2016年12月26日
・ミニキャブのキャブレターのメインジェットが届いたので、ちゃんと付くか予備キャブレターに取り付け、無事規格も同じだったようだ。とりあえず一番大きい122.5を入れて見た。言うまでもないが、この番手を上げたからパワーがあがるという事ではない。また不具合部分を探るためスロースクリューを締め込んだ所、ファーストアイドル付近でのストールがかなり改善したので、燃料は薄いと判明した。オートチョーク(バタフライバルブ)側をいじったため、ファーストアイドルがかなり高くなってしまったので緩めないといけない。さて、これで原因はチョーク(電気)周辺と判明したのだが、一応クリーナーは前回軽く注入してある。そもそもここの構造どうなっているのかとチョークユニット外してクリーナーで確認した所、バルブのセンター穴側がスロー系から吸い上げていて、サイド穴から出るガスがベンチュリーの上のスロースクリューのニードルの一本手前部分の穴から出ているみたい。チョークのガスが出る部分には前後にも小穴があるので、ここは穴だらけだ。おそらくこっちは固定のスロー回路だろうと思われるが、チョーク穴と繋がっているくさい部分もある。で、厄介なのは、チョークの刺さって居る穴の奥の通路にはクリーナーを余圧して吹き込めるが、サイドの吐出側の穴はサイドにあいているためキャブを外してベンチュリー側から吹くしかない。あ、あと各種ホースは全部ベンチュリーから負圧を取っているらしい穴がありますが、なんで統一して取らないのかとか意味は良く分かりません。結論としては、この予備キャブを取り付ける事が最も簡単かつ確実なテストという事ですね。
ではミニキャブの燃調は薄いのか濃いのか予想。U42とU61はパワー特性からすると極端にカムが違うという事は考えづらいので、マッピングが大きく関係しているのではないかという期待があります。ミニキャブは購入当初からプラグの焼けがかなり白いと感じており、また油温がこれだけ上がるエンジンという事を考えると、普通のセオリーの逆でかなり薄いのではないか?という気がします。逆に中回転はニードル上げた方が吹けるので少しだけ薄くする余地がある。それにしても、メインジェットの番手が原付あたりと軽トラで似たような物ってのは良くわからんね。
・仕事は昨日作った請求内訳をご老人の所に持っていったら、この年末にも関わらず畑で息子嫁さんと仕事していた。新型の電動作業車も入っており、気に入っているようだが、結局安いセニアカーの中古となんも変わらないのにもったいないなと。作業用で速度がかなり遅く出来るのだが、駆動力が弱いだけの気もするし、バッテリー残量が見た感じ減りすぎな感じ。移動は相変わらずバイクとか、さすがに老人自分勝手過ぎるんじゃないかなと。消毒は来年もを言われたが、なんかモヤモヤして取りあえず断った。金額的には結構大きいし、薬液は同じなので薬剤準備はさほど負担ではない。要は同じSSで往復するだけの話だから、時給では悪くない。繁忙期に辛い要素もあるが、一人だと煮詰まるので顔出す口実として悪くもない。
ただ、爺さんが自分の限界をしっかり把握して後継者を育てて行っているという自覚がない事は周囲の人からも危機意識を持たれていて、それが理由で周囲の人はあまり手伝わない方針に切り替えた経緯がある。私もブドウ園が完全にダメになるよりはと思って手伝わせてもらっていたけれど、爺さんには逆に自分で出来ると勘違いさせてしまっていた感もある。まあ実際金払えば出来るという認識は正しいのだが、問題は本格的な経営者育成がおろそかになっている点。息子嫁さんが第一の候補だが、相変わらずなあなあの家族労働と明確に指示出来ない問題は残っているし、息子さんに強く言ってないのも分かる。趣味的な効率が悪い栽培は残してあるままだし、消毒以外にも課題が多い。廃園になるのはもったいないと思っていたけれど、良くしたくはないという意向で最終的に息子さんにやってもらう積もりなら、保全に尽力する意味もないのかなって。というか冬場のデラをはじめてしっかり見たけれど、剪定が感覚でやってあって、越し枝やトグロ、送り枝など様々。それでも良品質のブドウを取っていたのがなんとも悔しい所。夏場管理もあるのだろうけど、それ以前に剪定する人の感覚が一定ならブドウもそれに慣れているので、下手に正しい形にしても物が良くならない事が良くある。言ってみれば、私が学んできた剪定の理論というのは農学で言えば慣行農法みたいな所があって、一般化普遍化した中の基礎であり、その先に再びフリーダムな感覚剪定があってもいいっちゃいいのだ。
・「星を継ぐもの」の続編がアマゾンで届くまでの間、ガニメディアンについて妄想。この小説の原題は「Inherit the Stars」である。Inheritは直訳すると「(遺産などを)相続する」という意味で、地位や文化の継承はSucceedの方が近い。ネタバレになるが、ルナリアン=ミネルバ人=人類の直系の祖先という事で、まあ累代という意味ではもちろん地球を相続はしているのだが、むしろ途中であった推測の「ルナリアンは地球の支配権があったが滅亡して、傍系の現生人類が相続した」という方が意味としては近い気がする。まあ、我々人類も祖先から地球を継いでいるとも言える訳だが、そこには強い支配権みたいな含みを感じるので、人類に関して言えば母星に生かされているみたいな感触があるというか。
