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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年11月06日 イイね!

違法業者放置の警察・タイヤ選び・バリューワイン

 ・今日、家のポストに廃品回収業者の無料回収という折り込みチラシが挟まれていた。が、漢字は日本のじゃないし、古物商と言うけれど許可県が書いてないし、チラシが張ってあれば持っていくみたいなかなり強引な事が書いてあったので警察に通報してみた。バイクとかで買い取り紙挟んで、そのままなら盗難なんていくらでもあるからね。休日なので古物の担当者がいなくて一般のお巡りが電話に出たので、どうもイマイチ危機感が伝わらなかったのだが、無料回収の中に廃車が入っているのはリサイクル関係で違法なはずだから明日担当に聞いて調査するわーみたいな感じだった。
  で、その午後、また電話があり「書いてある古物商番号は県外(許可は都道府県なので、県外番号で営業は違法)」「書いてある電話番号はカタコトの外国人で意思疎通出来ず」「チラシはその外人が昔やっていた物を別の人間が勝手に配っている」「違法取引などがあれば処罰したり刑事事件に出来るけれど、現状は注意が法律の範囲内での対応」という話だった。警察が法律を超えて勝手に取り調べしていい権限を認める気はない、というか実際は時々違法捜査などが判決に影響するニュースがあるのでやってるんだろうけど、明らかに違法な部分があっても顕在化しないとやらねーという、ストーカー事案と同じ空気を感じた。まあ、私も「違法チラシで引っ捕らえろ」とも言えず、「じゃあ違法取引をやって事案にしてから警察呼べばいいんですね(ハート)」と嫌味を言うのが精一杯だった。もちろん相手もしどろもどろで否定してたけど、これは「おとり捜査の教唆に抵触する」って問題なんだろうか。私も自衛策を最大限取るが、もうね、答えは出ていると思うの。「外人見たら泥棒だと思え、移民なんてとんでもない」。てか、逮捕まで自分でやったら、そのまま埋めるわ。

 ・タイヤ選び、一応2016年11月の4本の価格を送料込みで比較。サイズは155/65-14のサマーラジアルである。
             スタンダード     ミドル       アッパー
 ブリジストン    ネクストレイ      プレイズ     レグノ
              11000円     2200円  40000円

 ヨコハマ     エコスES301    ブルーアースAE1
             14000円     21000円

 ダンロップ    エナセーブEC203  ルマン4
             14000円    20000円
 トーヨー   ナノエナジー3/TEO+     トランパスLuK
            12500円          16000円

 ミシュラン                 エナジーセーバー
                             19000円

 グッドイヤー   GTエコステージ
            12000円


 価格が一番安いのはネクストレイで、スニーカーの後継ですが、気軽感より少しでもクラスレスにした所でしょうか。正直、この価格で利益が出るとは思えないんですが、ラベリングもAーcですし、何の拘りも無ければ選びそうですね。というかコレ、ライバル潰しのダンピングじゃないのかという気が「ヨコハマ」見ていると思います。
  というのは、ヨコハマが以前なら低価格の定番だったのですが、ハマは価格でも全然勝負になってません。出品数から見てもそう。価格競争は何も生まないので高価格レンジで勝負するようになったのなら分かりますが、ラインナップに新鮮味がなく訴求力がブルーアース以降良く無い。そもそもハマの安物履いて反省した人がうちをはじめ相当いるので、アッパーにシフトする素地がない。これ見てるとファルケンの末期の臭いがします。OEで糊口を凌いでるけど、いずれアジアタイヤに奪われそう。
  トーヨーは相変わらず独立系ではお手頃なのにかゆい所に手が届くラインナップの豊富さはすごいですね。TEO、ナノエナジー併売してますし、不祥事さえ無ければトランパスはミニキャブでもいい仕事してくれているので魅力です。ブリジストンとうちは何が違うのかを良くわかってらっしゃる。
  グッドイヤーはダンロップの下位ブランドだっけ?前はトウモロコシだか色々混ぜてたような、ホームセンターなど独自ラインだとかなり安いのですが、積極的に選ぶ魅力には欠けます。
  ダンロップは車タイヤでこんな頑張ってるとは・・・って感じです。書いてませんが、EC203の前モデルなのかEC202というのも売られてます。うちはステラが203履いてますが、まさにダンロップのタイヤって感じで、OEのシンセラあたりとは別格になりました。価格重視ならEC203は第一候補ですね。

  ミドル;アッパークラスだと、ブリジストンが豊富な感じ。このクラス唯一のアッパークラスであるレグノブランドのレガリアというのを投入しています。価格も登場当初は6万ぐらいしていて「いくら良くても買えるか!」って思いましたが、今は4万ぐらいに落ちていました。その下にもプレイズやエコピアがあります。
  ダンロップはルマンがもう4なんですね。キープコンセプトの正常進化なのだおろうと思います。方向性としてミドルは少し運動性能アピールな気はしますね、プレイズとか。
  トーヨーのトランパスLuKは立ち位置はレグノの軽トールワゴンなので、これがステラなら問答無用でこれにします。実はチューニングの方向性はプレイズとも似ているので、プレイズの人も一考の余地はあるかも。
  ミシュランはこのランクにこれ一本って感じですね。ルマンやプレイズよりはスタンダードよりだけど、結構高い。安売り競争はしないって事でしょうし、他のタイヤが多かれ少なかれ個性とハイテクをウリにする中で、ベーシックはこのぐらいだろ!って拘りを感じます。それをハイスタンダードと見るか、舶来至上主義と見るか、そもそも軽に舶来タイヤどうなのよって所でしょうか。

  価格比較のため行きつけのガススタで見積もったら、ネクストリークラスで5万円ぐらいでした。交換費用や処分費込み込みなのですが、本体だけで3万ちょっと。そう考えると自前交換なら工賃分浮いてるんだから、本体価格に思いっきり振った方がお得なのかなぁ。ミライースはエコカーですが、ブルーアースA34の反省から、あんまりプアなタイヤを履かせると能力の低さが露呈するのは分かっています。かと言ってスポーティーさや高過重設定だとはねて乗り心地が悪い。ラグジュアリー系だとレグノ一択ですがいかんせん高い。プレイズ、トランパス、ルマン、エナジーセーバーだとトーヨー・ミシュランではありますが、価格でトーヨーがリードかな。

 ・バリューワインを最近飲んでないので、試しにハーフ一本買ってみた。メルシャン扱いのチリのコンチャイ・トロ社のフロンテラの白である。ハーフで400円だからフルボトルでも1000円以下、ネットショップでは600円ぐらいからある。ハーフなのは、万一外れた時に辛いからだったが、そんなの杞憂だった!開けた時から立ち上る鮮烈な香りは「ザ・シャルドネ!」って感じで、冷涼な気候を思わせる冷たくて爽やかな物だ。グラスの縁にはわずかに樽の香もする気がするが、あっさりとしてくどくはない。味は酸味が豊かだが、トゲトゲしくはなく、果実味があって親しみやすい。正直、ここまでレベルが高いのか・・・と国産ワインとの価格差を計算してしまった。もし、このシャルドネと同じ味を日本で造ったとしたら、恐らく日本ワインコンクールの銅賞あたりは確実だろう。価格も2500円は当然してもおかしくない。もちろん、日本でもバリューワインでこれに匹敵する物もありますけどね、一例だと岩ノ原の深雪花の白あたりは2100円ぐらいだけど、これに方向性などかなり近い気がする。あと山辺ワイナリーだとシュールリーがこれまた2100円かな。もちろん、高ければ3000円ぐらいしても許せる味だ。フロンテラを日常ワインにするってのは、そのぐらい贅沢な事だと言える。ともかく、デイリーとして嫌味がないのに、シャルドネの手本のような綺麗な味に整えられている。敢えて言えば、ワイン初心者には少し辛口に感じられるだろうし、南国系が好きな人には酸味が強いかも知れない。ワインショップでもヘタなワインを置くぐらいなら、全部コンチャイトロでええと思える。
  コンチャイトロはチリで最古の古いで最大手のワイナリーで、私も赤系では信頼出来る所だと分かっている。最大手のすごい所はフルレンジって事で、下(日本では)はこのフロンテラからミドルにはカッシルデルディアブロ(悪魔の蔵)、上はドンメルチョー(創業者の名前)とかいろいろある。見れば分かるが、赤のアイテムの方が多いしラインナップ上は赤だ。しかし、シャルドネもこんな美味しいのかとため息が出てしまった。作為的な所が無くて、素材が余程優れているんだろうなと感じる。

