が栄養成長で管理しやすい訳だが、60は限界じゃなかろか、ほんとフランスと一緒な感じ。まあそれは栽培の自由の部分かも知れないが、苗の本数が多く購入でまかなっているそうなので、コスト的にはかかりそう。単純計算で一反400本だから、多分ここらへんの倍は植えてるんじゃないかな?ただ、樹が老化しづらいだろうから、改植サイクルを長くすればそれでいいのかも知れない。支柱も低いし、施設は簡易な印象。潅水は必要なく、被覆栽培や笠懸もしないそうで、ここは相当条件がいいんだろうな。夜温も寒いほど夏でも落ちるそうだ。

 ・クローンはピノは色々試して、初期のドイツ系は難しいと思われていたが、ディジョンクローンなど複数入れてあったのを残すというより、複数そのまま栽培して味に厚みを出しているそうだ。マッサールセレクションみたいなもんだな。あとはシードルをフジで作っているが、現在はワインの醸造が増えたので1000本程度に減らしていて、一部でカルバドスも作り出した・・・というか商品にやっとなったそうな。やっとなったというのは、カルバドスの熟成が7年ほど必要だそうで、シードルの蒸留で10倍濃縮になる上、その手間もかかるので、かなり希少品になると思われる。

 ・施設にはあちこちに玉村さんの絵が飾られていて、さすが原画や高精度コピー(だと思う)は迫力がある。レストランでは西洋野菜のはしりでズッキーニはやはり重要な物だそうだし、トマトなんかもあるそうで、これは楽しみ。セラーでは開墾の写真と解説も展示してある。ここも現在の2万本で醸造は目一杯だそうなので、より大きな施設を作るとかあるのかも。

 ・周辺農家は先ほど書いたようにワインを作りたいという外部からの就農希望者がワインアカデミーって形で研修に来たり、醸造の手伝いなどをしたりするそうで、東御にある二つのワイナリー、リュードバンとはすみもここから出ているそうだし、大町の所もここで修行、近々独自のワイナリーを建てるそうな。塩尻のような伝統がない分、新しい物や日本の伝統にない本格的な物へ挑戦していきたいという。

 ・と、そんな訳で2時間ちょっとの案内はこちらは先進事例として刺激を受けた。今後、原産地呼称法で暫定的なワンバレーの地区分けを呼称法にも取り入れる計画はあるそうなので、東御は東御の中で技術を磨いて他と差別化もはかるだろうし、こちらも努力しないといけないと感じた。ただ、東御に元からいる農家とは完全に別系統って感じではあるよね、巨峰園とか多く見たけれど、それは生食だし、正直栽培スタイルは古そうだった。樹は古いし仕立ても古いし、棚も痛んでいる。元からブドウ産地である場合、それはマイナスにもなりかねない。巨峰と加工を二本立てでやっている人の話もしていたが、出荷時期にベレーゾンすぎて病気が出やすくなった加工用をちゃんと見て回れるかどうかが難しいとの指摘も。リースリングは幸い試作もしてないそうだった。

 ・いい事(つまり視察そのもの)はここまで。本来この会の目的とか建前とか交流会としての事業はどうなったんだ?と言いたくなるぐらい、会のセッティング(役人どもの仕事)はダメダメだった。ほんと、集合時刻と移動の足になっただけで、先方の他の農家さんは誰もいねーし、県のこういうのの職員も何もお膳立てをしておらず、こっちの役人も農業の事全く興味ないんじゃね?って感じだった。結局誰が来るかも聞かないと答えないし、それはゼロだった訳だし、じゃあワイン何が好きなのって聞いても「あちこちのんであちこちです」って答えだったので、かわいそうだから放置した。ほんと仕えないしいらない。一方事務所に顔だしたら、事務所にゃあ人多いんだよな。ちゃんと来ないチェック係の若いのもいたので「仕事しねえで来ないじゃないか」って言ったら「また会計を見て指導を」とか抜かしていて、ああこいつは真性の奴隷根性野郎だと確信。まあさあ、組織の上が言ったら盲従して何にも考えない奴の方が生きやすいんだろうけど、そんな硬直化して税金の無駄使いな組織いらねえ、これで他の会合だとちゃんと取り組んでいたらそれはそれで腹立たしいけど。
 
Posted at 2014/02/26 20:39:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年02月26日 イイね!

