おはよう御座います!
本日の浦和は曇り空ながらも少し蒸し暑い朝を迎えております。
さて、本日10月6日は1969(昭和44)年の此の日、千葉県松戸市で当時の松本清市長の発案に因り、松戸市役所に「すぐやる課」が設置された事から『役所改革の日』だそうです。
此の「すぐ遣り得るものは、すぐに遣ります」をモットーに設置された「すぐやる課」は、役所の縦割り行政では対応できない仕事に、すぐ出動してすぐに処理をする行動力が市民から大きな支持を得ると共に、其の動きは全国にも広まり人々の意識改革の切っ掛けに迄なりました。
忙しい日常の中で、今やるべき事や将来の為になすべき事に手を着けられず、つい後回しにしてしまう「先延ばし行動」は誰しも多かれ少なかれ在ると思います。
何となく遣る気が起きず、ついゲーム等に夢中になって現実逃避してしまったりする「先延ばし行動」は、多くの人にとって然程珍しい事では在りませんが、其の様な優柔不断な行動が慢性化して居る場合には注意が必要で、スウェーデン・ストックホルム大學の研究チームが昨年8月に発表した研究内容に於いても「慢性的な先延ばし行動はストレスに対処する為の感情の働きで在り、其の結果、人間関係や仕事、健康面(鬱病や不安神経症等)での問題を引き起こしてしまう可能性が在る」事を明らかにして居ます。
又、先延ばし体質に在り高血圧や心臓病を患って居る方々は、病気に前向きに対処する割合が低くなる傾向に在る事が明らかになっており、先延ばし体質に在る人は、自分が下す判断や行動が将来に於いて自分にどの様な影響を及ぼすかを理解する能力が弱く、自身の将来を「抽象的」且つ「他人事」の様に捉え、自分の将来像に対して「感情的な繋がりを持たない」傾向に在り、此の原因については「将来の心配よりも今、目の前に在る心配事に目を向けざるを得ない程の強いストレス状態」が考えられます。
詳細を記述しますと長文になりますので先延ばし…では無く割愛しますが(笑)…
失敗を恐れて躊躇する完璧主義のブレーキを緩めて…「先延ばしにする事でデメリットになる可能性が在るから先に片付けておこう♪」「此れをしたらこんなに楽しい気持ちになる♪」等、危機感より期待感へとポジティブな方向へ転換する事に因り、スムーズに行動できる様になると思います。
誰でも失敗はしたくないし面倒くさかったりする訳ですけど(笑)、すぐに遣るのか先延ばしにするのか2つに1つですから、最終的に其れを遣る必要が在るとしたら、どちらを選択しますか?…って事ですね。
斯くして、役所は「すぐやる課」を設けなくても地域住民の為に何でも「すぐに行動」して欲しいものですが、日本全国に続々と設置された「すぐやる課」も「職場全体にすぐ遣る意識が定着して来た」と言う理由で廃止になる所も在り、設置をして居ない市町村は「どの課もすぐに遣れば、すぐやる課は必要ない」と発言する等、頭が固くて弱い(悪い)低レベルな地方公務員や市町村長の醜態を晒しながら(笑)皮肉な一面を露呈したそうです(≧▽≦)
因みに、当時の松戸市長で在った松本清 氏はドラッグストア・チェーン「マツモトキヨシ」の創始者でも在りまして、社名の由来は、県会議員の選挙活動で名前を何度も連呼し人に覚えて貰うと言う事から、薬局名も人に認知して貰う為に自分の名前を付けたそうです。
てな訳で、本日もボチボチと気合い入れて頑張ってみますかね~(^-^)/(笑)
Posted at 2016/10/06 06:54:28 | |
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