 ・潜在植生と合理的林業の限界について。林業家じゃないので僭越だけれど、潜在植生の話が出たので最近思う事など。潜在植生というのは顕在(今見えている)植生の後ろに、過去原生林が広がっていた時に何が植わっていたかを指す言葉である。背景には「人為的な影響を排除した場合に自然がいきつく極相が一つある」という考えがある。戦後植林や自然発生した赤松の単一林などに生じる各種問題が言われ出してから、特に注目されているのだが、この理論は一定の合理性があるにせよ、ちょっと極端な盲信などもあり面倒になってきている気もする。紹介者の代表格の宮脇さんが有名だが、実は彼の考えもまた時代とともに変化しているので、原理主義者とすら話がかみあってない気もする。

 ・ドイツ式潜在植生の考え方は林業的に見るならこれもう「適地適作」という方向が近い。川筋にはニレだのクルミ、尾根は赤松、日陰は杉桧、山裾の里山はクヌギコナラでええやん?全部杉桧なんアホちゃう?その程度じゃなかろうか。元のヨーロッパでは長年の森林伐採などで原生林が何なのか全く分からなくなって放置しても再生しないし、自然環境すら変わってしまったというのがあるのかも。
  で、日本では開発ブームでの自然破壊への反省から原生林に戻すのが正しいという原理主義と、開発する側がイメージが良い植林事業と、採算が取れない林業が伐採後に放置する手法と、都市型林業とでも言うべき緑地化や公園として「潜在植生」という言葉がもてはやされるようになった。それぞれ合理的な部分が多いと思うけれど、反対から見れば疑問もある。ただ、人間活動を一定量許容するためにはベターな方法でもある。しかし、原理主義が今度林業にまで原生林市場主義を持ち込んだり、これを錦の御旗に無駄な植林しているという指摘もあちこちで見られるようになってきている。ま、有名税みたいな所もあるかも。
  反対する意見としては、「日本で人工林としてちゃんと手入れして何千年と使ってきている吉野とかある」「潜在植生至上主義になると顕在として価値がある木材全否定」「手入れしないで済むという言葉にいささか語弊がある」「里山二次林文化など人間との相互関係の自然は別の意味がある」などなど。別に宮脇さんも全部タブノキにしろとか、タブの「単一林にしろ」って言ってる訳じゃなくて、ちゃんと多様性は考えているんだけどね。さらに二次林や極端に言えば観葉植物的な物にしても、宮脇さんは以前は徹底的に嫌っていたようだけど、後に都市型緑化でそれ全否定するのは若すぎたと反省している。でも、造林業者がマツを持ち込む事にはいろんな意味で反対しているし、私もマツ植える業者の魂胆が嫌いだ。なのでマツ植える馬鹿はほぼ居ないが、じゃあ雑木林風の庭木が出来るのか?それで食える仕事が後から発生するのかと言うと、非情にお寒いのが日本の造園業だと思う。雑木を綺麗な形、サイズで維持するノウハウが造園業者には欠けているし、不況下でそうする家庭も少なく、植えっぱなしで木を売る仕事になってるよね、アレ。
  潜在植生の反証をあげておこう。まず一つは北海道の緑化である。北海道は林野庁が原生林切ってパルプにするという暴挙を繰り返した結果、海岸線があれて土壌流出が激しくなり海が汚れて漁業が壊滅した場所がある。で、再び植林をした訳だが、自然条件が厳しすぎて再生しなかった。蛸壺の中で初期生育させるような手法も試したはずだが、たしかハイマツなど原生林ではなかった植生でまず低層木を復活させ、後に護岸林を復旧させていたはず。つまり、潜在植生に駆け足でいけない、自然の遷移を必要とする、自然自体が林の消失で変化してしまった場所もあるという事だ。例えばヨーロッパにしてもあれ潜在植生が本当なら勝手に再生するはずだが、イギリスなんてずっとはげ山だろ?あそこにオーク植えても食べられてしまうだろうし。

 ・さて、もう一つ「ドイツ式合理主義の失敗」について面白い話を。先日のケヤキ単一林の失敗を書いた。東大秩父演習リ林に大血川ケヤキ林というのがあり、ケヤキの植樹による単一・優性林を造ったが、ケヤキの良材生産に繋がって無い話である。ケヤキは日本建築ではなくてはならない高級建材であり、希少性もあり林業で生産出来ればいいと誰もが思う。で、「植えない森作り」の中で大内さんが面白い話を紹介していたのだが、このケヤキが単一林だと暴れる問題は日本では結構前から分かっていたみたいで、その対策として混交林にする事が分かっていた。混交林で生育競争にさらされると、幹が直通した良材になるのだそうで、それを「ヤブケヤキ」(藪の中のケヤキ)と呼んでいたそうだ。「良材の生産」は林業の話であって、自然保護的な植生観察とは別の話ではあるが。
  さて、その東大演習林のケヤキだが、1930年代にすでに論文が書かれている。私が見たのはせいぜい30年生だったと思う。論文は1990年頃のもあったので、恐らく演習林が出来た直後に実験をはじめ、現在も色々やっているのだろうと思う。ここの創立は本田静六という明治のたたき上げエリートが深く関わっていて、ここの山林の元の持ち主である。さらにさかのぼると秩父銅山事件も出てくるのが面白い。大雑把、貯蓄と投資で得た富で奥秩父に山を買い、足尾鉱毒事件の委員に選ばれ、後にその林を母校であり教授していた東大に売ったとある。なんか色々考えさせられるわ。

 ・地元ワイナリーのワイン祭りで、また出店カーが3台も来ていて、経営センスの無さに呆れた。まあ買ったんだけど、ほんとアホすぎて嫌になる。なんで自前で出店風ブースを設立しておきながら、それを活用するどころか無意味する事をやるのか!?ブースのレギュラーメニューだけでは物足りないと分かっているなら、レストランから事前におつまみメニューを拡充しておけばいいだけの話なのに。おつまみも少なそうだったし、今年は飛び入り参加もやらないみたいなので、多分来年はもうやらんじゃないかな。来た人は日曜午後で12、3ぐらいだろうから、会場からすれば適当な人数だと思うけれど。
  という事でレストランで普通の食事しながら参加者で知り合いに挨拶、その後外でワインセットをベランダで飲んで宣伝してきました。まあ、実際宣伝になってるかわからんけど。リンゴのパウンドケーキに関しては、聞いた所「原料は紅玉で先にソテーしてキャラメリゼしてから使っている」との事です、やっぱりかけてる手間が味にでてたわ。
  新酒も再び試飲して色々感じました。まず辛口が以前より辛くなりました。感覚としては以前の中辛と辛口の間が今の辛口ですね。新酒祭りまでは醸造期間が短いので発酵を終わらせるポイントが違うんじゃないのかという一つ、香りより味を優先させた結果、甘さはいらないと判断したのかも知れません。ナイアに関しては正直ベストが辛口ではなく中辛という意見があちこちから出ているみたいで、私も酸味に対して甘さがなさ過ぎるとちょっとバランス悪い気がするし、以前からの味はそっちです。
  一方でコンコードの辛口はキリリとして赤なのでタンニンのバランスがあり、本格的な味になっていていいかも知れません。

 ・玄関の鍵が届いたので交換、全部のパーツもあったけれど、錠の部分だけ最低限の交換ですみました。基本設計が古いので両側キーじゃないとか、回転ロックの感触が分かりづらいとかありますが、これで外側からロック出来て便利になりました。13000円とか払わないで良かった。

 ・昨日のドライブで一つ気がついた事があります。それは搭乗者の静電気、まだそんなパチパチする季節でも、化繊セーターの時期でもないのに、車から静電気ショックがありました。外側に静電気捨ててるんじゃないのかよーとも思ったんですが、考えられるとしたら車内への静電気放出問題?リアガラスは車内側にアルミテープ張ってあるから、静電気が車内に放電されている可能性は感じる。でも、車内全体があったら、結局静電気が逃げてないって事だし、ほんとはどうなんだろう?静電気予防には水分があるといいようだけど、それで対策出来るんだろうか。
Posted at 2016/11/07 17:24:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月05日 イイね!

