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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年12月05日 イイね!

庭木伐採・またワイン会でした・

 ・庭木の伐採を頼まれて、割と太いトウカエデを倒してみた。作業スペースが無く倒す方向も他の木や塀を避けたのだけれど、見事にその方向に倒せたし、倒すときも手で軽く押すだけで行ってよかった。さて、先日から修理したチェンソーの実力テストという事でマルヤマのチェンソー(いつもうろ覚えで適当書いてあるが、MCZ353-1)とスチルの011AVTEQを持っていったのだが、それぞれ結構違った。
  まずスチルはパワーが桁違いで、チゼル刃のためかものすごい切れる。カンナというよりウッドチップとかノミのような切りカスがバリバリと出てくるし、多少挟まっても物ともしないで切ってくれる。小型チェンソーにプロ用とかあるのか懐疑的だったが、逆に「このクラスじゃないと間伐とかプロ作業は出来ないわな」と納得。丸山のはスロットル絞ると抵抗で良く止まるからね。
  一方でスチルには2点、重大な欠点がある。一つ目は排気音でかなりウルサイ。イヤーマフラーして作業しないと耳やられると一緒に作業していた人にも言われるほど。そしてもう一つはマフラーの熱で外装のプラスチックが燃える。実際は燃えずに煙が出てこげて変色するのだけれど、最初からそうなっていて不思議だったが納得。というか、コレってかなり重大な設計不良じゃないだろうか。書いたように011AVTはアルミの組み立てマフラーで一度反転させて排気しているので、そこが異常加熱するみたい。一応耐熱ブランケット挟んだけれど、逆に温度が上がればマフラーが溶ける可能性もあるし、スチルが無理させないようにそれで良しとしたのか、何のテストもしなかったのか、排気温度下げるぐらいガス濃くして使うべきなのかは不明。元から戻し回転が1回転ないぐらいだったので、薄いことは薄いんだろうけどね。
  相対的にマルヤマのは非力で切れない。オレゴンの刃も研ぎやすいけど長持ちしない感じもする。ただしフルスロットルでもシュイーンとかジュイーンって感じで回る。スチルのはブオオオオオ!って感じなので、静かでスムースなのはマルヤマ。まあマルヤマの刃は1タンクブドウを切った後なので、多少は差っぴいて見ていいだろうけどね。伐採なら圧倒的にスチル、主枝ならマルヤマ、枝ならタナカ、もし一台だけ持っていくなら大は小を兼ねるはずだけど、スチルはやっぱりウルサイ。理想はスチルのパワーでマルヤマの静かさでタナカの取り回し。

 ・昨日もワイン会だった。今回はブルゴーニュで、かなり高いワインがふんだんに出たので結構飲んでしまった。白はクレマンと最初の一杯のシャルドネのみ、残り4杯はボジョレヌーボーとピノノワール、プルミエクリュやガメイとピノの混ざったタイプ、自然派などだった。初参加の人が多くて「レストランのワインリストから選べるぐらい勉強したい」という自己紹介を良く聞くが、これ難しいよねぇ・・・確かにAOCをはじめ認証制度である程度のグレードは名前から推測出来るが、特級畑>一級畑>村名>地域名となると、分かるのはせいぜいプルミエクリュまで。その上でも良し悪し好き嫌いはあるし、村名でも美味しいのも結構ある。
  なのでマダムが「生産者名を覚えて、予算の中でその人の村名にするか特級畑にするか選べばいい」というのは確かに一番わかりやすい。が、星の数ほどある生産者から選べるのかって言われたら、それもまた難しいんじゃないかと。というか、私が知っている生産者のワインが置いてあれば、そりゃもう普段行けないような高級レストランに自動的になって、どうせソムリエがいるから、予算と好み伝えて選んでもらえるという気もする。という事でマダムの「予算の範囲で大雑把に伝えれば、その中で安いのを持ってくるのが普通のサービスマン」というのはかなり的確だなと感心した。
  今回は改めてボジョレヌーボーって美味しいなと感じた。ボジョレは破砕せずマセラティックカルボシオンという二酸化炭素密閉型浸透析出発酵を行うのだが、日本ワインメーカーの人が二人も来ていたので聞いたら「うちでは新酒だからってソレは行っていない」「実は試験的にやったが結果が芳しくなかった」という事だった。結果が良くないという理由をもう少し詳しく聞くと、少しでも果実に瑕疵がある拡大されてしまう、特に完熟してない時に青臭い匂いが出てしまうとの事だった。決して日本のワインメーカーさんがへんな材料を使っているという訳ではないが、ヌーボーという早飲みかつ廉価で短期発酵なお酒を造るものとしてはコスト的に辛い物だといえる。まあ実際今のボジョレヌーボーって1本1000円台の後半、高いのだと2000円の後半のも多いわけで、高級ヌーボーという不思議なところに行き着いてしまっているわけだ。という事で昨今だとヌーボーよりビラージュを良く見る気もする。
  このヌーボーに関しては政治的な話しを以前聞いた。お酒のボトリングによる貯蔵技術が出る前は、お酒というのは基本的に単年度で飲みきらないと品質が悪くなってしまうので、新酒が出回るとみんな喜んで買っていた。新酒にもっとも価値があった。で、新酒で儲けるためには、市場でもっとも早く新酒を供給することが求められる。そして供給を早めるには温暖な地域で早生な品種を大消費地の近くの運河に面したところで作ることが望ましくなる。という事で実はブルゴーニュのボジョレーはそんな商業的に有利だったわけではない。しかし、政治力でもって「新酒を販売していいのは11月の第三木曜日から」という法律を作ったため、競合産地は上で書いたメリットがなくなりボジョレーの品質とかスケールメリットとかに負けて消滅したということがあったらしい。

