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暇人ぶぅのブログ一覧

2019年01月22日 イイね!

足萎えてる・パネルソー発展

 ・スクワットで40kgやったら足がふらふらするってどうなん・・・あるいはデッドでハムに効いたのかも知れないけれど。筋肉痛ではないがもやっとした疲れが残る。久々にマッサージチェアも使える状態にしたので、今年は具合が悪くなったらすぐに使えるし日常的にも使える。今朝は積雪というほどではないが雪が降ってぬかるんでいるので内仕事をやっていた。

 ・今日はコンパネをカットするためにパネルソーのステーを延長、留め具も作って長さを一発で出せるようにして、さてカットと思ったらステーの直角がおかしい。何度も微調整したがここは直止めだと無理があったな。一応満足出来る精度は出して組み直したが、いつまた狂うか分からない。またカットしていて丸鋸が重くて大変なので、滑車を組み合わせてカウンターウェイトを付けた。重量的には完全バランスではないが、大分楽になったので問題ない。切り出したパーツも無事使えた。書くとこれだけだが、能率が悪くて作業が進まない進まない。我ながら無能だ。パーツ類が転がって足場が悪いのがいけないが、それを完成品にさせて片付けていかないといけない。

 ・25㎜1.6tのパイプの断面係数が1042、28㎜にアップするとそれが1333にもなる。目一杯太くするなら立ち上げパイプの32㎜と同じ太さに出来るが、そうすると1700ぐらいになる。うーん、楽しみ。あと、サンバーのロアアームのボルトを注文したので、上手くいけばこれで逆組が横着して出来る。その場合は取り付け方法が課題ではあるが。昔カローラではそんなんお構いなしに旗みたいに座面を溶接したバーを付けたが、それでも効果は十分にあったけど。一番楽そうなのはパイプには横から溶接して、補強部材を別途取り付ける事か。

 ・明日の予定 エアコン外す 壁取り付け、ソーラークッカー
Posted at 2019/01/23 00:43:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月21日 イイね!

スーパームーン・グランツーリスモ4

 ・仕事、G園剪定あと少し。まだ微妙に肩や背中が重いが、昨日のトレーニングのせいだろう。もう少しすれば続けて作業出来るはず。もっとも剪定ハサミのバッテリーが持たないだろうが。改良キャリアーはとても具合が良く結束時も押しつぶして圧縮出来るので緩みづらい。スーパームーンが無茶苦茶綺麗に見えるほど晴れた日なので、昼間は暖かかったが夜は冷えるな。

 ・補強バーのラウンドカット、そういや手持ちに30㎜のホールソーあったよな?と思い出して使ってみたら、えらい具合が良かった。ただ、センターの穴をあけないと安定しないから左右同時に切る必要がある。逆にカットだと精度を追求しやすい(センター穴だけ必要な場所にあければいい)ので量産に向いてる。まあ刃の寿命がそれなりに厳しいだろうと思われるけどな。目立て出るんだろうか?あと、これまでタケノコで拡大してた穴が最初からあいてるプレートを見つけたので、さらに楽になる。

 ・ミライースも大分汚いので洗車、今回も洗車機を使い別の所に入れてきた。シャンプーのみだが、最初に高圧洗浄をしてくれる動作が入るので、結構綺麗になった。今回のは外から見るタイプだったので、どうなってるのか良く分かったが、左右上下のブラシの分担が面白い。多分だが、下回りは砂が多いので横のブラシでルーフ側に移動せず、目立つボンネットやルーフは上のブラシって感じなのかな。ここはセルフで拭き上げタオルもないので帰宅してからコーティングを軽くやって洗車機が出来ない込み入った所を軽く手直し。ワイパーの裏なんかはダメみたいだ。
  コーティングはミライースもスマートミストとCCウォーターロータスで半々にして、試しに水弾きを確認してみたが、確かにロータスの方が弾きがいい。水の接触角が小さくて立ってる感じがする。この耐久性がどうなるのか楽しみだ。それにしてもミライースは傷がすごい目立つ、塗装がソリッドでクリア無しだし品質も知れている。その分、パステルカラーで傷が目立ちづらいようだ。外れ掛けてたエアロフィンを張り直した。
  またオーディオだが、純正になおした。結局親はパイオニアの機材は使えなくて困っているようだし、私もたまに乗ると操作に手間取る。純正に戻すとリアスピーカー出力はないし音がともかくしょぼくてしょぼくて聞くに堪えない感じはするんだが、使いやすい。いくら志が高くともパイオニアさんは使い勝手を忘れてしまっているのが没落の元凶の一つじゃないかな。やらない善よりやる偽善、ならないパイオニアよりなる純正って感じだ。そうそう、FMの入りは純正の方が良かった。AMはあまり変わらず、やはりミライースはAMの感度が悪い車かも知れない。そうそう、ミライースの車載燃費計は13.8kmだった。どんだけ悪いんだよこれサンバーより悪いじゃん・・・というか例年より悪いからパンクは結構前から少しずつ抜けていたのかも知れない。
  