リッター30km

 ・今日はミライースで150kmほどのドライブに出かけた。満タンで出発して燃費を測った訳だがご覧の通り。





 とうとうリッター30km超えてしまった。先日の墓参りでは28.2kmだったが、今回大きく変わっているのはルート、タイヤ、そしてアルミテープチューンである。ルートは前回も今回も標高850mぐらいの峠を含むコースで、今回の方がアップダウンは多かったが速度は低かったかと思う。どちらも燃費的には良いルートの部類だ。タイヤは前回がサマーラジアルのブルーアースA34、今回はスタッドレスのDSX-2なので、普通に考えればスタッドレスの方がいいはずがない。またタイヤ外径も普通はスタッドレスのが大きいはずだが、DSX-2は556㎜、ブルーアースのAE1は557㎜とサマーラジアルの方が大きい可能性もある。A34はデーターが見つからなかったが、摩耗しているので、少なくともスタッドレスの方がわずかに小さいとは思う。アルミテープチューンは出がけにリアハッチのガラス、後部ドアのガラス、フロントのガラス、サイドミラーに施行した。ドアのガラスは内装剥がして内側に貼ってある。ついでにというか、これが本題というか、フロントの純正スピーカーを移植して4スピーカーにして、軽くデッドニングもした。走行中の変化を見るためにフロントガラスは後から施行したのだが、違いが分かったのかと言うと微妙。ただ、リアやミラーの施行で風切り音が小さくなった気がするような、しないような。また、エンジンも50kmぐらい走った先でインテークパイプやマニホールドにとあるアーステープを貼ったのだが、これまた体感出来るかと言うと微妙も微妙だとは思う。気持ちトルクが出たような気がアクセル開度でA4一枚ぐらい感じられるとかそんな程度。
  とは言え、有利に働く要素ってアルミテープチューンぐらいなんだよなぁ、前回はバンパー回りとかもしてないし。リアル路上テストで平等な条件なんて無理なので、今回10%の差が出たのがそのまま当てはまる訳ではないし、ドライバーの慣れもあったと思いたいが、改善の可能性があるとしておこうか。
  ドライバーの慣れ問題としては、まず加速を遅くする事に慣れた。エコカーの加速はおそろしくかったるいので、これを我慢する事は交通の邪魔にもなりかねないのだが、今日信号発信を何度かやって分かったのは、他の車とてさほど速く加速している訳ではないという事だった。いや、ミニバンなどと比べるとミライースは控え目な発信でもちゃんと車間距離が開く程度には走っている。エコモードでの加速音が静かなので、メーターの数字見てもイマイチ実感出来なかったのだが、軽くて抵抗が少ない車体なので迷惑になるほど遅いって事はないみたいだ。無論、都市部でストップアンドゴーで割り込み警戒とか、後ろランエボ前FDみたいな事があればまた違うが。あとはコーナーでの速度限界がかなり上がった。ブルーアースだとアンダーが怖くて原則していたのだが、DSX-2だと乱暴と言えるレベルでハンドル切り込んでも全然平気で曲がる、というかアンダーは出ない。ただ、無理に曲げると抵抗が増えて大きく速度は下がる。ともかく下りで直線で後ろについてる車も、二三回曲がるとついてこないので、ここで燃費を稼げた部分はある。
  一方、やっぱり慣れないのはアクセルの不自然さ。同じアクセルの踏み込みでも出てくる結果が違うというか、突然糸が切れたようにアクセルがついてこなくなるのは気持ち悪いし運転がヘタになる車だ。ただ、このアクセルのダルモードもじわじわ踏んでいくとちゃんと反応はしている事が分かる。もしかしたらだが、ダイハツの開発はこのダルモードを燃費モードでは活用しているのではないだろうか?逆に言うと通常モードでのアクセルへの反応は少し演出過剰なドン付き傾向がトルコンの滑りも含めて感じられる。本来なら全域リニアで微少域も同じ比率で運転したいのだが。ハンドリング、静粛性はかなり改善したし、足が踏ん張るためかシートにも座りやすくはなった。

 ・リアスピーカー追加だが、音像が後ろになったし、響きに立体感も出たが、純正は音域が狭いスピーカーなので中域だけ持ち上がった感じになってしまったので、イコライザーで再び高音を上げた。最大音量が増えたのでダイナミックレンジが増えた気がする。また、安物社外スピーカーのパコパコ音が打ち消されたのか気にならなくなった。良い音とも思わないが、少なくとも以前の安物感は和らいだ。まだ助手席側デッドニングはしてない。

 ・他に道すがらサンサンファームという新興ワイナリーと付属ショップによってみた。ボテガという名前で、イタリアを意識しているのかな、品種はシャルドネ・メルロー・シラーだそうで、途中にも新植している畑があちこちにあった。ちょうど仕込みが終わったそうで、醸造や栽培の人は皆休みだったみたいだが、レストランのスタッフはいて、色々聞く事が出来た。レストランは今年4月から営業しているそうで、パスタランチが1000円で、ワインパンとサラダと飲み物が付く。経営母体の影響でバリアフリーが進んでいるなぁと感心したが、大規模な観光施設という程大きくはない。パスタは結構味が濃くてネットリ系なので、シラーなど濃い赤が出たら合いそう。パスタの種類が結構ある。ただ、出てくるのにそこそこ待つかな。ランチ開始時刻のオーダーだったから手間取ったのかも知れないけど。
  畑にグレープガードシステムが見えたので見に行ったのだが、はじめてこの構成部品を見て、実際に張られているのを見て「なるほどなぁ」と思った。グレープガードは傘状になるかと思っていたのだが、自重で逆のおちょこ状態になる。また、サイドも針金で張ってあり、クリップで留めてあるだけだが、かなりがんじょうに止まっている。またセンターもワイヤーのクリップ止めで、その間から枝が立っていて、意外と隙間は少ない。これ張るのは生育後半だからいいんだろう。仕立てはコルドンにちょうどなっている所だが、若いので幹周辺の枝が多く、一見ギヨーっぽくも見える。片流れ一文字ですね、グレープガードシステムの要求でもあるのだろうが、結果位置はそこそこ高く、作業性や耐病性は良さそう。今はシャルドネの2015のシュールリーが出たばかりだが、今後樽熟成なども出るそうな。

 ・そうそう、地元ワイナリーのワインもさっそく購入してきた。まずラベルだが、金箔押しだとおもった所は切り抜きだった。その裏からワインが見える。後ろに光源置いて並べるととても綺麗ではある。ただ、さっそくオウカとナイアガラ間違えて買おうとするお客さんみたり、混乱が見られる。
  ワインの味だが、大雑把に試飲だけしたのだが、香りだけ突出して良い傾向はなくなり、味と香りのバランスが戻って来た。逆に言うと香りが薄いので、最初デラ飲みながらナイアの甘口だと思ってた(デラは色がさらに薄かったし)。主力のコンコード・ナイアだが、コンコードはあれどうやっても外れもアタリもないような気がする品種だが、今回も印象が薄い。酸味が少ない気がしたが、良く分からん。
  ナイアガラはまだワインが暴れてるというか、飲んですぐ分からないバラバラ感があってパワフル。こじんまりとまとまった昨年に比べると、良い年のワインの傾向が感じられる。ただ、少し気になるのは若摘みの感じがある事。今年はナイアの収穫期らへんまでは生育前倒し効果が出ていて糖度の上がりも良かったのだが、それから天候が最悪に変化したので、熟す感じまでは引っ張ってない。糖度は高いけど、酸味とかも多いという状態で、その荒っぽさというか、落ち着かない青さがある。香りもフォクシー臭いがしっかりしないのは、醸造技術というより原料の状態って気がする。