さらば科挙の国(読んでも面白くもないです)

 ・明日は近隣のワイナリーに視察研修という形で行くんだが、直前になっても主催しているはずの県の機関からは調整の「ちょ」の字も聞こえてこない。それどころか、高速使わないから以前より2時間も早い出立とか行ってきた。あっちは除雪が行き届いてないかも知れないから、あっちに確認して時間が掛かるとか交通がダメだって言うなら事前にそう言ってくれりゃ調整するけど、これだと山羊の世話の往来がラッシュアワーに重なって、さらに集合場所に行くもラッシュアワーで、ええ加減にせいよって話になる。こっちサイドにも失礼だが、それ以上に相手側の人達に無理や失礼を働いてないか、あるいは相手に「我々」が傲慢な視察をしようとしている悪印象を与えるのではないかと気が気ではない。

 ・本来、この研修は間に役人組織を挟まない、マンツーマンの関係で行う物のはずだった。そもそも、役所にこのプロジェクトの担当機関がないし、聞いたって技術蓄積ほとんどないしね。なので、この話を持って来て下さった方に改めてどうして役所挟んだか聞いたら、役所はさまないと農協が横やり入れるから(私はペーペーだから関係ないけど)って話だった。役所と農協、就農する前は同じような硬直化した老害の集まりだと思っていたんだけど、農協でも心ある人は役所を快くは思っていない反面、農業委員会は自治体が持ってたり、大抵の農業関係の事業や会合は農協・市役所・県組織らへんの三者協議会という名の形骸化した無駄会議でやってるので、三すくみを上手く使おうと思えば使えるんかも知れない。と言っても、農協が口挟む筋合いでもないんだよなぁ、別に原料取り合ってる訳でもブランドイメージで競合してる訳でもないし。元々やる気がない役人の天下り組織だから、そういう雰囲気が伝わって来てやる気がそげるけど、間に立っている人の立場も考えてぐっと飲み込んでいる所。でも、二度とやんないと連絡聞いてて思った。

 ・先日の給付金関係の話もぼやかして書いたけど、冷静にまとめて書いておいた方がいいとアドバイスもらったので書いておこう。給付金は省庁が予算取って自治体に任せて給付していて、自治体では専門技能がないから上で書いた県の機関と共同でサポート・審査する事になっている。しかし、役所の職員は結局審査のため圃場に行く事という給付要件を守らず、一度も圃場に来なかった。大雨の日に一度だけ自宅に来たけど、当然何も見ていない。また、県の機関の人間も約束では月一で来てサポートと点検をするはずだったが、昨年末から一度も来ていない。そもそもサポートするにも専門技能がない給付金配布だけやってる係りの新人なので、来られても毎回それっぽい顔されるだけだったし、最近は老害と役所仕事にうんざりしたのか目が死んでた。知らない内にやめてないよね?まあ、この審査体制の不備は給付金初年度から同じなので、「あー、もういいわ、あいつとあいつは税金にたかるウジだけど、そんなの矯正すんの俺の仕事じゃないわ」と思ってた。これまでうるさい事言わなかったし。

 ・だからなおさら先日の面談で、一度も見に来なかった人間達が「オタクの昨年の売り上げが計画より低い」だの「規模拡大が足りない」だの「効率化のために圃場を集中させろ、不良園だから切り捨てろ」だの言い出したのに唖然とした。挙げ句、巨峰も贈答箱のバラ詰めの方がいいとか言い出したので、単価も変わらないし、バラのは大きいから樹勢がある若いのでないと色来ないと言ったら「バラ房」と勘違いして「バラってのはダメな奴だ」とかファビョるファビョる。計画にしたって、研修年度で出荷額が30万、資材や手間考えればマイナスだった年を「就農したんだろ」と恫喝して5年計画を4年で目標額に書き直させた物で、「そんなん言うなら、計画未達でも何にも言われる筋合いないけどいいんだな」って言い争いやったのに、もう忘れて「計画ガー、計画ガー」だ。大体、凍害があったのに、苗だってそりゃ伸びねえよ。なのに、圃場にも来ないでおいて、苗の伸びを聞いて「一年目で主枝が出来てないとダメ」だとか読んで知ったかぶったような知識だけひけらかす。そうやって悪条件圃場を捨てると共同棚なら倒れるし、鳥獣害も増えるのに、こいつらは米農家と果樹農家を完全に同じように考えている。大体、別の地域の優良園なんかすぐ出て来ないんだから、保険で他にも園作るし、そんなの手間知れているってのに。

 ・確かに昨年は想定外の悪天候があったとは言え、自分でももう少し出荷量が増やせる見込みがあったので悔しいし、苗の伸びも今ひとつであった。それに関して皆さんの税金をもらっている身としてははがゆい物もあるけれど、本来の五カ年計画だとちゃんと達成しており、昨年の2倍ぐらい売り上げも増えている。収支も節税のため機械に先行投資やったのでアレだが、再生産可能なラインに達しており、自立農家になっている。地域の中でも役職も増やしたし、出荷量も上位30%圏内ぐらいに入っている。逆にこいつらの描く新規の人を想定するなら、「自分の仕事のみやる」「優良園のみ借りる」「ちょっとでも悪いと園を見捨てて改植もしない」って奴だ、本当にいそうだし、残られても面倒だと思うけど。この理屈を敷衍すると、この地域の産地が危なくなったら簡単に別の地域に行く事が正解になるし、そもそも農業しないで堅実な公務員にでもなって、感情殺して老害に従ってりゃいいって事にならないか?

 ・まあ、農業の知識がないのは百歩譲って許そう、問題は補助金を交付する側が自分達の金で自分達が上の立場の人間で審査してやる存在だと思い上がっている事だ。知識も熱意もなく、市役所でケツで椅子を磨く事に忙しい奴らに面接されるのは屈辱だが、身の程を知って補助すべき対象を絞り込むのなら分かる。私もこんな補助金にいつまでも頼るつもりもないし、より優先すべき人がいれば喜んで譲る。これはそういう育成費用だし財源には限りがある。しかし役人がその執行権をかさに威張りちらして圧迫面接してきて、補助もらっている方がおかみにひーこら顔色伺うべきだとやるんだったら、そんな補助金は欲しくない。再分配機構が自分達の金だと思っている点、これは現代日本のあらゆる役人の思い上がりの元凶だ。正直、そうは言っても補助金があればまだ救える園は増える訳で、日本のガンを無視して大義のために屈辱を受け入れるか、いつものように自分の信じる物を貫くべきか迷っている。後者は何度もやってきたし、今後もずっとそうするだろうけど、じゃあそれで世の中が良くなるかと言えば、「補助対象者から逆に審査者不適格だと言われて役人が失職しました」って事にはまずならないのが世の常だからな。消防とかもそうだったし。せめて、他の分野では役人と関わらない、仕事のふりさえさせない、役立たずを干からびさせてポスト減らそうと思ってる矢先に、また役人がこうやって入ってくるのかよ・・・って感じである。これじゃ偏利共生だ、こっちが無能に仕事やるなら補助金事業ででかい顔はさせたくない。でかい顔するなら利用しないから失職しろ。俺はお前らの部下でも雇われ人でもない。

 ・本来はこういう役人を上手く使う政治家がいて、それを有権者が選ぶ事でお互いにコントロールというか、よりよい方向に持っていくというのが議会制民主主義の根幹なんだが、ここの市長は革新派知事の時代にコウモリのように八方美人で市長になってから保守権力にすりよった口なので全く信用出来ない・・・というか、現知事も不祥事やった時に秘書2人ほど殺して口封じやった人やで、バリバリの官僚だしな。以前は市長への手紙って目安箱もあったけど、すぐに消えた。きっと自分の名を原発事故で売るのにいそがしいんだろ。今回の研修も大本をたどれば革新派知事が立ち上げた運動というかプロジェクトで、私は政治家としての手腕はともかく人間としては彼を信頼していたので、その失職は大きな失望だった。今の政治家は役人に操られて結託して有権者に選挙の時だけいい顔している人が多い。

 ・先日の飲み会でも酔った勢いでとある人に「次は市議会議員に立候補するんでしょ」とカマかけてみたが、反応はむうって感じだった。多分そういう話は地域の影の(自身は議員にならないって意味で、もちろん誰かは皆知ってる)権力者から来ているだろうけど、一方で傀儡になってる弊害もうんざりするほど分かっているだろう。その人は個人的には尊敬出来る点も多いので別だが、残りの人は役所ともべったりだし、私は距離を置いている。まあ、全ての人が白か黒に分けられる訳じゃないし、私だってお世話になっている人がいるからおられる恩義から、やっぱり役所ともつきあわにゃならん要件もこうやって出てくる。

 ・税金の私物化、権力化と並ぶ役人の悪い所は「数字的な成果主義」なのを指摘して終わりたい。公平なのは数字という言い訳もあるけれど、彼らはテストとか科挙的な事は得意である。ついでに、目上に絶対服従な、びっくりするぐらい従順で大人しい人間ばっかりだ。去勢されてんじゃないかと思うほど大人しい盲目の取り巻きと、ワンマン課長、まるでそれまでのコンプレックスをひっくり返したかのようなのだ(まあ、そうじゃない人も知ってるが、そういう人は課長じゃなくて支所とか外郭団体に飛ばされてる、いいおじいちゃんしてるよね天下りして)。人生そうやって計算高い役人が安定職とか言ってもてはやされているのを見ると、日本も末期だなぁと思う。優秀なキャリアをそうやって使い潰して自殺率がすごい高い、公式ブラック企業やっててどうも思わない国民も国民だ。



Posted at 2014/02/26 00:21:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年02月25日 イイね!

とある飛空士考

 ・今期はTVアニメで「とある飛空士への恋歌」やってるんだが、7話でまさかの大虐殺展開になった。世界観が劇場版とかさなっているらしいが・・・で、この世界では主人公側はオープンコクピットに固定ではない銃座席のタンデムで、後席は単発小銃を持つという、ジョスト並の騎士道精神、相手は単座コクピットに固定兵装の機関銃、まあ形で言えばメッサーシュミットで攻撃してくる。どうやら敵はWW2のドイツを模しているようで、落下傘部隊はMP40を装備しているらしくスーツカも出てくる。第三勢力はぱっと見、P51っぽかったかな。今回考察したいのは、小銃で戦闘機が落とせるか?である。何故かこの前時代的な装備と学生兵士にも関わらず、主人公サイドは口だけ不利を言いながら、大体同数の敵も小銃で撃ち落としている。しかも、正面から。敵が運動性に勝るのに武装がある上面から襲うなど意味不明な戦術を採っている事を抜かしても軍事考察やったんだろか?って話だ。

 ・単純に威力の話からすれば、リーエンフィールドとかM1903スプリングフィールドは7.7㎜前後の弾で、当時は一発の威力が高かったしフルオートでもなかったので、3500ジュール程度の威力、これは7.62NATO弾の1.8倍程度がある。もちろん銃身も長いからコントロールはマシで威力も高かっただろうと思われる。一部コメで「対戦車ライフル使っていた」説も出ていたが、初期対戦車ライフルは時代遅れの旧式単発だったのであながち間違いでもないが、ボーイズとかマウザーの専用の物って訳ではないみたい。一人だけ上面ドラムマガジンのヘンタイがおったけど、あれもルイス軽機関銃モデルなので、やっぱりイギリス軍装備で時代的にはWW1の複葉機。さて、それを一発くらってメッサーシュミットが落ちるだろうか?はなはだ疑問である。機関部にあたる描写が多かったが、それにしたって、いやむしろエンジンブロックに当たってすぐに落ちるってありえないだろ・・・当てる事自体おかしいが、とりあえず手持ち小銃でWW2以降の戦闘機が落ちる事はまずないだろうと思う。相手だって最低限自分ちの武装程度の防御力は持たせる事考えるだろうし。

 ・じゃ、相手はどうなのか?交戦距離が重なっている事などから大甘に見て、初期の7.92㎜装備のメッサーだとしても口径で互角、威力はまず間違いなく固定兵装の方が強いはず。実際、機体にあたるとポコポコ落としているので、そんなもんだろと言った感じ。んが、人間相手に当たって生き延びたっぽい事例がヒロインで発生してしまった。機体より強いヒロインってどうなの?しかもその後片手で射撃してるし・・・って事で、大胆な予想。

 ・この世界では人間がメチャクチャ強いのではないか?片手で対戦車ライフルを振り回し、対空戦闘で弾を当てる程度に。一応バイタルにヒットすれば死ぬ程度だけれど、ああ見えてアニーでさえ握力100kg、ベンチ200kg、ごわす辺りはベンチで500kgぐらい楽々なスーパーマンだと考えればある程度は納得がいく。てか、そうじゃなければあれだけの機動をベルトで止めただけのコクピットに収まって行おうと思わないよね。あとはこっちが使ってる弾が特殊な可能性が少し。

 ・乗ってないバイクやクルマの登録抹消、農協経由で農地賃貸借の話、いくつか買い物とオークションの手続きなどなど。MIG130という半自動溶接機も届いた。相変わらずチャイナクオリティーというか、付属説明書に書いてあるスペックが本体に書いてあるスペックと一致しなかったり。1㎜ワイヤー使えるん・・・だよね?なんか不安になってくるわ。これで電気工事屋さんに要求スペックを示せるので200Vコンセントの設置の算段が付くはず。
Posted at 2014/02/25 18:28:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
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