でもこの響きが素敵かつ小説にあっていると思われるのは、この中にガニメディアンというさらに古い知的生命体が出てくるからで、実際ルナリアンはガニメディアンからミネルヴァを相続したという関係にある。そこでこの小説では未解明だった部分を一般化して推測出来るのではないかと思うのだ。何故ガニメディアンはルナリアンと1度別れたはずなのに再び接点を持ち、しかも文明的には影響を与えてないのか(文化的考古学的には分かっていた)。一番簡単なのは、さらに大きな入れ子構造を作る事だ。つまり、パンスペルミア説を取るとおこる事だが、「○○の起源はさらに前にあった」と言っちゃえば、当座の問題は「さらに遠くの大きな謎」という形で棚上げ出来る。おさらいとして地球人とルナリアンの関係が、さらに前にはルナリアンとガニメディアンとの間にあったという風にすれば、特に不思議も矛盾もなくなる。
・SSのステアリングだが、ジャッキアップして各部独立させて動かしてみて不具合箇所を探したが、結局明確には分からなかった。一番あやしかったインターミディエートアームだが、何故か上下を分解してもシャフトを殴っても抜けなかった。シャフトはネジで回るので固定されている訳ではないようだが、ああなるともう訳が分からない。グリスニップルがもしかして抜け止めになってたのか?まあ、そっち切り離しても左右で微妙にフルロック付近で違いは残るんだけど、全部グリス入れ直してほとんど気にはならないんだが。
根本的にはロッド連結方式は左右差は存在するのも分かった。ナックル軸間トレッドと、ステアリングロッドの長さが同じなら恐らくどっちに切ってもどっちも同じように切れる。しかし、長さは実際は違って、ナックルとタイロッドの作る形は上から模式的に見ると「長方形」ではなく「台形」になっている。長方形だと左右に切った時の各々の切れ角は全く同じだが、台形だとイン側がより切れる形になる事が分かった。左右のタイヤがイン側になった時により切れるのだ。このメリットとして、タイヤが作る回転センターが車体の中央側になるといえる。同じ角度だけ切れていると、実は旋回中心が幾何学的に同一中心になれないので、感覚的にはノーズだけ横に平行移動するようなモーメントの発生になる。もちろん、フルロック以前であれば差は小さいので全く動かないって事はないだろうけど。
さて、インターミディエートアームからタイロッドが左右同一に生えているとか、ラックからロッドが直で出ているんなら左右差は上で書いた通りなんだが、片方のナックルに入力して反対側に連結しているとどうなるのか?最初の入力側は左右どっちも力学的には変わらない。もちろん、フルロックまでのトラベルは違うんだけどね。しかし、連結側は「入力側がインに来る時」は「反対側は切れ角は小さい」ので「入力は軽い」のだが、入力側がアウトに来る時」は「反対側はより切れるので入力が重い」という根本的な左右差が出てしまう。まずこれが第一の問題。簡単に言えば入力側がインになる時はステアリング回転数は多いが軽く、反対は回転数が少なく重い。トータルの馬力みたいなかけ算は同じになるが、フルロック状態を維持する反力は入力側がアウトになる時が重いと思う。一つコレは説明になる。
他にはフルロック状態にしてさらにステアリングを切って行くと、乗っている時に感じる「力入れてるのに曲がらない!ステアリングが押し戻される」って感触がはっきり感じられた。その時はナックルはすでにストッパーに当たっているので、実は目一杯切れている状態だった。とすると、実際はフルロックになっているがなんらかの理由で曲がっておらず、それを「ステアリングが切れてない」と勘違いしていた可能性はある。考えられるのは2点、タイヤとブレーキだ。このSSは6輪で、フロントは比較的リブがしっかりしたタイヤだが、後輪は曲がりづらい側の一輪だけリブがしっかりしていて、残りは坊主に近い。リアは二輪が連結されて同じ動きをしており、新しいタイヤ側はより「押す」力がかかっているしグリップも高い。一輪だけならデフでどうとでもなるのだろうが、2輪セットで一つのデフを共用しているので、なんかそこらへんで曲がりづらい側はリアが突っ張っている可能性はある。
ブレーキはこれは独立ブレーキを連結していて、おそろしく強力なブレーキなんだが、連結解除すると曲がりやすい側の方が遊びが短く、曲がりづらい側は遊びが大きかった。ちゃんと確認していないが、曲がりやすい側はブレーキの引き吊りなどがあってスキッドステア現象が起きていた可能性がある。実際勝手に切れ込むほど曲がる事があった。検証のためにはリアを持ち上げてブレーキ調整とタイヤを一輪だけ外して見る必要がある。となるとガラガラ音の修理を切り上げてとりあえず動くようにしないといけないのか。
Posted at 2016/12/27 00:38:30 | |
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2016年12月25日