 ・目的地ではちょっとどうかなーと思う事もあったが、元からそういう傾向があって、今回旦那さんが亡くなってそれを抑える人が居なくなったんだなぁ、組織とかもそういう事なんだろうなぁと。改めて、私との関係性は旦那さんの方だったのだと確認出来たのが収穫だろうか。お祭りの方がウッドストックみたいで、雰囲気は好きかも。大根の煮込みが美味しかった。

 ・最後にブルースのライブに行って来た。地元の高級ホテルの地下にこんなライブハウスが!って感じ。いい座席だったが、いかんせん音量が大きすぎて耳がダメになりそうなので、耳栓急造して突っ込んで聞いてた。かなり盛り上がり、最後は全員スタンディングで踊ってて、座席離れたら音量がちょうどになり、耳栓外していい音が聞けた。ジャズはインプロビジョンだったか、即興性が重視されるというか、その元のブルースはもっともっと原始的ですぐに対応するのがすごいなーと感心してしまった。ただ、ブルースって旋律みたいなのが無くて、全部が同じノリに感じられる。同じノリで定番のリフとかパッセージを足してブルースしているって感じかな。日本のブルース調の曲ってちゃんと旋律が立ってるんだなと逆に感じた。

 ・明日はワイン祭り
Posted at 2016/11/05 23:54:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月04日 イイね!

アニメはもう見るな・税務署長の冒険

 ・オーディオ関係もボチボチメンテしているのだが、問題は単純に上に積んでくと崩れる、特にネコが蹴って崩す問題である。他にもコードがバラバラで結線めんどいとか、埃かぶるとか、「横詰み」は最悪な手段の一つである。で、プロがどうしているかと言うと、音響さんは規格化されたラックにボルト固定出来る機材(パソコンの拡張ベイのでっかいの)を使っている訳だが、家庭用とか放熱が大きいアンプには向かない。かと言って既存のラックなんて買う金もなければ使い勝手も悪くて私は好きじゃない。そもそも接続する機材なんてCDとアンプだけみたいな物だ。カセットとチューナーなんて何年も使ってないし、LPもネコが大分こわしてしまったし。で、ハイアマ(オーディオだとあんま言わないね)だと独立ラックというか箱の側面が開いた物を使う人が多いみたい。積み木みたいにスタックして使えるので便利だそうだ。側板は25cmもあればうちはアンプも入るので問題なくて、問題は天板と底板。ここを24㎜ぐらいの合板で仕上げるには12㎜を張り合わせる必要があり、それにはプレスやハタガネを使うので面倒そう。ただ、使い方を見ていて思うのだが、単品ラックをスタックして使う限りにおいては天板の上に底板が来るので、トータルで24㎜の厚さは確保されているような気がする。そもそも、アンプ以外はそれほど大きな振動は出てないし、CDにしても直置きでも鳴ってるっちゃ鳴ってるからなぁ。
  オーディオの規格サイズは幅が大体43cmになっているので、それ以上必要。自作系の人はサブロクから60×45の板を6枚採って貼り合わせている。これだと二段ラックを2枚重ねで1個作れる。幅は側板分狭まるから60あっても実質50cmぐらいだろう。奥行き45cmの板(側板)を2×8で取ると4組で180cmになる。もっとも2×8材は取り扱いが少ないが。2×4材を縦に使って作る人もいる。その場合側面全部を潰さないでもいいっちゃいいので柱3本で充分そうだ。これだと高さも任意で出来るので、アンプだけ25cm、残り20cmとかも出来る。ちょっと難しいのは、ビスを脳天止めで打つと、二段ラックが非常に作りづらいって問題がある。単品ラックだったら、もう何も考えず脳天打ちで単板で付くってスタックするだけ、お手軽そうだ。1枚の板から3セット出来る。

 ・ミライースのアルミテープチューン、残す所はドアミラー、ガラスとステアリングコラムとエンジン系になった。念の為インテークパイプがどう走ってみるのか見て見たが、狭い軽自動車のエンジンルーム内で出来るだけスロットルから後ろを長く出来るように複雑な取り回しをしていた。また、スロットル直後で3分割して平行して流していて、スロットル後ろにサージタンクのような圧力タンクが無い。普通のシングルスロットルのエンジンってのはスロットルがタンクの後ろにあって、サージタンク内部で気筒が勝手に分配して持っていくというタイプが多い。
  まあスロットル後流のボリューム増加を嫌ったり、スペース的にもうどうしようもない場合は、スロットルから直でインマニってのもある。性能優先だとバイクの独立キャブになるし、スペースコスト的にはミニキャブなんかもタンクはない。その代わり、キャブの手前側の容量を大きく取って慣性吸気は効くようにしてある。一方ミライースはインマニがこんだけ長く、一方のスロットル手前の吸気の折り曲げはきついので、慣性吸気はあくまでスロットル後ろだろうと思う。

 ・アニメ業界の搾取っぷり、アニメーターの使い捨てっぷり、そしてクズ脚本家が毎度同じような気持ち悪さを再生産している事に最近耐えられなくなった。だから好きなアニメだけど今後は離れようかと思う。好きだったからこそ、今のアニメは見ちゃいけないと感じる。きっと昔も同じような事を言われていたのだろうけれど、2016年にはアニメ業界が破綻すると言われているし、それは何より消費者が言うしかない事なのだ。もうこういう痛いのは見たくないんだよって。

 ・伊那ワイナリーでリンゴ農家ごとに原料を分けたリンゴワインを作っていると1年ぐらい前に聞いていたが、その中の一つを購入したという人からお裾分けを頂いて飲んで見た。なんというか魅力と疑問点が混じっていて、素朴な感じがする。これ飲んでいて宮澤賢治の「税務署長の冒険」を思い出した。
  ええと魅力としては、すりおろしリンゴのような軽い食感を感じます。実際細かい物質がガラスについているので、フィルターが粗いのでしょう。残糖が自然で、とても飲みやすい甘さに仕上がっています。度数も高くなく、ドライになりがちなシードルとは別の「アップルワイン」の世界が楽しめます。酸味も結構あって、やさしい所にバランスがある。
  疑問点というか問題としては、かなり酢酸臭、テルペン臭、フーゼル油のような現代の醸造だと欠点とされる香りや残り味がします。私は林檎酢や葡萄酢を一時期作っていたので、ことさらこの香りについて敏感なのかも知れないので、欠点としない人達もかなり居るのかも知れず、個人的な嗜好かも知れません。原因として考えられるのは「原料の過熟(というか腐敗)」「発酵を進めすぎた」「発酵がクリーンでなかった」「瓶内二次発酵や劣化が発生した」あたりです。原料に関してはヘタが割れたヤツは中が空洞化しますし、ビターピットから腐る事もあるので、選別度合いによっては考えられますが、自作林檎酢の時にも落下果実を手選別でスコップで割って作ったのでさえぜーんぜん問題を感じなかったので(何故知ってるのかは聞かないで)除外していいと思います。林檎収穫は冬になってるので、葡萄みたいには腐らないし。発酵のストップポイントですが、残糖を後から加糖しているか否かで別れるんですが、アルコール度数も低そう(多分5%らへん?)ですから、そこまで進めたとは考えづらい。発酵のクリーン度ですが、先に書いたように林檎の発酵って時期的なもんなのか酵母の量なのか、かなりテキトーになっても腐造しづらい印象があります。これ疑うと色々失礼なので忘れます。で、一番怪しいと思うのは瓶内発酵とか劣化です。実はとあるワイナリーの在庫品の糖度が高いヤツを分けて貰った事があるんですが、そいつもかなりケロシン臭がしました。糖度が高くアルコール度数が低いヤツ、しかもフィルターが粗いという事は、かなり亜硫酸塩(メタカリ)入れないといけない。私はメタカリの有無を舌で即座に判別出来るほどじゃありませんし、メーカーの作り方だと火入れではなく亜硫酸を入れていると書いてあるし、そもそも二次発酵したら発泡感があるでしょうから、短期的に味が変わるかどうか分かりません。
  ただ、以前同じワイナリーのナイアガラが少し似た味がした事があるので、醸造コントロールや酵母選択らへんに作り手の拘りというかクセがあって、その一環なのかなぁ・・・って気もします。今年も林檎で仕込んでいるみたいで、その記事や写真を見ると、結構チャレンジャーで目指している所が林檎ワインのスタンダードの確立や普及みたいな印象なので、色々試しているのだろうとも思います。私の好みはもう少しクリーンで後味スッキリ系ではありますが、方向としてはかなりいい所行ってて、サンドイッチあたりに合わせるととても美味しく頂けるんじゃないかと。