 ・薪ストーブの設置終了、試運転してみて室温28度まで上がり暑くて逃げてきた。まだ気温が12度とかあるから仕方ないね。今年の改良点は火台と煙突穴。以前は床にレンガを置いて、その上にケイカル板を置いていたが、高さが若干合わずストーブの足にゲタを履かせていた。今年は台の高さを上げて作り、下に骨組み作って割れないように工夫、組み合わせもスロットインにして気密を高め倒れないようにした。もっとも今考えるとストーブの下の骨組みが木材ってのはあまり良くない気はする。でもセンサー設置しているけれど床温度はストーブ直下ですら50度には行かない。灰があるので熱が伝わらないのだ。まあ簡単に分解できるようにしたので、夏場にチェックだな。
  煙突穴は窓枠につけていたベニア板で、外枠をつけて断熱材も入れた。煙突の周囲は前からめがね石だが、ステンレスの板を綺麗につけなおした。増築した倉庫と妙なスペースの取り合いにもなったけれど、その場その場での加工でなんとかおさめることが出来て満足。
  折角なのでストーブで沸いたお湯でラーメン作ったが、お湯の供給に限ればソーラーの方が有能。今日も晴天で大分沸いた。ただ温度低下が早いので、その対策を明日以降でやりたい。

 ・以前リフォームした家に数年ぶりに行って見た。最後まで仕上げする時間がなくて心残りな部分もそのままだったが、断熱材の物量投入の効果も感じられた。特に床の暖かさは暖房単体では得られない心地よさがある。白木はそこそこ汚れていたし水染みなんかもオイルフィニッシュの無垢材だと見られるが、それも風合いではある。反面後悔しているのは内窓をペアガラスにしなかったことで、やはりシングルガラスだと二重窓にしても効果が低いのを感じる。他はドア類がアルミのままなのはどう考えてもおかしかった。あそこは本来はアンティーク材が入る予定だったからな。
Posted at 2016/12/06 04:17:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2016年12月04日 イイね!

ワイン会でした・直すどころか壊れた

 ・昨日は農家の部会支部でのワイン会だった。ランチだったので一人頭2500円で充分に豪勢なワイン会になった。スープ・サラダ・魚・デザート・ワイングラス2つ。2時間半ぐらい色々な話を出来て本当に良かった。ワインに関してはちょうどソムリエが来ていたので、いろんな話が聞けた。自信を持ってワインの説明が出来るスタッフがレストランにいるという事は素晴らしいのだが、バッジも上っ張りも着てないと普通の給仕のオバサンなのがもったいないような、権威的じゃなくていいというか。
  ワインの好みも今回も高齢者は甘口、初心者で何でも飲む人はそれが甘口なのか辛口なのかも分からないけれどストライクゾーン広め、食事と合わせる人は辛口と別れた。私は余った甘口をグラス2杯ぐらい飲んだのでその後ちょっと悪酔いして、帰ったらそのまま寝てしまったので日記も書けなかった。まあ、農家の農閑期の楽しみとして良かったのではないかと思う。自腹で持つ積もりの部分を許してもらえず、結局次の講習会の時の差し入れという事になり、クリスマスイベントラベルを購入。