・いやほんとに楽しみました、JPホーガン「星を継ぐ者」。惑星ミネルヴァが炎に包まれて崩壊していく様なんかは、脳裏にHALOの一場面が浮かぶようでしたし、一方で地味な科学考証は時々破綻していた気もするけれどとてもミステリーとして刺激されます。自然が作り出した現象に対する推理が自然科学だとしたら、SFというのは人為的な科学が作り出した現象への推理小説なのかも知れません。実はこの舞台となった2028年にはすでに世界は究極の核兵器の登場により逆に争いがなくなっており、それが宇宙へ目を開かせている事から話が始まるのですが、冷戦まっただ中の1978年前後はそれは夢想の世界というか願望でした。今思う以上にこの事自体が大きなフィクションなのですが、読み進めていくと最大の大前提であるこの事が、小説の大きな大きなテーマであった事に気付かされます。言ってみれば「猿の惑星」の逆だと言ってもいいでしょう。
以下ネタバレ 今回ハント博士の方の最後の推測は早い内から頭にありました。というか、この当時どうだったのか分かりませんが、月の由来に小惑星補足説は定番ですしね。ただ現在はジャイアントインパクト説というのが有力だそうです。しかし、この説は補足説だと確率的に難しいのではないかという部分が「地球に小天体が衝突したんじゃないのか」と言い換えているだけなので、根本的には補足説のバリエーションって気もする。
面白いのは、この小説はアバンで過去を書いておいてから、現代を描写しているので、むしろ読者はアウトラインは逆に掴んでおり、それが決して叙述トリック的なミスリーディングではないので感心する。小説の冒頭はとても重要な訳で、SFのような物だとなおさらだが、これはむしろミステリーの始まり方だ。一方でエピローグは少し緩い雰囲気の、ちょっとサービス過剰感もある物だが、当然ここは続編で確かめねばなるまいと思わせる。
さて、という事で続編2つも取り寄せるとして、現時点でガニメディアンについて想像。もし描写すると恐ろしく混乱をきたすので本作ではチャーリーと同世代のコリエルについては遺物が発見されてない前提だが、マスターシーンから両者が一緒にいた事は間違いないし、それも何名かいた事も分かっている。一般に2500万年というスパンで干渉しつづけるという事はまずありえないと思われるし、言語分析から一時期はいなかったと思われる。となると戻って来たと考えるか、あるいは例の推進器は時空移動としても働きそうなので、タイムスリップしたような可能性も考えられる。ただ不思議なのは、コリエル達の技術からすれば地球に来る事も可能だったはずだし、戦争に荷担するような風にも見えない。逆に移民船にミネルバ由来生物の情報がほぼ無いし、続きが楽しみな反面、多分一気にスペースオペラ化しそうな気もする。
後書きではSFの歴史とトレンドみたいなのが語られていて、スターウォーズが最新の流行みたいに言われているのが面白い。実際、50年代の古典SFがあって、70年代のニューウェーブで無軌道の小説側面重視になって、それが後半になって再び科学に肯定的なSFがヒロイックファンタジーとしてスペースオペラ的に復活し、一方でトールキンなどファンタジーにも広がって行くというアウトラインは時代関係なく読んでいる私には新鮮だ。それは特に児童文学という物を思い返してみるとはっきりする。
私が子供の頃読んでいた児童文学のSFと言うと「おんぼろ宇宙船シリーズ」とか「星雲からきた少年」(だったと思うのだが、どうも内容が一致しない)とかだったと思うけれど、ほっぺん先生シリーズとかずっこけ三人組とかでもSF回みたいなのがあった。まあ多かったのはタイムスリップ物でスペースオペラは少数派だったし、そもそもヒーロー然とした主人公は流行らない時代だったとは思う。それが段々オカルトとか伝奇的な物に代わって行って、まあ一周まわって江戸川乱歩とかに戻っていった気がする。それはちゃんと大人の世界のトレンドともリンクしていたわけで興味深い。
たとえばジブリを見てみよう。一作目のナウシカ(厳密にはジブリじゃないか)は84年、まだスターウォーズ(ジュダイの帰還)の余韻がありBTFも公開されており、SF要素が強い(映画はそこは結構削られてしまっているが)。二作目ラピュタはスチームパンクになっている。三作目のトトロ、四作目の魔女の宅急便では伝奇的・オカルト的な物になっていっている。多分ここらへんで「SFネイティブな世代」と「バラ色な未来ってなんだっけ」世代に分かれると思うのだ。いや、実際はSFネイティブな方がカーソンの沈黙の春とか公害やらなんやらと、いきなり鈍化した科学技術の発展で「世紀末現象」に大きく転んでいると思うのだけれど、それ以降の世代は特にそういうカウンターとしては捕らえてない可能性が高い。だから段々オカルトは純ホラー的な物になっていってる(気がする)。
・今更だけど、日本って移民受け入れた方がいいなと思った。自称日本の将来を考えているとか言う政治家やブラック企業経団連とか使い物にならないお荷物を優秀な移民にかわってやってもらうってのはどうだろう。今後まともにならないって意味だともっとも切り替えた方がいい代物だし、自分達がやろうとしていることの意味を考えるようになるだろうし。このジョーク見ると良く分かる。
最強の軍隊は
アメリカ人の将軍
ドイツ人の将校
日本人の下士官と兵
最悪の軍隊
中国人の将軍
日本人の参謀
ロシア人の将校
イタリア人の兵
という事で後は分かるな。中東移民で汚されたドイツからのドイツ人移民と、トランプショックで政治亡命希望するアメリカ人受け入れを認めればいいんだよ!
