• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

暇人ぶぅのブログ一覧

2018年01月11日 イイね!

サフが必要そう・日本液冷エンジン史

 ・Ju87製作続き、と言っても士の時になってからが長かった。いろんな付加物(ダイブブレーキとかアンテナっぽいのとか。長さ3㎜太さ0.3㎜とか)があって、それらをどう塗るべきか迷ったり、隙間の処理を迷ったり、パーツ分割の間違いに気がついたりと散々だった。例えば爆弾、落下させるからいいやと思って接着しなかったけど、良く考えたら架台自体は残っているはずだから接着しておくべきだった。また、未だ迷ってるのは足で、タイヤをスパッツで挟んでいるので、マスキングすると辛いし、しないと組むのが面倒というね。上級者はタイヤに切れ込みを入れて後ハメ出来る加工するそうだけど、車軸自体が位置合わせも兼ねていたりするので、やっぱり分割塗装かなぁ。
  そして塗装だが、どうもグンゼのが良く剥がれる。マスキングに粘着が弱い安物を使ってもペリペリと剥がれる。またアクリル溶剤で溶いてもダマになるというかへんな固まり方をする。ラッカーで溶かせば溶けるし、溶剤強いはずだが食いつかない。うーん、同じアクリル系でも食わないのは知ってるが、ここまで食わないと苛つくなぁ。気温が低いのもあると思うけど(外はほぼ0度だし)(コンプレッサーが外にあるので、塗装だけ屋外)。私はサフを使ってないのでサフを吹くしかないのかな。
  また白の遮蔽力が全然読めない。タミヤのエナメルの白は計器なんかで黒下地の上に針なんかを書いても発色するので遮蔽力あるのかと思っていたが、割と明るいライトブルーで塗ってから黄色の塗装のために白下地を塗ったのに、全然遮蔽してくれなくて、やっぱり黄色がまだらっぽくなった。以前よりはマシだが、厚吹きしたので黄色だけぼってりしてしまう。また塗装順序もやっぱり黄色を先にすべきだった。もう1度黄色をマスクして吹き直す必要がある。一晩乾かしてから明日は上の迷彩吹いて完成にさせたい。

 ・もう一つ、マスタングは100均のケースに入れるべくビネットを作っている。樹木を針金とテープとライケン(苔)ではじめて作ったのだが、我ながら結構それっぽい物になって嬉しい。そりゃKATO(鉄道模型メーカー)の出来合の一番細かい奴に比べるとやや見劣りはするが。下地は粘土で作ったので、硬化したら塗装して少しフォーリッジなりパウダーで緑っぽくしてみたい。