 ・三菱の役員報酬の限度額がかなり上がるというニュースが出ていて「え!あんな無能戦犯の給与上げたら財閥とか債権者とか従業が黙ってないだろ」と思ったら違った。ルノー日産のゴーンが送り込む役員で三菱出身社は益子以外全員クビ、社外役員などゴーンの利益供与グループやゴーン本人が報酬を取り放題にするという「改革」なんだそうな。ゴーンは世界一金にがめつい車会社社長とは聞いていたけど、本当なんだなと。まあ役員報酬が高いと言っても不正したり談合したり盗作するよりはマシというのも事実ではあるし、合議制より一人の独裁者の方が決定がスピーディーで飛び抜けている事もあるけれど、ゴーンだって相当な年なんじゃないのかな。そう言えば軽自動車でほぼ唯一のEVだったミーブシリーズの大本命のミーブトラックも生産終了だそうだ。あるブログでこれを手に入れてテストしていたが、2WDで軽トラと言う車を知らない人が設計したとしか思えないミーブトラックだが、EVのトラクション制御や重量バランスで「2WDとしては」かなりの性能があったらしい。逆に言うと2WDの限界は認識していたんだろうから、そこはなんとかしろよ三菱と。大体4WDと言ってもフロントの駆動力は大半はいらない。低速や動き出す途中、あとフロントが流れる時に後輪の数パーセントかけるだけでいい。これを駆動系でやろうと思うと複雑な制御が必要だけれど、EVだったら小型のモーターでちょちょいと改良出来る。そういう4WDとしての発展性の高さはむしろEVに向いていたと思うんだが、結局三菱が亡くなった今となっては商用軽のEV化は遠くなったと見るベキだろう。ホンダも撤退するし、ダイハツはトヨタの傘下だし、スズキはダイハツ以上に保守的だし。

 ・修理あがりのミニキャブ、渡された時に始動1発目はストールするが、その後は安定するから様子見てとの話しだったが、始動3回ぐらいまでストールする。初爆は速いが、その後一瞬で落ちるのだ。暖気後はアイドルは正常なのでアイドルが低い訳ではない。暖気中はかなりエンジンの回転がラフなので、オートチョークが効きすぎとかそこらへんを疑っている。クラッチ周辺からの音は注意して聞いていると走っている間もずっと小さくカラカラというかシャラシャラという音が聞こえている。切った時の音と同じではないが、アクセルオンでトルクがかかると音が大きくなる。一瞬アイドラーホイールのどれかの音かなとも思ったりする。パワステベルトあたりが駆動トルクの方向でベルトの暴れ方が変わるとかね。

 ・MGSVTPPはホワイトマンバ事リキッド君登場、ふてぶてしくて、デカプリオとかリバーフェニックスとかジェームスディーンとかを意識している感じがする。子供相手だとCQCホールドが使えず、打撃はよくスカるので何度か殺されて「銃を持った奴に年なんか関係あるか!!!」となった。でも誰も殺さず回収したけど、リキッドだけは「こいつをここで殺しておけばMGS1,2,4の悪の芽を摘めるのに」と思ってしまう。ま、それを言うとオセロット真っ先だけどね。
  もう一つ気になりだしたのは、相手の気絶時間が明らかに短くなった。最初はヘッドショット麻酔=首締めスタンで軽く半日寝ていたものだが、子供を数匹まとめて寝かせておいたら、車に乗せてるわずかな間に目が覚めていてびっくり、もちろん大人兵士も聞きづらくなってる。ゴミ箱やトイレは拘束兵士を隠すというより、気絶後のゴミ箱として良く使うようになった。
  あとはスネーク君の張り付きがまた酷くなった。MGS3でもいらん所で張り付いてイライラしたが、TPPでも狭い場所、木が多い場所だと張り付く張り付く、なかなか離れないで、離れたら立って発見されるとか操作性が悪くて見つかるパターン多すぎ。
  相手も防具が強化されるのは仕方ないけど、攻撃力も数倍に上がっていて、ショットガン2発もくらうと死亡するようになった。ちょっと強化しすぎじゃないですかねぇ。確かにステルス状態である事のメリットを最大限生かすために警戒モードでのペナルティーを大きくするのは分かるんだが、このゲームは警戒解除が以前のMGSシリーズのように明確に何秒って感じでは存在しない。一応無線で「発見」「ロスト」「探索終了」はあるけれど、その後警戒解除がない。  あと尋問があまり面白くない。MGS4までは拘束するとアイテム略奪と尋問で警戒解除など無線周波数がもらえたのだが、TPPだと基本はアイテムの場所を教えるだけで、それも自前で見つけられるようなものばかりだ。つまり尋問するメリットがない。情報はむしろ非警戒状態の兵士の雑談の立ち聞きになっていて、「ミッション目標の達成にはステルス潜入」という縛りになっている感。
  もう一つコレどうなんかなぁというのは兵器の破壊は非殺傷という所、ヘリ落としても戦車焼いてもいいんだが、それ最低でも4人はのってますがな。ヘリの方もドアあけて操縦席見えるんでスタングレネード投げ込んだら見えない壁で弾かれたりする。マップも微妙なところがあって、洋ゲーだと無理やりへんなところに侵入することはプレーヤーの権利みたいなところがあって、ヘイローとかワートホグを足場にいろんな近道を探した物だが、MGSだとトラック足場でショートカット足場に到達しても見えない壁で進めないことが良くある。そのためか、クラッククライミングという折角のギミックだが、ほぼ出番がない。あくまで開発者が作ったルールで遊べという感じか。
  