・電動薪割り機、家人が留守中に使ってみたらブレーカーはなんともなかったということで正常に作動しました。良かった良かった。柿の根元のようにヤニっぽくて割れない奴も簡単に割れてくれましたが、案の定硬い木ははじけます。両手がふさがっているとガードが出来ないのでプロテクターが欲しいけれど、そういう物があると木が置きづらいし、安全管理が難しいですね。もせた木なんかも砕けて割りづらいので、扉みたいな物で上から押さえる形にすれば安全かつ割りやすくなるとは思いますが、出番がそもそも滅多に無い道具ではあります。オイルは念の為少し抜いて見ましたが、特に汚れなどなく、交換されているのかも知れません。動作自体は全然問題ないから、しばらくは交換しません。これで割れずに薪置き場のお荷物だった薪も燃やせて、煮込み料理が捗ります。
・仕事は剪定作業、ピオーネ園は新植予定もあるのでさらに無駄な枝を抜いて、前やっていたひとが「すっきりしたねぇ」とびっくりしていた。以前は黒木だけでも頭の上がごみごみしていたからな。あとは間柱の位置でSSが走れない場所を解消したいのだが、棚下枝の誘引も絡んでくるので難しい。ただの棚なら間柱を多少動かしても問題ないんだけどね。明日でピオーネ園も片付きそう。デラの方は無理に樹冠を広げて樹勢を調整していた部分をまともな自然樹形のバランスにするのに迷っている。確かに強い部分を広げてその木は比較的樹勢が落ち着いたし、今年は本来の先端がまた伸びたから詰めてもいいと思うのだけれど。
・消毒を請け負ったところの料金の計算をやったのだが、久々のエクセルはなんとか使えてよかった。購買記録などの整理も進み、さて印刷して持っていくだけになったのだが、キャノンのプリンターはゴミなので使いたくないが、ブラザーのレーザープリンターはまだ接続してない。まあコンビニにUSBで持っていってコピーする練習でもするかと思って調べると以下の事が分かった。エクセルやテキストやワードなどのファイルはコンビニプリントは対応してないので、PDF形式に変換しなければならない。しかし現在のソフトはPDFのエクスポート機能はサポートしているので、特に難しいことはなさそう。という事でオープンオフィスにもあったPDF変換をかけようとすると、ダイヤログボックスが立ち上がるのだが、OKボタンなどが出ているであろう下の方にスクロールしてくれないのでエクスポートできない!!!!時々こういうバ○が作ったとしか思えないソフトがあるんだが、ほんと誰か気づけよ・・・所詮偽者の二流品か。
じゃあメモ帳あたりにコピペしてスクリーンショットで・・・とやってみても、改行とかがおかしくなるし、修正してもスクショはいらん画面が出てくる。ブラウザだと出来る全画面表示が出来ないし、ここからチマチマと無駄なサイドバーとか消すのも嫌だし、本当に本当にパソコン関係の印刷というのは大ッ嫌いだ!さらにオープンオフィスはそのあと起動不良とか言う謎のトラブルをおこした。これもしかしてバグソフトか?面倒になってキャノンのプリンター使ったら、やっぱり満タンだったインクを全部捨ててから「腹減った」とか抜かすし、カラーインクいらないからモノクロで刷れって言ってるのに「故障したら知らないから履歴残す」とか繰り返し。
Posted at 2016/12/26 00:54:22 | |
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2016年12月23日
・ミニキャブは積み替え後、キャブを車載状態で清掃後、ある程度良くなっているが、始動性の悪さは全然なおってない事が分かった。初爆はいいんだけど、その後ストールしちゃう。キャブだけでここまで悪い理由がちょっと見あたらないので困る。どんなキャブエンジンでも、キャブ側の問題でここまで調子が悪い例を知らないのだ。むしろ調整後、ちょっと悪くなった気すらするので少し予想。スロー系で触ったのはスロースクリューを少しだけ締めたのと、オートチョーク(アイドル連動)を1回転締め込んだ。前者はガスを薄くする方向だし、後者はチョークの閉まりを一段と良くする。それでも初爆はいいんだけど、後が全然続かない。悪化した事からスロー系は実は濃いのではなく薄すぎるのではないか?って気がする。排ガスもあまりガス臭くないし。
スターター系が薄い原因として考えられるのは「プランジャーの動き不良」「チョーク回路の詰まり」「フロート油面が低い」「燃料が来てない」などなど。ただ、インジェクションと違ってキャブはある程度の時間ガスが薄くても作動する物なので、チョークが直でガス圧を受けてない以上、油面と燃料供給はとりあえず除外していいかと思う。プランジャーの動きは先日確認して、少なくともローノーマルでの動きは確認しているから除外出来るはず。通路は一応クリーナー吹いたけれど、そろそろ残量が減って逆さ吹きだとあまり出ていなかった気はする。本スロー回路自体はクリーナー突っ込んで詰まる事はない回路なので除外していいが、ヘタクソ整備士が無理に締め込んだ跡があった。ほんとヘタクソ。
