
5月25日、午前中
ルンダーレ宮殿を観光して首都リーガに戻って来た時には、既に13時近くになっていましたが、
昼食はオアズケ状態でした。
と言うのも、リーガ入口に位置する中央市場の観光 → リーガ市内のレストランで昼食、とした方が、動きとして無駄がないからだと考えられます。
👈リーガ大聖堂前・ドーマ広場でのワンシーン。
何れの画像もクリックで
拡大します。
ということで、まずは
中央市場です。
信号待ちの間に撮りました。
ドイツ軍が残していった20世紀初頭に建てられた
飛行船格納庫を移築し再利用したカマボコ型のドームが4つ並んでいました。
カマボコ型ドーム内を散策してみます。


ウサギの肉もあります
!との案内でしたので、撮った写真(右)に写っている値札部分を翻訳すると、ウサギは見つからず、代わりに牛タン、鶏頭そして
トカゲと書いてあることが判明しました
(^^ゞ
生鮮食品や乳製品、更には土産物店などもあって見ていて楽しいものですが、旅行者としては。。。


。。。売られているのは食材がメインで、
そのまま食べられるものは少ないので、チョット買えないなぁ、と思いました。実は、翌日の夕飯は自由食でしたので、中央市場で何か買う(テイクアウトする)ことも選択肢のひとつにしていたのですが、この時点で候補から外しました。

そんな市場でしたので散策は早めに切り上げて、思ったより早く旧市街周辺部にある
FORESTというレストランに到着。
喉を潤した🍺のは13:40でした。
サラダはチーズ入り。
メインは柔らか
ポークのグリル(左)。 デザートはアップルパイ+シャーベット(右)でした。


何れも美味しくいただきました。お腹が空いていたから、という理由だけではないと思います


午後からの(と言っても14時半を回ってから。。。ようやく
!ですが)観光は、
リーガ旧市街から始まります。
三人兄弟
まるで兄弟のように並んでいる
中世の住宅です。17番地のプレートが見えているのがリーガで最も古い住宅です。そこから左に19番地、21番地と連なった3軒が三人兄弟です。17番地には小さい前庭があるのに対して、左の2軒は
順に間口が狭くなって、余裕がありません。但し、17番地の建設当時には課せられていた
窓税が廃止されたため、残りの2軒は目いっぱい
大きな窓を持っている、という変化が興味深いものでした。

旧市街観光時は、全て左隅に写っている
電動のミニバス?
で移動したので、楽チンでした。
三人兄弟の家の前の道に丁字路繋がる路地を歩くと見えてくる
聖ヤコブ教会。
尖塔の途中にある出っ張りには
鐘が吊ってあります。
15世紀に建て直されて以来、色々と不評だった鐘で、一旦は取り外されたのですが、2001年のリーガ800年祭を機に取り付けられているそうです。
ミニバスは、一旦
リーガ大聖堂前のドーマ広場を経て
猫の家に向かいます。
リーガ大聖堂
この写真に写っている4枚揃いのランセット窓(中からはステンドグラス)は最後に入場して観ます。
猫の家
ドーマ広場を北東に進むと見えてきます。
猫。。。ドイツ人が支配的なギルド(組合)に、加入させてもらえなかったラトビア人商人が怒って猫の像を設置したもので、当初は
隣接するギルド会館にお尻を向けていたそうです。

猫の家の北には
火薬塔(左)があり、
ソ連軍が撃ち込んだ鉄球が今も残っています。


更に旧市街の境界を東に進むとラトビアの独立を記念して建てられた
自由記念碑(右)が見えました。左奥には、宿泊しているホテル
Radisson BLU LATVIJA が写っています。翌日の夕方には、ここの26Fにある SKYLINE BAR からこちら側の景色を眺めながら夕食をとりました。
そこから南下して旧市街中心に向かう途中、外から眺めただけの
聖ヨハネ教会と。。。
。。。
聖ペテロ教会(左)。その前に建つ
グリム童話ブレーメンの音楽隊(右)の像には。。。


。。。童話の登場動物(ニワトリ、ネコ、イヌ、ロバ)が勢揃いしていました。姉妹都市ブレーメンから寄贈されたそうです。
ブラックヘッドの会館
14世紀から500年以上もかけて構築されたのに、
1941年にドイツ軍の砲撃で破壊されたものの。。。

。。。
1999年に修復が完了と刻まれています(下右)。同様に、広場にはリーガの守護聖人・
聖ローランドの像も再建されていました。
そして、壁には
ハンザ都市の紋章(左からリーガ、ブレーメン、リューベック、ハンブルク)とギリシャ神話の神々の像が飾られており(上)、彫金細工が美しい壁時計も、
月、日、時刻そして月齢を刻む仕掛けになっています(下右)。


因みに、この時は
5月25日、15:37、月齢27.5でした。 この写真から、月、日、時刻、月齢を読み取ると
見事に合致しています。感動しました
!
広場の反対側にあった
市庁舎です。
ラトビアの国旗、ウクライナの国旗、欧州旗、そしてリーガ市の紋章(左から)が掲げられていました。

旧市街をひととおり周遊したので、ミニバスと別れて。。。
リーガ大聖堂に入場
!
楽しみにしていた
ステンドグラス(先ほど、外から見た4枚揃いのランセット窓で、各々タイトルが付けられています)、
パイプオルガンとご対面です。
ステンドグラス。。。入口側から順に~
👇寄進者・ティゼンハウゼン一家と聖母マリア
礎石を敷くアルバート司教
👇
リーガ市長に信仰の自由宣告書を渡すリヴォニア騎士団長
👇
スウェーデン王グスタフⅡアドルフを迎える大聖堂前のセレモニー
👇
見事なステンドグラスに見入ったあとは、これまた美しい
パイプオルガン!
16世紀からある木彫りのフレームに、1883年に造られたパイプオルガン本体を組み込んだものです。
頂部に天使の像がある
説教壇
天使の像を頭上に掲げてお説教というのも可愛い気がしますけど
(^^ゞ
主祭壇
全体的にシンプルに造られていると思いました。
主祭壇のアップ(左)。。。右側には
1709年の大洪水の際の水位を示すプレートが~(右)

リーガ大聖堂から出た所で、ドーマ広場を見渡すと
証券取引所美術館(左)と。。。


。。。
ラトビアラジオ放送局(右)が見えました。
次は新市街地に向かいますので、バスに乗るために
旧市街の外まで歩きます。

その途中で案内された
スウェーデン門。。。リーガに唯一残る城門です。
城壁を利用して住宅が建てられた際に付け加えられた門ですが、17世紀当時、外国人と会うことを禁じられていたにもかかわらず、スウェーデン兵と密会していたリーガの娘が、捕らえられて門の内側に塗りこめられた、という逸話があります。
そのため、
真夜中になると娘のすすり泣きが聞こえるようになった、そうです。
スウェーデン門の外にあるスウェーデン兵の兵舎(左)に沿って歩いて行くと。。。


。。。今も一部残っている城壁がありました(右)。
リーガが城塞都市であったことが判ります。
この辺りは、先ほど通った火薬塔や自由の記念碑に近い場所で。。。何度も通ったような気がします。
続いて、バスで新市街にある
ユーゲントシュティール建築群へ向かいます。
つづく
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Posted at 2025/07/15 23:54:27 | |
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