Posted at 2016/12/05 04:07:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年12月02日 イイね!

スチル011AVT修理・車修理終わったが・・・

  ・スチルの011AVTEQの修理続き、今朝は生ガスで始動確認、結構うるさないコレ。重量は4.2kgって書いてあるけどだとしたら一番軽いはずだけどそんな軽くないような気がする。測ってみたら5.3kgあったんですがバーとチェーン別扱いなんじゃなかろか。チェンソーオイルはやっぱりたれてくる。これ、農○は「ポンプ後ろはストッパーがないから垂れる」って言っていたけど嘘だわ、オイルポンプ前からもえんえんと垂れる構造だ。良く考えたら2スト原付なんかもオイルポンプはワンウェイチェックバルブつけてるもんね。それが無ければオイルは漏れる物。
  エンジンは回るがガスは上がらないので、結局キャブを外したが、「なんじゃこれ」と言う構造だった。まずスロットルのワイヤーで、ワイヤーの先のスリーブを変形させて抜け止めにしているという特殊な構造、普通ならフックでも付けるだろうに余程ガタを無くしたかったのだろうか?キャブ自体はワルボロの8番なんだが、タナカと違ってポンプ関係の配管が見えない。燃料ホースはもちろん繋がっているが、もう一つのタンクへのホースはチェーンカバー下にスポンジがついたドレンっぽい物があるだけ。別にそこにも加圧してないので、ここはブリーザーというか負圧で抜けるだけなんじゃないかな?じゃあポンプは自前で吸うだけなのか?ところが、このブリーザーホースがキャブ抜く途中で折れてしまった。普通の耐油ホースだろうからどうでもいいんだが、不思議な所で折れたなと思ったら、中に真鍮のネジがねじ込まれていて完全に理解を外れた。
  ブリーザーがあるのは分かる、タンクが負圧になったらキャブが吸えなくなるからな。しかし、そのブリーザーにブラインドが入っていて完全に殺されているとなると「一体どういう事だってばよ?」。ユーザーが後から入れた??タンクからガスが漏れる対策?ともかく、ここは加圧とは関係なさそうなので吸わない原因をさらに探るが、キャブ本体は分解しても綺麗な物で正常そうなんだが、本体からの負圧口は良く分からなかった。もしかしたらインマニ面のこの穴だろうか。そしてもっとびっくりしたのは、このキャブの下に別のベースが存在していた事だった。ベース入り口はアルミ板で蓋がされていてインマニはふさがった状態。あ、これはリードバルブか?と思ってばらしたら、やっぱりリードバルブだった。
  何がすごいって、チェンソーなど小型2ストエンジンは普通はピストンバルブ方式で、リードバルブは使われないと思っていたからだ。バイクで言うとRZ250あたりがピストンバルブ、NSRあたりがクランクケースリードバルブ、旧型ガンマあたりがパワーリードバルブ(折衷型)、ロータリーバルブのカワサキKR1あたりという感じ。と思ったんだが、何故かネット情報だとピストンバルブが優れていて、リードバルブ方式は安物、アイドルが悪いとか書いてある。その資料に貼り付けてある映像見ると、ピストンバルブ「キャブレター」ですよ、もうプロが書いてないのがバレバレ、他の画像もバイクの物を使ってます。なんでそんな勘違いしているのか理解しがたいのですが、原理だけで言えばケースリードバルブはピストンバルブの上位互換です。大体ケースリードバルブはピストンバルブを包括しているって分かってるのかな?2ストの構造見れば分かる話だと思うんですが・・・実際うちのマルヤマのチェンソーはピストンバルブっぽいです。
  バルブタイミングに関してケースリードバルブが不正確というのは酷い誤解です。というか混同が多いのですが、2ストのポートは3種類あります、吸気・掃気・排気です。リードバルブで漠然と負圧で吸ってるんだからタイミングが合わないだろ?というのは掃気バルブと吸気バルブを混同しています。ピストンバルブエンジンの場合、全部ポート穴でタイミングがあってますが、ケースリードバルブの場合は吸気はケース側でやるのでタイミングは確かに任意ですが、吸気はクランク室から掃気ポートにピストンバルブと同様のタイミング管理で行ってます。へんな模式図書いてるの見ると、ケースリードバルブはクランクだけ吸って燃焼室側にガスが行ってない図なんかもあって呆れます。
  が、念の為つじつかさ氏の本などで確認した所、実は「ケースリードバルブが高性能化したのは1984年頃で、それ以前は一番古い2ストの吸気方式で性能が低くて廃れていた」とすら書いてある。つまり84年以前の認識だとケースリードバルブ=最古で一番効率が悪いやり方という認識で間違いなかったのである。おそらく011AVTの頃もまさか最新の技術が設計に応用出来るレベルにはなく、ケースリードバルブ=安い方式として採用した可能性が高い。しかし、何度も言うが、現在の技術だとクランクケースリードバルブの方が高性能化出来る。
  