 ・昨日は世界の液冷エンジン機を振り返ってみたのだが、一つだけ触れてない系列があった。それはロシア機で、YAKだとかラボーチキンとかで液冷のあったよなと思って調べて見たら、あのエンジンクリーモフM105という物だったらしい。当然「ソ連の事だからどっかのコピーだろ(笑)」と思って調べたら、意外にもフランスのイスパノ・スイザ12Yという物をライセンス生産していた物の発展系らしい。我々はハ40の失敗などから「液冷が上で難易度も高い」と思ってしまうが、実は大戦前後では液冷エンジンも結構な数が存在しており、わざわざ空冷のエンジンをコンバートする事例もあり(5式みたいな情けない理由ではなく、普通に空冷の方が高性能だったから)、開発は空冷より先行していたりしたみたい。
  では、どんなエンジンがあったか?まず書いたイスパノ・スイザ12YはフランスではドボアチンD.520に使われていた。言うまでもなくフランスはすぐにドイツに占領されてしまったが、ヴィシーフランスとかドイツのサイドで練習機や2級戦闘機として生産は続いていたみたい。日本でも戦前に導入テストでエンジン換装をやったような記述があったが、良く分からん。1200馬力前後がいい所だったが、逆にそこまでなら生産性などソ連でも良かったぐらいだからマシだったんじゃないの?と思う。またモーターカノン搭載も出来てた。
  次、BMW系にもV12液冷があって、日本ではベ式ハ9(BMW式発動機9番みたいな略号)として川崎重工が作っていた。これも1000馬力以下のエンジンだが、独自改良を重ねている。川崎が液冷エンジン作りを学んでハ40に繋がったエンジンであろう。まだ複葉機の戦闘機の頃だが、ちゃんと頭が小さい液冷っぽい形になっている。また面白い物としては5式戦車など陸上兵器にも使われている。日本軍はノモンハンの戦訓から戦車はディーゼルにしており、逆に航空機業界でディーゼル型はあんまなかった(確か一部あったか研究はしていたはず)ので、アメリカみたいに星形エンジンの戦車はなかったと思うが、水冷はあったのね。調べたらマーリンもクロムウェルとかセンチュリオンに積まれているので、よくある事ではあるんだろうが。
  他に調べて居て「これは・・・」と思ったのはアツタである。名機DB601であるが、その前身にDB600があり、これも爆撃機用などとして日本でライセンス生産がされており、それを受け持ったのがアツタであった。この後DB601のライセンス生産がはじまった訳だが、川崎がハ40として、アツタがハ60としてそれぞれ生産していた。つまりハ40とハ60は基本は同じ物なんであるが、違うのは信頼性、生産速度であった。上で川崎はべ式ハ9で液冷を作っていたと書いたが、DB系とはやはり精度構造が違ったようでハ40では大失敗をやらかす。これが「日本は技術が足りなかった」と言う話になっているのだが、アツタは同じDB系を戦前から生産習熟しておりDB601になって多少はまごついた感はあるが、ちゃんと量産しており性能や稼働率も川崎とは段違いな所を見せつけている。この時代から「カワサキか・・・」だったのである。この差が注目されなかったのは、搭載機がそもそもハ40は飛燕、ハ60は彗星で違っていた事と、整備員自体が慣れておらず現場整備での拙さがどちらも信頼性を下げていたという事にあるらしい。実際ハ60は集中運用や整備員教育でかなり動いている。一方カワサキは空冷に切り替えた。結果論で言えばアツタのエンジンを飛燕に回して延命しないでも五式の方が高性能になったんだから結果オーライな気もするが。また飛燕がまったく無駄になったかと言うと、5式では昨日書いたホ5という20㎜機関砲2門を機首に積んでおり、飛燕の経験が生きている・・・というか搭載位置と重武装具合では日本軍でベストの一つではないだろうか?普通は翼内の方が重武装なので、逆なのは珍しい。

  あと、調べて居て思ったのだが、5式に関して開発コードのキ100と呼ばれている話が出てくる(制式採用か微妙で愛称もなく、適当な呼び方が他になかったのかも)。当時の高性能機の技術トレンドを敢えて捨てて、コンサバな技術で実用上の安定を取った100と言えば、頭の中に浮かんでくるのはガンダムの100式である。劇中での活躍など見ても100式は5式を念頭に構想されたのではないだろうか・。

  も一つ余計な話。5式は空冷で胴体と機首で段差が生じるため、そこに集合排気管を出して境界層を吹き飛ばす事で抵抗を減らす事に成功したとある。技術自体はFW190を参考にされた(逆にFW190はD9で水冷化されて胴体の段差がなくなっている、うへええ世界は面白い)。さて、この排気で境界層を吹き飛ばすって最近どっかで見たような・・・F1のブローディフューザーだ!なんと第二次大戦の頃の技術が2010年台の70年も後まで使われていた事にびっくりする。液冷機だと逆にびっくりしたのは排気タービンで、アリソンエンジンはマーリンより劣ると思っていたのだが、どうも初期のアリソン機(P38とかP39)は米軍では排気タービン装備があり、当然高々度戦闘機として破格の性能を持っていたらしい。が、輸出時にこの排気タービンは軍事機密なため取り外されたモンキーモデルとして出されたため、アリソンは不遇になった印象もある。また米軍も高々度戦闘機なんていらん!と思っていたらしいしね。

 ・寒さは今日も厳しく、ストーブ焚いている時の台所はいいが、居間なんかは凍える寒さだ。カイロ2個抱いて耐えている。あと猫がやっと帰ってきた。年末から家出していたと思うので10日ぶりぐらいか、実際はうちの回りをウロウロして「餌だけもらえば外に居たい」みたいなふざけた態度をとっていたが、さすがに寒くてギブアップしてきた。それでも自分からは入ってこないあたり、そんな家の中が嫌なんかね、普段ずっといるときはそんな不満も見せないのに。むしろ屋外が楽しいのかな、野鳥も餌がなくて地面に降りるから獲れるだろうし。
Posted at 2018/01/11 22:12:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月10日 イイね!