最後にベンチュリーバルブの作動不良と点火系の可能性について。ベンチュリーのあのエア通路が一体なんのために別立てになっているのか私には分からないのでなんとも。でもベンチュリーの負圧とは関係ない通路なので、そこから先が吸うべき空気が漏れてチョーク回路不良を起こしている可能性はある。点火系もわけわからんニコイチを勝手にやられてほんと腹立たしいのだが、始動後は正常に動くので良く分からん。
以前ならオイル上がりで白煙上げていた長坂を走ってきたが、白煙は上がってないものの、かなりオイルの焦げた臭いがした。継続的に出ている訳ではないので、エキマニとかそっこらへんではないと思われるが、3G83はほんとオイル燃えやすいエンジンだと感じる。このエンジンもピストンリングはガビガビなのか、不良キャブでガス薄すぎなのか。なーんかフィールもイマイチで、特別トルクが戻った感じもしない。確かに一段高いギアでも登っている気配もあり、トルクが戻ったと言えなくも無いのだが、アクセルへの反応がいい訳ではないので、ダルでもっさり。これでさらにMJ絞ったら悪くなりそうな気もする。というかキャブかどうかはスローいじれば分かるか。MJも届いたので、とりあえずOHした前のキャブ突っ込んでついでにMJ交換もしてみれば一番いいんだが。
・母親がいよいよモゲて来た。ミライースのドラレコもわざわざ付けてるのに電源抜いて「私は絶対事故しないからこんなのいらない」とほえるほえる。同じ事を先日テラノ転がしてたオバサンが言っていたのとそっくり同じだった。どうせ外すならシートベルトも外して欲しい。こうやって脳死老人が自分勝手に走るんだからたまらん。ドラレコがついてて何が問題だと言うのか。もしかしてヤバい事やってるのか。久々に運転する後ろに座ったが、老人特有の運転としてハンドルを切らない。すごい手前から大きなカーブ描いて曲がろうとするのでインが交差点のすっごい内側を通る。よく助手席側の下をぶつけるのが良く分かる。左カーブはRが小さく縁石がある分ひっかけやすいんだろうね。もう乗りたくないわ。どんな優秀な人で実績があっても65越えると脳味噌は確実に萎縮していく。ましてやだ。実績がなくても若い人の方がまだマシだと実感した。そして野獣にハンドル握らせる事をお許し下さい、もう他人ですあれ。
もう一つは私は詐欺の確立が50%ぐらいある案件の相談を受けてどうなんかと思ってる。あり得ない話ではないし、デメリットが莫大な訳ではないのだけれど、最近は信じられない地雷があるので、コストをかけても事前調査を万全に行ってから決断した方が絶対にいいと言ってるのだが、正直他人の事にそこまで割って入ってなんか言うのも面倒。でも、聞いている範囲でも50%クロだから全部情報を並べたら多分もっとクロになりそうな気もする。
・剪定は暫定で2割厚く残してバシバシ落としていくが結構へんな配枝が残っていて「あれぇ?」って気がする。昨年はほぼ100%綺麗にやったと思っていた物だけどなぁ。本則通りに剪定していったが、バインド線で結束するのは手袋したままだと面倒なので、結局テープナーに200Rのテープを付けて誘引している。テープナーの方が余裕がある誘引を素早く行えるし、元から春先にはこれで種枝を誘引する物なので、私はこれで充分に感じた。バインド線は取り外しが面倒(紫外線劣化しないので落ちてくれない)だし、冬から春の間は光分解テープとてすぐには劣化しない。おおよそだが、夏場3ヶ月は冬場は5ヶ月以上持つから、今誘引しておけば新梢誘引の時まで余裕で持つ。
・薪割機のモーターコンデンサが届いたので交換した。コンデンサって普通極性があるのだけれど、ついていたコンデンサは極性表記がないし、新しい物もケーブルの色は違うが表記がない。悩んだのだけれど、良く考えたら交流で使っているんだから極性関係ないのか?と思って調べたらそのようだった。ただし整流ダイオードみたいな使い方をするコンデンサはまた違う物らしい、知らない事だらけだ。
相変わらず作りがアホな電工ペンチと苦闘しながら無事結線し、自作ブレーカー入りハーネスを付けてスイッチを入れた所、モーターは軽快に回り始めた。が、スライダーが動かない。あれ?と思いつつ、後ろにあるレバーが高速と低速切り替えっぽいので低速にしたら動く。で、高速はその中間にある感じなので中間にすると高速に動いた。レバーを動かさないと空回り、中間で高速、全部引くと低速って感じのようだが、それで正しいのだろうか?確かに薪の長さによって密着させるまで高速にしたい事はあるので、あれは変速は固定でないのは分かるのだが、スイッチも押し続けている訳で両手がふさがってしまう。似たような製品を見ると、スイッチ押すとモーターは常時回っていて、レバーだけで移動を調整するようなので、もしかしたらスイッチが壊れているのかも知れない。まあスイッチ片手で押し続けながら左手でレバーを引くという方法でももちろん使えるが。