  さて、ブリーザーを新しいホースで組んで、キャブをなんとか組み付け、エンジンもかかるようになりました。試しに先日からメンテしたチェンソーで切ってるシラカシの枯れ枝を切った所、全く切れません。いやね、見た時から気になってたんですけど、このチェンソーの刃、あちこち真っ黒にやけたり、バーに青い焼きが入っちゃってるんですよ。装着した状態で目立てしてみると、もう刃が逆に押されて両刃ぽくメクレちゃってる。目立てしないで押しつけて無理やり回すとこうなりますんで、ユーザーはド素人だったようです。刃も目立てしていて分かったのですが、一度も研いでないようです。なぜ分かるかと言うと目立てが丸棒ヤスリだと横が当たらない。チゼルなので隅が研げないんですね。メーカーだと丸棒で研いでる訳じゃないので研げてるんですけど、普通の人はそんなん無理ですから。それ以前にメクレで形状がかなり歪になってしまっていたので、研ぎ出すのは大変でしたし、やっぱり両刃形状になっている所は完全にはなりませんでした。逆にデプスはほとんど修正いりませんでした(でも両刃っぽく落ちてる分、やっぱり多少は削らないと高さが足りない)。
  研いで直すと以前よりははるかに切れるようになりましたが、キャブの調子がイマイチで調整しました。ワルボロは良くわかんないんだよね、戻し。またメクレのダメージ部分が落ちるまでは本来の調子では切れないようで、やっぱり切れ味で言えばマルヤマの方が切れます。パワーはどうなんでしょうか、スチルはかなり駆動トルクの反動がありますし、切り込んでから無理にやろうと思えば削れる感じはしますが、本来のチェンソーの切り方って意味で使うならあまり関係ないかも。切れる刃ならタナカの32ccでもぶっとい木もエンジンをさほど吹かさないでも切れるし。刃を見たらマルヤマのチェンソーはだいぶ禿びてきていて、しっかり研いだんだなぁと実感。そりゃデプスも落としますわ。

 ・薪割機も自作ブレーカー付けてテストしたらブレーカーが落ちて無事ショート確定、モーターのコンデンサ待ちだなと見たら容量間違えてた。アマゾンで注文したら最初「クリスマスイブまでにはお届け!」とか出て、「誰がクリスマスプレゼントにモーターコンデンサなんか頼むかよ!」と突っ込んでしまった。まあ実際の予想はずっと早かったし、どのみち薪割は滅多に出番ないけどな。