ショッピングモールの謎・プラモ作りは勉強だ

 ・今日もかなり寒かった。雪こそ降らなかったが凍える。昼間イオンモールに行ったが人もまばらだったし、さっそく飽きられているというか「高くてアクセス悪い割に欲しい物がない」状態が見限られている気がする。高校生が勉強とかしているのがちょっとだけ。確かに暖房空調は便利だから、そういう用途にはいいんだろうね、それがお店としてメリットなのかは怪しいけど。買う物がないのでラーメン食べたが、有名店のテナントだけどなんかイマイチ。二朗系だけど野菜高いからモヤシも少しだけだし、化学調味料マシマシって感じで後から腹が・・・
  大型ショッピングモールのメリット・デメリットだが、客からするとワンストップで物が買えるというのは魅力のようだが、大型の物はむしろ駐車場が遠くて買いづらいし、複数店舗の駐車場に横付け出来る事を考えると車社会ではむしろマイナスである。またテナントからすると高額のテナント料や制限は中規模店だと入る意味がなく、小規模店だと品揃えが乏しく収益性が悪いという事に繋がる。結果として飲食店のみメリットがあるように思う(あとはアウトレットモールかな)。確かに他のエンターテイメントが無い北海道だとイオンモールしか行くところがないみたいな道民激怒させる話もあるそうだが、本州展開は中規模都市(多分30万~40万ぐらい以上)を狙っており、そういう所でイオンモールの魅力なんてのは情弱か自動車無い高校生だけなんじゃ・・・みたいな気がする。あんな大がかりに建てたけど、収益悪化で廃墟化したら、それはそれで楽しそうだけどな。ぶっちゃけ、はるかに小型だった前の店の方が面白かった気がする。あ、メリットとして、前の店は出稼ぎブラジル人とかが多かったのが今は見ないな。
  最後にびっくりしたのは駐車場、今日はメイン駐車場が空いていたので停めたのだが、入り口にへんなラインカメラ(バーサタイルを逆に使ったようなの)があった。帰りに駐車券を入れようとしたら「0円です」って出てバーがさっさと開いてしまった。思うに、あれ、自動でナンバー読み取りとか車種認識やって制御しているんじゃなかろうか。確かコインパーキングでも同様のシステムが出来てバーがないタイプがあると聞いたが、悪用とか色々考えて最初はペーパーオンリーだったのかな。今もペーパーメディアのチケットは出ますけどね、割引とかも必要なので。

 ・うすた京介がツイッターでアシスタントの残業支払いをしなかったブラック漫画家を擁護する発言をしていて、「京介さんの小話好きだったのに・・・」となった。うすた京介が面白かったのはすごいよマサルさんだけで後のはちょっとは読んだけれど作者が汚れていくというか人品が下がっていく感が好きじゃなかった。一発屋なんだけど、それでもマサルさんは一時代を築いた名作なだけに、その作者の低迷と卑劣化は残念だ。
  私はギャグ漫画家は本質的には通過点だと思っている。そこに留まり続ける人はよほどの才能があっても伝統芸能化していくしか道がないし、パイは小さい。ちょうど芸人が笑いから入ってコメンテーターとか役者とかにステップアップしていくのに似ている。間口は広くてやさしいが、生き残るにはかわっていかないといけない。そこらへんはグラドルやエロ漫画とも似ているんじゃないかな。確かに転身が上手くいかないケースも多い。古谷実もイナチュウの頃の影はないし、悪い面しか出てないと思うけど、まあ本人が書きたい物を書いている感があるからどうでもいいか。うすたもシリアスが書ければ良かったけど、リアルがシリアスになってるのを晒してどうすんだと。