テストで割ってみた所、余裕で太い木でも割ってくれるのは頼もしい。細い木は高速モードでも割れてくれる。この薪割がありがたいのは太い木というより細い木で、斧で上手くヒットさせるのが難しい物なのだが、これだと静かに割れる。ただ、割れて飛ぶ事があるので、充分安全装備をつけてやりたい所。動作確認してちょっとサビによる動きの悪さが感じられる所に注油して再び動かそうとしたら何故か突然停止。あれれ?なんか全然反応ないぞ・・・と色々触っても変化がなく焦ったが、家のブレーカーが落ちていた。コンデンサがパンクしていた時は自作ブレーカーはちゃんと落ちていたので、薪割機が消費電力がショートしたとか消費電力が大きくなった訳ではなく、おそらく実家でなんらかの電化製品を動かしていたのだろう・・・とは思うのだが、IHは動いておらず暖房もボイラーのパネルヒーターで、なぜ50Aの物が落ちたのか分からない。まあ実家はへんな物が多いので明日改めて使ってみる予定だが、もしかしたら落とした錆がモーターでトラッキング起こすとかの可能性もある。
さて、これが買いかどうかだが、私はジャンク修理なのでええのだけれど、正直微妙と言わざるを得ない。理由その1:消費電力が大きい。7tタイプで1500Wギリギリまで使っているので、これを長時間使うのは色々問題あるだろうと思う。元からコンデンサパンクするような製品だしな。理由その2:重い。タイヤはついているが、80kgもあるので基本固定して使う事になる。薪を持って来て割って持っていくという手間がある。理由その3:電源が必要 まあ当たり前だが電源がないと使えない 比較として斧があるが、割る速度に関しては相手にもよるが似たような物だろう。慣れは必要だが、斧でも木目通りに割れば簡単だ。長さは斧は無制限だが、こいつは制限がある。もっとも、これに入らない薪はストーブにも入らないだろうから、もっと短くする必要は元からあるだろうが。もし広葉樹の太い薪がそこそこ手に入り、それを自宅消費分だけ割りたいという人には簡易的にいいかも知れない。でも経済的に余裕があればエンジン式の方が絶対いいと思う。そうそう、本体は80kgもあるのだが、それでも強度的に充分とは言い難く、以前のオーナーが余程ハードに使ったのかフレームに歪みが見られた。7tに耐えるフレームは本来は100kg級じゃないとダメだろうと思う。また、刃は固定式だが形状的に刺さりやすい形状で、割るのであれば別の断面系の方が良さそう。
Posted at 2016/12/25 00:43:17 | |
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2016年12月21日
・アップがノビノビで日記が日付けとズレていく毎日、今日は荷物置き場の昨年の剪定枝を焼いた。一年乾かしてあるのですっごい良く燃えるし煙も比較的少ないと思ったが、地際がまだ濡れていて積み過ぎると燃えづらかった。また縛った紐も当然大半はダメになっていて、手で拾って投げ込むという手間がかかった。枝ってほんと絡まるので、腰が悪かったら辛い所だった。例年ならここから消火で苦労するのだけれど、今年はポンプで水利を準備していたので、そこは余裕。一応用水路の突然の断水に備えてドラム缶に先に汲んで置いたが、結局使わないで済んだ。というのは、ユンボで周囲の枝混じりの上手く燃えない部分を盛ったら、結局そのまま盛り土で消火する形になったので、特に消火いらなかった。新鮮な枝なら炭になるのだけれど、古枝だと灰になってしまうしので、特に散布は考えておらず、延焼さえしなければ土の中で燃え落ちてくれてもいいので約束の時間も余裕で間に合った。。これなら後始末も楽だ。枝がなくなってみると大分畑が広くなって、これで懸案だった荷物置き場も出来そうだ。ただ、土が混じるので畑に撒くなら水の方がいいと言われる。確かに。灰としての成分だけ残すなら土消火だろうけれど、物理的には水の方がいいんだろうな。
・今日はとあるお酒の販売店に行って珍しいお酒を色々見せて貰った。これだけ珍しいお酒が売れるってのがすごいよねぇ。帰りは焼鳥屋に入ったが、かなり満腹になるまで食べられて幸せ。が、歩いて帰れるので某国産ワインの赤を買ったのはまずかった。どうも眠かったのもあるけれど、ちょっと頭痛がする。国産ワイン表記もないし、あそこもヘンなのに手を染めてなきゃいいんだが。正直、これだったら安いチリワインの方がずっとマシだった。
家でコタツで寝てから酔い覚ましに今日買った「ピースポーター ミシェルスブルグ 2013 QBA」をあけた。醸造所はクロスター醸造所。ピースポーターは私はゴールドプレヒェンは何度か飲んで感銘を受けている。シンプルで品がいいエチケット、モーゼルのボトルでコルクがかなりきつい。合成コルクなんだからこんなきつくなくてもいいのでは?ボトル形状によるコルク保持性能の違いも研究されているけれど、そこらへんの絡みだろうか。価格は1000円とQBAらしい価格で、こんな価格帯でドイツワインはどうなるのか興味があった。マドンナとかカッツとかその価格の物もあるが、最近はどうも辛口を志向しており正直私には雑味と感じられる要素が多かった。品種がそもそも高級志向のリースリングか、大衆品種のミュラートゥルガウとかリースリングの子孫か違うし。これもてっきりリースリング100%だと思っていたら、ミュラートゥルガウと50:50らしい。色は無色透明でスッキリしており、香りは微弱、味は甘口だが甘ったるくなるギリギリ手前と言った所。雑味がともかく少なくてジュースのような感覚で、わずかに酸味が後味をすっきりさせていて飲みやすい。価格を考えると甘口のすっきりした物として良く出来てはいる。反面、ドイツワインに鋼のミネラル感、キリリとした酸味、白い花のような香りを期待する向きにはほぼ応えられないかな。確かに世界的にもこういう味のワインはあまりないのだけれど、以前のドイツワインの白の地位はNZのソーベニヨンブランあたりが占めている気がしてならない。