 ・久々にグランツーリスモ4を出して遊んでいる。グランツーリスモは2が一番面白かった。挙動が良い意味でゲームとリアルの間というか、シュミュレーター的な部分の限界から先の味付けが良かった。3はまあ試作品、4は皆が言うように完成品という印象。しかしゲームが膨大なのと、挙動がやけにおとなしすぎてつまらなかった。システムメニューも洗練されてないし、あの泥臭さがいいのかも知れないけどね。そう思ってプレーしたらデーターが残って無くてゼロスタート。もうゲーム中の車が古い古い・・・とりあえずロードスターで走ってみたが、なんかイマイチだなーと思いつつ、良く割り込むTRCやステア制御がセッティングで「切れる」事を発見した。正確には効きの調整だが、ゼロに出来る。実車でこいつらが結構悪さしているのを感じたので切ってみたら大正解、動きがGT2っぽくなった。そうだよ、ケツ振らないFRなんかいらねーんだよ!!(大歓喜)。で、初期ロードスターの美点はノーズが軽く内側に入る事、そしてリアが踏ん張らないので低い速度でも若干オーバー気味のニュートラルステアになる。そっから踏んでると軽くリアが外側に回る感じで気持ちいい。制御が入っているとリアを振り出そうとしない結果アンダーになるし、パワーオーバー気味にも持ち込めない。よくこんな状態でプレーしてたわ。

  
Posted at 2019/01/21 23:20:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月20日 イイね!

強風の日・いろいろ修理

 ・仕事は午前中は強風で外に出るどころじゃなかった。でも気温は高くてなんかもったいない。まあ雨がぱらついていたので午後から剪定、大分進んだ。明日明後日には終わるだろう。紐が時々落ちて結束に手間取るのでクリップでも持っていく必要があるな。今年は枝がどんどんダメになっていて、もう来年で寿命かなぁと思う。縮伐かけてるのにコレかよと。無駄に徒長する所は環状剥皮しても徒長してるし。

 ・いろんな物修理、というか修理しようとして別の故障があったりしてあんまり進まない。具体的にはパネルソーでコンパネ切ろうとしたら下の支えが短くてコンパネが転ぶので伸ばそうとしたらスライド部分の逃げパーツの切り欠き作ってたりして面倒な事に。その時に煙突の支えの邪魔な部分が頭にあたるので切り飛ばしたり、風呂場を猫があけてしまうのをやっと対策したり。我ながら後手後手で嫌になる。一番いけないのは片付いてないから手間がかかる事だとは分かっているんだけどねぇ、工具がいくら優秀でも引っ張り出すのが手間だと使えないし。それには端材をちゃんと揃えて保管し、本当のゴミは適宜捨てる事だと思う。
  あとはモニターのリモコンとかPS2のコントローラーとかインターフェイスの修理、リモコンは何度修理したか分からないが、汚れる所がわかっているので割と簡単。しかし、分解出来ないと頻繁に買い換えるしかないから不経済どころの話じゃないな。一方PS2のコントローラーはリモコンよりはるかに過酷な使われ方しているのにスイッチが壊れるのは今回がはじめて。ゲーム中に妙に慣性が強いなと思ったらアナログスティックが壊れてニュートラルに戻らなくなっていた。はじめて分解したが、さすがソニー、なんて組みづらい構造なんだ。そして思っていた以上に複雑で繊細な構造をしていた。今回のアナログスティックはセンサーそのものの構造なので清掃注油で多少はマシになったが、最終的には寿命的な物だと思われる。一方分解してはじめて分かったのだが、こいつデュアルショック壊れてたわ。片方のモーターステーが折れてモーターが回らないようになっていた。小さい方は生きていたので振動はしていたが、それだと分からなかったのかも。そこらへんも修理してとりあえずは再び使えるように。