 ・Ju87作り続き、キャノピーのマスキング張りに嫌気がさしてきました。前側は慣れれば適当に塗る事は不可能じゃないんですが、後席が難しい。銃を振り回すためにキャノピーがえらい複雑な形状になっています。で、キャノピーの中央の銃座の部分の構造がちょっと良く分からなくなってしまいました。モデルだと多分クリアーのままで、銃が貫通している構造になっています。しかし、説明書の一部だとここが全部金属板か何かのように見える物がある。良く考えて見ると、ここって貫通させた”だけ”だと振り回す事が出来ない訳ですし、防御盾みたいに金属になっていてもおかしくはない。なので調べた所、さらに良く分からなくなりました。
  あの円筒形の部分は防弾板を追加したタイプもあるみたいですが、なんか「開く」っぽい資料もあります。開く?まあでも銃振り回すんなら空間が必要か・・・しかも、あそこは機体に固定ではなくガンナーのキャノピー部分さら移動するんだそうです。ドイツ人良くわからんな。困るのは、銃はどのみち貫通状態で組まないといけないので、マスキング一一緒にして先に組まないといけない。
もっと後の方になると後部座席が廃止されたり、空気抵抗が小さくなるような狭い形になったりしています。防弾もあるみたいで、そうするとガンナーが狙うのが難しそうですが、どうも直接照準じゃなく照準機経由で狙っているような感じ。しかし一番カッコイイのはやはりB型の脳天気な見晴らしがいいでっかいキャノピーです。

 ・ところで飛燕がムスタングに似ていると言われて、まあ同じ水冷倒立やし少しはと思って調べたのだが、今更すごい発見というか「これどうなんだ?」って問題が出てきたのでつらつらと。それは飛燕のみ機首に20㎜機関銃を搭載していた話である。戦闘機、特に対爆撃機とか対重戦闘機の場合に大口径機関銃を搭載するという考えは日本とドイツで顕著であった。アメリカ・イギリスは12.7㎜をほぼ上限として数を積む方向で対処している。どちらが優れているかは置いておいて、機首に大型機銃を配置できないからこそ、プロペラ中心から発射するモーターカノンやプッシャー機、双発機などでプロペラを配置しない機体などが考案されている。それは主翼に大型機関銃を積むとバランスが悪化するし機動中に軸がぶれやすく命中が得づらくなるからだ。
  しかし、零戦にしろ隼にしろ機首に7.7㎜程度の機銃は装備しており、プロペラ回転半径から撃てないという事ではない。これは第一次大戦頃に作られた同調装置で、ペラがある所だけ引き金が引かれないようにすれば良かったからだ。どのぐらいの制限がかかったかだが、割とサイクルが早い7.7㎜で実用化されているぐらいだから、20㎜程度なら充分可能じゃん・・・となるのだがどっこい、7.7㎜でも時たまペラを撃ってしまう事故はあったし、それでも平気だったらしい。ペラが頑丈な事もあるし、7.7㎜は炸裂弾頭はないので。20㎜だと炸裂弾があるし威力も桁違いに高いので、自分で撃ってしまう可能性があり、そのために機首の防弾板を強化して積んでいる(自爆防止用である)。
  さらに、機首に積む場合、銃身長が稼げないので初速などが劣る問題がある。飛燕は水冷で比較的長いエンジンだから20㎜も入った訳だが、零戦のように空冷で首が短いと20㎜入れても威力が出ない。さらに零戦が積んでいた20㎜はエリコンFFの改良発展の99式という物だったが、これはAPIブローバックという方式で、ボルトが閉鎖する前に点火して発射し、ボルトの閉鎖エネルギーをガスで相殺するため軽量で反動が少ないメリットがあったが、初速やサイクルは劣り「同調機構で制御出来ない」ため機首には入れられなかった。そう、飛燕の20㎜は零戦の20㎜ではないのだ。こっちはホ5と呼ばれ、構造的にはホ103というブローニングM2の拡大版という位置づけであり、ショートリコイルなのでプロペラ同調も出来る。なので飛燕の前の隼ではペラ同調でホ103を積んでいる(主翼には重武装化が出来なかったという理由もある)。しかし鍾馗では機首は7.7㎜、翼内がホ103の13㎜となっており、やっぱり機首にでかい砲を積むというのはリスキーなロマンだったようだ。
  武装の方向性以外のマーリン系とDB601系の違いと言えば、Ju87でも書いたがキャノピーかな。スピットもムスタングも後半はティアドロップキャノピーを採用しており、非常に見晴らしが良い骨が少ない構造で、後方視界も確保されている。一方メッサーシュミットや飛燕はファストバックと言ってキャノピーが胴体後部になだらかに繋がる抵抗が少なく防弾しやすい配置ではあるが、後方視界が悪く、骨も多い(それでも後半モデルほど骨は減らされている)。まあ飛燕は最後の方でティアドロップ化しているらしいんだけど、それは5式戦への過渡的な措置とも見え、基本的に枢軸国はファストバックを貫いた。連合国は51D以降とマーク9以降がバブル・ティアドロップ。
Posted at 2018/01/11 01:19:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月09日 イイね!