・明日も片付けと剪定かな、結局昨日もMGSで寝不足でへんな感じやし。空港の警備やりすぎぃ!なんというかステージの難易度で見ると初期~中盤の方が後半よりきつい気がする。スカルズ絡みは戦闘を回避する方法が分かれば割と簡単だし、兵士がクグツ化するので組織だった攻撃を受けない分、むしろ無能スカルズ君の方が暴走させておいてくれた方が楽。耐久度も対物ライフルとかクレイモア地雷持っていればさほど怖くはないし。ただ、地雷でも近いと発見モードになるのはどうかと。ともかく殺すと残虐度が上がってしまい死体処理もあるのに、眠らせるなどが難しくなる兵士に比べ、スカルズはもう死体なのでペナルティーがなくて気楽というお話。ただ後半のクグツは自力で回復しないのに、ハニービーの時だけは勝手に回復するんだよな、統一性がない。
また、ミッションタスクは面白い反面、やりだすとキリがない。要は自由度が高いシステムにはしてあるけれど、本来はきっちりと一本道ルートが用意されていて、それに乗れるかどうかという所だ。これもミッション選択制にしてあるから出来る芸当で、全編でやると辻褄がおかしくなるはず。ところが、本来自由なシステムなため、一本道から外れやすい。特にパターン化が完全には出来ないため、攻略がトライアンドエラーを延々とする事になるのが辛い。操作ミスが無ければ出来るルートなのか、特殊武器が必要なルートなのか、相手武装次第なのかとかね。特に相手の防具に関してはちょっとやりすぎたと思う。一応破壊オプスを回せば減るのだろうけれど・・・あとは少しズルいけど、フリーオプスで施設を破壊しまくっておいてミッション受けるぐらいか。ミッションタスクを無視するならSランクはかなり簡単、先回りして全部終わらせる事が可能なのは自由かも。
これまでと大きく違うと言えば固定兵器が弱くなった。以前なら固定陣地の機関砲を使えば壊滅も簡単だったのに、今回は手持ち武装に比べ固定兵器が弱い。対空機関砲なんて12.7㎜とかソ連系なら23㎜とかなので、手持ち武器と比較するのもナンセンスな強さだったはずだが、攻撃ヘリ相手でも対物ライフルは3発、対空機関砲は数秒当てないと落ちないとかおかしい。そんな中卑怯なぐらい使えるのは迫撃砲で、弾数無制限、直接見つからなければアラートになりづらい、威力はヘリ一発とか優遇されまくってる。間違えてフルトンしてしまう事の方が問題。
ちょっと残念な仕様としては稼働中の装甲車は擄獲しても使えない。EMーMINEあたりで無力化した時は強奪出来て欲しかった。あとは地形制限はやっぱり自由度に偽りありと言わざるを得ない。クラッククライミングもあれから何個も発見はしているけれど、基本拠点周辺のショートカットだけで、大回りで使える物は見つかっていない。ま、下手にそういう遠回りを認めると攻略にへんな制限かかるんだろうけど。
Posted at 2016/12/23 22:20:52 | |
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2016年12月19日
・発表直後からネットではさんざん叩かれたトヨタのソリオ、というかダイハツのトールだかルークだかタンクだかもうわけわからんのだけれど、それが目標の10倍も売れているそうで、やっぱり識者や自称評論家が叩く物は当たるという嫌なジンクスがまたしてもあたった。まあトヨタがそのクラス売れば絶対売れるとは思っていたし、売れるから良い悪いではないのだけれど、世間はあれに抵抗がないのか・・・というのが本音。オッサンにはもうあの形でケバいメッキちゃらちゃらしてるとどれも同じに見えますです。
・今更だけど、トップを狙え2のバスターマシン19号ことディスヌフ、ずっとどこかで「この形の大型ロボって見た気がするんだが」と思っていたのがやっと映像見て分かった、ブラックゲッターだ。真ゲッターで出てくるゲッターロボなのだが、こいつがダークヒーローしていて、あの雰囲気がすごいある。というか、今更なんだけど、バスタービームとかゲッタービームなんだよな。進んだ科学は魔法と見分けが付かないというのが、リアルロボ志向だったトップをねらえとスーパーロボ系元祖の一つゲッターロボでも言えるんだなと。
・ミニキャブのキャブレターについてた意味不明のジェットの名前が分かった。パワージェットだそうだ(多分)。パワージェットってあまり聞かないのだけれど、HRCが解説をしてくれているので大雑把に書くとこんな感じ。普通のキャブはNJ,SJ、MJらへんで燃料の調整をしている。が、高回転高負荷にMJのピークを合わせるとその前後の燃調が濃くなりすぎ、逆に周囲を合わせると薄くなりすぎる。そこでピークパワーに合わせて燃料を吹くようにしたのがパワージェットで、要は新しい燃料系が存在するんだからそこは濃くなる訳で、その分MJは番手下げる形になる。