 ・YouTubeを見ていたらニュルの市販車最速としてポルシェ911GT2RS MRが紹介されていたので見て見た。タイムは6分40秒であった。R32が8分20秒、33で7分台などやっていた中、7分を大きく切るタイムってのはとんでもなく速いっちゃ速い。しかし映像見ていてびっくりしたのは、その速さが全然速く感じられないというか、ギリギリのタイムアタックをしているように見えない事。それが4WDならまだしも、2WDなんだぜこれ・・・確かにMRはレーシングカーに限りなく近いモディファイをされているので公平ではないという意見も多く、参考記録ではあるのだが、このタイムも一発取りで入念にテストを繰り返して削り尽くしたタイムではないらしい。それが安定感にも繋がっているのだろうが、それにしても2WD700馬力のターボマシンであの安定感はちょっと信じがたい物がある。同時にあれは車の一つの理想なんだろうなとも思う。

 ・ローマ崩壊の話は色々示唆を与えてくれる。今日は奴隷制について。日本も奴隷社会などと呼ばれ出してしばらく経つ。以前はワーカーホリックや会社人間という言葉はあっても社畜とかブラック企業という言われ方はなかったように思う。それは労働対価(現金、待遇などなど)がそれに見合うか見合わないかという所だと思われる。ローマにおいてはどうだったかと言うと、あっちは逆に「奴隷から自由人へ」と移行した社会らしい。ローマがいかに文明的栄華栄耀を誇ろうとも、経済の中心は未だ農業であり、奴隷=農業 最重要技術=農業であった。当時のローマの道路整備技術を以てしてもローマが通商立国は出来ていなかった。ローマの成長とはすなわち戦争によって奴隷を得てそれを販売し営農を行い、同時に植民地を増やす事であった。ただその奴隷待遇がローマ化により異文化を取り込む方向であったのが特色だと分析してある。
  ところが、ローマ末期は奴隷制より小作人(奴隷的小作人も含まれるが)に移行していく。かつて、共産主義を社会科学的に肯定する立場からはそれを「自由人の方が奴隷よりも労働意欲が高く生産性が高いから」という説明がなされていたそうだ。え?奴隷なのはむしろ共産主義では?と思う人もいるだろうが、南北戦争で奴隷解放宣言がなされたのが1862年、マルクスが資本論を出版したのは1872年だし、その説は長らく東側学者が唱えていたのでなんとも。ま、日本を見れば自由人的奴隷だろうが奴隷的自由人だろうが畢竟同じじゃねーかって気もするが。これが末期に崩壊するのは奴隷の市民化が進んだ訳ではなくただ奴隷の供給源が減ってローマ拡大が周辺の中心化になってしまったからというのが今(89年当時)の分析らしい。
  まあ市民目線から見ると「自由人だが貧困で職業が選べない奴隷」が「自由に事業に取り組める独立経済自由人」と違うのは明かな事で、そういう自由人と奴隷を比較して生産性を語られてもな・・・って気もする。一方で本当の奴隷を監視管理して生産する本格的奴隷制度が実は生産性が割と高かったというのは興味深い所ではある。