マスタング完成・スツーカは途中まで

 ・今日は雨降ると思ってたらガッツリ晴れて負けた気分。気温は久々に高くて10度台に届き氷点下にもならなかったみたい。室温も高いがこれは外気温の影響だったのか。ところが昼過ぎちょっとで雪が散りだし温度がガクンと下がりだした。台所のストーブはまた終日運転で、トリプル窓の効果ははやり数字でも確認できたのだが、足の寒さは全くだった。気温18度、床10度はうちの温度で言えば高い方ではあるんだけどねぇ。

 ・マスタング1機目完成!ステッカーの余分を切ったり浮きを抑えて、細かいアンテナや足を付けた。今考えると、これは習作ではあるが、技術的には明らかに難易度は高かった。プラッツの造形が良くてフィッティングが良好だった事は幸運だったが、正直連続でタスキギーエアメンに挑戦する気がおきない。とあれ、完成するとまさに金髪碧眼のイケメンナイスガイそのもののP51D君である、大事に保管展示しておきたい。しかし、他の機体は駐機状態のイメージが湧きやすいのだが、マスタングってあんまりその手の写真とかないよね・・・

 ・もう一つ、このモデルを作って勉強になった事にマスタングの主脚引きこみカバーがある。マスタングは空力的にも洗練されていて、尾輪も引きこみされカバーが閉じる構造だが、主脚も完全にカバーされるようになっている。そのカバーだが、2分割なだけでなく、分割側も独立動力があるので駐機状態ではカバーが閉じているのが正規だそうだ。プラモデルだとここを零戦などのように「開いた」状態で作ってあるのが多いし、そういう事が出来ない訳ではない(そういう写真もあるし、タミヤもあけてる作例だ)から構わないのだけれど、逆にゼロは脚を閉じてはじめて内側のカバーが押されて閉じる構造なので、駐機状態で畳む事は出来ない。そもそも油圧引きこみ脚のポンプ容量を小型化のために最低限にしてあり、片足ずつ畳むほどの拘りだものな。逆にマスタングは離陸すると1度格納カバーを開いて脚を引き込んで再び閉じるという行程を経る事になる。
  なんでそうするのかはちょっと分からなかった。大きいため離陸時の空気抵抗や不安定要素に繋がるのか、なんらかのメリットがあるのか。あの位置は揚力はさほどじゃないかも知れないが、ペラ後流は当たるだろうし。

 ・さて、マスタングの次ぎはどれをやろうと思ったが、1/48はどれも超巨大に見えて目が眩むので1/72のスツーカから取りかかった。空物はマイナーなフジミだったのだが、はたして結構作りづらいパーツ割りやランナーの付け方してあって、出来ない訳ではないが面倒だなぁと。また説明書ももちろん構造上正しい付け方は書いているが、塗装などを考えると違うので、分解図ぐらいに考えた方がいいかも。しかし最大の問題は穴あけの多さや不親切さだよなぁ、穴のサイズも書いてないし四角い掘りはあるし、リアルっちゃリアルなんだろうけど。一方でラジエターとかの造形は甘くてキリッとした部分が少ない。イモ付け接着とかもあるし、逆にペラはこういう作り方すると接着して動かなくなっちゃうだろと言いたくなるへんな方法だ。何のために分割してるんだか。まあ私も何機か組んだ経験があるので、そこそこしっかり出来ていると思う。面倒な部分はほぼ終わったので、あとは大物を組み合わせて塗装とステッカーで物になるだろう。
  サイズが大きいので小物は比較的楽で、特にメーター回りはステッカーで再現出来るので楽出来る。最初なかなか剥がれず、番号が浮いたりしだして「あ、これは破れるか分解する!」と心配になったが、なんとか剥がれてついてくれて、マークソフトナーで綺麗にフィットしたので満足。あとは個別のパーツを一つにして塗装という楽しいプロセスだ。もっともキャノピーは辛い。スツーカはまだ骨が多いキャノピーな上、マスキングテープも付属しないので、1個1個チマチマ貼るしかない。細切りにしたテープをチマチマを合う形で貼っていくのは苦行だし、それでも曲面へのフィットは自信がない。
  もう一つ残念なのはパイロットが付属しない事かな。Ju87は忘れられがちだけど「複座攻撃機」である。実際コックピット組んで笑ってしまったが、後席の人間は機銃を振り回せるようにシートは事務の丸イスみたいなのが生えている。多分ハーネスはあっただろうが、パイロットのようにシートにしっかり固定はされてないっぽいから、これは結構きつかったんじゃなかろうか。まあ私に72のフィギアが塗れるかと言うと無理だが、へんなカッコで乗ってるガンナーが欲しい気がする。
   とりあえず士の字形にはなったし、キャノピー仮置きで見るとJu87の愛くるしい形にほっこりする。なんだろう、48とか32サイズになると凶悪な感じがするのだが72だとちょうどかわいく見えるいいサイズである。あとは流し込みでも塞ぎきれなかった隙間修正があちこちで必要かな。カラーリングは黄色を多くして少しでも重くない色にしたい所。
Posted at 2018/01/10 02:58:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月09日 イイね!