  宮澤賢治の「税務署長の冒険」という話は生前には刊行されなかった草稿で、イーハトーブの物語の一部であります。ある村で濁密(密造酒)が造られていると疑った税務署長が、スパイを送り込んだり変装して潜入したりして、巧妙に隠された大規模な密造工場を摘発するというストーリーになります。潜入がばれて危機一髪という時に応援が駆けつけ、街ぐるみの密造を処罰する下りは宮澤賢治ファンからかなりの「違和感」が寄せられているのではないでしょうか?それは宮澤賢治の時代直前までは、どぶろく作りは別に悪い事でもなく、政府が徴税のために厳しく取り締まって市民が苦しみ、官吏が偉ぶって終わるというのは、あまりに情け無用に映るからです。まるでプロパガンダみたいな作品の意味する所がなんだったのか、私はいぶかしく、もやもやした物を抱えて眠る事になりました。
  賢治作品では官吏の理不尽さ、絶対権力っぷりというのは、唐突に話を終わらせる形で良く登場します。例えば灰猫がいじめられている事務所で、いきなりライオンの上司が「こんなブラック企業ぶっつぶしてやる」と事務所閉鎖するとか、カタストロフィックなデウスウキスマキナ的尻切れトンボ感とかね。一方酒造に関しては、山ブドウを集めてワイン造ってたら、発酵ガスで栓が飛んでワインが吹き出したとか、遠野物語のような牧歌的伝承の世界も感じさせます。それが、この世界だと「官吏が主人公であんまり出来がいい人物でもないけど、最後偉そうになって終わる」「醸造が犯罪になり民草が処罰される」という、全く逆ベクトルになっているのです。
  まず一つ考えられるのは、庶民に密造は良く無いという事を知らしめるプロパガンダとして敢えて厳しい事を書いたという事ですね。ただ、こんな大規模な街ぐるみの犯罪を誰がすると言うのか?納屋でせいぜい一斗造っているのが普通だと税務署長も最初疑っているように、ファンタジーなのはむしろ密造側です。それよりは、税務署長が不自然な応援で助かる事の方が取っ手付けたような感があります。注文の多い料理屋という作品でもそうでしたが、あれ最初に猟犬二匹死んじゃうんですよね、何の説明もなく。ところが終盤死んだはずの犬が助けに来るという、まあ小説としてやっちゃいけないだろwwwって事やってる前科がある。むしろ読者としてはあのギリギリ感の先には死を予見・期待する物があり、後付けは「という夢を見たのさ。現実は非情である」という感じがします。ぶっちゃけると読者の期待としては変装した税務署長は袋だたきで殺されて山に埋められるなり川に捨てられるなり(実際そう脅されている)の方です。その「取っ手付けた感」が、賢治作品がドス黒くならない童話的な範囲に収まっている理由でもあります。まあ、そう考えても後味あんまり良く無い。
   で、最後に思いつくのは、むしろ密造禁止になったら、農民が合弁会社で酒造を正式にやったらどうかというのを遠回しに提案しているような感じを受けました。近代的な技術を導入して、労働力を広く一般から集め、市場にちゃんと売れる商品として出して、街の活性化になっていく。賢治は基本的には農学者で今の農業普及センター職員みたいな役もやってましたが、特に貧しい小作が農場の協同生活をしている描写がかなりある。農場としては酪農とかが多い印象ですが、酒造というのもあってもいいんじゃないかなと。今で言う六次産業化みたいな話にも感じるのです。「だったら素直に街ぐるみで酒造る話書けばいいじゃん!」。ごもっとも、何故密造になる話を税務署長側から書いちゃうのか?わっかんないですよね。政治的にも商業的にも長くなり専門知識もない六次産業化過程を書くのが難しかったという事は考えられますが、賢治作品って科学的な世界を描きつつも過程はすっ飛ばしているエセ科学が良くあります。当時そうだったのか、当時でも偽っぽかったのか分かりませんが、小説としての方向性がそういうサクセスストーリーみたいなのに向いてないのは感じます。むしろ、当時の小説は最終的に破局に向かう「ニューシネマ」的なペーソスを良しとしていたので、過程はすっとばして破局部分だけ抜き出したら主題がなんだかわかんなくなってしまった、と言うのもありそうだなと。
  もっとも、私が北東北の東の方に持つ印象って「悪い事だからやるなと言われると、逆にやりたがる」という、あまのじゃくというよりまっとうに働こうとしないって物です。産業をまともに起こそうと言うより、補助金いかに引っ張ってくるかに腐心して全然成長しないみたいな(あくまで印象です、長野県なんか事実なんで批判なんておこがましい)。なので、敢えて「あー、失敗しちゃった、あそこで税務署署長殺しておけば!」みたいに思わせた方が、読者が産業として酒造をやると感じたんじゃないかなと。中世ヨーロッパや近代中国なんかでも新作物を普及させようと農民に勧めても誰もやらないけれど、塀を作って盗まれないように作付けしておいたら、逆に盗まれて普及したなんて話がありましたが(たしかジャガイモだったか)、あーゆう感じ。
 
  話が大分脱線してますが、リンゴワインにはどこかそういう農民寓話みたいな素朴な感じが残ってます。ブドウのワインの近代化され細分化されヒエラルキーが出来た感じじゃない、理屈じゃなくて人情の味がするどぶろくみたいな感じが。4000年ぐらい続ければブドウのワインみたいになっちゃうかも知れませんが、今はここらへんが心地よいかな。

Posted at 2016/11/05 22:26:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月03日 イイね!

スタッドレス履き替え

  ・ミライースのスタッドレスへの交換をやったら、いかにOEタイヤの横浜ブルーアースA34が酷いタイヤだったのか思い知らされてびっくりした。詳細は整備手帳に書いたのだが、よくこんなの我慢して乗ってたなと。ステラもファルケンで大損してたが、ミライースもスタッドレス(しかもダンロップのDSX-2)で車格が1ランク上がったかのようだ。という事でサマーラジアルはもう捨てる事に誘導、溝を測ると4㎜なので、ちょうど半分ぐらいか。2万キロぐらい新車から乗っているので寿命としては3万キロレベルはありそう。時間は2011年頃だったと思うので、車検二回目だから経年劣化も大きいとは思う。さて、問題はミライースにはくタイヤだ。サイズは155/65R14になる。そこらへん調べると今は各社から主力タイヤが沢山出ているジャンルなのだが、エコタイヤとスタンダードが幅を利かせていて、コンフォートというか少し上ってクラスが寂しい。まずハマは除外、ダンロップも除外(でも、DSX2でかなり見直した)、石橋はレグノには惹かれるが高い。以前なら無条件でTOYO、今だとトランパスLuKとかにしたのだろうが、耐震偽装からこっちTOYOのイメージも悪い。残るはミシュランだが、サイズの中だとエナジーセーバーという物1種類しか無い。
  エナジーセーバーはエコタイヤとしては一世代前にあたり、現在はエナジーセーバー+が出ている。ウェットグリップがラベリングでC→Bに上がっているようだ。他は前調べた時にも分かったんだけど、太くて大きいタイヤに比べて小さくて軽いタイヤは元からあまり改善の余地がないらしく、抵抗もそんな変わらない。静粛性はミシュランの通例でそれほど良くはないが、走行性能や燃費にカンしてはそこそこ良いみたいだ。調べたらなんと、XM1がまーだ売られていたりするが、あれ買ってもそうそう損した気にはならないだろう(でもサイズはない)。で、エナジーセーバーは一応モデル末期らしくお値段はかなーり安かった。ネットだとネクストレイやGTエコあたりより安い。