 ・ミニキャブは作業終わって実走確認したというので取りに行ったが、早速走っていると異音がする事に気がついた。一体あの工場は何を確認したんだろうかと。症状は後で話すとして、早速電話したが作業はしばらく出来ないから、音の確認のためだけにすぐに持って来るか、数週間後に代車が出てからチェックするとか言うので、しょうがない二度手間だけど持っていった。原因を確認、異音だと認識してもらった上で「上司と乗って確認したい」ってんで20分ぐらい待たされて挙げ句、上司の方から「原因が分からないけど、元からしていたんじゃないか、うちがやった所で不具合があるか分からない」とか最悪の言い訳を聞くことになった。大体、車屋がこの異音の原因の特定が分からんってのがどうなんかと。最悪分からないならすぐにジャッキアップしてばらして確認するしかないんじゃないのかと。なのにエンジンが静かになったから目立つんじゃないかみたいな誘導とか、ほんとここは技術力や感覚が低い。修理が上手く行かない事は機械物だから理解するし、隠されるより再整備の方がいい。特にこの音がクラッチ周辺からしているという事は、いずれ大きなトラブルになる可能性が高いし。というか、こういうトラブル予見して若手に載せ替え整備を任せたんじゃなかったのだろうか。
  さて、異音の症状は走行中にクラッチを切ると異音が継続的に出るという物。ニュートラルの惰性走行だと音が小さく、ミッション側から駆動されている何かが鳴ってる。クラッチを繋いでいると鳴らない。シフトアップのように大きな回転変化があると盛大に鳴ってる。停止状態だと鳴らない。あと、部品交換したにしてもクラッチのタッチの節度がなく、ストロークが短くて繋がり、遊びがすっごい曖昧になった。今回いじってあるのはエンジン本体が違い、フライホイールは前からの物、ディスク・カバー・レリーズベアリングは新品、もちろんセット品である。あとはパイロットベアリングも新品。
  さて、経験則から言うと新品ベアリング自体の不良と言うのはまずないので除外していいと思う。また交換してないミッションも除外していいのだが、作業時に故障する可能性はある。この手の故障と言うと何はともあれ真っ先に疑われるのはレリーズベアリングなのだが、レリーズベアリングが鳴っていれば走行してようがしてまいが多少は音が出るはずだが、停止していると全く鳴らないので除外。他に鳴るとしたらクラッチ板がプレッシャープレートなりフライホイールと摩擦接触している可能性である。クラッチ板はスプライン上を移動しているので、本来なら摩擦が生じると移動するはずなんだが、スプラインが痛むなりなんなりするとディスクがその場に残って摩擦が残る可能性がある。というか、音聞く限り、金属音じゃなくてクラッチフェイシング材がすれている音に聞こえる。ただ、ディスクとプレッシャープレートなりフライホイールなりとの摩擦だとしたら、停車状態でもなるだろうし・・・

 ・明日はやっとワイン会、明後日もワイン会なので二連ちゃんだ。ワイン会があるとその前後の仕事が限られるので何やろうかな。苗も届いたが、今年も注文が多く上等苗が欠品で中等苗で届いた。昨年の10本より軽い30本ってなんか悲しいな。ちゃんと生育すればあまり差はない物だと分かっていても、これで価格差が数百円と言うのは少し割り切れない物を感じる。接ぎ木苗をまた試して見るか?一昨年全部接ぎ穂に失敗したの(全部台木は生えてきたが)で、あんまりやりたくない。
Posted at 2016/12/02 21:28:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2016年12月01日 イイね!

今日もチェンソー三昧



 ・久々に新聞の記事読んで心底呆れて口がふさがらなかったニュース、「もんじゅ後継の実証炉作る」。もうね・・・ほんとうに日本政府は愚劣になりましたね、韓国大統領のような個人の問題じゃない分、もう腐ったミカン箱状態ですわ。新聞でも指摘されていたけれど、要は日本は核燃料サイクルでプルトニウムを使う前提で核物質の保有を許されていて、その辻褄を合わせるために増殖炉を作らないといけないという線路がある。んだけど、この線路は鉄橋が落ちていて進みようがない。そこで鉄橋の向こうに小さい劣化番電車を実用炉として作ればいけるいける、って誰が思ってんだソレ。その前に失敗策のもんじゅをちゃんと運営して言えよと。しかも決めてんの、原発メーカーはまだしも日本原連とか戦犯じゃないかと。
  どのみち増殖炉にしたからと言って核廃棄物が減る訳じゃない。使用済み核燃料からプルトニウムが取れるのは分かるし、それを使いたいのも分かるが、それを燃やすと更に危険な核廃棄物が出る訳。その処分方法も確立してないまま。原発はよく「便所の無い家」って言われるけど、そういう事なのよ。技術的課題がここまであるんだったら、もういっそレーザー核融合かトカマク型核融合炉あたりまでステップ広げてくれた方がいい。核融合は人類はまだ水爆のようなレベルでしか使った事がないけれど、日本が今後原発につぎ込んでいる全ての無駄をすっぱり諦めて取り組めば、一つぐらい実用炉が出来るんじゃないか?全ての原発政策を核融合に進めるべきだ。もんじゅ後継炉ってのは実はそれを同じぐらい荒唐無稽なんだから。あと元大阪大学教授のインタビューみて阪大嫌いになったわ。ちなレーザー核融合を日本でやってるのは阪大ね、つまり大学の元研究者で予算引っ張ってくる政治屋になったのが原発政策のブレーンとして推進している訳だよこれ。