今年初プラモ

 ・今日は昼から雨が降ってきたので、とりあえず薪を切ってきてコンテナ6杯ほどにしておいた。これで少しの積雪なら耐えられるはず。チェンソーが突然えらく切れなくなってしまったので、また研がないといけない。台所の内窓も作成して入れて見た。今日は雨降りで温度が高いためちょっと効果を確定するまでしばらくかかるが、暫定的には温度維持も楽になったし流し周辺の温度も以前よりストーブ近くとの差が減ってくれた感じ。窓素材はけちってPPにしたので、これならもっと早く設置出来たのにと思わないでもない。

 ・ワイン会については軽く打ち合わせ、ランチタイム貸し切りは人数と値段次第という感じらしく、要相談だが、ランチタイム後の2時ぐらいからはじめるなら貸し切り制限は比較的ゆるい。となると、ワイナリー見学やイチゴ狩り、ホールの買い物を先に入れて2時ぐらいまで時間を潰してもらおうか。そこらへんだけで1時間半は取れるので、12時集合移動見学2時間ぐらいにすればいいか。いつものワイン会も1時半はじまりだし。ただ、軽食を入れてお腹の調整をしてもらうか、ワイン会の方の食事を軽くしておくか、まあ自由が効くようで効かないな。

 ・台所もある程度片付いてストーブも階調なので、やっとプラモデルに手を付けた。まずプラッツのP51Dマスタング”ライブリーセレクト”を作って見た。これは2機入りで3種類のカラーリングを選べる欲張りセットで、私は銀色の塗装の練習だと思って47スクアドロンカラーをまず作って見たのだが、これが非常にカッコイイんだけど、いくつも失敗をしてしまった。最大の問題は、これ、カラーリングが派手なストライプなんだけど、きっとはカルトグラフのステッカーで再現する事になっている。しかし144サイズというマイクロサイズにステッカーだと、全然馴染まないので浮いちゃう。羽根の部分で表裏に通じている模様とか、胴体の所とか、全部浮き浮きだし、貼るのが非常に大変で疲れた。こんなの塗装の方がマシだった。
  他は塗装剥がれとかなのだけど、理由はちょっと複雑。今回銀色の下地にMrカラーの水性ブラックを塗ってから、同じくMrカラーのシルバーを塗ってみたのだけれど、もうびっくりするぐらいキラキラというかクロームの深い輝きのいい塗装が出来た。その上にクリアー吹いてさらにテラテラかつシルバー保護したのだが、この機体はノーズがオリーブドラブの防眩塗装になっているので、マスキングして塗ったらブラックの所から剥がれた。どうもブラックの食いつきが悪かったらしいが、塗装間隔とか希釈率もあると思う。シルバーはラッカーで溶かしたので非常に食いつきが良かったし、今度からはラッカー溶剤で希釈して使うかな。そして、どうせブラックで下地やるのなら、先にオリーブドラブ塗っておいてマスキングする手が使える。それなら面倒な全体マスクしないでもいいのでブラシで塗れるし。
  あとはやっぱり製作していると効率的に出来るプロセスとか「実機はどうなっているんだろう?」ってのが出てくる。今回だとラジエターの後の部分に関して、可動式のフラップが別部品でついていて、ここが動く事が分かったし、マスタングでもアリソンエンジンの頃とマリーンの頃でここの構造が違う事なども分かった。
  もう一つ創るとしたら。タスキギーエアメンの方でもう1度シルバーに挑戦したい所だが、1/144が本気で創ると実は上級者向けなんだという事も痛感した。たとえばキャノピーのマスキングとかほんと大変だし、パーツ点数が同じでただ細かい感じなので、目を神経が疲れた。
Posted at 2018/01/09 02:55:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年01月07日 イイね!