 ・もう一つ、ローマ滅亡末期には周辺と中心の逆転、ローマ人がガリア人を登用依存しすぎて排斥したら滅亡という説を紹介した(てかそれしか知らん)。私は日本人だから、それを日本に当てはめて考えるというか、論者が看破したように滅亡説はその発案者の社会状況に強く影響を受けている。イギリス人が語ればイギリスの没落と重なり、アメリカ人が語ればアメリカの没落と重なる。だから、「日本の技術立国の技術が流出して周辺から逆流入して没落」とか「移民で没落」とか、上の奴隷制で言えば少子化で奴隷のなり手が減って没落とか思うわけである。しかし、日本はつかの間のGDP世界第二位の栄光に浴したとは言え、それはたかだか80年代~90年代の20年、あるいはもっと短いかも知れない。人類史どころか世界史の中でも本当に短い間であり、これをローマに当てはめる事自体が不適当ではないか?という気もする。むしろ、世界地図を見れば戦争による領土拡大で周辺を常に取り込もうとしてきた中心はヨーロッパがローマならアジアは中国である。地中海世界と中国こそその類似性が指摘されるだろう。そう考えると日本の立ち位置は中国にとってのカルタゴではあるまいか?実際昔から日本をフェニキア人となぞらえる指摘は多かったので新説でもなんでもないが、その時のローマはなんであったかに関してはあまり注目されてこなかったと思う。
  さて、今の中国のありようはまさに共和制末期のローマである。衆愚政治に染まりはじめ、尚武の気風が強く対外的強攻策が強い反面征服地域からの技術導入には積極的である。そして元老院では大カトーがデマゴーグよろしくカルタゴ滅ぶべしと対外戦争をけしかけて結束と支持を呼びかけていた。よく勘違いしやすいが、ローマ帝国がはじまったのは共和制ローマの政治腐敗の一掃を図って一番有力なローマ軍人のカエサルが粛清をはじめた事の後であえる。カエサルは結局暗殺されたが、その後を継いだオクタビアヌス(ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス・アウグストゥスっつう長ったらしい名前が正式、そうでないと一般名詞とか普通に多い名前などあってローマ人には通じなかったとかなんとか)が帝政と共和制の中間的立場になっている。別の言い方をすると、ローマは二度腐っているとも言える。まあ話戻すと、今の中国ってのは長いスパンで見ると王朝末期を毛沢東や蒋介石が統一したり粛清したり共産党が腐敗政治を各地で続けたり書記長が粛清して独裁したりと、段々ローマ帝国への足がかりをつけていた時代に似ている。その中でいつも対外的に奴隷供給源かつ戦意高揚に使われていたのがカルタゴであり日本ではないかと。むしろ日本はローマよりカルタゴに学ぶべきではないかと思ったりもする。

Posted at 2019/01/21 00:06:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月19日 イイね!

パンク修理・試作品インプレ

  ・今朝も寒かったが、日照はあるのでベランダは暖かい。ただ送風した風に当たってると冷たく感じる。温室>室内>温室からの風という感じ。これはストーブでもそうで、比較的低温の吹き出し温度のため暖房にはなってはいるが直接当たると冷えるという現象に。そういう意味でも自然エネルギーは使い方が化石エネルギーなどとは違うよなぁと感じる。

 ・ミライースのフロントタイヤが真っ平らになっていた。見たら、分かりやすく一番高く目立つ所にネジの頭が刺さっていた。抜いてみたら短くて、一瞬折れた物かと思ったが、セルフタッピングスクリューだった。20㎜か25㎜だろ、これで穴空いちゃうんだ・・・という感じ。修理キットもあったと思いつつ、最近見てないしどうせパッチがダメになってるだろうからと購入。かなり高い上、穴をジョリジョリと広げるのであまり気持ちがいい物ではない。ちょっと面白いのはパッチは生ゴムでセメントを別途塗るタイプなので、生ゴムさえ無事なら保存性は良さそう。ただパッケージは時代遅れの保管を考えてないタイプだ。差し込むのに結構力が必要で、これ女性だと無理だな。修理後すこし置いてからエアを入れたが漏出もなく無事修理完了。

 ・サンバーの改良型ロアアームに交換、より軽くなって直線で結べているのででっぱりも少ない。穴も一発でついてくれた。早速テストランをしてきたが、微妙な感じ。段差での振動をそこそこ拾う感じで突き上げに似た感触が増えた気がする。剛性が高すぎるのか、溶接が下手で強度が低いのか分からない。コーナーではより高い旋回Gに対しての踏ん張りが増えた気がする。あれ、こんなに踏ん張るんだ・・・って感じで奥にしっかりした足腰を感じる。もう少ししなやかな方が日常的に乗るには適していると思うが。あるいは他の補強との相乗効果とかあるかも知れない。

 ・宴会、金管理は気を遣う。食事の量がどんどん少なくなっている気がするし、飲まない人間多くてあんまり好きじゃない。いらない職員来て誰も話してなくてなんなんだろうなこの組織って思う。
Posted at 2019/01/20 01:07:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月19日 イイね!

暖かい・ローマ滅亡から学ぶべきか?