 ・原発がらみでもう一つ話題、横浜の小学生いじめ事件をラジオではじめて詳細に聞いた。確かに横浜のいじめをした小学生、いじめを放置した教職員、たらいまわしにした教育委員会、介入したがらなかった警察など無責任体質で横浜ってダーティーな場所なんだなという認識を新にしたのだけれど、一番のはじまりである「いじめをした小学生」周辺について「こういう考えなんじゃないか?」という疑問が拭えなかった。もちろん事実は分からないし、絶対的にやった奴が悪いのは事実なんで、あくまで「そういう考えをする小学生がいたならどう説明し理解させるべきか」って空想に過ぎないんだけど、いじめた側の言い分が「原発事故の慰謝料」としてお金を取っていたという部分がどうしても気になってしまった。
  普通に考えたら、原発被害で避難してきた小学生が東電から慰謝料をもらう立場のはずで、被害者がおそらくほとんど被害を受けてない避難先の同級生に慰謝料を払う謂われは無い。でも子供の残酷さで「原発立地県の住人にメルトダウンのなんらかの責任がある」と敏感に、弱みとして感じ取ってしまったのではないだろうか。子供からすると、東日本を汚染した施設がある所から逃げてきた人を「被害者」ではなく「加害者」と感じたのではないだろうか。もちろん大半の人は被害者で間違いないし、加害者の最たる東電幹部は東京だか横浜だか都会に住んでいて、事件後は雲隠れして出て来ない。しかし、一方で、原発で働いていた人、東電関係者、誘致した住人やその利益を享受してきた人達もいる。それらを純粋な被害者と呼べない、そんな心理が親達にあって、子供もそういう影響を受けてしまったのではないか?処罰されるべき人が誰も責任取らなかった事で、人災に対する犯人捜しが被害者受け入れ自治体の住人にあるのではないかと思ってしまう。
  もちろん、今回のケースの児童の両親がどうなのか分からないというか、こういう視点で失礼な事を聞く人がいないので報道はされないだろうし、仮に関係者だったとしても子供がそんな目にあう事は耐え難い苦痛であったろうとお察しする。少なくとも、この家族が原発事故に関して直接的な責任なんか全くないだろう。反対してたとしても止める事なんて原発事故前は無理だったのは間違いない。少なくとも識者で事故や問題を予見していた人はいるけれど、それ以上の数の御用学者、政治家などが絶対に問題ないと言い続けていたからだ。しかし、今度自分の問題として考えて見よう。たとえば再び原発で重大な事故がおこったとする(あり得ないと思うだろうが、例えば福島で再び大きな地震が起こり使用済み燃料プールが破損するとか燃料棒移動中におっことす事などは充分ありうる)。そして他の国、例えばドイツとかベトナムに行ったとする。で、原発止めているドイツ国民から「お前らはあれだけ何度もリスクを実際に生じさせていながら結局重大事故を再びおこし海洋や大気を汚染させた賠償責任を他の人に対して感じてないのか?」と謂われた時にどう答えるべきだろうか。これ、むしろ反対活動してきた人こそ「すみません」と答えそうな気がする。今回の被害者の小学生も自分の住んでいた街がメルトダウンによって消滅したり心理的に住めなくなってしまった事に少なからずショックを受け、それを「原発はダメなんだ」という強い認識として持ってしまったがゆえに、なんか迂回して自分の責任みたいに感じてしまったのではないだろうか。それは小学生にしてカツアゲしている横浜のエリートクズに対してお金を払うという事では絶対なかったのではあるが・・・まあ、この問題は脱原発の話題というより、都会の子供のすさみ具合って感じはあるな。