ワイン会盛り上がる・

 ・今日はワイン会だった。フランス特集で、地図を書く事に。こうやって書くと、案外知らないもんだなぁ、プロバンスとか日本だとあんまり馴染みがないし、南西部なんてなおさら。ジュラサボアもあまり出番がない。飲んだ中ではラングドックルーションの白が飲みやすくてすいすいいける感じ、アルザスのはリースリングの酸味ではなくこれ自然派で酢酸が出ている味ですよね・・・って感じがする。ただ、香りの中にキラキラした物があって、リースリング感はある。あの鉱物感はなかった。アルザスは魅力的な地方だが、リースリングのあの硬さはやっぱりモーゼルかな。赤はボルドーのがカベルネフランが多いタイプで、あまりボルドーっぽくなかった。逆にマルベックのカオールが日本のメルローに似ていい感じ。メルローとどこが違うんだろう?って話してたら、「メルローは最後がやさしいが、マルベックはもっと拘束される感じ」とかなんとか。隣りの席の高齢の方(っても見た目古希とはとても見えない)が定年後にあちこちで高級レストランなどに行って地元ワインを見つけた話など興味深いエピソードを聞かせてもらえた。
  二次会では気になっていたワインのお店に行って再びリースリングと紅茶。オシャレでこぢんまりとして、盛り合わせセットのおつまみが豪華で良かった。姉妹で経営されているんだっけかな。そこで参加者とガンダム談義で盛り上がる。いかにファーストが新しかったのか、それを常に原点回帰としている続編がありつつ、さらに引用元にしているとか、まあバカ話で盛り上がれて良かった。
  最後にまたワインピクニックやりたいねという話が出て、これは是非と思いつつ調べたら一昨年の4月3日にやっていた。この後すぐ落下事故やって前後関係とか全部飛んでるんだよなぁ。今年は二次会でやるとさすがに飲みきれないって事で、第1週は避け、なおかつ後半は農繁期になるので第2週か第3週の週末にやりたい所。ビーナス開通後は週末占有はあれなので、2週の8日か3週の15日前後か。会費5000円ぐらいにして手持ちの持ち込みに回せば料理3000円ぐらいに出来るし、あるいはランチコースにしてもらって、その分をデザートやワインに回す事も出来る。また演奏会が非常に好評だったので、片割れだけでも呼んで聞きたい。20人ぐらい集まるとほんと嬉しいんだけどねぇ。取材の人も独立するそうだし・・・前回の反省として「コーディネーターのサブにイチゴ狩りの案内とか頼めるようにする」「時間に余裕を見る(買い物時間)」って所かな。