 ・明日はこのミライースで山梨方面にまたドライブ、先生にお会いしてくる予定。また、夕方からライブもある。朝はワイナリーで新酒発表しているはずなので、予定が合えば見てくるが、飲むのは明後日かな。もし朝あれば手土産にしてもいいし。また明後日はかえる電車で古本のイベントがあるそうで、そっちの案内ももらったし、割と忙しい。

 ・うちに普段は内側から施錠して使っている扉があるのだが、最近また外から施錠しようと思ったら鍵が出て来ない。しょうがないので外して鍵屋に行ったら、いかつい顔のヤンキーみたいな小太りな店員がろくに見ないで「カンで作るから1万三千、錠ごと交換した方が安い。錠は同じ物は無いが取り寄せで1万円」という話だった。お前、キーをカンで作るんかい!と思ったし、事前に軽く調べて錠が1万円もせんだろうなという事で頼まなかったのだが、実際後で調べたら全く同じ物がまだ出ていた。結構売れた商品らしく、全くモデルチェンジしないで売っているみたい。価格は2500円ぐらいだった。という事で鍵屋には極力お世話になりたくないなと。デカデカと看板上げてる所とか出張車にへんなナンバー使っている所とか、よく考えたらそういう事なんだよね。最近ナンバーからのキー作成が犯罪になるからと断られているらしくて、それもまあ分かるんだけど、私が利用した所では問い合わせの返事も早く価格も安く、こんな地元のへんなチェーン系鍵屋に頼むぐらいなら絶対そっちの方が良さそうだ。
  で、普通はネットショップでこの手の物は売っているのだが、発送時期が1月とか信じられない数字だったのでYKK自身が運営しているオンラインパーツショップで購入した。価格は少し高かったけれど、翌営業日で発送だそうなので早い。この一月って数字はおそらくスペアキーを作る製品の数字なんだろうけど、一律で長くしとけば平気だろうという怠惰が逆に商売のチャンスをつぶしているな。

 ・インスタント紅茶が欲しい。インスタントコーヒーは多いのに紅茶は少ない。先日リプトンの濃縮タイプを買ったが、結構美味しいけれど砂糖が多すぎる。スプレータイプも出たらしいが日本だと発売されてないし高い。調べたらちゃんとインスタントも存在はするみたいだったが、値段が250gで2000円ちょっとする。ネスレの安いのが150gで500円ぐらい、ゴールドブレンドでも100g1000円もしないので躊躇する。という事で、お試しでメイトーの紅茶を買ってみた。メイトーのはレモンティーの製品が昔からあったが、今はアップルとロイヤルミルクティー、それにオレンジティーなんて物まであった。なのにストレートはないのね・・・ミルクティー以外は砂糖割合が若干多いので、ミルクティーを買ったのだが、味は紅茶花伝あたりとそっくり。まあメイトーに何期待したんだろうかとも思ったが、そういう味である。
  さて、紅茶なんてティーバックでいくらでも安く手に入るし本物の味なのに、何故インスタントが欲しいのかと言うとお湯の方の問題である。ティーバックやリーフティーでがっつり飲みたい場合はそれでいいが、ちょっと一杯飲みたい時にはポットのお湯でいれたい。ただの真空ポットだとお湯の温度が低いので再沸騰が面倒なのだ。そういう時にコーヒーばかり飲んでいると、カフェインがきつくなる。

 「植えない森づくり」大内正伸
  鋸谷式間伐とか四万十式林道の本を書いている人が提唱というか取材で林業家から学んだ方法を抽出した本。前半で宮脇昭批判がすっごい出ているのだが、実の所私もかなり疑問に思っている部分があったので「なるほど」と思った。宮脇さんは少し前に亡くなっていて、「潜在植生」と言う考え方が日本林業に対して与えた影響は大きかったとは思うが、その著書や評伝を見るとかなり怪しい部分も多かった。まあ、行動力がある人は客観的に見ると思い込みが激しすぎる奇人なケースが多いんだけど、フィールドワークがそんな必要だったのかと言うぐらいフィールドワークに予算ぶんどる事に熱心で後継者教育もスパルタというかそれ手下だろって感じだったし、潜在植生の実例も大企業の看板みたいな所があった。それでも沢山の木を植えた事には変わりはないけれど、そこも遺伝的特性とか海外事業のやり方に多少は批判もあった訳だ。まあ海外緑化にカンしてはこの本は「日本の自然条件と(宮脇さんが提唱した)ドイツの林業じゃ勝手が違う」という事からはじまっているので、直接批判する事じゃないが、結局の所何が問題だったのかと言うと「行政補助金制度」に尽きるかも知れない。
  今全国的に人工林の間伐が遅れていて利用が進んでない事が問題になっているが、なぜ山奥の利用が難しい所まで人工林、杉桧の単一林が広がっているのかと言うと、昭和初期に戦後復興で建材需要が増えて植林が進められたからだ。大体60年ぐらい前かな。この時、杉桧の植樹に補助金が出たので、どこでも植えた。もちろん、切り出した場所もあったろうから、当時はそれで採算取れるほど木が高かったという事もあるだろうが、植樹は行政の後押しがあった。まあ植樹そのものは必要だったろうが、杉桧じゃないと補助金つかないとかあったんじゃないかな。私の学校の道具はブナだったが、それは地元の山から採られた物だったはずだが、ブナ植えたって話は聞かないし。
  そして現在も基本的に植林するという考えは根強く残っていて、業者と行政が予算取って影響力を与えている構造は変わっていない。むしろ本業の木で儲からないから、補助事業の方が主になり、結果として先日我が県を揺るがした補助金不正時給問題のような緑の公共事業での不正が広がっている訳だ。もちろん、行政が未来の状況を正確に把握出来る訳じゃないし、学術もその時その時でもっともらしい物に変わっていくし、自然条件や手入れでどの理論でもそれなりの結果が出ているとなおさら迷うだろう。だから、「行政が悪い」と言う気はないけれど、「産業として終わっていて行政のカンフル剤頼みの所は補助金政策で方向性が強く歪められうる」という事は自覚した方がいい。そして、宮脇さんのように「林業の学者」ってのは行政にそうやって持ち上げられるためにしている所が多分にあって、思い込みが激しいほどどーなんかなーと思う訳だ。それは大内さんにも恐らくは当てはまるだろうけれど、学者畑じゃないので行政がこの方式を補助金に組み入れるって事が出来ない分安全とも言える。
  まあ学者のヒエラルキーは「学校内にずっと居て論文作りと人脈実績作りに余念がないタイプ」>「フィールドワーク主体で学外にいるタイプ」なので、宮脇方式が部分的にでも補助金政策に受け入れられているなら、それはそれで柔軟になったというか活動が稔ったとみるべきだろうが、コンセプトからのラグが軽く20年30年あると、その問題点も目立ってきている訳だ。コンセプトに修正すべき部分が内在するだけじゃなくて、周辺の社会情勢が20年30年の間に大きく変化してしまう事もあるし。

