ここ数年、5月の連休から梅雨に入るまでの間にエアコンのフィルターを交換しています。1年に1回のペースで、ワイパーゴムの交換と合わせて実施しています。
今年はちょっと忙しくて、5月中に交換していなかったので、6月に入ってから慌てて交換することにしました。
自分で交換するようになってからは、毎回、DENSOのフィルターを購入していました。
HONDA純正よりは簡素な感じですが、機能は十分。フィルターの蛇腹の折り目の数も多いし、大手のDENSOが製造しているという点でも信頼があります。
インターネットから購入すると安価で入手できるので、自分の中で定番になっていました。
今回もこれを購入しようとしたところ、なんと価格が前回購入時よりも2割ほど高くなっていました。いや、それでも量販店で購入するよりは安いのですが、3,000円を超えてしまうとちょっとショックです。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/840/5078840/p1.jpg?ct=270a165ca310)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
というわけで、エアコンのフィルターを選びなおすことにしました。
インターネットで探すといろいろな商品が見つかりますね。
DENSOに並ぶ有名なメーカーとしては、BOSCHとかもありますが、こちらは元々さらに価格が高い商品なのでパス。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/840/5078840/p2.jpg?ct=270a165ca310)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
HONDAのサブブランドのHAMPからもフィルターがでており、こちらはかろうじて2千円台。これが価格的にも信頼性からいっても第一候補かな。
でも、これを機に格安のフィルターも試してみたい気持ちが…
格安のフィルターって、だいたい蛇腹の折り目の数が少ないものが多いのですが、性能は大丈夫なのかな?
折り目が少なくなるとフィルターの表面積が小さくなるはずだけど、これって、濾過性能が下がるのかな? それとも変わらない? あと流れる風量も変わってくるよね。
等々、考えながらインターネットで探してみました。どうせなら特徴的な商品がいいですね。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/840/5078840/p3.jpg?ct=270a165ca310)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
価格で絞ると、アコードに適合するフィルターで千円未満というものがありました。消費税込みでさらに送料無料です。
写真から見るに、やはり格安のフィルターゆえ、蛇腹の折り目の数が少ない。
そもそもこれって原価いくらなんだろう? 利益が出ているのだろうか? などと、余計なことを考えてしまい、余りにも安すぎる為、性能以外の面も色々心配になってきてしまいます。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/840/5078840/p4.jpg?ct=270a165ca310)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
千円台で、4層フィルターを売りにしている商品がありました。これも蛇腹の折り目の数は少なさそう。
しかもよ~く見るとなんか変? フィルターの端の形状が逆じゃない?
写真だけかもしれませんが、風向き↓に対して横から見た形状が /\/\/\ になっている。通常は \/\/\/ になっているはずなんだけど…
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/840/5078840/p5.jpg?ct=270a165ca310)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
同じく千円台後半で、MLITMAN なるキャラクターが目を引く商品です。
MLITFILTERといって、みんカラでも評判が良いようです。そういえば私もMLITMANさんからフォローされていました。
これは蛇腹の折り目の数も多くて良さそう。
このフィルター、MADE IN JAPANであることや、風量を確保していること、またあえて活性炭を使用していないことなどをアピールしており、商品に対する強いポリシーを感じます。
好感が持てる商品なのですが、販売サイトや、みんカラにアップされている写真をみると折り目が曲がっているものが多い気がする。
フィルターの素材が柔らかいからかもしれませんが、それで折り目の形が風量に耐えられるのか… まあ、大丈夫なんだろうけど。
最後に見つけたもは、MAHLEというメーカーのフィルター。
このロゴ、どこかで見たことがあると思ったら、ドイツの自動車部品メーカーで“マーレ”と読むらしい。
エアコンだけでなく、オイルフィルターやエアフィルターも製造しているらしく信頼できそうです。
価格がほぼ2千円という安さもあってか、蛇腹の折り目の数は少ないのですが、折り目の先端をホットメルト接着剤のようなもので2カ所補強してあります。
フィルターの折り目が補強されている商品はHONDA純正品以外では見たことがなく、びっくりです。
価格の割には作りがしっかりしていて良さそうな商品に感じましたので、今回は無難にこのフィルターに決めました。
風向き↓はシールにちゃんと記載されています。
製造はThailandです。グローバル企業ならば東南アジアでの製造もあるでしょう。
それより製造年月日みたいなものも記載してあったのは驚きです。
購入してから気がついたのですが、このフィルターは0.3㎛の粒子を97%もブロックする性能を持っていました。
通常は、2.5㎛の粒子がどれほどブロックできるかが一つの指標のようなものなっているのですが、0.3㎛とは予想外です。
そんなに濾過性能が良いと逆に空気の流れが悪くなるんじゃないかとか心配しましたが、今のところエアコンの風量に変化は感じておりません。エアコンを多く使う真夏になったらどうなるかが楽しみです。
ひょっとして、補強がしてあるのは、負圧が高くなって、フィルターの形が崩れたりしないようにするためなのかな?
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/842/5078842/p2.jpg?ct=ae8e007b805a)
(画像はメーカーのホームページから借用)
DENSOのホームページに、エアコンフィルターのスペックが記載されていますが、DENSOのフィルターでは、0.3㎛の粒子のブロック率は30%です。
スペックの表にも記載してありますが、一般的に「PM2.5」と呼ばれているのは、2.5㎛以下の粒子のことなので、2.5㎛未満の「PM2.5」粒子も多いのではないでしょうか。「PM2.5対応」と謡っている他社フィルターの0.3㎛に対するスペックはどの程度なのか興味があります。
MAHLEのフィルターが97%ブロックだというのは本当なのか?と疑いたくなりますが、計測の仕方が違うのかな? DENSOのスペックが控えめになっているとか。
まあ、0.3㎛に対する性能の有無なんて一般の消費者には確かめようがないから、どうでもいいんですけどね…
MAHLEの箱の裏には、簡単な説明が記載されています。
別な紙で用意するよりはエコではありますが…
車種の適合表が裏に記載されていてもねぇ、普通は購入する前に確認するものじゃないかと…
交換方法の写真も1車種だから参考程度ですね。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/005/078/842/5078842/p4.jpg?ct=ae8e007b805a)
(画像はインターネットの販売ページから借用)
エアコンのフィルターの交換と同時に、エバポレーターの洗浄もしておきました。
いつも使ている「クイックエバポレータークリーナー」ですが、リニューアルして商品名の後につくアルファベットが“S”から“V”に変わっていました。
“S”から“V”に変わっても使い勝手は変わりません。スプレーのノズルの仕様が変わったくらいでしょうか。あとは施工後の匂いが若干抑えられた感じです。
これでエアコンの匂い対策は万全です!
<追伸>
このブログを書いている時にインターネットの販売サイトを確認したら、DENSOのフィルターが元の値段に戻っていました。
この価格で販売するショップがたまたま欠品になっていただけのようです (-_-)
梅雨前に交換する人が多いってことですね!