 ・今日はタナカのチェンソーを修理して実戦投入してみたが、なかなか良かった。1/4は3/8に比べると非力なイメージだったが、剪定には良さそう。もっと言えばバーが短い軽量モデルならもっと便利だろうとは思うが、長い奴は長い奴で先っぽが使いやすいかも知れない。さて、うちに他にあるチェンソーどうだったかと思って取り出したが、新ダイワのはアクセルの安全装置に問題がありわざわざ直して使うより同じ1/4のタナカを使えば良さそう。キャブとかチェーン取って残りは捨てるか。もう一つのスチルの011AVT(なんでこんな高級機があるのか!)はいろんな規格のソーチェーンのモデルがあるのだが、これは刻印がPの3となっているからオレゴンの91系という事で、やっぱり丸山のチェンソーと同じサイズになる。んが、スチルはプロ用なんだなーと思う所がまず排気量。
  大体のモデルは数字が排気量で、タナカのは330=32ccぐらい、丸山のは350だから35c、スチルはインチ・ポンド法なのだろうが、0.11=41ccである。つまり排気量に余裕がある。その分重くて堅牢なんだけど、パワーがあるため力がある。その分をどこに使っているかというと刃で、ついているP3はチゼルと呼ばれるタイプの刃である。チゼル刃というのは切刃のエッジが直角なタイプで、切削抵抗が大きいがよく切れると言われている。スチルは自社で刃を作っていて、それがまた堅牢な事で知られ、なぜか3/8の1.3ゲージで70ccとか言う軽自動車のボディーのまま1,3リットルエンジンみたいな事やってる。
  という事で夜中に油まみれのスチル011AVTを分解清掃してみたのだが、以前ハンドル類だけ取ったのか少しばらけているけれど、どこに何が付くのか非常に分かりづらい。それは柔らかいゴムダンパーでソフトマウントされているため、「まさかココに入るのか?」って所に入ったりするし、意味不明なウェイト(多分防振用)なんかもある。やっぱりプロが長時間使う事を意識していそう。さらに分解していくとびっくりしたのはマフラーがアルミでしかも分解出来る構造だった事。普通は耐熱性やコストを考えてスチールの非分解パーツにするのに!あと面白いのは、ユーザー分解推奨部分は全部同じ頭サイズのマイナスネジで留められていて、割と簡単にばらせるようになっている。ただ、相手がソフトゴムのダンパーとかパーツの合わせが悪くて入れづらかったりするし、マイナスネジはドライバーに保持させておく事が出来ないので整備性は一長一短。他にはバーが19㎜頭のナット1個で止まっているのも珍しい、もしかしたら、プラグレンチと共用なのかも知れないのだが、1個なためバーにかかる曲げトルクを受け止めきれないようで、アジャスターが曲がっていた。素直に2本にすべきでしたね。
  他にもアメリカ式合理主義とご都合主義が見られます。メインスイッチは国産の物は大抵のが汎用の電気スイッチですが、こいつはスライドノブに金具がついた単純な物になっています。他にもスターターのラッチは国産のはロープを引く力で爪が出る構造ですが、こいつは遠心力でひっかかるだけ(なので中途半端に引くと爪がかからない。ソフトにスタート出来ません)。本体はアルミのフレームにエンジンがしっかりついていて、マフラーエンドから見てもピストンは綺麗で使えそう、火花も飛びます。しかしキャブの構造見てまた頭をかかえました。
  普通はエアクリってキャブの前にゴミがひっかかるようにしますよね?ところが、011AVTはその逆、キャブの入っている部屋がエアクリボックスのフィルター前側で、ボックスのフィルター後側にインテークがついているという意味不明な構造してます。これじゃキャブがゴミまみれになってしまうじゃん。またボックスがギチギチの構造で、キャブのボルト緩めても外せそうにない。また調整ボルトのガイドとボルトがどう見ても合わない。外した気配はないので、前のユーザーが「ガイドだから直角にその先にボルトがあるだろう」と考えたのではないかと思いますが・・・
  さらに面白い事にプライミングポンプが存在しません。これは製造1997年なんで20年ほど前なので、ポンプが無い物も結構あったのかも知れませんし、ワルボロキャブ自体ポンプなしでもいずれは吸うんですが。ところが、スチルの面白い所はガソリンタンクがキャブより高い所にあります。それで吸いやすいのか分かりませんが、トップハンドル周辺にそんなタンクがある物ははじめてです。あとはオイルポンプが露出した別パーツで整備性良さそう。
  夜中なので始動テストは出来ませんでしたが、明日はエンジンかけてチェーンとバーつけて目立てする所まで出来たらいいと思います。あ、一つ問題と言えばこいつはキックバックブレーキはついていたのですが、バンド金具が折れてました。薄いバンドなので溶接は難しいかもですが、ダメもとになるからアークでスポット的につけてみるか?そんなのブレーキつかったら一瞬で折れそうですが、そもそもスチルがものすごい細い切り欠きをバンドにつけたのが悪い。
  
 ・仕事はそんなんで、チェンソーで枯れた果樹の伐採、ほとんどチェンソーで落とし、全部玉切りまでしたので、運び出して乾かして薪にするだけ。目立てが上手く行ったので40cmぐらいの幹でも上からバリバリと切れた。ただ株元だけは地際が上手く切れない。ユンボで周囲掘ってから切るべきか、縦割りして細切れにするか、放置して腐るようにするか。柱の横なので作業的に邪魔になる事はない。
Posted at 2016/12/01 23:35:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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