  さて、そういう余談が長くなったが、この本の本質としては「日本は伐採して放置してもすぐに木が生えてくるから、単一林や経済性を重視して植林管理するのは無駄という考えである。最初から潜在植生を狙って永続性のある森を目指すのは長期的に手入れしないんならアリだけど、過渡的な森を全否定する事もないし、時々の植生はそれなりに最適化されているのではないかという事なのね。そして、過渡的な森は代替わりするのだから、無理にそれを維持する必要はないという指摘はもっともだ。最近松枯れがここらへんでも大問題になっていて、シンボルツリー的な200年ぐらいの松がどんどん枯れてしまってはいるけれど、周辺の松林はせいぜい40年ぐらいの物だから、過度に松が増えすぎて病気が広がっているのが分かる。それを限定的な農薬や伐採でどうこうしようというのが間違いなのだが、これがまた補助金出るもんで林業組合がやりまくっている背景がある。先日もこの農薬が市価より大分高く仕入れたことになっているってんで問題になったけれど、補助金林業はやっぱり汚くなるわけよ。
  とは言えこの本の方式は自家消費的なケースでは当てはまるだろうし、森林保全としても分かるんだけど、大規模林業や高生産性との相性は多分良く無い。当座あと30年ぐらいは戦後植林の間伐だけで既存の木が間伐メリットで肥大するので樹冠は維持されて生産性は残るだろうけれど、その後植えないで何が生えるのか、それが木材として使いやすいのからへんは時が経たないと分からない。山林は畑ではないという意見が林業家から出ているそうで、それは分かるんだけど、多分林業はその畑じゃない山を畑にする人工的な技術という側面がある。なんとなれば大昔は平野も森林で、そこで林業していた訳なんだから、生産性が低い土地に生産性が低い産業が押しやられたという側面もある(自然災害対策とか降水が多いから成長が早いとか他の要素も沢山あるけど)。
  私がこの本読んでいて「そういえば」と思い出したのは、とある林業試験場で見た「ケヤキの植林」。ケヤキというのは広葉樹でもとりわけ価値がある木材で、比較的成長が早いし需要もあるので、人工的に植えられないかとなっていたのだが、30年生ぐらいのその森は木がグチャグチャに乱れておおよそ良材生産からは遠そうだった。ケヤキって一本立ちだと真っ直ぐに立って綺麗な樹形になり良材になるわけだけど、植林した単一林だと競合やらなんやらで思い通りにはならない。これがもし自然に生えている形だったら、もしかしたら良材が出る「かも」知れない。が、仮に良材の大径ケヤキがポツンポツンと山林にあったとしても、なかなかそれを狙って伐採するって訳にもいかないだろう。そうすると、結局ケヤキの希少性はそのままで高くならざるをえないと思う。
   と偉そうな事を書いて来たが、実はこの自然放置案は部分的に実行されているというか、そうならざるを得なくなってきている。行政もすでに今後は植林は極力しないで自然植生の回復メインの広葉樹主体の山林に戻すって言っている。あまりに消極的すぎて、この話が出た時には「伐るだけ伐って、予算がないから後は野となれ山となれ」と言われたし、やっぱり全ての地形でそれを言うのは酷いとは思うのだが、緊縮財政でそうなっているのは事実。そういう意味だとこの本の内容も行政の論拠になってしまっているかも知れない。では、そういう山林の回復状況がどうなのかだよね。地元は10年ちょっと前の大火災ではげ山になった大きな面積があって、そこはイオンが植林事業したり、行政が管理したり、いろんな森林再生の実験場になっているのだけれど、その中には放置して自然再生って所もある。5年ぐらい前の番組でそこの植生回復を取材していたし、街からも見られるのだけれど、率直に言って植林に比べると再生が遅い」と私は感じた。理由の一つは「植林が困難でペイしない急傾斜地」に特にその方法が選ばれた事があるし、そういう所は降雨での土壌流亡があるので痩せ地なのもあるけれど、森林保全という意味で言えば燃えた木の残根周辺で木が生えてちゃんと再生していくという事は確認出来たので、さらに先に最適樹種の自然選択が出来るんならいいんじゃないか?とは言える。
  もっとも、一つだけ指摘したい事がある。この自然再生は日本の中の植生が長年積み上げてきた生態系に限っては保証されるが、それ以外はわからんという事だ。具体的に言うとニセアカシアなどの侵略的外来生物が増えると、全く自然再生と遠い結果が待っている。ニセアカシアの問題点は「アレロパシーで他の植物を枯らすので、下草や他の大体樹種の控えが育たない」「凶悪な繁殖力がある、特に地下茎」「用材としては劣悪である。硬いんだけど直通じゃないので端切れにしかならん」「鋭い棘が多くて林内への立ち入りが大きく制限される」「浅根性で土留め性能がすこぶる悪く倒木する」などなど。多分他にもこんな困った植物が増えているだろう。なんでも放置って訳にもいかないだろうな。
Posted at 2016/11/04 19:32:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月02日 イイね!

スタッドレス交換・ローコストワイン

 ・スタッドレスを出してエアをコンプレッサーで入れておいた。ミニキャブのはまだマシだったが、ミライースのがまたしても結構下がっていた。まあミライースのタイヤにミライースの要素はほぼ無いんだけど、見たらアルミホイールでウェイトが100gぐらい貼り付けてあった。デジタイヤかホイールのバランスが悪いんだろうな。
  さて、エアを入れ終わって、そろそろコンプレッサーも使わないので、水抜きメンテをしたのだが、エア抜けが悪い。ドレンが詰まりだして腐ってるんだろうなぁと思いつつボルト自体外したら、こいつは水抜きは単なる穴のタイプで、錆びた水がそこそこ出てくる。外したドレンを清掃して、中もさらってからコンプレッサー作動させて水を押し出し、そのまま放置して乾燥させた。その後ドレンにテープ巻いて組み直し。オイル量や汚れも確認してからエア汲み上げテストをしてみた。
  4kg   50秒
  6kg   80秒
  8kg   125秒

 2011年に手に入れた時のデーターがある

        通算所用タイム    区間タイム
 0~1kgf      9秒          9秒
 1~2kgf     22秒          13秒
 2~3kgf     36秒          14秒
 3~4kgf     55秒          19秒
 4~5kgf     73秒          18秒  
 5~6kgf     95秒          22秒
 6~7kgf     115秒         20秒
 7~7.5kgf   129秒         14秒

 2007年の同型機の購入直後のテストも残っていた。
 
 2kg 30秒
 4kg 60秒
 5kg 75秒
 6kg 96秒
 7kg 120秒
 8kg 150秒
 
 見ての通り、新品の同型機よりトータルで25秒速く、過去と比べても10秒以上速くなっている。というか、2011年時に7.5kgで止まっているのは、プレッシャースイッチの調整前で自然に下がっていたため、標準だと7.8kgで止まるので、実は新品の8kgというのも少しだけサバ読んでる。もう少し分かりやすく並べると

        新品    2011   2016
 4kg    60秒    55秒     50秒
 6kg    96秒    95秒     80秒
 7.5kg         129秒
 7,8kg  150秒
  8kg                   125秒

低い回転から上の方まで性能が向上しているのが分かる。実は今日もレギュレーターから若干エアが漏れていた状態なので、もしかしたら更に良いかも知れない。ここから何が分かるかと言うと「慣らし」の差である。この中華コンプレッサーはバラした事があるが、全体的に加工が粗くてシリンダーもザラザラ(クロスハッチにしても)だったし、リードバルブもかみ合わせがイマイチだった気がする。2011年の数値は古いヤツを手に入れたので、ある程度使い込んだ状態だったであろう。2016はそれから軽い頻度で使っていた結果である。まあ入れているオイルとかも違うのだろうけど。お金がある人は高いヤツや樹脂ライナーの物などは比較的慣らしが要らないと思われるけれど、新品がうるさくて遅くても諦める事はない。
  それでも5年もかかるのは困る!という人もいるだろう。恐らく時間からすれば塗装の人の半日分ぐらいだったろうと思うけれど、慣らしをする方法も思いついている。何の事はない、ドレンあけたままコンプレッサー回してればいいのである。仮に50回汲み上げぐらいしてたとすれば、2分×50=100分だから、2時間ほど回しとけばいいんじゃないだろうか。責任持てないが、消費電力も負荷がゼロなら1200Wなんて食ってないはずだし。という事で、うちの新しいコンプレッサー(死蔵状態)でやってみる予定。
  そうそう、軽く書いたが、エアの汲み上げが速くなるという事はそのまま音が静かになるという事でもある。新品のコンプレッサーはかなり甲高い音が出て回すとうるさかったが、今年あたりは結構静かで、バルブ音や吸気音が目立つだけだった。この音はエアクリ改良で大分下がる。