2000年頃までのRS125はパワージェットは補助的に燃料を補給していて、MJの番手は高かったそうだが、それ以降ではパワージェットの割合を増やして逆にMJを下げていくセッティングがそうだ。このメリットはよりオーバーレブ特性が得やすい所だろうと思われる。で、パワジェットがないキャブの人間はこう思う訳、「ニードルジェットで低い方の燃調は取れるんじゃないの?」って。つまり、低い側でのピークパワーへの燃調カーブはニードルジェットの形状やクリップ段数で絞れる。キャブにもよるが、これだけでピークでも大分下がったりする。この問題はレーサーのように高回転までしっかり使い、低回転はそこまで重視せず、しかも強制キャブのようなライダーの意志にダイレクトに反応する必要がある物の場合じゃないかと思う。
じゃあ車に使うのは意味がないのか?これは車は車でかなりワイドレンジに対応する必要があるからではないかと思う。低回転だけ使うなら多分いらなかったんだろうけど、90年代後半のキャブ車はかなりパワーも出しているのにシングルキャブのままだった。本来ならこの排気量をシングルキャブでカバーするにはツインボディーにするとか独立キャブにする必要があったと思うのだが、コスト的にも排ガス規制的にも出来ない。そこでシングルキャブに様々な後付けをして対応していたのではないかと。インジェクション化はそういう意味でもあの時代が限界だったのかもと思う。この後さらにジェットを複数にしてデジタル制御にして・・・ってやるぐらいなら、インジェクションにした方が都合がいい。実際インジェクションモデルに乗ると、生気は薄いけどそつない印象は受ける。
一方でU42Tが戻って来て感動した事もある。まず乗り味はTTサンバーよりずっと軽快だ。履いていたタイヤとパワステ無しのせいもあるが、やっぱりサンバーは重かった。クラッチ正常ならミッションの扱いもいいのだけれど、サンバーがかなりローギヤードに感じた割にミニキャブもギアはさほど高い訳ではなく、回転感があるサンバーの方が伸びはいい。
・世界がまた一段と時計を巻き戻しつつある最近、年末はどうしてこうヘンな事件ばかり起こるのだろうかと思う。難民問題はポピュリストと罵られようが、結局民族国家に近い近年の国家の成立を踏まえると、もう移民排斥しかないんじゃないかと思う。確かに共産主義が強かったソ連時代や現代アメリカのように多様な民族が混在する世界はあるが、結局上からのタガが外れたソ連崩壊後はバラバラだし、アメリカは崩壊しない分ずっとトラブル続きだ。ユーゴもそうだし、シリアもそうだし、民族間の内戦に大国が荷担して戦争が続くという状況を打破するには、民族主義を認めていくしかないような。もちろん、そうやって大枠の民族を認めると、今度内紛を起こすのがイスラム教徒な訳で、それがイラクへの派兵などの論拠になっていたのだが、もう自国でやってる事に世界が一々介入するのは無理な気がする。なんとなればクメールルージュみたいな事もあるんだろうけどさ。
次、トルコにおけるロシア大使暗殺に関しては、インガオホーというかなんというか。というかトルコとロシアって永遠の敵対関係だったはずなのだが、シリア問題でトルコが反政府組織・アメリカと組み、ロシアがアサド政権支持で内戦助長してたのに、エルドアンがクーデターを鎮圧して恐怖政治やってからどこに走っているのか分からなくなってきた。アメリカとの関係悪化が引き金なんだろうが。
中国関係の記事を読むと、キンペーがスターリン的な独裁者になっていっている事件が羅列されていた。なんだかんだ言って中国が伸びている間はいいけど、トランプショックで停滞した時に自由経済から一転ロシアのようなマフィアの国になるかスターリンや毛沢東の時代になるのか。毛沢東時代は対外的にはチベットやインドベトナムとは争っていたが、日本とはそれほど関係なかったというか日本は戦後賠償している敗戦国扱いだったけれど、今回は外に敵を求めて色々やりそうで嫌な予感。
・仕事は研究部の剪定講習会があったが、またデラかよという気がしないでもない。側枝の取り方などベテラン中のベテランがノウハウを伝授してくれるのは勉強になるし、「タブー枝を捨てていけば楽になる」というのを実践出来ていてすごいなとは思う。よく剪定はチェンソー>ノコギリ>ハサミの順と言われ、残すべき物を大まかに決めてから作業すべしと言うのだが、現実にはノコギリからはじめろって言われて出来る人はそうは多くない。思い切りや見えている樹形が分からないので、どうしても現状から木にお伺いを立てて作業する事になる。それを今年は8割作付けでいいんだと割り切って綺麗な樹形に先行投資的にやっていく、確かに正しい。じゃあお伺い立てるのが悪いのかと言うと、まあその人のスタイルだよね。「黙って俺についてこい」か「木のおっしゃる通りに」かだが、果樹栽培は人為的な物だしノウハウがあるなら前者、自身がないから後者って感じかな。棚下短梢とかはもう人為のキワミ。
Posted at 2016/12/21 22:38:17 | |
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