 ・仕事、暖かくて剪定が進む。肩の調子も良いが、速度が速い分疲れるのでほどほどに。移動も自転車などで積極的に運動するが筋トレの効果が出ている。昼頃からちゃっちゃと作ろうとロアアームバーに手を出したが、全然ダメで夕方までかかってしまった。部材の加工から量産なんて無理だわこれ。てか本気で量産するならきっとプレスの金型整形やカットしないと非効率だろうな。でも、改良品が出来たのは良かった。ちょっと不思議なのは、こいつもチェックのために石を殴ってみたりしたのだが、以前のは結構手が痛くなる反発があったが、こっちは鈍い音がしてさほど痛くない。剛性があるのかないのか良く分からないな。また高速切断機でパイプを少し緩くクランプして回るようにしたらえらい速く切れてびっくり。どういう理屈なんだろう。
  
 ・夜は作り置き料理の処分でピザや鍋や食べて満足、ストーブ炊いてお茶飲みながら読書、演奏、筋トレ。今日はスクワットの日だ(回復に時間がかかるし体力まだ無いので分けてる。機材もインターバルでやれるよう種目を絞って作ってある。猫がパワーラックの上で遊んでいてしっぽを太くしてじゃれてくるのがかわいい。楽器は夜中になってしまったのでクラギ。
 
 ・弓削さんの「ローマはなぜ滅びたか」をやっと読み終わった。前半までのローマ繁栄の具体論に対し、後半からのローマ滅亡はやや抽象的な概念が多く理解に手間取った。後書きで書かれているが、ローマ滅亡に対する理解学説はゴマンとあり、専門家がそれらをいちいち吟味して羅列したら新書一冊で終わる訳はない。そこで「現代日本社会(1989年前後)で個人が感じているローマ滅亡に類似したリスクは何か?」というテーマでまとめているそうだ。それじゃ一般的な学説(あるとして)とどう違うのか分からないなぁと思いつつ、当時著者が予想していた現象が確かに日本でも起こったこと、そして現在進行形で起こっている事などには感心する。あるいは人類史どこを切っても同じ問題はあるのかも知れないが。
  著者の考えるローマ帝国滅亡の直接的原因は蛮族と見下してきたゲルマン民をローマの知識階級に大量に迎え入れつつ、一方で差別するというアンビバレンツな感情が、やがて自ら知識層を放逐して弱体化、放逐された方が周辺のローマではない文化中心に取り込まれて強力な敵になってしまった事のようだ。そして蛮族という周辺が大きな中心であるローマから離れていずれ独自の中心になっていくというのは歴史的必然であるともしている。あるいはフラクタルにマクロでもミクロでも繰り返されているのかも知れない。すごい雑な言い方すれば、ローマという大きな渦もいずれ大小様々な渦に発散していく、その時にまあいろんな現象があるという事か。で、著者は「民族差別をやめて融和的な平和を進める事でローマ帝国はまだまだ繁栄出来たのではないか?」と書いている。一方でそれが絵空事であるという例を当時の日本にたいして書いているが、全く状況が変わってない事は悲劇というか著者があまりに楽天的楽観主義者だからかなんとも言い難い。
  ただ、かつてのローマ滅亡論もその時々の世界状況におけるローマの把握と分析するように、かつてのスーパーパワー、まあ私が知る限りだとイギリスとアメリカもローマ滅亡論や「どうすればローマと同じ轍を踏まずに済むか」を考えてきたはずである。で、まずイギリスに関して言えば植民地政策や現地民の傀儡化と文化支援という部分はローマを模範にしてきたと思う。著者がいる融和的な部分だ。しかし結果から見ればそれでイギリスが1000年帝国・・・にはなれなかった。結局イギリス人は世界各国の文化を同等に尊重した訳ではなく、むしろかたくなにイギリス的な文化やイデオロギーを輸出しただけだったし、繁栄ももたらしたとは言い難い。それを差し引いても、融和政策で中心はどんどん分散するし、イギリス第一で考えるなら失敗したのだろう。てか、イギリスは産業革命から第二次大戦後まで繁栄したんだから、特に失敗したとも言えないか。
  一方アメリカはローマ末期の蛮族総動員を思わせる。WASPの国と言う印象は未だあるが、黒人が大統領になり女性も大統領候補になり常に新しい力を外部から取り入れている。それは「アメリカ合衆国」という抽象的存在から見れば成功だが、WASPから見れば真逆であり、まさにガリア人排斥に走ろうとしているトランプ政権はローマ末期的だ。これで優秀な人材を追い出して、彼らが第三世界、まあ中国とかに移動して産業の中心がそっちに移れば終わりである。ただ、アメリカを陰謀論的に見るなら、中心に見えるWASPをさらに後ろから操っている人達がいるわけで、彼らを諫かわせておけば案外アメリカが安泰という感じもする。ローマやイギリスの失敗を学んで中心に思われる存在を傀儡の馬鹿にそだてている訳だ。
  
Posted at 2019/01/19 01:37:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
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