 ・集光パネルの塗装もやったが、冬なのと塗料が安物で全然乾かない。アレスコの一番安い物なので、そうじゃないかなとは思ったが、ほんと安っぽい。まあ黒なので乾けばなんでもいいんですけど、平滑になりづらいし遮蔽力は低いし、ノリが悪くて重量物引っ張ると簡単に剥げます。塗料にも良し悪しってあるんだなと。乾いたらベランダに戻します。あと、ベランダ温室はサイドからの気密漏れが温度低下に響くので、サイドを作り直す予定。そうするなら、ビニール10mもいらなかったかなとも。壁面パネルも設置しましたが、2枚だと微妙に余白が出来ました。働き幅が36cmぐらいで全体42cmぐらいなんで、勘合部分がなくても90cmに少し足りないかも。

 ・今年最後の天然なめこでオロシにだし汁付けて、ソバに卵落として食べると幸せ。鶏肉のトマト煮込みとか、サツマイモとリンゴのヨーグルト和えとか、今年は食がすすむ。ナメコは最近は大きな栽培物もあったので、こっちでオロシ漬けも作って見ます。

 ・散髪久々にやってスッキリ、毎度不思議なんだけど、どうして髪の毛って伸びるほど頭皮の皮脂がくどくなるのかね?どんだけ綺麗に洗っていても、短髪時のすっきり加減にはかなわない。まだ暖かいので風邪ひかないように気をつけたい。ところで坊主頭にしてすごい事に気がついた。「オーディオの音がすごい綺麗に聞こえる!」これまで誰もこんな事を言ってなかったけれど、改めて考えれば当たり前すぎる事だった。為に坊主にする必要もないし、もじゃもじゃの音楽家も沢山いるから、それがどうしたって話だけど。

 ・ミライースのルームランプをLED化した、地味すぎて誰も気がつかないだろうと。クランプ金具がここもコストダウンなのか作りがへんな物になっていて作業性悪かった。

 ・日本ワインとデイリーワインについてちょっと書き足らない事を書いてみる。日本では酒類の消費が低迷する中、ワインだけは伸びている分野である。が、元が低かったので目立っている気もするし、ワインは価格が高いのでメーカーが売る気になってるのもあるとは思うの。さて、日本の品質重視の中小ワイナリーはすべからく「濃縮果汁(果汁と言うが現実にはジャムみたいな物です)を輸入しての国内醸造ワイン」について冷淡というか批判的である。こんな事やってるのは日本だけで、本物のワインではないと。これを国産ワインとうそぶいて売っている事に憤りを感じている(例えばカーブドッチの落合さんあたりが本で述べておられる)。もちろんワイン関係のメディアの人もそうなのだが、濃縮還元ワインを作れる規模の大会社は普通のワインやビールなどもやってる大企業なので、表立て批判している人は少ない。ただ、さすがにアレを国産と呼ぶ事に問題も感じるという事で、有志議員連合の提案で、国産ワインという呼び方はなくなって「日本ワイン」という規格が提案実行されつつある。これは「原料の産地」「発酵場所」の表記を義務づけた物で、もちろん国内が条件なので、「輸入濃縮原料を神奈川で醸造しても該当しなくなるばかりか、長野原料を山梨で醸造しても分かってしまう(これの良し悪しはまた別の時に)。
  じゃあ、濃縮果汁の何が悪いのかと言うと、あれジャムを煮詰めてから水で戻して発酵させているんですよ。で、濃縮の過程で煮詰めるので焦げたプラム臭が出る、微妙な香り成分は全部揮発して香りがしない、酵母も全部死ぬなどですね。で、そんな輸入をするのが日本だけというのは、需給の問題です。当たり前ですが、そういう濃縮果汁は安い国で作り輸送コストもかけずに送ってくるので安いですし、工場で醸造するのでこっちも安いです。味も香りも二流になるので、そこにさらに香料や酸味料、着色料を足して日本人好みにして売ります。海外の場合、ワイン消費国であればそもそも国内で醸造して国民の好みに合わせる(実際は国民がその味に慣れている)ので、独自チューニングはいらない。安く作りたい場合は労働力の方を移動させるぐらいなので、濃縮果汁での移動はそんな流行ってないんじゃないかな。まあジュース原料でしょうね。
  とまあ、「日本ワイン」と「国産ワイン(濃縮還元)」を説明しましたが、今難しいのはここに「輸入ワイン」がかなり入ってきている事です。以前からイタリア・スペインのテーブルワインが安く入ってきていましたが、最近は関税引き下げもあって他の国からもおっそろしく安くテーブルワインを輸入する事が出来るようになりました。さすがに一本300円とか500円って国内原料では出来ませんし、多分国産ワインでも厳しいかと思われます。そして安いテーブルワインであっても、原料をヘタに弄ってないのと、安い労働力や自然条件とスケールメリット(超巨大タンク、それこそサターンロケットみたいなの並んでます)、最新の技術の導入(重力移動とか)などもあって、味は本物なんです。確かに日本人が慣れ親しんだ飲みやすいワインよりは飲みづらいですが、テーブルワインなのでかしこまったワインほど難しくもない。一時期はワインの需要も低迷してフランスなんか政策的にワイン作っておきながら捨てるというヘンな事も起きていたのですが、中国市場が急速に老酒などからワインにシフトしているので、ボルドーは価格がうなぎ登り、現地でもワイナリー設立が相次ぐなどしており、日本は結構置いてけぼりです。
  「とは言え床置き木箱に無造作に並べてあるワインのどれがいいのかわからん!」「飲みやすいワインが分からん!」という声もあるかと思います。テーブルワインは代理店による正規インポーターじゃなくて、適当にバイヤーが買ってるような感じで情報もありませんし、やっぱりハズレも結構ありますし。ちょっと割高にはなりますが、大手スーパーなどがオリジナルブランドで輸入ワインを出しているので、ああいうのは狙い目だと思います(イオンとか)。国で言うとスペインは少しクセがあって飲みづらいかな・・・赤はいいのですが、白は私はイマイチ。オセアニアだとNZは高品質で飲みやすく今後も伸びると思われます。あと南米だとアルゼンチンです。チリじゃないの?って言われそうですが、チリももちろんいいですよ。ただ、チリは国策でワイン輸出に力を入れて品質向上もすさまじく、コスパワインじゃなくてクオリティーワインの国になっていまして、ざっぱボルドーの5000円クラスがチリの2000円クラスで「安い!」という感じなので、デイリーワインかと言うとちょい違う。アルゼンチンは為替政策で輸出ワインが全然伸びてませんでしたが、最近やっと近代化したのと、NZとオーストラリアの関係と同様、極地に近い分フレッシュなワインになりやすいので、白や軽い赤では良いかと思われます。
  個人的には日本人が好きな甘口はやっぱりドイツだと思います。価格も先進国が作っているとは思えないほど安いですし、砂糖で作った甘さと葡萄の甘さの違いも感じます。テーブルワインは輸入されてませんが、QbAクラスはほんと割安・・・なんですが、最近の温暖化と辛口ブームで、以前のような飲みやすい甘口は減ってまして、どれもフックが効いてます。それがワインってもんだろ!って人はいいんですが・・・また、それゆえ「先」がないのも問題ではあります。実際私もドイツワインが好きって言いつつ、最近あけたドイツワインはワイン会のぐらいです。食事に合わせづらい甘口ワインの宿命で、濃厚方向にいかない。すっごいニッチな所で「酸味こそドイツワインの牙城」って人もおられますが、あれに慣れると他のワインが眠すぎて帰ってこられない。
  
Posted at 2016/11/03 23:20:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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