 ・ワイン会の後プラモデル追加購入、今度は鍾馗だ!紫電改のマキの中では風子・雷菜の愛機として活躍、「糸川英夫の最高傑作」と紹介されている。んが、プラモ屋のオヤジさん曰く「このデーターが疾風に生かされているんだよねー」という事で、疾風の主査は小山ヤスシだし、どうなんだ?と思って調べたら、糸川さんは1941年まで隼や二式に関わっていたが、そこで陸軍主体の設計に反感を感じて東大の教授になっている。戦後のペンシルロケットなど有名な宇宙開発に携わり、晩年は小諸に移住して丸子病院で亡くなっている。近年で一番有名な業績というか関連事項は探査衛星隼が探査した小惑星、イトカワは彼に由来するらしい。
  では小山はどうかと言うと、二式でも主務設計者であり、ノウハウが疾風に生かされた事は間違いない。あと、もう一つプラモ屋が言っていた事でネット情報とも重なるのは日本軍機の銀色について。昨日、銀色の飛行機は「純アルミ」「クリアコート」「打ちっぱなしジュラルミン」「ドープ塗装」があると書いて、日本軍機は素のジュラルミンだろうと検証した訳だが、「あの銀色は塗装らしいよ」と言っていた。確かにドープ塗料の色見とジュラルミンはかなり似通っているので判別が難しい。またP51がクリアコートしてまで平滑性を求めたの同様、日本軍でもドープ塗装などで機体表面の平滑性を追求していたという情報があった。とすると、銀色の機体は塗装のシルバーであった可能性が出てくる。あるいは全面ではなく部分的な物かも知れない。ウィキでも二式の改良で機体段差を塗料で埋めた結果速度があがったような記述が見つかるし。
  さて、模型に付属するステッカー、作例ははじめて完全に一致した。箱・説明書・ステッカーが対応しているという当たり前な事に驚く。ただし機体考証というか対応は正しいのか分からない。2型乙は12.7㎜を胴体に2門、翼内に40㎜機関砲2門を装備出来る機体らしく、12.7㎜4門装備の機体は公式には2型丙に入るようだし、作例の若松大尉機もハセガワでは甲型という事になっている(これもマーキングが違うので複数の鍾馗に乗り換えていた可能性も感じるが)。若松大尉はどちらかと言うと対戦闘機戦闘で名を上げた人なので、対爆撃機装備の40㎜を積む意味はないと思うんだが。
  ちなみに40㎜と聞くと「おいおい、Ju87G-1より大きいじゃねーか!」って事になって、ボフォースとかビッカースの40㎜対空機関砲(陸上運用とか艦載用)になってしまうのだが、もちろんそんなの単座戦闘機に積める訳がなく、これはロケット砲だそうなので、反動はそこまでないらしい。ロケット砲なら機関砲はおかしいのでは?となるのだが、どうも機関部は機関砲なんだけど弾丸がロケットというミックス兵器みたいだ。戦車砲でもロケット弾撃つのとかあるから可能なのかな。当然ながら威力は大きいんだろうが初速が遅く命中させるのが難しいそうで、それが任意搭載という事に繋がっているのだろうと思う。

 ・もう一つはFW190D-9 長鼻のドーラである。フォッケウルフの改良型で水冷のユモを積んでいる。性能ももちろん向上しているのだが、後継に機体そのものが新設計のTa152があるので、どこか中途半端な改造機というイメージがある。そこらへんは鍾馗も似ていて、2型丙はかなりいい線行っていて3型に発展しそうだったけど、全てが上回る四式疾風が実用化されるとそっちに目が行ってしまうというか。こっちは新しいモデルでプラッツの説明を全面的に信じていいんだと思う。

 ・二階の窓のポリカ二重化している所をさらに障子紙で太鼓に。ここは桟がないjので一枚物で一発、そうしたらもう一枚は二重化した片側が紛失して実質一枚になっていた。うーん、これはいかんかった。一枚張りは他の場所でも有効なのでもう少し活用したい。貼る作業も糊を周囲に塗るだけなので簡単、紙の巻きクセがちょっと面倒なのと、軌道修正がやりづらいぐらい。以前はビニールの両面テープ貼りをやっていたのだが、これが耐久性が全くなくてすぐに剥がれてしまうのね。あんまり強力にすると今度剥がせなくなる可能性もあるし、その点デンプン糊って素晴らしい。耐久性、耐候性、施工性、コスト、強度、すべてが紙と木のためにあるような感じだ。この上にニカワもあるんだろうけど、使った事ないや。
  効果は窓をあけたまま外出してしまい温度が落ちてしまった影響ですぐには分からないのだが、さらに温度が下がりづらくなっている気はする。ヒートブリッジの度合いが下がると体感しづらくなるし、素ガラスとポリカ二重窓の間にはとんでもない性能の差があるけれど、三重とか四重になると改善幅は縮小する。
二階が暖かくなった分、一階はさらに寒く感じる。体温が高いのでヒートショック的な苦しさは感じないけれど。
Posted at 2018/01/08 00:09:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/1 >>

愛車一覧

スバル サンバートラック スバル サンバートラック
 バンのサンバーがあまりに良かったので、トラックもサンバーへの切り替えをすべく、ポンコツ ...
スバル サンバー スバル サンバー
 農産物の出荷運搬で雨の日にトラックだと対応できない(という口実)で購入、11万キロ超え ...
ホンダ VT250F ホンダ VT250F
 一桁万円でやってきたVT250F2Hです。VT系最強の43馬力のエンジンとMC15系最 ...
その他 その他 その他 その他
 農機具の整備をここにまとめて置く事にしました。写真はクボタのT7というテーラーです。現 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation