2015年12月22日
・それまで不便に思っていた事が、実は自分が正しい方法を知らなかっただけで恥かいたという経験は皆さんも一つや二つはおありじゃないかと思いますが、私も今日一つすんごい間違いというか発見をしました。それが「内寸の計り方」です。リフォームで内窓なんかつける時、窓枠のサイズを知りたい訳ですが、メジャーは直角には曲がらないので直読みする事が出来ません。少し斜め部分で測ったり、両側から測って合算するなど不正確であったり面倒な方法をしてきました。それでも間違えるんだどね。メジャーの先端は押しつけと引っ張りでガタがある事でそれぞれ正確になるようになってますが、内寸の正確な計り方なんて習わなかったし・・・と。皆さんはどうすればいいかおわかりでしょうか?ちなみにガラス職人さんも普通のメジャーでこれ一瞬でやってましたが、当時の私はその技を盗むのに失敗していました。
さて、答えですが、実は内寸メジャーというのがあります(笑)。いや、まあ専用でそういうのがあるにはあるんですが、測定原理を知らなければ意味ない話ですね。実はメジャーを内寸で押し当てたら、そのままメジャー本体を壁というか測定したい対象にスケールを真っ直ぐ引きながらくっつけます。その状態でスケールのメジャーから引き出されている部分の数字を読みます。それからメジャー本体の底面の幅を足します。そう、一種の合算方法です。これは原理的にはどんなメジャーでも有効ですが、実はそうは言っても内寸に突き当てて測定するのに向いたメジャーとそうでない物があります。
まず壁に突き当てる部分にストラップがついているのは明らかに不適です。ストラップは形状安定性なんか無いので、壁への押し当て具合で数字が狂います。そして、大抵のメジャーはストラップがそこについているので、内寸測定ははなから考えていません。なのに先端だけ内寸・外寸兼用とかカッコだけですね。もう一つは底面の幅がキリがいい数字である事ですね。73㎜とかだと計算が厄介になります。ただ、10cmとかは大きすぎるんで、メジャーに折りたたみ突き当て棒をつけて、内寸測定時だけ10cmにする機種もありますし、DIYで継ぎ足しちゃう人もいます。んで、本当に内寸も計れる汎用のメジャーというのはスケールに数字が二つ振ってあって、上記の方法で内寸測定をすると、引き出されている部分で直読みできます(要はスケールに本体の底面の長さを足した長さが書かれている)。プロの木工用だとそういうのもあるようですが、一般のお店だとそんな物は見たことありませんでしたし、測定方法も知りませんでした。まあ、スケールの複数表記見て内寸測定である事をぱっと分かるなんて地頭が相当良い人でしょうね。
・改植事業の適応条件の伐採だが、植わっている状態の写真提出は無かった。というのは、応募した時点で植わっているのが大前提なので、そこをチェックしないと改植事業適用にならないからだ。多分だが、そのチェックは役人か農協がやるんだろうけどね。問題はその時期だが、一次応募が4,5月だろうから、伐採は6月とか7月以降になるのではないかとの事で、管理がすごい楽になるという感じはしなかった。まあ7月までに根本切っておけば房は腐らない(糖がないのでしなびるだけ)ので、その時点でやっちゃうのが消毒的には楽かも知れない。
その園の入り口の盛り土だが、よく考えたら沈むから、土嚢工法の絶好の対象である事に気がついた。底に土嚢入れて表土足せば良いわけだ。
・ピオーネの新規園も剪定からやる事になっているので見てきた。ずっと棚下平行整枝になっていると思っていたが、実際は棚上の自然樹形の短梢剪定であった。もう滅茶苦茶である。比較的マシな形に前の借り手が改造してくれてはいるのだが、正直ちゃんと作ってはいないような感じも受ける。というのは枝が滅茶苦茶徒長していて摘芯をした様子が見られないのだ。棚下枝を張る際には選べる枝が多くて便利ではあるのだが、徒長枝はいい房を持ちづらいのもあるので手放しには喜べない。こんなに徒長しても枝が登熟しているのはピオーネにしては密植している事で、3畝ほどの面積にパープル1,ピオーネ3本ほどギチギチに埋まってるから。比較的整形園だが、パープル周辺が少し枝取りが難しいかも知れない。
さて、今年は棚下線張って、間はしらをSS対応に抜いて、ピオーネとパープルで園を作る事で決まりのような物だが、将来的にどういう樹種にするのか悩ましい。ピオーネは比較的難しい割に価格が伸びない品種なので出来ればやめたい。ただ、他の園の改植を行っている間は稼ぎ頭になるので数年はそのまま使いたい。ただ、パープルが無理矢理小さく仕立てられているので、パープルを自然に伸ばしていけば、ほぼ自然にパープルで半分ぐらい埋まりそう。となると、ここもパープル園にした方が栽培管理は楽になる。
では隣接の改植はどうするか?接触しているのでこれもパープルと言いたいが、割とデリケートな品種でもあるので、パープルをそこまで増やすと爆死する可能性が高い。
・棚線ドラムの運搬に使えるんじゃないかなー?と思っていた運搬台車を軽く修理して乗せてみたらドンピシャだった。ドンピシャも死語かな。棚線は強力なスプリングのような物なので、上手く引っ張り出さないともの凄い面倒な事になる。よって巻き出しドラムは持っている人が多いだろうが、運搬台まで適当なのを持って居る人は少ない。実際子線を引っ張り出す程度であれば軽量な巻きでやれるので大変ではないが、親線の50kg巻きとかともなると運搬が大仕事になる。25kg巻きでも結構重い。しかし、運搬車に乗せるってのもちょっと違うかなーと思っていたので、この台車はちょうど良いサイズだ。
・コモンズの悲劇という用語がある。共有財産や公共材だと思われている物は、それを先に利用しないと他の人が使い切ってしまうという強迫観念や強欲から、必要以上に搾取強奪され資源枯渇してしまうという教訓である。下手に私有権を主張されないがための弱さとでも言おうか、ありふれて無尽蔵を思われている物も現在の人類活動では充分ではないことが明らかになってきている。
・・・で、最近補助金に関しても同じようなジレンマを感じる。税金というプールがあって、そのいくつかは補助金や助成金、福祉などと言う形で還元されているのだが、私から見れば下らない使い方が多すぎる。一方で税金はあちこちでむしり取られている。だから補助金を多く取る事に注力したくなるが、一方で財源は有限である。私が沢山取る事で本当に必要な人への配分が減ったり、補助金分配の役人が太ったり、税金がさらに重くなるのでは本末転倒である。資格があっても敢えて貰わないというのも一つの選択肢のように感じるが・・・
Posted at 2015/12/22 20:01:14 | |
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2015年12月21日
・今朝は久々にクッキリとしたいい夢を見て目覚めたので、すんなり起床する事が出来た。夢の内容はロケットの事故だった。
【私はスペースシャトルに乗っている。以前は旅客として乗っていたが、今回はパイロットの補助だ。そのシャトルは最新のF35型である。シャトルは打ち上げを開始したが、昔と違い衝撃が少ない。おや、なんだから推力が減っていないか?窓から眺めると地表が横に流れている。カウントダウンが30を数えるあたりで上昇は完全に止まって水平に流れながら落ちだした。シャトルは再びノズルから地面に接触し垂直に着陸した。私はダストシューターを展開して乗員と逃げると、先輩クルーが50mぐらい走ってから秋起こしした水田に頭を突っ込むようにしてしゃがんでいる。こんな近距離であんな姿勢で爆発に耐えられるのだろうかと疑問に思いつつ、もっと先で立っていて衝撃を受けるよりマシかも知れないと思って同じ姿勢を取った直後、後ろで大爆発がおこった。
その後、何かの会合で「九死に一生を得た」体験を話し合う機会があり、それぞれが不思議だがそこまで凄くはない経験を話していて、私はなるほどと思いつつ、自分の番になって皆がその経験談に驚くのを期待している。】
ロケットは落ちたけど、いい経験したなーと思って、なんかいい夢なイメージになった。
・昼間は新規園の草焼き、長いヨモギの類はなかなか熊手で集められず、熊手が壊れてしまったので中途半端な作業で終わった。そして車入れが具合悪いので今度土持って行くの忘れないようにしないといけないな。もう一つの園は農協に手間取らせたけれど、結局断る事に。まだあっち側の手続きが終わってないので保留という形にはなるのだが、まあ経験を尊重してくれた。もう一つの酷い所こそどーにかせんといかんと思うけど。
・昼から雨がぱらついていたので室内作業、まずDS1000のスコーカー DM5071BMの修理だが・・・失敗しました!!!!まずネットがはまっているベゼルと思われた部分はベースっさら本体でした。ネットが接着剤で貼ってあっただけなので引っぺがしてボルト外すと確かにボイスコイルむき出しに出来る。しかし断線箇所が全然分からず、いじってたらスコーカードームが割れた。噂通りボロンドームは弱いわ。正直どこで割れたか分からないけれどいつのまにか卵の殻みたいに割れてた。それでもボイスコイルの修理続行で、とりあえずえいや!で適当な線を削って導通を測定したら、まさにそこの前後でそれぞれに導通があり、多分そこが断線していたのだろうと推測(ボイスコイルに給電する部分で、ユニットの線が細くなる所の直後)。
しかし、ここの線が想像以上にいやらしかった。エナメル線のような被伏線なので被覆をむいて接合というのが困難だったので、半田で切った部分同士をつなぎ合わせれば断面も含まれて通電するんじゃね?と思ったのだが、なぜか半田がそこらへん周辺に絶対付かないのだ。ボイスコイルのボビンの表面にワックスのような物がコーティングしてあるのだが、これが半田をはじくはじく、せめて線同士だけでも苦労してやったのだが、結局この方法だとダメみたい。最終的には線がもせてボビンから巻き取ろうにもブチブチ切れて引き出せなくなり終了。うーん、こうなると同じようなスペックのスコーカーを適当につけるか、部品が出るのを気長に待つか、DS1000はあきらめてパーツで売るかだな。 とりあえず使えそうなユニットに心当たりがあるので、そっちで暫定的に動かしてみる予定ではある。
電工道具出したので、切断機も修理、こいつは電源線を切断されていて多分ここだけが問題だろうと思っていたが、予想通りその修理だけで無事動いた(他の部分も軽くメンテは以前してある)。古いマキタのスライド丸ノコよりずっと音が静かで動きも軽い。消費電力も多分低い(マキタのは多分ベアリングが終わってる)。ただ、刃が分厚く切れ味が悪く仕上がりが悪いのと、ノコクズを集めるダクトなどが付かないので周囲が非常に汚れるので良し悪し。
こいつで最近ばらしたスピーカースタンドの木っ端を切って、アングル棚の小さい奴の脚に100均のダブルタイヤキャスターを付けられるようにして、移動式キャスターに改造。この棚は棚板も逆さに組んで工具なんかを運べるようにしたいと思っているが、この程度のタイヤで屋外引っ張ったら一発で壊れるので、しばらくは屋内の雑用。なんか買うとこれ一個で500円もするのな。
・ところで配線同士を結束して延長する方法はいくつかある。分解する予定があるならギボシだが、繋ぎっぱなしの場合、パーツを使う場合、何種類かある。まず閉端子継ぎ手で、てるてる坊主のお尻に2本の配線を指してかしめる物。絶縁されているタイプが多いが、非絶縁の奴(少し片側がフレアした感じの円筒)もある。次に重ね継ぎ手で、両側から配線を突っ込んで1㎜ほど両方出してカシメるタイプ、ただの円筒だ。最後に突っ込み継ぎ手と呼ばれる、それぞれの配線が重ならない程度突っ込んでそれぞれカシメるタイプがある。
家電製品なんか見るとモーターなんかは割と閉端子継ぎ手が使われている事が多いように感じる。作業性はそれほど悪くないが、配線が180度進行が変わってしまうので、そこらへんの強度やスペースが確保されているケースでは可。これに似た奴で、寄り線同士をねじ込んでいくタイプもあって、中学の図工の教師が「アメ公は手抜きばかりしやがる!」と憤慨していたので、アメリカの継ぎ手というイメージがある。カシメとか半田が要らないが、耐久性などは引くそう。
重ね継ぎ手と突っ込み継ぎ手、どちらがいいのかは迷われる人が多いと思う。直接線同士が接触し、カシメが一回で終わる重ね継ぎ手の方がシンプルで良いと思われる人も多いだろうが、私は現場作業では圧倒的に突っ込み継ぎ手の方がいいと言いたい。というのは、重ね継ぎ手はカシメ不良を起こしやすいのだ。人間には手が2本ある。よってカシメプライヤーを右手に持ち、なんらかのコードを左手に持ってカシメる作業は楽に出来る。ところが重ね継ぎ手は反対側にもコードがあるため、三本目の固定に難がある。無理にやると抜けてしまったりカシメ不良になりやすいし、線の断面積が大きい分これまたカシメの力が必要になる。しかも、カシメ延長を長くする事が出来ないので、長さでカバー出来ない。
その点突き合わせ継ぎ手は片方ずつなので問題ないし、閉端子継ぎ手はすでにたばねたコード2本を一緒に持つのでこれまたミスが少ない。などと愚考するのだが、どんなもんだろうか?
・最後に気になってた勝手口のドアを作って見た。と言っても完成は80%で、あとはベニア張り付けが固定されるの待ってから取り付けだけど。このドアは下がアルミ板、上がガラスのドアで何の断熱性もないので、子供の頃から冬はドアの近くの席に座りたくなかった。親はその外に物置スペースがあるので完全外じゃないからセーフ!とか思っていたみたいだけど、物置こそ断熱材がどこにも入ってないコンクリ床でアウトです。今回はフラッシュ構造で、出来るだけ安く仕上げるため部材も杉の荒材(一応KD材)、ベニアは素地ベニアにしました。ボアドリルとか言う木工用の太いドリルは案外切削力があって、杉だとドリルで簡単に削れます。逆に桐の集成材でハンドル周辺の裏枠を作ったのですが(穴あけやすいと思って)、柔らかすぎてビスが効きずらく失敗でした。まあ杉の適当な部材が無かったのがいけないんですけどね。あとKD材から狂わないかと思ったら出荷時の梱包バンドで締められた所で逆ぞりしてました。バンドは早目にといた方が良さそうです。今回は長ビスを使ったり、ハンドルのラッチを埋め込むなど穴開け作業に精度が要求されたのでボール盤が大活躍でした。電源コードの固定パーツが全部折れてて、ベルトでコードを切ってしまう所だったのに危うく気がついて修理。ごみごみしてて、片側が押さえられなかったり。またスライド丸ノコも、材の歪みがあるので完全に直角に切れたか微妙。それ以前に、ビス止めする時にビスが貫通先に入った所で木目でずれるのが厄介。ボール盤は長手方向には穴をあけづらい(絶対無理ではないが、それ専用になる)し、フラッシュ構造だからと言ってすごい楽ではなかった。断熱材入れないならL字金折とかで仮組しつつやれるんだけどね。
断熱材はスタイロIBの30㎜で、まあグラスウール50㎜以下の壁と大差ないでしょう。ベニアも2.5㎜の薄い奴なので、かなーり軽量に仕上がりました。向こうは物置なのでガラスなどは付けず、全部スタイロです。これだったら40㎜とか厚手にするのも割と簡単そうなので、グレードアップの手段として使えそうですね、正直薄い方が穴開けの余白が少なくて大変だし。ベニアは化粧合板になると値段が一気に3倍になってびっくり、たしかに塗ると手間だけど。ところが、その3倍のベニアが相変わらずの安っぽいプリント木目で逆に情けない。どうせなら面白い柄のベニア板とかないんですかね、ザクとか。重量気にしなければ壁板とかもカッコイイんですが。
Posted at 2015/12/21 20:22:39 | |
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2015年12月20日
・ソーラー関係のデーター、まず温水器ですが凍りました、バルブ周辺が。マイナス5度だったので当然ですが、断熱間に合ってなかった。ので、断熱作業を進めヒーターを差し込んだんですが、この家(というかパナソニック)はバカです。屋外用3口コンセントって2本さすと一杯で三本目が刺せない。1本太い防水用コネクターか、普通のコネクター2本か選択するしかないんですが、大工は3口のつもりでつけるもんで、無理矢理3口突っ込む事になる。最近ボイラーがよくリセットかかってると思ったら、接触不良でした。
さて、温水落として見たら最初蛇口で45度らへんで、「これだけの天気で昨日から使ってないのにこの程度なのか・・・」とガッカリしたのですが、それでも風呂を張ろうとお湯を出したら全然平気。100リットル以上の風呂を張った後、試しに目一杯温度あげて給水したら70度超えました。流れている状態の70度は火傷するほどの高温です。元の給水温度はさらに高かった事になりますね。以前温水は冷水と混じって温度が下がるはずと書きましたが、実際はかなり分離が出来るみたいです。というか70度ぐらいまで上がってると比重が大きく違うので混じらないんじゃないかな?仮に80度だったとして100リットルの風呂を40度で入れたら50リットル冷水を足す事になるので、70度をキープ出来るはずがない。
あとは食器洗濯機も余裕で動きましたし、少し怪しくなった豚肉を洗ったら脂肪が全部溶け出してスカスカになってしまいました。あと、やっぱりソーラーのお湯は湯あたりしないというか肌にやさしくて長時間芯から温まる気がします。他には・・・うーん、高温での給水はボイラーより速いですね。ボイラーでも40度の給湯だと水圧が高いのでソーラーと同じぐらいですが、70度の給水だと沸かす能力が足りないので水量が減ります。ソーラーは溜めてあるお湯を落とすだけなので、サーモで温度調整してても温度による給湯の差がありません。
一方で最初に書いた通りバルブ回りが鬼門です。ソーラーの複雑なシステムは断熱カバーを取り付けるのがかなり厄介で、バルブハンドルの穴はあちこちに必要、三つ叉も必要、ソケット使いまくりで径が不安定、さらにフレキは直線ではないのでカバーがすごいはまりづらい。最近は表面ビニールのカバーが普通ですが、伸縮性がなくて曲がりづらいので、ことソーラーに限っては柔軟な断熱素材のみのパーツで断熱して、表面はナイロンのカバーテープで別途巻いた方が綺麗に効率良く行くかも知れません。 ビニールの接着は全然良く無いですし。それをやっても、結局屋根に立ち上げてあるパーツにヒーターを取り付けるのは厄介なので、真冬はもうしょうがないのかもなぁ。やるとしたら鞘管がついてない素のポリ管で組んで、太いサイズの断熱カバーにヒーターと突っ込むのが良さそうです。お湯が流れれば給水側もすぐに溶けますし。
・太陽電池の方は接触不良が気になって触ったら、MC4コネクターの雌の中の端子が押されて引っ込んでて接触は悪くなってました。ただ、それを直してもランプは断続的にしか付かず。電圧を測るとバッテリー24V,ソーラーからは30Vで出てました(電流は測れない)。パネルのスペックは18Vで5,5Aで100Wなので、仮に15Vづつの出力だったとすると単純計算で2割り減って80Wとかなんでしょうか?これだけ晴れててそれはないと思います。考えられるのはセルの日陰で、ベランダの手すりの日陰があたるので、そこが抵抗になっている可能性はあります。あとはバッテリーが古くて受け入れがおかしくて、コントーラーも受け入れ抵抗が大きい可能性。12Vの比較的元気なバッテリーでどうなるか見て見るしかないかなぁ。
・消費税の複数税率問題でレジの対応がまた負担という話題が出ていた。こんなコロコロ税率かえる国を選んだんだ・・・って思うけれど、老人はどうせ何の痛みも感じてないから、若い奴らは対応能力がたらんとか思ってるんだろうな。レス見てもそんなの簡単、負担なんて軽いと言う情け容赦無い声が聞こえてくる。まあ、実際、今のレジで単純なカウンターの上の奴なんて見なくなったので、オンラインのシステムレジだと主にプログラム上の対応になるからハード的な負担はないかも知れない。ソフト改修がバカ高く付くのは想像出来るけど、まあ間違いはないだろう。POSシステムに対応している場合もデーターの入れ替えで対応するだろうとは思われる。
・難しいのは提供方法で価格が変わる物だ。たとえば外食は増税されるがテイクアウトは税率据え置きだから(軽減なんて軽薄で優良誤認される用語は使うべきじゃない)レジではもちろん違う税率を適用する事になるのだが、消費税というのは中間取引でもみなしでかかっている。たとえばマグロ、これを一匹漁師さんが釣って、その漁師さんの年間売り上げが一定額以上だと売り上げにみなしで消費税を計上する事になる。今度市場を通して中間業者を通すと、そこでも一定の消費税相当分を払う。それをまた加工業者に流して、末端の小売店でマグロバーガーになったとする。そのバーガーを店内で食べるなら8%、持ち出すなら10%って事になった時、過去まで遡及して税率を計算するのは無理だ。申告時にさかのぼるのも難しい。そうすると絶対出てくるのが「8%税率で取引している物を10%のサービスで使う」という問題だ。そこらへんがあるので、中間取引での税率もインボイス方式でどうこうとかあるんだろうけど・・・
・欧米の本当の軽減税率というのは食品・衣料品・本は「非課税」なので、そこらへんの面倒な仕組みはかなり事業主負担は減っている、と思う。中にはあやふやなケースはどこでもあるだろうけれど。
・昨日の借地のケース、改めて考えて見たけれど、ダメだわ。薪初心者なら分かるんだけど、普通にやってると伐採がかなり面倒な事は分かる。たとえば河川事務所なんかは堤防内側の木は邪魔なので処分したいが伐採予算がないので自前で伐採したら薪として持っていっていい、というような形で伐採をさせている。まあ製材して金になる木ならともかく、薪の価値はほぼ伐採手間賃なので、それをタダで寄越せとかおかしい。一応妥協案として当年枝か2年枝ぐらいの細い奴を落としてくれるなら、残りの薪になる幹は渡してもいいと言ってもダメ。何故か幹を伐採するから細い部分は片付けてくれみたいな話をしていたけれど(要は逆パターン)、なんでその労力があるのに人にたかるんだ?また産廃を畑に置いておかせろというのも普通の貸借ではありえないし、貸借しても地主様が一番みたいな感覚が透けて見える。
どうしてこう疑り深く悪い方向に考えているのかと言うと、最近その手の話題が新規就農者や小作の人達から多く寄せられているし、本などでも田舎の悪い面として良く取り上げられているからだ(悪い事に最新の話題は両方長野県の情報だった)。たとえば移住者がアバラ屋と荒廃農地を借りて再生させたら「息子が帰ってくるから出て行ってくれ」と嫌がらせをして追い出してしまって、リフォームした家も取り上げてしまったとか、借家にしてても俺の家みたいな顔で上がり込んでるとかだ。私も苦い経験で勉強させてもらってる。よくネットで「膿家」なんて農家全体が悪習の塊みたいな論調を見て鼻白む思いもするのだが「そんなの60年代の田舎だろ」と思って見ても、実際問題今多い後期高齢者は60年代に30代で価値観を作ってきた人なのだ。そういう価値観の再生産になってる家だってまだまだ沢山ある。きっと、もっと経験豊かな人が借りてくれるだろ、あんなん。
・一方、すんなり決まった方は昼から行って病気になってミイラになってる房を全部落として、下草の背丈が長いのも全部倒したので、園は見違えるほどスッキリした。病気房は周囲の人が不安に思っちゃうからね。植わっていたのはデラで、どうやら昨年も剪定と誘引だけはしたようだが、摘房も適当、消毒もしないで葉っぱが残らなかったのだろう、かなりの枝が枯れ込んでいた。当然価値はゼロなのだが、改植事業に応募するには収穫出来なくても木が植わっている方がいいので、来年はこれを残して管理する方向になるかも知れない。まあ、応募が出来次第伐採して棚の修理をしたいけど。全体的に低いし、木があった所で張り替えたからか、木の周辺はさらに低い。他には馬入れが結構えぐいカーブで路肩との段差があるため軽トラでも入れづらい。盛り土してから脱落防止に何か付けてやろうかな。
・その後パープル園でナイアの残骸処分、電動ハサミはかなり太いのもバスバス切ってしまうのがすごい。ここは昨年実験的に短梢剪定で作ってみて、今年はそれなりに収穫があった。種はもちろん入ったが、他の所に比べて特に多い訳でもなく作業性は非常に良かった。でも来年はパープルを移植するので、いずれ全部パープルになる予定。
Posted at 2015/12/20 20:18:45 | |
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2015年12月19日
・所属組織の研修でボランティアの剪定、実際は研修と言っても私もほぼほぼ理屈はマスターしている。研修というのも新規就農者が多い場合の質問の場なのだが、完全新規の人はいないので、ほとんど大した質問もない。ただ、そこから先はセンスの世界になるので、やっぱり上級者が剪定の姿を作るのは勉強にはなった。ただ、この場での一番の新人は指導員で、何度も先輩とやってはいるのだろうけれど、あまり得心がいった感じではなかった。むしろ一番の新人さんにやらせて修正やっても良かった気もするが、そもそも何がいいのか分からない状態で指導するのは難しいので、おいおいやっていくしかないのだろうな。そして、そういう芸術的な手段を良しとする農業は終わっていくのだろうとも思う。確かに繊細な感覚などは今後も守っていかなければならないが、国がおしすすめる薄っぺらいIT農業なんかで客観的な管理で高品質の農産物を高額商品にしている例も出てくるようになった。いい加減、そこまであやふやなセンスを要する農業はやめた方がいいのではないかと。これは決して農家の自己満足としてのセンスってだけではなくて、自然条件下でどうしても揃わない部分をどうするのかが定型化出来ないって部分も含むのだから。
・あとは雨よけの雨樋について先輩農家さんに解説頂いたが、想像以上に厄介そうだった。まず、雨よけの端の固定張りはかっさばき防止に効果的なので必ずつけなければいけないとの事。うちが借りている園だと補助金の標準仕様じゃなかったのでけちった訳だが、それで被覆が短命になったマイナスで簡単に買える。投資した方が結果安く付く例だ。
そして樋だが、実際は傾斜はかなり少なくても現実問題としては使えている。それほど難しく考えなくてもいいみたいだし、スプリンクラーも25㎜パイプで飛ばしていた。40㎜じゃなくてもいいみたいだし、本数も一本でつり下げを移動させて対応している。ただ、樋を設置すると固定張りが必要というのが誤算だった。
樋はハウスの谷に設置するのだが、巻き上げが樋の中まで降りないと雨水が樋に落ちない。しかし、ハウスの巻き上げはマイカ線で浮き上がらないようにしているので、線を樋の内側にしなければいけない。となると、樋の中にマイカ線を縛る物が必要になるが、そんな深い位置に穴あけたら雨水が漏れるので樋の縁にビニペットを共締め固定して、巻き上げとビニペットの隙間に固定張りも設置する事になる。製品によってはビニペットに相当する物が最初からついている樋もあるが、そうすると1m単価が2500円とかになるので70mを2本通すと35万円とか言うキチガイな値段になる。かと言ってトタン板の簡単な樋だと1m単価が1000円にしても、ビニペットが2本必要になるので、ビニペットのm単価が200円として1400円、19万円ちょっとが樋だけでかかる。他に固定張り関係もかかる。
私の悪い癖でもう少し安くならないか考えて見るとすると、トタンはあれ専用の樋のタイプでなくてもいけね?マイカ線のアンカーも樋の深い場所に適当に付ければよくね?とか考えてしまう。そうすれば固定張もいらないし、トタンも波板ならメートル単価は100円ぐらいだ(波板は働き幅が広い)。多少は樋から落水するだろうが、そこまでシビアに水分管理をしたい訳でもない。ざっぱ、6万円もあれば出来そう?
・その後、契約関係が3件あって、一つは優良園地なのでそれほど問題なし。確かに連絡とかうるさい感じもあるが、ともかく棚が健全で完全平地で改植にも理解があるので、まあまず問題ない。次ぎは完全荒廃農地だけれど棚は比較的新しい園で、ここも放置してあるので別段注文は無し。すこーし癖はあるかも知れないが、返すとか言われないので好条件に含めていい。問題は最初に話しをもらった所だった。
現状でそれなりの生産があった園だが、もうギリギリまで使って棚も痛んでいる。ただ木を伐採すると改植事業が使えないので面倒である点が悩ましくはある。しかし、最大の問題は園主さんが亡くなって奥さんと息子さんが来ていたのだが、二人とも私の心の警告ランプが危険だと伝えてくるような要求を言ってくる。確かにそういう園もいくつか受けた事があるが、そういう所はかなり後々トラブルが出た経験がある。要求そのものを飲む事はさほど大変ではなくて、園主さんが高齢で他に誰も頼めないとかであれば借り主の好意で直したりもしてきたのだけれど(車が園の中に放置してあるとかね)、息子さんが健在で収入もあるのに、ちょっとした事も借り手負担にしようとして、なおかつ息子さんがなーんにも口を出さないというのが不気味。お母さんはまあ年齢考えると同じ事を繰り返したりしているので多少は分からないでもないが、ある種の職業の人でこういう態度の息子って絶対何かある。そうじゃなくても、移住関係で難しい地域だというのがぼんやり分かって来ているので、出来る事なら借りるのをご破算にしたい所。作業性から見ても優良園では無いし・・・そうは言っても賃貸の申し込みそのものはあちこちにお願いした手前やる方向ではあったし、現時点だと細かい事にこだわってごねている程度にしか外からは見えないだろうなと。私が心配しているのはもう少し先なんだけど、そういう事は言えないし、私も偉そうに言えるほど実績がある訳でもないし。さらに改植事業でこの問題は経済的には補填が効くというのがまた難しい所。
根本的には私はもうある品種は嫌悪としか言いようがないぐらい苦手意識があるので、たとえ暫定でも手を入れる事で金になるとしても見たくもない。暫定でちゃんと栽培出来るならそんなん切らないでもいける。下手に残す事で他の作業に支障が出て辛くなるのが多いし。ただ、通常放置も難しいんだよなぁ。一つ考えられるのは加工用として管理を簡単にする手だが・・・あるいは労働力として賃労で地主さんの一部を使えるといいんだが。
・ソーラーのパイプの断熱も屋根の上は終了、ただ、タンクの下のめくら蓋とかは断熱材の固定しようがないので、ガムテープでベタベタと貼る事になり、効果も耐久性も疑問になった。もう絶対外さないのなら現場発泡ウレタンを盛ってしまいたい所。上のリリーフバルブも、手動のベントレバーの動作を妨げないためには複雑な断熱カバーの加工が必要であり、断熱はそこそこ犠牲になってしまっているとは思われる。それでも絶対的な熱容量が大きいので実用上問題にされてこなかったのだろうか?あるいはオプションのカバーが存在するのだろうか。そういえば見たような気もする。
太陽電池は1日でバッテリーは充電されたが、昨日の充電の効率が低いのが気になる。公称200Wで天気にもよるけれど5時間は晴れていたから大甘で5×140W=900Wh、チャーコンの効率9割でも800Wh,バッテリーは24V20Ahぐらい減ってたとしても500Whだから300Whは余る。サーキュレーターは30Wぐらいなので、コンバーター効率が8割でも40W程度しか持ち出してない。充電時間中ずっと回していても200Wh程度なので、セルの発電能力からしてバッテリーがあがるというのは考えづらい。やはり充電のロスがあると考えるか、充電しながらACコンバーター繋ぐと電圧ドロップで受け入れが悪くなると考えるかだが、後者だと今度直接使用全否定になってしまうし、やっぱりバッテリーが上がるというのはおかしくなる。やはりチャーコンがフル充電してないように感じるが、充電量を量る装置がないのでわからん。
・うちの組織の構成メンバーのお父上で、旅行に行けばかならず大けがしている人がいる。先日その人が旅行先でメンバーが急死したのの第一発見者になって「あの人は平和に旅行できない不幸な星がついている」って話になった。自分の怪我に関しては不注意な人だと言う認識だったけれど、他人の不幸にまで出くわすと、それはもう不可抗力であり、前の事故も全部運だったのではないかと認識が変わるのが面白い。リアルコナン状態だ。
もう一つ、再びちょっとしたボランティア活動への参加の可否で身体的なプライベートな問題を蒸し返す奴が居ていい加減に嫌になった。もう何度も言われて嫌になったので全部話したんだけど、そこまで難しい問題じゃないからいいとして、これがHIVだの血友病だのもっと他人に話したくない問題で何度も蒸し返されたらどう思うのか。そのボランティアが出来る人、実行する人は尊敬するが、出来ない事を逆にグーダグーダやられて本当に嫌になった。このボランティア内容は素晴らしい、でもこの組織はそれを実行するだけのデリカシーが無いので、組織としてはやめた方がいい。今度本部にお願いするかな。
Posted at 2015/12/19 19:31:59 | |
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2015年12月18日
・2015冬 断熱で役立ってる物ランキング ベスト1 ポリカプラダン窓
受賞理由「ともかく熱が逃げない。以前からプラダンで引き違い窓を作ってはいたが、あれより格段に暖かく感じる」
という事で気密の大切さを痛感しました。今回のポリカプラダンは市販のスロットインの枠にはめて内窓部分にはめ殺しで叩き込んであるので気密はかなり高いのが大きな違いです。まあ、色が白から透明になったので、光線の透過率も違うでしょうが、赤外線と考えると多分マイナスなはず。なのにこの温度なのはすごい。
・太陽電池の方はあれからも意味不明な挙動で良く分からない事に。バッテリーが満充電表示で、実際DC-ACアダプターでも電圧降下はなく、安心して扇風機かけっぱなしで出かけたら止まってた。でもバッテリー表示は高いままだったりする(バッテリー自体は確実に放電しきってアダプターの保護回路で止まっていた。という事で、先日買って置いたバッテリーターミナルを使って接続を強固にした所電圧表示も下がり充電も無事はじまった。何故電圧が騙されたのか良く分からないが、一つ考えられるのは電気抵抗かな。
おそらくコントローラーは電圧と同時に電流も測って、受け入れ電流が減った事で「バッテリーは満腹」と判断しているのではないだろうか。これは単純なトランス式バッテリーチャージャーなんかも定電圧回路にすぎないので、バッテリー側の圧が上がると電流が流れなくなる事で「バッテリーの充電状況」というのをモニター出来るようになっている。今回は接触が悪い事で電流が流れなくなり、電圧は低いけど満腹なんだと判断したのではないかと考えられるが、簡単な説明書にはバッテリー表示は電圧のみ書いてあるので本当の所は良く分からない。確かに夜間などは充電してないので、表示が正常であれば電圧のみを見ているようにも思うが、この機械は多少はモニターして継続的に測定している部分もあるので、夜間は昼間のデーターを引き継いでいるのかもね。
それと関連するのかも知れないが、コントローラーの充電表示も多少おかしい。ソーラーが充分充電している間はチャージランプは点灯するはずだが、未だ点滅だ。点滅は電気が弱い時の表示で、明るさと点滅速度は比例しているので、早いほど電圧が高いんだろうなとは分かる。そして、実際点滅速度は充分早いのだが、点灯には至っていない。ソーラーは屋外ではなくベランダの半分外なので、ビニールが太陽光を遮っているのは確か(多分2割ぐらいは直射より劣るはず)だが、これだけ明るければフルチャージ状態じゃないとおかしいとも思うのだが。
あと、ソーラーセルの背面温度は結構高いのも発見でした。ベランダ気温が28度、太陽熱を吸収する黒鉄板が35度、セルは背面も表面も50度あります。ソーラーセルの能力は温度に影響を受け、カタログ数字は25度と決められています。50度あたりだと85%ぐらいの出力に下がってしまいます。それにしてもこんな高温になるのは何故!?と思いますが、理由は二点あります。
まず色がかなり黒い事、太陽熱エネルギーの25%を電気に変換するとは言え75%はそのまま吸収するので熱になります。実際は波長によって変換効率がセルの構造原理で異なりますが、普通は短波長ほど高エネルギーなので赤外線のような長派ほど変換はしてくれませんし、案外ほとんど熱の違いはないのかも知れません。
もう一つはセルはかなり薄っぺらなので熱容量がありません。実はセルは全面ではなくパネルには隙間があるのですが、裏から見ると光が透過してます。それだけ熱容量がない訳で、高温になっちゃう訳です。それなら鉄板の集熱パネルがそんな低温なのはどうしてなんだ!?って思う訳ですが、この鉄板は外気に接した床に置いてあるので、接触伝熱している物と思われます。当然ながら太陽光の背面は日陰なので23度程度にはなりますが、赤外線放射を今度は行っているはずなので、白い屋根なんか全然温度上がらない事から比べると「暑くなる」ケースもあると思います。
・・・逆に、ソーラーセルの背面を気密して空気を流せば、充分に暖房に使える程度の高温の空気が得られるはずですし、それはセルの冷却にもなって効率も上がるというメリットがあるという事でもあります。という事で扇風機をまずセルに向けて回して冷却する事にしました。同時にベランダの温度も上がってるはずです。本設置では傾斜は屋根に沿わせて気密したいと思います。あー、冬なのに温度が上がるので乾燥して喉が痛いわ(自慢)
・温水器も無事温度が上がりだしました。ちょっと締めてないボルトやナットがあったので本固定したり、ホースや配管の断熱カバーを取り付け直しました。で、断熱材を張ってて分かったのですが、このソーラー温水器はかなりのヒートブリッジ、つまり熱が逃げる場所があります。一番有名なのは熱圧弁(リリーフバルブ)でしょう。温度が高い場所に刺さっているだけに触るとチンチンに焼けてます。これ、どんだけロスあるんでしょうか。断熱材を単純に巻いてしまうと排熱ベント出来なくなってしまうので、ここも配管資材が必要でした。20Aなので鉄パイプで作ってもいいのですが、そうすると放熱も増えてしまうので、塩ビで組みました。ここは別に常時水圧かける訳でもないので適当で平気ですが、出来ればHI管(高温に耐える奴)の方がいいのかも。とりあえず冬は普通の塩ビで組んでおきます。また、バルブ本体は30Aのサイズのカバーじゃないと収まらない感じです。
他にも基本的にはバルブに取り付けが出来る奴は全部熱が逃げてます。水道管の接続パーツはもちろん、マグネシウム棒が刺さっている部分も熱くなっていて、「どうしてこんな重大な熱の逃げる場所を放置しているんだろう?」と不思議に思います。一応そこらへんはタンクの底なので低温側ではありますが。本体は55㎜のウレタンが入っているそうで熱ロスはかなり押さえられているように感じます(硬質ウレタンの熱伝導率は0.024なのでグラスウール10kgなら110㎜相当)。フォームではなくて現場で発泡させた硬質ウレタンっぽいので、断熱性能はかなり高い感じですが、施工不良があるとどうかは知りません。真空管はびっくりするぐらい温度がありませんね、ここからは熱が逃げてないのを実感出来ます。
豆ですが、断熱カバーは普通10㎜なので、それ以上を求めるなら二重にすることになります。で、15A(13)は外径18㎜らへんで、それに20㎜の断熱材が巻かれるので仕上がりは38㎜です。30Aの断熱カバーは内径38㎜なのでちょうど重ねる事が出来ます。もう一つ豆ですが、よく売られている配管保護テープは接着テープではありません。巻くだけです。昔はあれで巻いている配管も見ましたが・・・あとカバーは発泡樹脂なので多少は変形しますし、そうしないとヒーターとか通せません。明日はバルブ周辺なども断熱したいと思います。
・夕方からは海上自衛隊のコンサートに行ってきた。市芸は小沢の趣味で改装したのか、私は趣味じゃないがオペラホールっぽいのはぽい。座席はハーモニーホールが大きくなったので、なおさら小さく感じる。座席数稼ぎたいのだろうけれど、これ冬場厚着だとギリギリだよねぇ。音楽はちょうど気になってた金管バンドで、歌のおねーさんのボーカルが入る構成。おねーさんが滅茶苦茶パワフルで音域も広く表現力もあってすばらしく、そのためのバックバンドみたいに感じるほどだった。技術はもちろん高かったが、選曲が地味というかバンドマンが好きそうな演奏者向けの高度な楽曲が多かった。軍楽隊っぽい曲としてはエルカミーノレアルとか軍艦行進曲もやったし、個人的にはピアノソロのドビッシューの子供の領分のは良かったけれど、触れ合いコンサートとしてはもう少し軽薄な流行歌の古いのも聴きたかったかなぁ。締めの信濃の国は素晴らしかったが、1番2番はともかく途中からあれ難しい曲だよねぇ。
・仕事は剪定作業とスチューベン園の笠紙拾い、意外とかがんでる作業が疲れるし、センダンの種がささって痛い。軍手なんかもセンダンを処分すると手が毛むくじゃらになるぐらい刺さり、握っても種が邪魔で握れなかったり、軍手同士がくっついたりとイライラする。折角くっつきづらい手袋も買ってあったのに持ってくるの忘れた。
・明日は剪定講習会()、会議と契約2件だそうだ。講習会は具合悪い事にして休もうかな。
Posted at 2015/12/18 23:59:08 | |
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